美少女2人と徹夜で18禁ゲームをプレイというある意味、夢のような時間を過ごした俺。
こんな身体になってなかったらやばかったろうなあ。
いや、ちょっと発情しかけたけどさ。
……ん? 発情?
なにか忘れているような……でも、陸遜は設定改変したし。
……あっ! しまった! 南蛮勢のこと忘れてた!
どうしよう。あの子たちは学校に向いていないんじゃ?
それに猫耳と尻尾も浮くよね。
俺ん中では発情も猫耳も当たり前だったけど、学校に行ってもらうんじゃまずい。
慌てて華琳に事情を話して、彼女たちのぬいぐるみを持ってきてもらう。
「これ、飾りじゃなくて本当に生えていたのか」
南蛮大王……ええと、孟獲ちゃんでいいんだっけ? のぬいぐるみの耳と尻尾をいじくる梓。孟獲ちゃんくすぐったくないかな?
「南蛮兵ちゃんたちは尻尾は生えてなかったみたいだけど」
「煌一、なぜそれを知っているのかしら?」
「それって……まさか」
うわ、華琳と梓の目つきが怖い。
「そ、それより、俺は設定改変を行うからさ、朝食の準備をお願いしたいんだけど」
「うわ、もうこんな時間か。今日はランニングは無理だな」
梓、徹夜明けでランニングするつもりだったの?
「そうね。朝食は用意しましょう。その後、ゆっくりと話を聞かせてもらうわ」
誤魔化せませんでしたか。
そりゃ、いい加減恋姫もプレイしてもらいたいけどさ、一刀君が現れた今となっては危険すぎる気がして嫌なんだよね。
一刀君の出てこないアニメ版を見せてお茶を濁そうかな。
「そのうちにね」
この心配はきっとずっと続くんだろう。本番させてくれたら薄まるのかな?
そんな風に悩みながら、愛妻2人がいなくなった寂しい部屋で設定改変のためにEP注入。
熟女たちみたいに普段は普通の少女で、MP消費で南蛮の身体になってもらえばいいか。
南蛮兵はどうしよう。さっき言ったみたいに猫耳も尻尾も装飾品をつけてるだけみたいなんだよなあ。
けど、手足のグローブが気になる。外したシーンはないけど、あれ、指の数が少ないんだよね。
やっぱり孟獲と同じ仕様の変身能力を持ってもらおう。
それに陸遜や郭嘉と同じ、MP消費で症状を抑える能力を追加、と。
「うん。これでよし」
ビニフォンで確認してもうまくできている。
変身アイテムはやっぱりキルミンのような……朝からこれ以上EPを減らすわけにもいかないか。余裕のある時に作ってあげよう。
もう忘れている子はいないだろうな?
不安になったので、公式のHPで登場人物を確認してみた。
蜀は劉備、愛紗(関羽)、張飛、諸葛亮、馬超、趙雲、黄忠、厳顔、魏延、馬岱、鳳統、璃々。
璃々ちゃんはむこうと相談するしかないけど、熟女は解決済みだし、他は問題なさそうだ。
魏は華琳(曹操)、春蘭(夏侯惇)、夏侯淵、荀彧、許緒、張遼、郭嘉、程昱、凪(楽進)、李典、于禁、典韋。
郭嘉の鼻血は対応したし、春蘭と凪も治療した。
呉は孫策、蓮華(孫権)、孫尚香、周瑜、陸遜、甘寧、周泰、黄蓋、呂蒙、大喬、小喬。
大喬と陸遜の体質、熟女も改変済み。
その他1は董卓、賈駆、呂布、華雄、陳宮、袁紹、文醜、顔良、袁術、張勲。
賈駆の不幸体質の対応だけでいいか。
その他2は張角、張宝、張梁、孟獲、ミケ、トラ、シャム、公孫賛。
うん。南蛮勢を思い出してよかった。
……もういいか。たぶんだいじょうぶ。
食欲魔人の食欲も対応するか迷うとこだけど、他の能力に影響出そう。
それに、ご飯を我慢させるのは可哀想だからそのままでいいよね。がんばって食費を稼がないと。
サメ肉の残りまだ余ってるようだったら、また貰ってきた方がいいかも。
明日はどこで食べるかわからない朝食を終えて、作戦会議。
剣士のチームはしばらく、セラヴィーの魔法薬製作を手伝うことにしたようだ。
素材集めか。立派なクエストじゃないか。
「これが最後の弁当になるんかのう」
梓からの弁当を受け取ってしんみりとする剣士。
なんか地方から都会へ出て行く若人みたいなことを言っているけど、出て行くのはこっちだ。お前じゃない。
「たまには持ってきてやるから、ちゃんと弁当箱、洗っておくんだよ」
そう言いつつも、梓の渡す弁当箱の数が多い。スタッシュだと傷まないからって余計に渡しているのだろう。
「セラヴィーんとこで食事のお世話になったらちゃんとお礼しておくこと」
「わかってるぜよ」
薬のこともあるし、俺からもお礼しておかないと。お酒でも持っていくかな。……今の俺じゃ飲めないけど。
「寂しくなるぜよ」
「そう思うんならいい加減にモブを導入してくれ」
「そ、それはそうなんじゃけど……」
ひとのことは言えないが、この駄神は人見知りするようだ。
資金不足以外にもそっちの理由が大きくてモブがいないのかもしれない。
「寂しくなったら2面の開発部に行けばいいだろ。あそこには食堂もある。あれを参考にこっちの本拠地にも食堂を……本拠地をグレードアップする時は相談してくれ」
改装を剣士に任せきるのは不安だ。
「そりゃ当然ぜよ。じゃけど、
「そうッス。聖鐘を10個セットで買うと1個サービスとかないんスか?」
ソシャゲでよくある課金アイテムの売り方だね。
「抜かりはないぜよ。……ちゃんとそれで申し込んできたんじゃが、受け取りは11個いっぺんは無理そうなんじゃ。納入はバラバラになるって言われたぜよ」
品薄じゃ仕方ないか。
他の神様んとこでもゾンビタウンが多いらしいし。
「セイバーライオン、華佗、剣士のことを頼む」
「がお!」
「ああ。俺もいっしょに修行して、曹操の病魔を倒せるぐらいになってくる」
漢ルートだとそんな話もあったなあ。でもさ。
「病魔? ああ、頭痛はもう治ったわ」
そう。俺が基礎講習を受ける前、病院の回復ベッド無料時に何度か華琳も回復ベッドを使用していて、その際に頭痛は完治しちゃってるんだよね。
「なんと。……それはよかった」
そう言いつつ、微妙に残念そうな華佗。
撃破目標だったんだろう。かと思ったが。
「あの病魔を倒す力、ますます興味がわいてきた!」
なんというポジティブシンキング。これこそ、剣士に少しでも学んでほしいものだ。
「じゃあ次。大江戸学園のことを説明するよ」
2面の開発部から借りてきたホワイトボードに、あっぱれキャラの画像を数枚、マグネットで止めていく。さっきプリントアウトしたばかりのものだ。
「柔志郎、生徒の中にファミリアとして契約できそうな子は何人かいるだろうけど、徳河の関係者とは契約しないでくれ」
「徳河って、ニホンの政治家に多いんスよね?」
「そう。戦後復興の中心人物が大江戸学園の創始者でね、多くの卒業生がニホンの中枢へと送り込まれてるんだって。だからね、そんな子をファミリアにしちゃいけないでしょ」
これからのニホンに必要な子たちだし、お家騒動に巻き込まれるのも、俺たちを政治利用されるのも面倒だ。
柔志郎もそれをわかってくれたようで。
「なるほど。徳河って苗字の子と……徳田ちゃんと鬼島ちゃんッスね」
「あとこの水戸……水都って子もだ」
「なんか時代劇みたいッスねえ」
「うん。モデルになってるのはそれ。まあ、そっちはあんまり意識しないでいいよ」
俺が時代劇詳しくないから。
同意を求められても、たぶん知らないと思う。
「こっちの飛鳥って人は?」
「それが一番の問題」
俺たちはむこうについてからの対応を話しあった。
約束の時間よりも早くタテヤマ港に到着する俺たち。
十兵衛はすでにそこにいた。
あの時と同じ格好だけど、さすがに港だと目立つな。
「早かったな」
「そっちこそ」
「本当に君が天井殿なのか?」
まあ、そうなるよね。電話では話したけど、この姿を見せたのは初めてだし。
「うん。俺がこないだの天井煌一。試す方法はあるけど、それは今じゃなくてもいいでしょ。仮に別人だとしても君にはあまり関係なさそうだし」
俺が同一人物だという証拠は、契約空間に入ってもらえばできるだろう。
でもそれをやっちゃうと、十兵衛がファミリアになっちゃいそうだ。
「ふむ。それもそうだな。泣き女を倒したという田斉殿もいる。問題はないか。……申請より大幅に人数が少ないようだが?」
世界を移動するゲートを使うために、恋姫ヒロインのほとんどがぬいぐるみのままだったりする。
「それはむこうについたら呼ぶから」
「ああ、ポータルがあればそれが可能か。入島管理局泣かせだな」
「そっちもちゃんと顔を出させるから」
全員でいきなりよりも、まずは俺たちでということにした。
むこうの落ち着けるとこで成現すればいいでしょ。
「船はどれ? 時間より早くきちゃったから、まだ着いてないのかな?」
「いや、こっちだ」
十兵衛の案内で数台の車に分譲する。全員でくると思っていたみたいだから、車が余っちゃっているけどね。
自動車なんて初めて見て驚いている春蘭と凪が興奮しないよう、俺と華琳は同じ車に乗った。
「馬もないのに動くとは! これは五胡の妖術では?」
「これは絡繰? 真桜が喜びそうですね」
華琳も車に乗るのは初めてだけど、騒がないのはさすがだ。
「落ち着きなさい2人とも。ここではこれが普通よ。あまり驚いていると田舎者扱いされるわよ」
田舎にも車ぐらいあります。……俺は持ってないけどさ。ヒキコモリには自動車なんていらないの!
それともうちの面が田舎だって言ってるのかな? モブさんいないから、車も走ってないもんなあ。
でもまあ、華琳の言葉で2人もおとなしくなったのでよしとしよう。
車がついた先は港からすぐの場所だった。その名も海上自衛隊タテヤマ航空基地。
「ここ、自衛隊の基地?」
「そうだ。こちらにも都合があってな、予定を変えさせてもらった」
都合か。校長代理関係かな? ……他の都合かもしれないか。
「こっちだ」
「ずいぶん慣れてるね」
「泣き女と戦った時にはここから出発したんだよ」
ああ、なるほど。満月の夜に攻めてくるゾンビたちと戦うのは自衛隊だったか。そりゃそうだよな。
「これで学園島へ行く」
案内された先には双発の大型輸送ヘリ。
ゾンビ対策のため、トウキョウ近辺の基地には配備されるようになっているらしい。
「ものものしいな……。華琳、春蘭、凪。これに乗って島まで行くそうだから」
「馬鹿を言うな。これは船ではないぞ」
「これね、空を飛ぶんだよ」
ヘリを使うってわかってれば、事前に説明しといたのになあ。
でも、飛行中に中で暴れられても困るので教えておかないと。
「無理がありすぎるぞ。これならまだ巨大な鳥で渡るという方が信じられる」
「春蘭、こちらの世界には空を飛ぶ絡繰もあるのよ」
グレンラガンを観ていたせいか、華琳は素直に信じてくれた。
これならもしかして巨大ロボが現れてもあまり驚かないかな。……似たようなのが大江戸学園にはあったっけ。
「なんと。これが飛ぶのですか?」
「私も信じがたいけど、そうなのでしょう」
「まあ、詳しい飛ぶ理屈はあとで説明する」
むこうだったら、専門書ぐらいあるだろう。なきゃネットで検索で。
一応、工業高校は卒業してるけど、ヘリの飛行原理なんて詳しく説明できないからね。
ヘリの中は映画かなにかのような内装で、思わずビニフォンで撮影してしまった。
「2機まわしてもらったが1機で足りたか。空いた1機には陽動に回ってもらおう」
運転手さん、なにやら不穏なことを通信してるけどだいじょうぶだろうね。
そりゃいざとなったら俺たちは飛べるけどさ。あ、春蘭と凪はまだ飛べないか。カシオペアもいるし。
「なに、ここから学園島はすぐだよ。そんなに緊張することはない」
トウキョウの沖ってどの辺かな。ヘリだとそんなに時間かからないか。
エンジンとローターの音に春蘭が騒いだが、華琳が叱るとすぐにおとなしくなった。
そして、飛行開始。
飛んでるのがわかると、梓は窓を覗き、春蘭と凪はかたくなってしまった。
隣に座る華琳は自分でも箒で飛行経験があるから、と思ったけど機械での飛行に不安なのかぎゅっと俺の手を握ってきた。
「自分の意思で飛んでいるのとは違うわね」
「自分で飛べるのは羨ましいよ」
俺たちを微笑ましそうに見ていた十兵衛が呟く。
本当にすぐに学園島についてしまった。
「や、やっとついたのか?」
青い顔の春蘭はそう思っていなかったようだ。
あとで飛行訓練もしてもらおうと思うけど、だいじょうぶかな?
「まずは入島管理局に行って手続きをしてくれ。手はずは整っているので、すぐに済むはずだ」
うん。職員が待ちかねていて、すぐに書類を作ってくれた。
「18歳ですか?」
「ええ。なにか?」
俺の年齢は18歳ってことにした。……いいでしょ、ちょっと誤魔化すぐらい。
だって乙級に行かされそうになったからさあ。ロリっ子に囲まれてたら授業どころじゃないでしょ。
クランも同じ様に騒いでいるし。
学園内は生態系を管理するためにペットも完全登録制なのだが、番犬扱いで連れてきたカシオペアの申請もあっさり通った。
受け取った制服に着替えて集合すると、これだけでここにきてよかったと思えた。
着物によく似た制服姿の美少女たち。うん。どれも素晴らしい。
「うむ。その格好も似合うぞ」
俺たちをにこやかにむかえた十兵衛。手には書類を持っている。
「生活課の手続きは済ませておいた。屋敷へ案内しよう」
……あっぱれの主人公の時とは大違いだ。
「……でかい」
なんだろう。俺の予想の何倍か大きなお屋敷なんですが。こんなのがあと2つも? これ1つでいいんじゃない?
「面白いつくりね。ここも靴を脱ぐのね」
「ふむ。華琳さまが住むのであればもっと立派な方がいいのではないか?」
春蘭、無茶なこと言わないで!
「あとは隣接した2つの屋敷が用意した物件だ」
「都合よくご近所さんですか」
「まあ、ワケありというほどではないが、前の持ち主が悪名高くてな。本人は退学したのだが、残った関係者からの嫌がらせを恐れて買い手がつかなかったのだよ」
悪名高い……
まあいいや。豪華さに俺が気後れする以外は特に問題はなさそう。
「荷物を置いたら、案内する場所がある。ついてきてくれ」
え? 十兵衛が案内したいってどこだろう? 十兵衛の道場?
カシオペアを留守番に置いて、着いた先は城。
「これが城か? 奇妙な形をしてるぞ」
見上げる春蘭。
「この国じゃ昔はこんな城が普通だったんだよ」
梓、ここの城は変なギミックあるんだよ。
大江戸城か。生徒会があるんだっけ?
ここに呼ばれたってことは生徒会のお偉いさんに会わなければいけないのかな?
無言で進む十兵衛の後を着いていくと、大きな部屋に到着。
「大江戸学園へようこそ。大江戸学園執行部、側用人、徳河詠美です」
いきなりこの娘に紹介されちゃうの? そんなVIP扱い?
「俺は天井煌一。よろしく」
緊張して口数少なく自己紹介。だって、生徒会……執行部だっけ? の連中がみんな見てるしさあ。
「礼儀作法も知らない下賎の者と見える」
俺の態度が気に食わなかったのか、そう声を上げたのは……これはたしか
「なんだと!」
今度はこっちの猪が反応しちゃうし。
「酉居!」
「このような者たちがあの化け物たちに勝てると本当に信じているのですか? 馬鹿馬鹿しい」
まあ、信じられないだろうけどね。
「それは私が保証しよう」
十兵衛。なんでそこまで信じてくれるの?
「ほう。あなたも太刀打ちできなかったと聞いたのだが……その言葉、本気でしょうな」
「うむ。ならば確かめてみるがいい。貴様自身で」
「……いいでしょう」
えと、どういうこと?
「というわけで、酉居と戦ってみせてくれ」
はい?
「あいつも、君たちの実力を知れば引き下がるしかあるまい」
「ならば、ここはわたしが!」
勢いよく立候補したのはもちろん春蘭。
「学校とやらではおとなしくしてろと言われたが、なんだ、ちゃんと戦う場があるではないか」
いや、これは珍しいケースだから。
……たぶん、そうだよね?
「いいでしょう。春蘭」
「はっ」
「ただし、殺しては駄目よ」
その言葉に執行部の連中が静まり返る。
いや、言った時の華琳の殺気にあてられたんだろうな。言ってることと雰囲気が全く逆なんだもん。
「華琳?」
「誰を侮辱したのか思い知らせるのよ」
「そ、そのガキがなんだと言うのだ」
おお、顔色を悪くしながらもそれだけ言えるとは、酉居君、けっこうやる方?
でもね、見てくれはこんなだけど、俺、君よりも年上なのよ。
「私の夫よ」
またもや静寂。今度は唖然といった感じかな。
「お、夫?」
「こう見えても俺、18歳ですので」
驚く詠美ちゃんに説明する。本当はもっとおじさんだけどね。
「ちなみに私も嫁だぞ」
ありがとうクラン。
「あたしもだ!」
「あたしもね」
「私も妻だぞ」
次々と嫁だと告げる美少女たちに執行部の視線は俺に集中。これは嫉妬の視線だね。
まさか俺がこんな視線を受けることになろうとは。うん。爆発しそう。
「国では重婚も認められていますので」
いや、日本じゃ認められてないけどね。俺たちって入島管理局の書類だと、表向きは留学生扱いらしいし。
……俺たちの出身国ってどこになってるんだろ?
あとで確認したらアトランティスってなっていた。どこそこ? 潜水艦用意したくなるんだけど。
無言の智子にそっと聞いてみる。
「君たちは娘だって言ってくれないの?」
「余計に混乱するやろ。面白そうやけどな」
それもそうか。
さすが委員長、場の混乱は嫌うのね。
城の外に出て……建物の外だけど敷地的には城内なのかな? で、春蘭と酉居君が戦うことになってしまった。
「こちらが勝った場合は、実力なしとみなし、学園入りは撤回していただく!」
いくらなんでもこんな強引なことを言い出すやつじゃなかったような気がする。
裏で指示を出してるのがいるんだろう。
「ならば、こちらが勝った場合はどうする?」
「ふん。俺がこの学園を出て行くまで」
おお、ずいぶんと強気だ。時期的には御前試合の乱取りがもう終わってるはずだから、あれで悔しい思いをしてさらに剣の腕を磨いたのかもしれない。
むこうには剣魂もあるし、どうしたもんかなあ。
さすがに38歳にはいってないと思います。
……でも、オタク知識的にそれぐらいいっててもおかしくないのかも?