ハイスクールD×Dに転生した   作:ユウタロス

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今回、ちょっと青臭い描写がありますが、まあ、我慢してやってください


と、言う訳で第5話です


第5話 真剣でッ!?

2日後

 

 

「ねえ、ゼノヴィア。本当にここであってるの....?」

 

「ああ、住所はこの家になっているぞ.....どうかしたのか?」

 

 

私の名前は紫藤イリナ。プロテスタント所属の悪魔祓い(エクソシスト)で、『擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』の担い手でもある。

今回、ミカエル様から堕天使コカビエルによって奪われた三本の聖剣(エクスカリバー)の奪還、又は破壊の任務を仰せ遣った。

その際に、『現地の協力者の元で修業を受けよ』という御指示も受けたのだけど.....

 

 

(ここって....イッセー君の家...だよね...?)

 

 

兵藤一誠。私が幼稚園の頃に仲が良かった男の子....なんだけど...

 

 

「よし、イリナ、早速行くぞ」

 

「あ、う、うん....」

 

 

ゼノヴィアがインターホンを押すと、男の子の声が聞こえてきた

 

 

【はい、どちら様ですか?】

 

「この度、教会から聖剣奪還の任を受けたカトリック所属のゼノヴィア、並びにプロテスタント所属の紫藤イリナだ。現地協力者と話がしたい」

 

【.....確認した。今玄関を開ける、入ってきてくれ】

 

 

その直後、ガチャッと言う音と共に玄関のドアが一人でに開いた

 

 

「行くぞ」

 

「はーい」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

家に入ると、私達と同い年位の少年が出迎えた

 

 

「いらっしゃい、お二人さん。俺が今回君達の教官役を依頼された『赤龍帝』兵藤一誠だ。」

 

 

や、やっぱりイッセー君!?って言うか、せ、『赤龍帝』ですって!?

 

 

「な!?せ、『赤龍帝』だと!?」

 

 

ゼノヴィアも同じ様に驚いている。まあ、当然驚くだろう。まさか、自分達の教官を『赤龍帝』が務めるなど、普通は夢にも思わない

 

 

「ん?何だ、聞いてなかったのか?」

 

「あ、ああ...しかし、何故、赤龍帝が私達の教官を...?」

 

 

その通りだ。普通はこんな依頼は受けない筈。なのにどうして....

 

 

「ああ、アザゼルさんとミカエルさん、それに、メタトロンさんに頼まれたんだ。あの人達には色々と世話になっているんでな」

 

 

ミ、ミカエル様やメタトロン様、それに、堕天使総督にも面識があるの!?

 

 

「今回の事件について、君達はどれくらい聞いている?」

 

「え、えっと、堕天使コカビエルによって教会から聖剣が奪われたって...それで、私達に奪還任務が下った....って」

 

「なるほど、じゃあ簡単に説明しよう。

今回のエクスカリバー強奪はグリゴリの総意ではなくコカビエルの独断によるもの。

奪われたエクスカリバーは『天閃』『透明』『夢幻』『祝福』の四本。まあ、要は全部だな

目的は三大勢力間での戦争の再開。

教会はエクスカリバーを強奪されると言う失態を挽回するために単独でエクスカリバーを奪還する事を決定。

しかし、コカビエルに敵いそうな者が見当たらない。

そこで、グリゴリの伝で『赤龍帝』である俺に連絡を取り、君達を『最低限、コカビエルと戦えるレベル』にまで鍛える事にした。

......と、まあ、大体こんな感じだね」

 

 

そ、そう、なんだ....正直、余りにも色々あって、頭の整理が追いつかない

 

 

「じゃあ、行こうか?」

 

「へ?ど、何処に?」

 

「もちろん、修業場さ」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺は二人をある物が有る部屋に連れてきた

 

 

「さ、コッチ来て」

 

「お、お邪魔しまーす...」

 

「...ここが、修業場か?正直、ただの部屋にしか...ん?これは....」

 

 

部屋の中央には、それぞれ雪山や砂漠、離島、火山、学校等のミニチュアが入った大きなフラスコが複数、接続して置いてある

 

 

そう、『魔法先生ネギま!』に出てきた『ダイオラマ魔法球』である

 

 

「ねえ、イッセー君...これは...?」

 

「これは、『ダイオラマ魔法球』って言ってな、この中は外と時間の流れ方が違うんだ。

この中での一日は外では1時間しか経過しないんだ」

 

「なるほど、これを使って長期間の訓練を行う、と言う訳か....」

 

「そういう事。

ぶっちゃけ、常識的に考えて2、3日でコカビエルに勝てるレベルまで鍛え上げるとか、不可能だからな。その点、これを使えば、少なくとも1ヶ月は修業できる」

 

「す、凄いわね!これ!」

 

 

イリナとゼノヴィアは魔法球に感心しているようだな.....さて、そろそろ呼ぶか...

 

 

「それと、もう一人紹介しよう。アーシア、来てくれ」

 

 

俺の呼び掛けに応じて部屋に入ってくるアーシア。やっぱり、緊張している

 

 

「この娘はアーシア・アルジェント。この修業の間は、アーシアに治療してもらう予定だ」

 

「.....もしや、『魔女』アーシア・アルジェントか?まさか、この地で会おうとは」

 

 

...やはり、きたか...

 

 

「へえ、あなたが一時期内部で噂になってた『魔女』になった元『聖女』さん?悪魔や堕天使をも癒す能力を持っていたらしいわね?教会を追放され、どこかに流れたって聞いてたけど、まさかイッセー君の所に居るとは「.....オイ、居たら悪いか?」え?い、イッセー君?」

 

「聞いてんだろ、答えろよ。アーシアがここに居たら悪いのか?」

 

 

イリナ達の物言いにカチンときたので、ちょっくらお説教するとしよう

 

 

「大体さ、お前らこれから(赤龍帝)の修業を受けるんだぞ?まさか、修業が終わるまで無傷でいられると思ってないよな?」

 

「あ、あの、イッセー君...」

 

「俺さっき言ったよな?『この修業の間はアーシアに治療してもらう』って。意味分かってる?市販の回復薬じゃ、間に合わない様な怪我をする可能性があるんだぞ?」

 

「あ、ああ....」

 

「そういう時にアーシアに治してもらうんだぞ?要は、お前らの命を救ってもらうんだぞ?その相手に何だその態度は?『魔女』って蔑称だろうが」

 

「ご、ごめんなさい....」

 

「俺に言うな、アーシアに謝れよ。

お前らさ、アーシアがどれだけ優しい娘か知らないだろ?どうせ『『聖女』に必要なのは分け隔てない慈悲と慈愛だけだ』とか思ってんだろ?怒んないから正直に言ってみ?」

 

「そ、その...はい...」

 

「アホか。この娘はな、れっきとした『人間』なんだよ。おい、イリナ。『人間』って漢字でどういう風に書くか分かるか?」

 

「え、えっと...『人の間』です...」

 

「そうだよ『人の間』だよ。

人間ってのはな?人と人の間に居る、要は他人と触れ合うから、心を許せる相手がいるから『人間』でいられるんだよ。

ニュースでたまに見る世捨て人とかどうだ?やってる事まるっきり動物と一緒だぞ?」

 

「そ、そう、だな...」

 

「何が言いたいのかってゆーとだな?『人間』は『聖女』にはなれないんだよ。人間は一人でいるのは耐えられないんだよ。

お前らに想像出来るか?自分の事を異質なモノとして...皆と同じ『人間』ではなく『人を治療出来る生物』として....『聖女』として見られる奴の気持ちが!」

 

「.......」

 

「想像出来る訳ねーよな、俺だって想像出来ねーよ!」

 

 

ヤバい、歯止めが効かなくなってきた

 

 

「その『聖女』って言う役割だって自分じゃなくって周りが勝手にやった事だしな!なのに、不満一つ言わずに毎日毎日、人を癒し続けた!自分の力が役立つのが嬉しかったから!神様に人を癒す力を授けて貰った事をいつも感謝していた!」

 

「わ、私達は...そんな...つもりじゃ...」

 

「ある日その娘の前に傷付いた悪魔が現れた!その娘はどうしてもその傷付いた悪魔を見捨てる事が出来なかった!『悪魔は敵だ、堕天使は敵だ』っていつも聞かされてたのに!それほどまでに優しい娘なのに!!」

 

「.......」

 

「ただ『悪魔や堕天使をも治療できる』というだけでっ!!勝手に『聖女』として担ぎ上げておきながら、自分達に都合が悪くなったら『魔女』と糾弾して捨てた!!なのにこの娘はまだ神を信じてるんだぞ!!」

 

「.......」

 

「そんな娘にテメー等は何て言った!?ああっ!?正直なあ!俺はアーシアには手伝って欲しく無かったよ!!絶対に蔑んでくると思ったから!!案の定やらかしたしな!」

 

「それでも、「イッセーさん、もう十分です」....スマン、ちょっと熱くなりすぎた」

 

「いえ、こんなに私の事を想ってくれる人に出逢えたんです。これだけで、今まで我慢して良かったと思えました。主に感謝しなくてはいけませんね」

 

 

....こんなに良い娘なのに、何でここまで苦労しなくちゃならないんだよ....

 

 

「.......」スッ、ツカツカツカ....

 

 

?急にゼノヴィアがアーシアの正面に来た。何する気だ....?

 

 

「あの....ゼノヴィアさ...」

 

 

ーーーーバアアンッッッ!!!ーーーー

 

 

 

ゼノヴィアが凄まじい音を立てて地面に自分の頭を叩き付ける様にして、土下座をした

 

 

 

「...すまなかった。アーシア・アルジェント。私が愚かだった。他人の話だけを信じ、実際の君を見もしないで見下していた。」

 

 

......あれ?キミ、そんな人だったっけ?最初はもっといけすかない感じじゃなかったっけ?

 

 

「...そうね。確かに、ゼノヴィアの言う通りだわ。ごめんなさい、アーシアさん」

 

 

イリナもっ!?え、イヤ、性格が良いに越したことはないんだけど.....

 

 

「それに、イッセー君にも昔、言われたもんね。『自分で直接見聞きした訳でも無い事を鵜呑みにするな』って」

 

 

ヤバイ、全然覚えてない。俺、そんな事言ってたのか......

 

 

「いえ、気にしないでください。私の行いが浅はかだったのも本当の事ですから」

 

 

なんか、アーシアも大分メンタルが強くなってきたなぁ....

 

 

「まあ、その、なんだ?とりあえず、和解出来た....って、考えて、良いのか?」

 

「ああ」

 

「うん!」

 

「はい!」

 

 

そ、そうか.....それなら、何より、かな...

 

 

「えっと.....じゃあ、修業、始めるか?」

 

「りょーかい!」

 

「ああ、了解だ」

 

「イリナさん、ゼノヴィアさん、頑張ってください!怪我をしたら、私がしっかり治します!」

 

「ああ、頼むぞアーシア」

 

「お願いね、アーシアさん!」

 

 

....仲、良いね?俺、キレる必要無かったかなぁ....うわあ、何か俺、スッゴイ痛い奴な気がしてきた....

 

 

一人、そんな事を考えている俺だった

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

修業1日目

 

 

「じゃあ、まずはお前らの連携を確かめたいから、模擬戦をやるぞ。二人まとめてかかって来い。あ、とりあえず二人の純粋な技量が知りたいから、エクスカリバーの能力は使わないでくれ」

 

 

俺がそう言って構えると、怪訝な顔をする二人

 

 

「あん?どうした?」

 

「イッセー君、神器は?」

 

「ああ、とりあえず、最初は無しでいくから。俺に一撃当てたら解禁する」

 

「......わかった」

 

 

じゃあ、仕切りなおしてーーーー『戦いの歌』

 

 

「スタートッ!!」

 

 

ーーーーフォンッ!!ーーーー

 

 

瞬動を使って一気にゼノヴィアに肉薄し、右ストレートを放つ

 

 

「ぐおおおおっ!?」

 

「おっ、やるなぁ」

 

 

確実に入ったと思ったのだが、当たる直前に、後ろに飛んで衝撃を逃がされた。まあ、それでも10メートル程吹っ飛んだのだが

 

 

「!?ゼノヴィ「相方のことを気にしてる余裕は無いぞ?」キャアアアアア!」

 

 

気を取られたイリナの顔を掴み、ゼノヴィアに投げつける

 

 

「ぐおっ!」

 

「きゃうっ!」

 

「ほら、どうした。これが実戦だったら、少なくともイリナは確実に死んでるぞ?」

 

 

倒れている二人に接近して、踵落としを放つ。二人は飛び上がってそれをかわし、一気に俺から距離を取った

 

 

「お前ら、幾ら俺が生身だからって油断しすぎだろ?俺は天使長と堕天使総督からお前らの教官役を依頼されたんだぞ?最低でも、お前ら二人を同時に倒せるレベルに決まってるだろうが」

 

「.....そうだな。すまない、貴方を見くびっていた。イリナ!本気でいくぞ!」

 

「オッケー!」

 

 

ゼノヴィアが正面から、イリナが左から回り込むように切り込んできた。結構早いな.....

 

 

「おおおおおおおおッ!」

 

「たああああッ!」

 

 

ゼノヴィアが重く鋭い一撃を放ち、かわした所にイリナが手数で攻めてくる。それらを捌いていると、再びゼノヴィアが攻撃してくる。フム、コンビネーションに問題も無い。優秀だな、そろそろ『戦いの歌』じゃ厳しくなってきた

 

 

「(そろそろ、切り替えるか....)よっし...イリナ!ゼノヴィア!ギア上げるぞー!」

 

 

『戦いの歌』を解除し、『咸卦法』に切り替える

 

 

ーーーーヒュンッーーーー

 

 

「な!?消え「てはないぞ」っ!!」

 

 

瞬動でイリナの背後に回りこむ。イリナの腕ごと腰の辺りに手を回し、ガッチリと抱きしめるようにホールドして、持ち上げる

 

 

「ひっ!?こ、この姿勢は....!や、やだ、ヤダヤダヤダ!ぜ、ゼノヴィア!助け....!」

 

「どっせええええええいッ!!」

 

 

ーーーーズドンッ!!ーーーー

 

 

「んぎゃんッ!?」

 

 

イッセーのバックドロップ!!かいしんのいちげき!!紫藤イリナに999のダメージをあたえた!!

 

 

「きゅ~~~~~.......」

 

 

ーーーードサッーーーー

 

 

紫藤イリナは倒れた!!イッセーは7の経験値をてにいれた!!」

 

 

「ちょっと少なすぎやしないかい!?」

 

 

ありゃ、声に出てたか。まあ、良いや

 

 

「さて、次の獲物.....相手はお前だぞツームストンパイルドライバー(ゼノヴィア)?」

 

「待て!今、何と書いて私と読んだ!?」

 

「あ?何がだよツームストン(ゼノヴィア)?」

 

「じょ、冗談だよな?女の子にそんな事する訳ないよな?」

 

「ハッハッハ、安心しろツームストン。普通は女の子にバックドロップもしねぇよ」

 

「つまりやるって事じゃないか!?もう普通に私の事ツームストンって呼んでるし!」

 

「その通....りッ!!」

 

 

俺は一気にゼノヴィアに接近する

 

 

「お、おのれええええ!やられる前に殺ってやるッ!!」

 

 

ゼノヴィアも接近してきた

 

 

「うおおおおおおおッ!!」

 

 

ーーーーズドドドドドド......ッ!!!ーーーー

 

 

「よっ!ほっ!はっ!シィッ!」

 

 

ゼノヴィアの放つ斬撃を、かわし、そらし、受け流しながら近付く

 

 

「ハアッ!!」

 

 

下段からの斬撃をかわして掴みかかる。が

 

 

「貰ったああああああああッ!!!」

 

 

ゼノヴィアはエクスカリバーを投げ捨て、切り上げの勢いを利用して回し蹴りを放つ。放たれた蹴りは俺の胴を薙払うようにせまり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーースカッ!!ーーーー

 

「.......へ?」

 

 

ーーーーそのまま素通りした

 

 

呆然としているゼノヴィアの肩を背後から掴む

 

 

「残念、それは残像だ」

 

「......」

 

 

人形の様にギギギギギ....とコチラを振り向くゼノヴィア

 

「......」

 

「今度からはしっかり相手の気配を確かめような?」

 

「......ぎ、ギブアップ」

 

「拒否」

 

 

スパンッ!と足払いをして、空中で回転しているゼノヴィアの身体を掴み、頭を膝で挟む

 

 

「わあああッ!や、やめろ!離せッ!離せえええええッ!」

 

「さーん、にーい、いーち」

 

「はなっ.....」

 

 

ーーーーズドンッッ!ーーーー

 

 

「ぎゃふん」

 

 

ーーーードサッーーーー

 

 

「ふう、終了っと。アーシア~!ゼノヴィアも治療してやって~!」

 

「はーい!」

 

 

イリナの治療をしていたアーシアにゼノヴィアの方も頼む。すると、30メートル(・・・・)程離れた所にいるアーシアから、ゼノヴィアの方にも淡い緑の光が届く

 

 

「しっかし、アーシアもだいぶ成長したなぁ...」

 

 

ここ、2ヶ月程の特訓のお陰で、アーシアの治療の腕は、メキメキと上昇した。今では、最大40メートル離れた所から12人まで同時に治療できるようになっている

 

 

「さて、次は聖剣の能力有りでやってみるかな.....」

 

 

その後、復活した二人と能力有りで模擬戦し、問題点等を洗い出して二人の修業内容を決定。日が暮れるまで、ひたすら身体と精神を虐め抜いて1日目は終了した

 

 

 

以下、ダイジェストでお送りします

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

3日目

 

 

 

「じゃあ今日は、ひたすら俺の攻撃をかいくぐって俺に攻撃当てにきてねー。10回成功したら終了。途中で失敗したら一からやり直しだぞ」

 

「了解だ、師匠」

 

「任せてよ!」

 

「オッケー、じゃあいくぞー」

 

『BoostBoostBoostBoostBoost!!』

 

「メウス・ルブラム・ドラコ・カル 『魔法の射手 連弾・光の54矢』」

 

 

54×32=1728

 

 

「「ちょっ、待っ」」

 

「さあ、頑張って俺に当てに来いよー。とりあえず攻撃は避けないでやるからさ。じゃ、スタートッ!」

 

 

ーーーーキィィィィィン.....ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド.........ッッッ!!!!!ーーーー

 

 

「「ギャアアアアアアアアアアアアアッ!!」」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

8日目

 

 

 

「今日は休憩だ。自由にしてて良いぞ」

 

「本当か!?」

 

「やったー!!」

 

「ただし、たまーに、仙術で気配消して襲撃するからな」

 

「それは休憩って言わないよ!?」

 

「お前らは修業しに来てるんだから当たり前だろ。要は気配察知の訓練だな」

 

「.....こんな事だと思った」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

14日目

 

 

 

「たあああああああッ!!」

 

「踏み込みが甘いぞ。もっとヒザ上げて足伸ばせ」

 

「でやあああああああああッ!!」

 

「無駄な動作が多いな。聖剣の能力で威力は底上げされるんだから、もっと力抜いていいぞ」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

17日目

 

 

 

「ぬうううううううう.......」

 

 

ーーーーキィィィィィィィィン......ーーーー

 

 

「おー、良い感じ良い感じ。もうちょっと聖剣のオーラを圧縮出来ればアレ(・・)が使えるぞ?」

 

「本当か師匠!?」

 

「おう。つーか、お前ら習得早すぎじゃね?どんだけ優秀なんだよ」

 

「フッフッフ!もっと褒めても良いんだぞ師匠?」

 

「チョーシ乗んなアホ弟子」

 

 

ーーーーズビシッ!ーーーー

 

 

「あうっ!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

19日目

 

 

「イッセー君、どう!どう!?」

 

「おう、技としての完成度はかなり高いな。良く頑張ったな。偉いぞイリナ」アタマナデナデ

 

「えっへっへっへっへ~♪」

 

「師匠、私とイリナで扱いが違いすぎないか?」

 

「私はゼノヴィアと違って繊細なんだから当たり前でしょう?」

 

「ほう。私に喧嘩を売るとは、良い度胸だなプロテスタント(異教徒)?いつもいつも師匠にベタベタしくさりおって!顔を貸せ、叩き斬ってくれる!」

 

「何、嫉妬?全く、すぐにキーキー言うんだから。これだからカトリック(異教徒)は....」

 

「何だと異教徒!?」

 

「何よ異教徒!?」

 

「やめんかアホ共」

 

 

ーーーーガンッ!ゴンッ!ーーーー

 

 

「「ぎゃんッ!?」」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

22日目

 

 

「師匠ー!!大変だ大変だ大変だ大変だ大変だーーーーーッ!!!!」

 

「イッセー君ー!!大変大変大変大変大変ーーーーーッ!!!!」

 

「イッセーさーん!!大変です大変です大変です大変です大変ですーーーーーッ!!!!」

 

「どうしたっ!?」

 

「神器が発現したんだッ!!」

 

「神器が発現したのッ!!」

 

「私、禁手に至っちゃいましたッ!!」

 

真剣(マジ)でッ!?」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そんな感じで色々と実りのある24日間(24時間)だったが、アホ二人がリアス・グレモリーに教会からの通告をしに行って無かったそうなので、一旦外に出る事にした

 

 

「うわー!ホントに一日しか経ってない!」

 

「おお.....師匠を疑っていた訳では無かったのだが、まさか本当に中の一日は外で一時間しか経過していないとは.....」

 

 

やっぱり驚いているな。まあ、アーシアも最初は目を丸くして『ふええええええええええええええッ!?』って驚いてたしな

 

 

「ほれ、パッパといって来い。もう、確実にお前らの方が強いんだからな?手ぇ出すなよ?出しても殺すなよ?」

 

「ハーイ!」

 

「分かっているさ。では、行ってくるよ師匠」

 

 

 

 

そんな感じで二人を見送ったあと、アーシア、ドライグと一緒に買出しに出かけた俺達だった

 

 

 

 

 

 




はい、という訳で第5話でした


今回はイリナ、ゼノヴィアの神器覚醒、アーシアの禁手化等がありました









若干ネタバレになりますが、二人の神器は『聖剣創造』です。
原作でも木場君は『聖剣使いの因子』を手にいれた事で『聖剣創造』を入手していたので、同じく、『聖剣使いの因子』持ちのイリナと、元から高い『聖剣使いの因子』を持っていたゼノヴィアなら持っていてもおかしくはないかなぁ...と

アーシアの禁手はそのうち使用します









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