暇つぶしに転生させられるって酷い   作:百鬼夜行

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どうも百鬼夜行です。初めまして。
処女作ゆえ至らない点などありましたらご教授ください。
感想、ご意見お待ちしてます。


原作前
プロローグ


「あれ?ここはどこかしら?」

 

目が覚めるとそこは、ただただ白いとしか表現できないような世界が広がっていた。

 

「ようやくお目覚めかな?かな?」

 

声のした方を見てみるとそこにはギリシャ神話に出てくるような恰好をしたきれいな女性がいた。

でも、なんでこの人はコスプレなんてしてるんだろう?変なひt「もう一度寝ていたいのかなぁ?」―ごめんなさい。

 

「ここはどこ?あなたは誰?なんでそんな恰好をしているの?」

 

「ここはしいていうなら天国みたいな場所だよ。私はあなたがたで言えば神様みたいなものかな。この格好は「コスプレですねわかります」・・・・仕事着なんだけど、一応。」

 

「そんな恰好で働かせるなんてひどい上司がいたものですね。恥ずかしくないんですか?」

 

「あなた神様に喧嘩売ってることになるけど大丈夫?」

 

「わー、素敵な服装ですね(棒読み)私ならそんな服を着るくらいなら職場を変えますけどね。」

 

「いやいや、言い過ぎだからね!?」

 

「ごめんなさい。うそをつくのが苦手なんです。」

 

「っていうか、服の話題からそろそろ離れなさいな。」

 

「でもそんな格好して恥ずかしくないんですか?」

 

うん、やりすぎっちゃったみたいね。なんかすごいイイ笑顔で拳握りしめて振り上げようとしてるし。そろそろ話も進めたいものね。

 

「ごめんなさい。無言で殴ろうとしないでください。」

 

「はぁ・・・。もういいよ。ほかに質問は?」

 

「ここはどこなんでしょうか?」

 

「さっき答えたよね!?しかもかなり今更だよね!!!」

 

「で?どこでしたっけ?」

 

「~~ッ。天国みたいなところだよ。」

 

「あれ?っていうことは私死んじゃったんですか?」

 

「本当に今更だねっ!!なんだか反応薄いし!!!」

 

「へぇ~。気付かなかった。ちなみに死因は?」

 

「酔っ払い運転のトラックから子供を守って轢かれたっていうよくある死に方だったね。」

 

「ふぅ~ん。その子はどうなったのかしら?」

 

「無事だったよ。っていうか自分が死んだことについては何も反応なし?」

 

「別にどうでもいいかな。私の家族もうみんな死んでるし、誰も悲しまないもの。」

 

「・・・なんかごめん。」

 

「まぁ、別にいいわ。」

 

「という訳であなたを転生させようと思います!」

 

「どういう訳かしら?」

 

「まぁ、私の気まぐれというか暇つぶしというか。」

 

暇つぶし!?私そんないやな理由で転生させられそうになってるのかしら!?これはちょっとO☆HA☆NA☆SHIが必要かしら?

 

「ごめんごめん。怖い怖い。そんなハイライトの消えた目で笑いながら私に近づいてこないで!!!」

 

「まぁ、いいか。ただ輪廻転生させられるのも嫌だし。」

 

「いいの!!??じゃあじゃあ。性別を決めて♪」

 

随分とテンションが上がったわね。なんだか子供みたいな女神ね、この人。

 

「じゃあ女で。変わっても困るから。」

 

「行く世界どのアニメにする?」

 

「アニメ限定なの?」

 

「だってそうじゃないと面白くないじゃん♪」

 

「そういう問題なのかしら?特にこれと言いた希望はないわね。おまかせでもいいかしら?」

 

「じゃあ、この箱から紙を一枚とって。そこに書いてあるアニメにしましょう!!」

 

そう言ってどこからともなく赤い箱を取り出して差出てくるので、穴があいている部分から手を入れて紙を一枚取り出すとそこには「魔法少女リリカルなのは」と丸っこい字で書かれていた。それを女神に渡すとよくあるよくあると頷きながらニコニコしだした。

 

「次は特典だね。何か希望はある?」

 

「特典って何?」

 

「あなたにあらかじめ渡しておく力のようなものだよ。ちなみに個数は4つね。」

 

「そのアニメの世界でこれはあったほうがいいというようなものはあるかしら?」

 

「あれ?魔法少女リリカルなのは知らないの?有名だよ?」

 

「アニメや漫画などの娯楽を許されていなかったのよ。あなたが本当に女神だというならわかるんじゃなくて?」

 

「まぁね。う~ん。そうだねぇ~。デバイスと魔力はあったほうがいいかもね。」

 

「デバイスって何かしら?」

 

「このアニメで言う魔法の杖みたいなものだね。」

 

「じゃあ、それをお願いしようかしら。」

 

「わかった!そのほかは何か欲しい力や物はあるかな?」

 

「あとは全面的におまかせにするわ。これ以上考えるのも面倒だし。」

 

「OK。こっちできめておくよ。ところで原作は知らなんだよね?」

 

「ええ。知らないわよ?何か問題でもあるの?」

 

「別にないけど、見たいなら見せてあげようと思ってね♪」

 

というと、いつ現れしたのか目の前にはテレビとブルーレイレコーダー、更にはアニメや特撮のDVDが大量に詰まった本棚が出現していた。・・・・なんでこんなにそろえてあるかについては突っ込まないほうがいいのかしらね。

 

「別にいらないわよ?話を知っているのはあまり面白くないし。なんならここでの記憶も消したいくらいよ。特にあなたのコスプレに関しての記憶を。」

 

「・・・本当にあなた失礼だよね。まぁ、知識なしのスタートも悪くはないね。では早速転生させようかな。準備はいい?」

 

「そうだ。あともう一ついってもいいかしら?」

 

「何かな?特典ならこちらで決めて5歳くらいの時に渡すようにするよ?」

 

「あぁ、それもあるんだけれども。私のこれからの人生を幸せに生きられるようにしておいて欲しいんだけど。いいかしら?」

 

「絶対に嫌だよ?」(ニコッ)

 

「えっ?・・・なんでか聞いてもいいかしら?」

 

「だって散々結構気にしてる人の格好を馬鹿にしてくれたし、それに・・・」

 

「それに?(やっぱり気にしてたんだ)」

 

「そんなのつ・ま・ら・な・いじゃない♪」

 

「・・・・・はい?」

 

「ってことで行ってらっしゃい♪いざリリカルな世界へ♪」

 

「ッ!?ちょっと待ちなさい!!」

 

急に足元に穴があきそこにさっきまで話していた女性は吸い込まれていった。自分のこれからの人生が絶対に幸せにならないことを知らされながら。

 

「さてと・・・。特典どうしようかなぁ~。まさかこっちに決めさせようとするとは思ってなかったね。にしてもあの娘どこかで見たような見た目だったんだよねぇ~。」

 

ふとさきほど出した本棚に目をやると女神は急に納得したような表情となった。

 

「なるほど!彼女浅上藤乃によく似ているんだ!道理でさっきから凶がれって言いたくなると思った。・・・よしっ!き~めた♪あの娘の特典は「空の境界」からもってくるようにしよっと!

まずは見た目をそのままにしつつ、歪曲の魔眼を特典として与えてっと。それから式みたいに二重人格にしておこうかな♪その代わりと言ってはなんだけれども式並みの身体能力を付与しておけばいいよね。

あれっ?あの娘のデバイスを作るのは約束したけど魔力についって全く話しあわずにいかせっちゃったんだっけ?まぁ、S+くらいでいいかな?

おっといけない。魔眼の副作用考えるの忘れるところだった。頭痛でいいかな?あまり考えるのも面倒だし。そういえば直死の魔眼どうしようかなぁ~。まぁ、つけすぎは良くないしなしでいいね。

これで設定は終わりかな?あぁ~、あの娘の人生が不幸になるようにするつもりだったけどどうしようかなぁ~?あの娘の今までの人生を見てるとあまりひどいことができなんだよねぇ~。まぁ、幼少時代に不幸があるようにしてその不幸が力に目覚める瞬間ということにしておけばいっか!」

 

このようなことを言いながら女神は設定を決めていった。

 

「じゃあ、これから存分に私を楽しませてね。浅上 葵(あさがみ あおい)ちゃん♪」

 




読みにくいと感じたので多少改変しました。

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