炎の使い魔   作:ポポンタン

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処女作のクセにハードルが高い題材を選んでしまったかもしれませんが書いてしまいました。


プロローグ

とある世界。

 

人間たちは、文明の繁栄により栄華を極めていたがその世界は人間達の欲望により二度崩壊した。

 

古の時代、闇の精霊と契約し闇黒の支配者と化した人間王がすべてを支配しようとしため神の怒りに触れ、世界は一度滅亡した。

 

しかし、精霊により導かれた七勇者の活躍により闇黒の支配者は封印され、人類は完全な滅亡を免れた。

 

3000年後、人間たちを操り闇黒の支配者を復活させようとするモンスター達を止めるために新たに導かれた七勇者と精霊の力を持った仲間達が立ち上がった。

 

しかし、悲劇は繰り返され闇黒の支配者は復活し、世界は二度目の滅亡を迎えた。

 

勇者アークと聖母ククルは人間たちの未来を信じ己の身を犠牲にし、人間王を封印し崩壊から生き残った生命に希望を与えた。

 

 

 

 

 

それから数年後

とある荒野

 

 

「……アーク、あんたは今でもこの世界を見守ってんのか……」

 

かつてアーク達と旅を共にしていた仲間の一人、炎の精霊の力を持つピュルカ族の末裔エルク。

あれからエルクはギルドからの依頼を受けもつ『ハンター』として今でも世界中で活動を続けていた。

旅を終え、生き残った仲間達も二人が託した未来を切り開くため、それぞれが別の道を歩み出している。

故郷に帰り復興に尽力する者や新たな町づくりに協力する者、生き残った人々に希望を与えようとする者など、悲しみを乗り越え未来のために生きていた。

 

現在、エルクはこの荒野に潜伏している手配モンスターを捜索していた。このモンスターによる被害が甚大なため直接ギルドに早急な退治を依頼されたのである。

 

しかし、一向に現れる様子はなくエルクは物思いに耽っていた。

「しっかし本当に何もないところだなぁ……本当にここなのか?」

現地に到着したものの一向に現れる気配はなく、もう日が暮れようとしていた。

「仕方ない……今日のところはもう……!?」

今日はもう引き上げようと決めかけたその時、目の前に光り輝く鏡のようなものが現れた。

「な、なんだこりゃ?」

一瞬モンスターかと思ったが、そもそも生き物ですらなさそうだ。

「これは一体……?」

明らかに自然現象ではない。この光は何者かの意思でエルクの前に現れたとしか思えなかった。

危険だとは思いつつ、エルクは光に手を伸ばした。何故だかわからないが放っておいてはならない気がしたのである。

 

光に手を触れた瞬間、エルクは意識を失った。

 

それはエルクの新たな闘いの幕開けであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは……どこだ?」

 

目を覚ますと見知らぬ土地が広がっていた。

自分がいた場所は不毛な荒野だったはず。しかし、目の前には美しい草原が広がっていた。

 

 

 

 

「あんた……誰?」

 

振り返ると桃色髪の少女がこちらを睨んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




エルクの属性的にルイズの使い魔というのはどうなんだろう……
いきなりやってしまいました(汗)

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