ハイスクールD×Dに転生した   作:ユウタロス

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今回、長くなりすぎたので二分割します


と言う訳で第2話です


第2話 俺これだけで後5年は戦えるわ

「右手に気、左手に魔力.....あっ、ヤベッ!」

 

 

ーーーーパシゥゥゥゥン...ーーーーー

 

 

「はぁ...また失敗か...」

 

『まあまあ、そんなに落ち込むな相棒。発想は良いんだから、そのうち出来るさ』

 

「そのうちって、いつやねん....」

 

 

え?何してるのかって?いや、はぐれ狩りをソッコーで終わらせたから、前々からやってる『咸卦法』の練習をしてたんだよ。

前に言っていた俺の特典って言うのが『ネギまの魔法・技術を修得出来る』って言う物なんだよね。だから『咸卦法』の練習してるのである

一応、『気』と『魔法』は結構使える様になったんだけどねぇ...『瞬動』とか『虚空瞬動』も出来るんだよ?でも、やっぱり『咸卦法』はレベルが違うわ

 

 

「やっぱり、ムズイなぁ...っと、もう着いたか」

 

 

イカンイカン、ちょっと熱中しすぎたな。人に見られたりして無いよな....

 

 

「安心しろ相棒。特に視線は感じなかったぞ」

 

「そっか、なら良かった。ありがとドライグ」

 

「ふっ、気にするな。他ならぬ相棒のためだ」

 

 

まったく、良い娘だよこの幼女竜は....

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「ただいま~」

 

「おかえり、イッセー」

 

「あ、イッセー君おかえり!」

 

「ただいま、アザゼルさん、レイナーレ」

 

 

うん、誰かに『おかえり』って言って貰うのは良いものだ

 

 

「フム、特に怪我はしていないようだな」

 

「当たり前だ!相棒があの程度の敵に遅れを取るものか!」ドヤァ

 

 

ドライグがどや顔してる。チョー可愛い

 

 

「俺汗かいたからシャワー浴びて来るわ」

 

「あ!相棒、私も浴びる!」

 

「ドライグ、そろそろ一人で風呂入れる様にしなさい」

 

「え~?水臭い事を言うなよ相棒」

 

「だーめ。中身がどうであれ、身体は女の子なんだから」

 

「ちぇー」

 

「イッセー君、私が背中流してあげよっか♪」

 

「おバカ。慎みを持ちなさい、はしたないでしょ。自分の身体を見てみろ。俺が欲情して襲ったらどうするつもりだ.....浴場だけに」

 

「.......イッセー」

 

「.......相棒」

 

 

何だその目は。言いたい事が有るならハッキリ言え

 

「イ、イイイイイッセー君、今何て言ったのかしら?one more please?」

 

「欲情して押し倒すぞって言ったんだよ。浴場だけに」

 

「...........タ..」

 

 

レイナーレ?

 

 

「イッセー君の同意キターーーーーーー!!よっしゃー!これでかつる!!こうしちゃいられねー、さあイッセー君!私と一緒にいざお風呂場(アルカディア)に「やかましい」へぽぉ!?」

 

 

騒ぎ出したレイナーレにビンタを入れておく。まったく、小梅ちゃんが起きたらどうするつもりだ

 

 

ーーーーダダダダダダ.....ガチャッ!ーーーー

 

 

「イッセー君に押し倒してもらえると聞いて!!」

 

「空耳だ、寝てろ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

「はあ、疲れた....」

 

 

ーーーーガチャッーーーー

 

 

「お疲れ様です、旦那様。ささ、コチラに!マットとローションの準備はバッチリぃぃぃぃぃ!?痛い!痛いよイッセー君!」ギリギリギリ

 

「何故ココに居るヴァーリ?」アイアンクロー

 

「だってイッセー君がお風呂場なら襲ってくれるって言うから!」ギリギリギリ

 

「言ってねぇよ、どんだけ都合良く解釈してんだよ」アクリョクアップ

 

「うええええん、イッセー君痛いよー!」ペチペチ、タップタップ

 

「はぁ...」

 

 

いい加減手が疲れてきたのでヴァーリを離してやる

 

 

「ううぅぅぅ、後付いたらどうしてくれるのさー」カオナデナデ

 

「冗談抜かせ」

 

「ぬぅぅ...イッセー君が冷たい...こんなにアプローチしてるのにー」

 

「....あのさ、何で俺なの?他にも良い奴いっぱいいるでしょ?」

 

 

ぶっちゃけ、何でここまで好意を持ってくれているのかが判らない

 

 

「へ?そんなの一目惚れに決まってるじゃん!ってゆーか、一目見た瞬間に『あ、私はこの人と一緒になるために生まれてきたんだなぁ...』って思ったよ!」

 

 

.......どうしよう、ここまでドストレートにこんな事を言われるとは思わなかった

 

 

「お、おお....そ、そうですか」

 

「そうなんです!」

 

 

そんな断言されても....

 

 

「と、取り敢えず、風呂から出なさい。俺が入るから」

 

「えー?一緒に入ろうよ~」

 

「ダメ、ゼッタイ」

 

「ちぇー。しょうがない、ヘタレなイッセー君に免じて今日はこの位にしといてあげよう」

 

「へいへい、そいつはドーモ」

 

 

そう言うとヴァーリは風呂場を出ていった

 

 

「.....はあー、ヤバかった...マジで襲いそうになった....」

 

 

え?冷静に対処してただろって?馬鹿言え、テンパリ過ぎて一周回って達観してただけだよ。

いや、だってヤバいでしょ!?ヴァーリもレイナーレもドライグも!

何あのスベッスベの肌!サラッサラの髪!ほのかに漂う甘い香り!

我慢するのにどんだけ精神力使ってると思ってるのさ!?

 

 

「はぁ...」

 

 

そんな具合に、悶々としながら風呂に入ってから床についたのであった

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

翌朝

 

ーーーーpipipipipipi....バシンッーーーー

 

「...んん....朝か」

 

 

そろそろ、起きないと....と思い、起き上がろうとするが、上手く起きれない。何か身体が重い.....ってゆーか、何故かやたらに布団が膨らんでいる。布団を捲るとそこにはーーーーーー

 

 

「くー....くー...」

 

「すぴー...すぴー....」

 

 

ーーーーードライグとアルビオンがいた。二人とも、ガッチリしがみついていて離れない

 

 

「......」ホッペプニプニ

 

「ぷえぇぇぇ....」

 

「......」ホッペムニムニ

 

「むにぃぃぃ....」

 

 

......ふう

 

 

「俺これだけであと5年は戦えるわ」

 

 

ーーーーダダダダダダ....バンッ!ーーーー

 

 

「うゅっ!?」

 

「ぴっ!?」

 

「イッセーさん、おっはよーッスヴぇ!?」

 

 

朝っぱらから喧しいアホ(ミッテルト)の顔面に目覚ましをシューッ!!

 

 

「何してんだこのスカポンタン俺の天使達が起きちまったじゃねーかゴラァ」

 

「だからって、時計顔面はあんまりでしょ!?ウチだって女の子なんスよ!?」

 

「ドライグ、アルビオン、今日の朝ごはんは何食べたい?」

 

「ホットケーキ!」

 

「ホットケーキ!」

 

「そーかそーか、そんじゃ、気合い入れて作るとしましょうかぁ」

 

「ちょっと!スルーしないでくださいッス!」

 

「ハイハイ、ごめんね。パンケーキにアイス乗っけてあげるから機嫌直してよ」

 

「えっ!?アイスッスか!?やっほーッス!」

 

 

......自分で言っておいてなんだけど、この娘ちょっとチョロ過ぎやしないだろうか?

コレじゃ将来悪い男に捕まりそうな気がする

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「ウマウマ♪」

 

「アムアム♪」

 

「まいう~ッス~♪さっすがイッセーさん!」

 

「んーな、ホットケーキなんて誰が作っても変わらないって」

 

「いや~アタシにゃ、こんなキレイに焼けねーよ?ホントに器用だねぇ、お前さん」

 

「お、美味、しいです、よ」

 

「イッセー君おかわりー!」

 

「私もー!」

 

「お前ら何回おかわりしてんだよ。気持ち悪くなるぞ?ってか、太るぞ?」

 

「イッセー君の手料理で太るんなら本望!」

 

「是非も無し!」

 

「そーですかい...」

 

 

この後結局二人で10枚位おかわりしてた。正直、作ってる最中に胸焼けしてきたのだが、あんな笑顔で美味しい言ってくれるんだったら『まあ、良いか』と思えた

 

 

 

 

 

 

「うう....気持ち悪い...」

 

「食べ過ぎた....」

 

「だから控えろって言ったのに....」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

3ヶ月後

 

 

 

『BoostBoostBoostBoostBoost!!』

 

「メウス・ルブラム・ドラコ・カル 来れ雷精、風の精。雷を纏いて吹けよ南洋の嵐。」

 

『Explosion!』

 

「『雷の暴風』!!」

 

 

詠唱が終わると、32倍の威力になった『雷の暴風』が凄まじい勢いで撃ち出される。しかしーーーーー

 

 

「ぐはははははっ!甘いわああっ!!ぬぅうううんんん!!」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー特撮ヒーロー物の敵幹部みたいな格好をしたオッサンの、斧の一撃で叩き斬られた

 

 

「嘘ぉおおおおお!?」

 

 

何でだよ!?32倍だぞ!?

 

 

「ぐははははっ!中々だったぞ赤龍帝!!次は我輩の番だ!!行くぞおおおっ!!」

 

 

そう言うとオッサンーーーアルマロスさんは一瞬で俺に接近し、斧を振り降ろしてきた

 

 

「っ!ヤベッ!?」

 

 

『瞬動』と『虚空瞬動』を使い、ひたすら避けまくる!

 

 

「ぬおおおおお!?」

 

「ぐははははは!どうした赤龍帝!?避けてばかりでは勝てんぞお!?」

 

「上等だコンチクショーー!!ドライグ!あれ(・・)使うぞ!」

 

『了解だ相棒!!』

 

 

ドライグが応じると、俺の左腕に4本の巨大なクローが現れる

 

「コレが前々から考えていた新武装!名付けて!『赤龍帝の振撃爪』だ!!」

 

『VIBRATE!』

 

 

クローをアルマロスさんの斧に叩き付けると、ギュアアアアアアンッ!という激しい震動音と共に弾き飛ばした!!

 

 

「何っ!?」

 

『BoostBoostBoostBoost!』

 

 

無詠唱『魔法の射手 収束・雷の37矢』を右腕に乗せ、一気にぶちかます!

 

 

「貰ったあああああああっ!!」

 

『Explosion!』

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「イッセー君お疲れー♪」

 

「」チーン

 

「ハッハッハ、負けたなイッセー!」

 

「うるせーやい!」

 

 

え?あの後どうなったって?普通にかわされて、カウンターで膝蹴りぶちこまれましたよ?

 

 

「はぁ、イケルと思ったんだけどなぁ...」

 

「いやいや、あの脳筋バカ(アルマロス)相手に良く頑張った方だよ。大したモンだ」

 

 

アザゼルさんはそう言うけど....

 

 

「やっぱ悔しいなぁ....」

 

「なーに、お前さんは若いんだ。まだまだ伸びるさ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

今、俺は冥界の堕天使領に来ている。数日程前にアザゼルさんが『いつもお邪魔してばかりじゃ申し訳無いから、たまにはウチ(グリゴリ)にも来な』と言ったのが発端である。

ちょうど冬休みだったので『じゃあ、行ってみるか』と言うノリで来たのだ

 

「しっかし、来てすぐに模擬戦する事になるとは....」

 

「しょーがないよ、アルマロスさんに見付かっちゃったんだもん」

 

「ヴァーリは闘った事あるの?」

 

「うん、たまにね。一応勝ち越してるよ?」

 

「マジか....俺も頑張ろ」

 

「うん!頑張ってね!....所でさ、アルマロスさんと闘ってた時にヒュンヒュン動いてたけど、アレ何?」

 

「『瞬動』の事?そういえば、見せた事無かったっけ?」

 

「うん。ってゆーか、私イッセー君が闘ってる所初めて見たよ」

 

「あー...まあ、良いや。えっと、瞬動だっけ?アレは仕組みは簡単だよ。足に魔力を集中させて地面を蹴って、掴む」

 

「へ~、面白そう!ちょっとやってみるね」

 

「オイオイ、そう簡単には「えいっ!」..oh....」

 

 

流石天才、一発で成功したでゴザル。俺、半年位かかったんだけどなぁ....

 

 

「どうどう?」

 

「すごく....完璧です。ってゆーかマジで凄いね」

 

「どやあ」

 

 

ドヤ顔可愛いなチクショー

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

一週間後

 

 

「それじゃあ、お世話になりました」

 

「ぐはははははっ!何、良い鍛練になった!またいつでも来い!」

 

「スマンなイッセー。殆どこの脳筋の相手させちまって」

 

「いえいえ、コッチも良い修業になったんで。新しい技も編み出せましたし」

 

「そうか。それなら良かったわ」

 

 

他のグリゴリの人達にも挨拶を済ましたので帰る事にしよう

 

 

「それじゃあ、俺はこれで。ありがとうございました」

 

「おう!またいつでも来な」

 

「イッセー君またねー」

 

 

 

 

 

そんなこんなで堕天使領を後にした俺だった

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

2年と4ヶ月後

 

 

「ふふふんふーふふん♪ふふふーふふん♪」

 

 

あ、どうも、お久しぶりです。兵藤一誠です。

アレから2年程経ち、自分は無事に高校2年生になりました。

まあ、その間に色々有りましたけどね。ミッテルトと一緒に忍者に弟子入りしたり、レイナーレと一緒に魔法使いに弟子入りしたり、ヴァーリと一緒に孫悟空に弟子入りしたり。

あれ?弟子入りしてばっかりだな....まあ、良いや。あ、そうそう。『咸卦法』が出来るようになりました!

と、まあ、この2年程色々あったんですよ。

え?やけに機嫌が良いな?何か良い事有ったのか?

いや、何でか判らないんだけど、今日は何か良い事が有りそうな気がするんですよねー...って!

何かトラックに轢かれそうになってる人がいる!

 

 

「危ないっ!」

 

「きゃっ!?」

 

 

俺がそのシスター(・・・・)を引っ張り寄せると、トラックは目の前を猛スピードで走り抜けていった

 

 

「あっぶねーな、あのアホトラック....キミ、だい、じょう...ぶ...」

 

「あっ、危ない所をありがとうございました!あの、良かったら、お名前を....?」

 

 

......あれー?どうして君がいるのー?

 

 

「あ、あの....どうしたんですか....?」

 

「あ、いや、な、何でもないよ。えっと、俺は兵藤一誠。イッセーって呼んでよ。君は?」

 

「あっ、ハイ!私はアーシア・アルジェントと言います!アーシアと呼んで下さい!」

 

 

ーーーーーーーアーシアちゃん

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「へぇ、じゃあこの町の教会に赴任してきたんだ?」

 

 

.....何でだ?レイナーレとミッテルトがこんな事をする訳が無い。なら、アーシアがこの町に来る筈が....まさか修正力が働いたなんて無いよな....?

 

 

「ハイ!....でも、この町に来てから困っていたんです。実は、道に迷っていたんですけど、私、日本語がうまく話せなくって....」

 

 

あ、ちなみに俺、今は翻訳魔法を使ってるんでバッチリ会話出来ます

 

 

「それで、その.....出来れば、教会まで連れていってもらえないでしょうか....?」

 

 

....取り敢えず、アザゼルさんに連絡してみるか...

 

 

「ん、良いよ。それじゃ、行こっか?」

 

「ハイ!お願いします!」

 

 

と言う訳で俺とアーシアは教会に行く事にしたのだった





と言う訳で第2話でした


みんな大好きアーシアちゃん登場回でした

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