クェーサー厨が行かされる難易度ちょっとハードモード 作:TFRS
ドルベはとある遺跡へと足を踏み入れていた。
暗く亡霊が出そうな場所だ。
命を奪う罠もまだ生きてはいる、だがバリアンの力をある程度使える今のドルベには人間のいのちを奪う程度の罠で命の危機になど陥るわけがない。
移籍の内部を少し歩き、ドルベは眉をひそめる。
遺跡にある罠が一部壊されているのだ。
壊された形跡も新しく、明らかに何者かがドルベよりも先に侵入している。
―――七皇の誰かだろうか?
人間世界では互いの意志疎通がうまくとれず、どのような状況になっているかも分からず、誰が何枚ナンバーズをとっているかもわからない状況だ。
遺跡だってブッキングするだろう、そしてそうなれば情報交換ができるからありがたい、そうドルベは考えていた。
遺跡の中心部へと降り続け、中央部にたどり着いたドルベが見たのは見覚えのない2人の人型、その顔はフードを深くかぶり見えない。
その2人の足元には巨大な斧状の決闘盤を持ったミノタウロスが倒れているが見え、七項ではないその姿よりドルベは九十九遊馬の仲間だろう、と身構えるも¥。
すでに相手にモンスター気付かれるような距離であり、相手もこちらに気づいているであるが、それなのに相手は身構えない。
2人はミノタウロスの手に握られていたカードを奪い取ると一目散に逃走を始めた。
「待て、そのナンバーズをおいていけ!」
叫ぶも止まるわけがないと分かって居ながらもドルベは叫びながら2人へと飛んだ。
一瞬で九寄りを詰めるドルベ、それを見た小柄な人影が袖より見える白い腕を振る。
振られた瞬間、間髪入れずに発生するのは氷だ。
それはドルベの足を絡みつこうと手を伸ばしてくる。
ドルベは驚きつつも横へ飛ぶことで回避、2人の後を追う。
「くっ、なんだこの力、貴様! ただの人間ではないな!」
走り去ろうとする2人を追いドルベは速度を上げる、
2人がミノタウロスより回収したのは黒枠のカード、それはドルベにも馴染みのあるものだ。
―――あれがこの遺跡のナンバーズ、何者かはわからないが、渡すわけにはいかない!
小柄の人型、走るたびにヒラリヒラリと舞うローブへとドルベは手を伸ばす。
そのあと少しで届きそうな指先を振り払うは錫杖だ。
先を走っていた大柄が小柄な人影を引き寄せ、その反動でもう片方の手に持っていた錫杖を振るったのだ。
空中でブレーキをかけることのできないドルベは錫杖の下へと飛び込み、一回転し即座に立ち上がると大柄の人物が小柄を背中に隠し錫杖を構える。
ドルベもバリアンの力を収束させ、白い剣を作り斬撃を繰り出すドルベ、それを打ち払う錫杖。
固い金属が撃ち合う音が遺跡へと生まれては消えを繰り返す。
―――なぜ懐かしいと思ってしまう!?
ドルベは剣と錫杖が打ち合う度に誰かと昔、こうしていたような懐かしさに襲われる。
剣を右に降れば錫杖の石突きが伸び払い、払った勢いのままにこちらへと錫杖が横凪に振るわれる。
ドルベは自分でも疑問に思うほど、まるで届く距離を分かっているかのように僅かに後ろに下がるだけで伸びてくる錫杖を避ける事が出来る。
幾度となくお互いに決定打を繰り出せないまま時間が過ぎていく。そしてドルベの胸に懐かしさばかりが積もっていく。
―――まさか、いや、だが、この感じは!
そのような感情ばかりが胸からあふれだし、ドルベは腕を下げた、
「君は、ナッシュなのか?」
人影は答えない、ただ錫杖をおろし、背後へと逃走を開始する。
「待て、待ってくれ、せめて顔だけでも、声だけでも聞かせてくれ!」
追おうと足を踏み出すと小柄が腕を振る、できあがる氷の障壁、それをドルベは踏み出した。
バリアン七皇として、そしてドルベ個人として大柄の人影がナッシュであるならば聞きたいことがたくさんある。
「私は君と……!」
―――話したいこともたくさんある。せめて違うなら否定だけしてくれ。
言葉は続かない、先程の氷の力を放つ人物が腕を振るい通路全てを氷で覆ったからだ。
向こう側が見えないぐらいの厚さを持つそれがドルベの目の前を遮るもドルベは走り寄り、
「私はバリアンの白き盾、そのような攻撃で私の足を止められると思うな!」
白いエネルギー盾を目の前に展開、氷の障壁を全て壊す。
前に出て、手を伸ばす。
その指先に希望を見いだし、届けと、五指を広げる。
最大速度で伸ばした指先は小柄のフードへと伸び、それから守ろうとするように大柄が引き寄せるも、ドルベの指先の方が早い。
指がかかり、そしてあまりにもあっけなくフードは倒れる。
フードの奥、現れたのは幼い少女の顔だ。
淡麗でキツそうな目つきの少女、だがその雰囲気をドルベは知っていた、そして口から漏れる。
「メラグ…………なのか?」
目の前にいるのは人間の少女だ、だが雰囲気がドルベの知る女性とそっくりなのだ。
ナッシュと共にある日、突然行方不明になったバリアン七皇の一人、メラグの纏う雰囲気が似ている。
少女は素早くフードを被し直すと、呆然と立ちすくむドルベの足下を凍り付かせる、念入りに念入りに何重にも氷で閉ざし二人はドルベへと一礼、走り去っていく。
何重にも閉ざされた氷を砕くのにドルベは時間をかけてしまい、ドルベが遺跡の出口へとたどり着いた時には二人の姿は無かった。
「どういう、ことだ? メラグが、人間だと…………?」
●
最上愛の日常に特筆すべきことなどない。
彼女は自分が好きで、他人はどうでもよく、自分を見てくれる演出装置でしかない。だからこそ彼女は原作に介入しようと考えた。
だが半端な原作介入などする意味がない、水田裕のように居なくてもいいような人間とは違うしっかりとした、あいつがいなくては駄目だと、そう思わせるほどの介入がしたかった。
そして裕達の活躍によってそれを阻まれた最上は原作介入の機会を失った。下手にナンバーズに触ればどうなるか分からない現状では介入する事など出来ない。
自分が微妙に知らない話へと変わっていくも大幅なストーリー変更はない。
そして最上に出来るのはただ外側から見ている事のみだ。
みっともなくどこかに穴がないか、チャンスが降ってわいてこないか裕から話を聞くだけの状況が続いている。
そして目の前に立ちふさがる相手を叩き潰し最上は考える。
勝った。それは楽しいのだが、
「決闘をして楽しい、ねえ、やっぱり分からない」
つい口に出すのは遊馬や裕の言葉だ。
最上にとって楽しいとは相手を叩き潰し勝つことである。だがそれに拘り過ぎてたから裕にあの試合で敗北を期した。
拘らなければ裕に勝てたが、拘らないと言う事は今までの自分を否定するようなものであり到底認められるものではない。
だが最上愛は揺るがない。
―――私は私の好きな事をするだけだ。相手を叩き潰す、そして勝つ。それだけを求めよう、それ以外何もいらない。
「最上愛だな、決闘だ!」
そして出歩くたびに数人の決闘者に囲まれる現状だ。WDC補填大会での敗北以来、最上を狙う決闘者が増えてきている。
―――どこぞの漫画みたいな展開だな。私が一般人のアイツに負けたからって自分達が勝てるかもなんて思ってんだろうかなぁ。
自嘲しつつ愛は決闘盤を取り出す。
「どいつもこいつも更地にしてやるから来いよ」
●
ギラグは人間界に戻りまず初めにしたことは真月零についての調査だ。
慎重に入念に、デッキタイプからプレイングまでを細かく調べ上げ、そしてギラグは外道とも言える策を思いつく。
それは決闘者としては風上にも置けない様な策略だ。
アリトが意識がありこの策を知ったならば決闘者じゃねえ! と怒鳴られ殴り合いになるほどの策だ。
だがこれを使えば九十九裕馬と真月零を同時に倒せるかもれない策でもある。
ギラグは悩んだ。
亡霊に託されるわけでもなくギラグは激怒している。
真月の正体が何であれアリトに重傷を負わしたのは奴だと確信していた、だが個人の感情よりもバリアン世界を救うためにどうすればいいかを考える。
そして答えを出した。
●
決闘は愛の圧勝で終わる。
だが愛には腑に落ちない点がある。
日々を重ねるごとに人数が増えてきている。
圧勝を積み上げる最上の噂話はしっかりと出回っている。
それは生徒に聞き込みもしたし式原に頼み込んで確認済みだ。それなのに人数が増えてきている。
叩き潰しても叩き潰しても湧いてくる決闘者の群れ、まるで最上を数の暴力で倒そうと企む誰かがいるように感じる。
―――電話がつながらない黒原か? いやあいつならば直接出向いてくるはず⋯⋯だったら誰が私を狙う? それとも私の考え過ぎなのだろうか?
最上は歩きながら考え、目的の場所へと着く。
アリトの話を裕から聞いていた最上は今日がその日だろうと予測していた。そしてその予想は当たる。
廃工場、羽の生えたコスプレの様な衣装を着た大男が腕を組み走る遊馬達を見下ろしている。
その大男の視線は真月怜へと向けられている。
煮えたぎる憎しみの感情を隠さない、ギラグを、遊馬を、最後に真月を見てある程度の状況を把握した最上は呟く。
これから起きる全てを知りながら、最上は何もせず、ただ観客となる。
「茶番が始まるなぁ、まあ一番良い席で見せてもらうとするかなぁ」
●
遊馬と真月はバリアンに洗脳された大量の決闘者から逃げているところだった。
1人を相手にしていると大量に囲まれ身動きが出来なくなる状況、ドローする気力さえも奪われかねない事に危機感を抱いた遊馬達は逃走を図り、気付けば廃工場まで来ていた。
後ろを見て決闘者が追って来ていないのを確認し遊馬は一息つく。
「ここまでくれば、大丈夫か……」
アストラルは周りを警戒しながら遊馬へと注意を呼びかける。
「遊馬、これはおそらく罠だ。我々は誘導されていた!」
遊馬が思い出すのはアリトの事、そして裕が戦ったミザエルという人物の話だ。
2人と凄まじい実力者であり、ナンバーズを狙ってきている、となれば自分が狙いなのだろうと考え、遊馬が真月に別れるべきだと提案しようとしたその時だった。
真月を大量の赤いカード群が襲い掛かったのは。
それらは真月の足や胴体を掴み空中へと引き吊り上げていく。
「うわぁあああああ!?」
「真月っ!?」
助けてくれと言わんばかりに手を伸ばされる真月の手を遊馬は掴み、そして二人はバリアンズ・スフィア・フィールドへと取り込まれた。
●
「はっ、邪魔者が入ったか、まあいい九十九遊馬」
計画通り現れた遊馬と真月を見てギラグは心の中で嘲笑し、そしてそれを激怒の表情で覆い隠す。
決闘を申し込まれるのかと身構える遊馬へと退けと言わんばかりにジェスチャーを取り、
「邪魔だ、お前は真月の後に叩き潰してやる」
「なっ!? お前の目的は俺だろ、なんで真月を」
「アリトがそいつに闇討ちされたからだ!」
真月を指さしギラグは吠える。
「えっ!?」
「アリトは意識を失う前に言った、真月と、アリトをあんな目に合わせたのはお前だろう、さあ俺と決闘しろ、ズタズタにしてやる!」
「待てよ、真月は何もしてないだろ? な、真月」
「落ち着け遊馬……くっ」
アストラルは遊馬に冷静になる様に話しかけるも苦しげに頭を押さえる。
アリトとの決闘、バリアンズ・スフィアキューブ内での激戦はアストラルに重大なダメージを確実に刻み込んでいた。
「え、ええ、そうですよ、僕は何も」
「うるせえ!」
バリアン人が使える見えない手で真月の喉元を掴みギラグが本音を叫ぶ。
「ごちゃごちゃうるせえんだよ、手前がやったんだろ、とっとと決闘しやがれ!」
「待てよ、真月はそんなやつじゃねえ!」
「うるせえ、お前はこいつをズタズタにしてやった後で倒す、そこでこいつがズタズタにされるのを見とけ!」
「…………俺が一緒にやる! タッグ決闘だ!」
「ほう……」
―――かかった。
ここまでギラグの予測通りだ。
遊馬は友と呼ぶ者を見捨てない。どれだけ厳しい状況になろうともだ。
真月の決闘の腕も大したものではなくボロボロにされるのは目に見えている。だからこそ遊馬は真月と一緒に闘う事を選択するだろう。
そしてその通りになった。
ギラグはあくまでも一緒に戦う事を許してやる、そう上から目線の態度を崩さず、高圧的な笑いを浮かべ、しょうがない、そう言いかねてから考えていた策略を始動する。
「そうか、だが流石の俺でも二人まとめて叩き潰すのは難しい、ハンデをもらう」
「ハンデだと?」
アストラルは顔を僅かに歪めながら問い返す。
「そうだ、そうだな……俺は2人分の手札10枚からスタートってのはどうだ?」
手札10枚からのスタート、それは結党に置いてかなりのアドバンテージとなる。
ライフなど投げ捨てていい、ようするに最後に勝てればいい。その為の一番の近道は
勝ち筋をどれだけ用意できるか、それが重要なのだ。
それを理解しているアストラルは遊馬へと進言する。
「遊馬、この決闘受けない方がいい、手札10枚からスタートなんてこちらが圧倒的に不利だ」
アストラルの助言は正しい。手札10枚あれば簡単にワンターンキルが成立する可能性が膨れ上がるからだ。
だが遊馬は真月を見捨てることは出来ない。
「ごめん、アストラル、でも俺は真月を、友達を見捨てることは出来ない!」
「遊馬……」
「ほう、やる気か、ならばルールを決めよう、ライフはお前と真月の共通で4000、俺も4000、場と墓地は共通、自分のではないモンスターはエクシーズ素材にでき攻撃宣言、表示形式の変更が出来る、異論はねえか?」
「ああ!」
「やりましょう、遊馬君」
「はははっ、後悔するなよ、九十九遊馬、バリアルフォーゼ!!」
ギラグは笑い、本当の姿となる。
予想以上に上手くいったことに驚きつつも九十九遊馬の愚かな決断を笑う。
ギラグからすればどちらでもよかった。
九十九遊馬が勝負に乗ってこなくても真月を叩き潰しその後で対遊馬用のデッキを使えばよかった。そして九十九遊馬が乗ってきた場合は一片も残らずに焼き尽くせばいい。
人質を取り自分に有利な決闘をする、それは決闘者ではなく勝ちに拘るリアリストのやる事だろう。
だがすでに崩壊が始まっているバリアン世界を救うためにも、そして親友に重症を負わせた九十九遊馬とアストラル、そして意識不明に追い込んだ真月を倒す。その目的の為ならばギラグはどんな事でもする。
「さあ決闘だ!」
―――後は叩きつぶすだけだ!
「「「決闘!」」」
●
決闘盤に表示された先攻は遊馬と真月だ。
「真月、俺が先に行くぜ、俺が必ずお前を守ってやる!」
「遊馬君、無理しないでください!」
「おう、俺の先攻だ、俺のターン、ドロー! 俺はガガガマジシャンを召喚、カゲトカゲの効果発動、手札のカゲトカゲを特殊召喚する」
「来るか、ナンバーズ!」
ギラグは笑いながら呟く。その顔には笑みが浮かび何が来ようとも打ち倒せるという自信を物語っている。
「俺はレベル4のカゲトカゲとガガガマジシャンでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚、現れろNo.39希望皇ホープ!」
遊馬は慎重に考える。タッグ決闘では伏せたカードを相手が使えるからだ。
だが相手の手札は10枚、大嵐関係を握っていてもおかしくはない、遊馬はかなりの時間悩んだ末に、
「俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」
遊馬&真月場 No.39希望皇ホープ ATK2500 (ORU2)
LP4000
手札2・2 伏せ2
ギラグ場
LP4000
手札10
「俺のターンドロー! 俺は大嵐を発動、伏せを全て破壊する!」
「げっ、本当に握ってた!? 罠カード、ガードロー! ホープを守備表示にしデッキから1枚ドローする!」
遊馬の伏せの1枚、はフリーチェーンで発動できるためになんとか効果を発動できる、だがもう1つの蟲惑の落とし穴は砕かれてしまう。
「ほう、厄介な伏せだったな。俺はファイアー・ハンドを召喚、そして俺の場にファイアーハンドが存在するとき。手札よりプロミネンス・ハンドを特殊召喚、更にもう1体、プロミネンス・ハンドを特殊召喚し、そしてレベル4のプロミネンス・ハンド2体でオーバーレイネットワークを構築!」
唸り声と共に展開される巨大な岩でできた掌。指先には全てを見通す目が開く。
「エクシーズ召喚、この世の全てを握り潰せ! No106巨岩掌ジャイアント・ハンド!」
そして掌に鎧が新たに装備される。
白と金に輝く鎧だ。それを装備した掌は唸り声を上げる。
「ジャイアント・ハンドに装備魔法エクシーズユニットを装備させる! このカードは装備したモンスターのランク×200ポイント攻撃力をアップさせる! これでホープの守備力をジャイアント・ハンドが上回った、バトルだ、ジャイアント・ハンドで希望皇ホープを攻撃!」
「ホープの効果発動、オーバーレイユニットを1つ使い攻撃を無効にする、ムーンバリア!」
「甘いんだよ、ジャイアント・ハンドの効果発動、オーバーレイユニットを2つ使い効果を無効にする、秘孔死爆無惚!」
迫る巨大な掌、その指先にオーバーレイユニットが吸い込まれドリルを作り上げる。
それはホープの展開した盾を貫通、ホープの胸に風穴を開ける。
「なっ、ホープが!?」
「戦闘続行、やれジャイアント・ハンド!」
No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド ATK2800 VS No.39希望皇ホープ DEF2000
破壊→No.39希望皇ホープ
握りつぶされたホープは爆散する、その衝撃は二人を容赦なくバリアンズ・スフィア・フィールドへと押し流す。
「「うわぁあああっ!?」」
バリアンズ・スフィア・フィールドに吹き飛ばされた遊馬と真月、そして遊馬とリンクしているアストラルはバリアンエネルギーに体を焼かれる。
「そしてファイアーハンドで直接攻撃、腐れ根性の卑怯者を叩き潰せ!」
ギラグはワザと九十九遊馬ではなく真月を狙う。炎の拳は真月の腹へと叩き込まれる。
「ごふっ!?」
そのまま遊馬へと真月を弾き飛ばし二人はバリアンズ・スフィア・フィールドへと再び叩きつけられる。
「うわぁあああああっ!?」
遊馬&真月LP4000→2400
エネルギーが2人の体を焼くのを見てギラグは僅かに笑い、必殺のカードを伏せる。
「俺はカードを4枚伏せて、ターンエンドだ」
ギラグ場 No.106巨岩掌ジャイアントハンド ATK2800 (ORU0)
LP4000 ファイアーハンド ATK1600
手札2 伏せ4
エクシーズ・ユニット
遊馬&真月場
LP2400
手札3・5