忍と武が歩む道   作:バーローの助手

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第七話

驚愕は一瞬

動揺は数瞬

 

「――っ!!?」

 

即時撤退、それが瞬時に出したマルギッテの答えだった

 

尾行対象に自分を認識された

その相手に、自分の間合いを犯された

故にマルギッテが即座に撤退を判断したのは、至極当然の事だった

 

次の瞬間、後ろに飛び退く

雑踏の中でも縫う様な後退、マルギッテの技術と能力が合って成せる技

ついで雑踏の中に体を滑り込ませて、歩行者を障害物にする。

 

(……よし、これで流れに沿れば……)

 

何とかやり過ごせる、そう思った時だった。

 

 

「――ふむ、少々急き過ぎたか」

 

 

足が止まる

目を見開く

表情が固まる

 

居た、その男は居た、再び目の前に居た

距離を取り、歩行者を挟み、方向を真逆に変えた自分の目の前に

 

その男は、再び自分の前に立っていた。

 

「……馬鹿、な…」

 

掠れる様な小さな声で、呆然とする様にマルギッテは呟く

しかし次の瞬間、我に返る

強引に頭を振って、頭を冷やして落ちかせて考える。

 

(……落ち着け!…戦場では冷静さを欠いた者は死ぬぞ!……)

 

脳内のスイッチを切り替えようにして、再びマルギッテは冷静さを取り戻す

そして今の状況を冷静に解析する。

 

(……どうやら、尾行の事はバレていた様だな。そしてそれを行っていたのが自分だと言う事も……)

 

そうでなければ、このタイミングで自分に声を掛ける理由がない

自分の尾行がバレていたのは確定だろう、だが此方もおいそれと認める訳には行かない。

 

「…いわゆるナンパ…というヤツですか?」

「話がしたい、という意味では…そういう事かもな」

「なら結構、見知らぬ殿方と食事を共にする理由はないので」

「見知らぬ殿方を付け回す理由はあるのにか?」

 

「………」

「―――」

 

そんな短いやり取りをして、二人は互いに黙る

互いが互いに視線を置いたまま、周囲の雑踏とは反比例するように二人の空気は静かなモノになっている。

 

「…立ち話では、歩行者に迷惑だな」

 

目の前の男が呟く

次いで男の視線は店の前に備え付けてある、客用テーブルと椅子に向かい

マルギッテの視線もそこに置かれる。

 

(……尾行は失敗、撤退も止む無し…だが……)

 

――逃げられる気がしない――

それがマルギッテの正直な気持ちだ

こうして目の前で対峙していると、ソレはより一層分かる。

 

――次元が、違う――

 

現状は援軍も増援も期待できない孤立無援状態

下手な逃走をして失敗すれば、それは更に状況を悪化させるだろう

ならば相手の意に従い、再び機会とタイミングを計るのも悪くない

 

「…………」

 

無言のままに脚を進めて、男が視線を置くテーブルの一つ隣のテーブルを腰を落ち着ける

男が視線を置いたテーブルに行かなかったのは、自分なりの抵抗だった

自分がテーブルについたのを見て、男もまた自分の対面の席に座った。

 

「イタチだ」

「…?」

「俺の名前だ」

 

不意に目の前の男が名乗り上げる

そして

 

「これで『見知らぬ』殿方ではなくなったな」

 

どこか得意げな響きを含ませて、その男イタチは自分に向かってそう言う

そして更に尋ねる。

 

「それで、貴女の名前は?」

「名乗る理由がありますか?」

「俺が知りたいから…では理由にならないか?」

「残念ながらなりませんね」

「こっちは名乗ったぞ?」

「貴方が勝手に名乗っただけでしょう?」

「なら引き換えで…食べるか?」

 

「知らない人から物を貰ってはいけない、と教わりませんでしたか?」

「知らない人について行ってはいけない、と教わらなかったか?」

 

「…………」

「――――」

 

しばしの沈黙

言語の応酬はどうやら不毛のようだ

この男の気配もそうだが、この男の言動はそれ以上に分からない

さてどうしよう…と考え始めた処で、相手が再び口を開く。

 

「疲れた時には甘い物がいい」

「別に疲れてなどいませんが?」

「尾行は体力と集中力を使うだろ?」

「なぜ、私が尾行していた事を前提に話を進める?」

「違うのか?」

「違う、と言えば信じますか?」

「多分ムリだ」

「…からかっているのですか?」

「かもな」

 

そこまでのやり取りを終えて、イタチという男は手に持ったクレープを一口食べて

 

「…うむ、美味い」

 

そう言って、男は再び自分の前にクレープを突きつける

また突き返そうかとも思ったが、次いで鼻腔にその匂いが漂ってくる。

 

「―――ぅ――っ」

 

小麦を軽く焼いた生地の香り、生クリームの甘い香り

ラズベリー、ブルーベリー、そして僅かに含んだストロベリーが合わさった甘酸っぱい匂い

 

流石に近距離で匂いを嗅ぐと、連動して胃袋も刺激される

口では否定していたが、実は精神的な疲労はかなり大きかった。

 

時差のある、見慣れぬ異国の地

連日の現地調査に加えて、異常な気配の持ち主の尾行

 

正直な所、肉体的な疲労は兎もかく精神的な疲労は相当でかかった。

 

(……このクレープが焼き上がる様は、私も見ていた。この男はその足で私の前に来た……

 ……両手はクレープで塞がっていたし、私も常にこの男に視線を置いていた……)

 

その事実を含めて考えて見れば、店員と共謀しない限りこのクレープに細工するのは不可能だろう

それにこの一件の発端は自分だ、つまり予期せぬこの事態に対して常日頃そこまで入念に準備している可能性も低いだろう

この人目に付きやすい状況を考えれば、今ここで何か仕掛けるのは不可能に近いだろう

 

それに自分とて軍人、この手の事の対策や対応は熟知している。

 

(……あえてここは、相手に乗ってみるか……)

 

断じて甘い物につられた訳じゃない

あくまでコレは駆け引きだ

 

そう自分に言い聞かせて、男の手からクレープを受け取り一口食べる

異物や違和感がないか、入念に警戒しながら咀嚼する

そして粗方の危険がないと分かった所で飲み込む

 

「――ふむ」

 

一言で言えば、まあ普通だ

別に特筆すべき所も突出した所もないただのクレープ

特に甘い物が好きという訳でもないし、また嫌いという訳でもない

故に特別な感想とか、そういうモノはない。

 

だが

 

「…悪くない」

 

素直な感想を口にする

身体に沁みる…とでも表現するのだろうか?

舌先から広がる甘味が脳にまで響いて、そんな甘みを更に引き立てる果実系の酸味

余分余計な甘味を酸味が抑え、そしてその酸味が口の中に残る事によって甘味がまた欲しくなる。

 

――取りあえず、薬物や異物の様な違和感はない

 

そう自分の考えを纏め上げて、次いでクレープをまた一口食べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「――さて、そろそろ本題に入ろうか」

 

二人とも粗方クレープを食べ終えて、イタチはマルギッテに視線を置いて言う

場の空気が少しだけ変わったのをマルギッテは感じ取り、自然とマルギッテもイタチに意識を傾ける。

 

「俺の事を、どこまで知っている?」

 

イタチが尋ねる

その語気に真剣な響きを纏わせて、視線には虚実を見抜く様な眼光を乗せる

それと同時に、体の筋肉や手足の位置を僅かに調節する

万が一の事態が起きたら、直ぐに対応できる様に姿勢を整える。

 

「…………」

 

そんな空気や雰囲気を、マルギッテは肌で感じ取る

背筋に首筋あたりに僅かに冷たいものを感じ、自分なりに次の対応や言葉を考える

もしも下手な行動に出れば、自分もどうなるかは分からない。

 

故にマルギッテは

 

 

「正直に言えば、何も知らない」

 

 

嘘偽りなく、相手に応えた

もはやここまで来れば、下手な虚偽や誤魔化しは現時点では悪手以外の何物でもない、そう判断してでの事だった。

勿論、相手だってそう簡単には信じないだろう

普通に考えれば、何も知らない相手に対して尾行までしないだろうし

もしもいればそれは不審者、もしくは犯罪者予備軍だ

 

どちらにしろ、碌な輩ではない。

 

「…何も知らない相手を、理由なく尾け回していた…という事か?」

 

マルギッテの言葉に対して、イタチは少し間を置いて問い返す

 

「…私は四月からこの川神に住む事になっている、今日は事前の下調べをしていた

そして、その途中で貴方を見つけた」

 

そこまで答えて、今度はマルギッテの視線に力が込められる

聞かれる立場ではなく、聞く立場として視線と語気に力を込める。

 

「逆に聞こう…貴方は、何だ?」

「更に聞こう、俺は何者だと思う?」

 

マルギッテの問いに対して、イタチは即座に返す

こうなる事も予想していたのか、マルギッテは少し間を置いて答える。

 

「貴方のその服、そしてその『川神』という字から察するに…川神院に属する人間

それも只の門下生などではなく、川神院の中でもかなりの上位クラスの人間だと思っている」

 

マルギッテは自分の考察を答える

マルギッテ自身、同じ軍の中でもトップクラスの実力を有し名門エーベルバッハ家の名に恥じない物だ

天賦の才は勿論、今までの人生でも努力と鍛錬を怠らず、懸命に肉体を鍛え、必死に技を磨き、常に力をつけてきた

 

その実力…周りとの力の差は大きくなり過ぎて、マルギッテ自身が片目を隠してセーブする程である。

 

だが、そんな自分でも目の前の男は異常だ

直に手合せした訳ではないが、今までの経験と勘がこの瞬間にも警報の様に力の差を告げている

例え自分の枷を外し全力で挑んだとしても、自分が勝つ姿が全くイメージできない。

 

そんな過剰にも思える自分の警戒、裏付けるのが今のこの状況が証拠だ

自分の尾行に気づくだけでなくこうして正確に当ててきた、それだけでも十二分に警戒に値する相手だ。

 

(……ならば自ずと、相手の正体も限られてくる……)

 

それ程の実力を持つ相手

噂に名高い川神院に属する者、それもただの門下生等ではない

如何に川神院と言えど、このレベルがただの門下生クラスの筈がない

 

その中でもトップクラスに入る精鋭、もしくは門下生に教えを授ける立場の者

マルギッテはそう当たりをつけた。

 

しかし

 

 

「惜しいな」

 

 

目の前の男は、マルギッテの答えを否定する。

 

「確かに俺は川神院に属する人間だが、そんな大層な人間でも門下生でもない

 ただの住み込み従業員だ」

「っ!…な!」

「立場的に言えば、門下生達の世話をする立場なのだから…世間で言う所の『下っ端』だな」

 

「―――っ!」

 

言葉を失うとは正にこういう事だろう

それ程までに、イタチの言葉はマルギッテにとっては衝撃的な内容だったから

 

「まだ信じきれてない、という顔だな? ご期待に応えられなくて申し訳ないが、正真正銘俺はただの一従業員に過ぎない

何だったら直接川神院の方に確認してみるか?移動時間を含めても一時間は掛からないが?」

 

軽い調子で言葉を続けるイタチを見て、マルギッテはその言葉もまた事実である事を悟る。

 

「まあ、もう一つの可能性としては…貴方が俺を過大評価し過ぎている、というのもあるが?」

「……今更になって、それが事実であって欲しいと思っている」

 

「其方が良ければ、手合わせしてみるか?今ならもう一人、活きの良い武人との手合わせも付いてくるぞ?」

「…いや、やめておこう。下手を打って予定に支障がでるのは不味いでしょう」

 

どこか疲れたような響きを含ませて、マルギッテは答える

こう言っては何だが、自分は相当な実力者だと思っていた。

 

軍人として戦場に出た事もあるし、命のやり取りの経験もある

それなりに死線を潜り抜けてきたし、修羅場も乗り越えてきた

幾多の戦闘と数多の任務を熟してきた経験と実績。

 

そしてそんな日々を乗り越えてきた実力と自身

最強無敵…とまでは言わないが、それでも自分はかなりの実力者だと思っていた。

 

それは例え、世界的に有名な武術の総本山「川神院」が相手でも変わらない

自分の実力なら、それ相応に渡り合えると思っていた。

 

だがしかし、いざ蓋を開けて見れば

 

 

(……一従業員にすらまともに相手も尾行もできず、完全に呑まれている……)

 

 

あまりに滑稽なこの事実、ここまで来ると最早笑えてくる

 

どうやら知らずの内に、自分は驕っていた様だ

初心に帰る…という訳ではないが、一つ有り触れた言葉を思い出す。

――上には上がいる――

その絶対的な事実を改めて胸に刻みつける

 

(……川神院……成程、聞きしに勝る強者の巣窟…という訳か……)

 

後にこの勘違いが、再び新たな騒動の火種になるのだが――まあ、それは別の話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……どうやら、本当に俺の事は知らない様だな……)

 

マルギッテと会話を交わしながら、イタチは考える

 

(……多少強引なやり方だったが、何とかなるものだな……)

 

主導権を握るべく追手のペースを掻き乱して、クレープ等でこちらでペースを握って何とか会話の場に持ち込めた

相手の言葉をそのまま鵜呑みにした訳ではないが、幾つかの情報とそれの裏付けになる根拠は集まった。

 

(……あの反応、あれが演技なら女優になれる……)

 

自分の力量を見抜く眼力は見事

だが自分の素性を知った時の表情、あれは素の表情だ

この女は今初めて自分の事を知った…その事を確信する。

 

自分を尾行するまでの経緯を聞いても、自分が立てた推測とも概ね合致…これも取りあえずは信じて良いだろう。

 

(…しかし僅かな気配だけで俺に当たりをつけるとはな…)

 

その眼力といい、先の尾行の仕方といい、どうやらただの一般人というに訳ではなさそうだ。

それに何より、この女の佇まい

本人は隠しているつもりだろうが、姿勢や仕草、視線の置き方や体の重心の置き方

この女が何気なく行う仕草一つ一つが、明らかに一般人のソレとは一線を画している

 

百代もそうであるが、「絵になる人」とはこういう人物の事を指すのだろう

そこまでイタチが考えていると、マルギッテはマルギッテでイタチの視線に気づいた様だ。

 

「私の顔に何かついていますか?」

「――失礼、少々貴女に見惚れていた」

 

さらりと、流れるようにイタチは答える

相手もただ者ではない、あまり相手に警戒されると此方も少々やりにくい

そんな想いもあって、空気を入れ替える様に発した一言

 

 

だがしかし

次の瞬間、マルギッテは明らかな動揺をした。

 

 

「…っ…!」

「?」

 

それはほんの僅かな間、ほんの短い一瞬

瞬きでもすれば見逃してしまう短い瞬間ではあったが、その表情とその気配

イタチは確かに感じ取っていた。

 

「…成程、口の滑りも良いようですね」

「事実だからな」

 

『当たり』を感じてからの、イタチの追撃

今までとは違い、明らかにペースが乱れた相手に対する追の一手

 

「――――!」

 

声にこそ出さないが、更なる動揺の気配がマルギッテから漏れる

先程とは違い、僅かに頬が紅潮し視線も僅かに泳ぎ気味である。

 

そんなマルギッテを、イタチは改めて見て

 

 

(……何というか、悪い人ではなさそうだな……)

 

 

そんな風に、イタチは意見を纏める

川神院絡みではないのはもう確定しているし、この人も自分に対して何かしようとしていた訳ではない

 

仮にそれすらも自分を欺くための者だったとしても、そこまで自分にやるメリットがない

何より

 

(……この人は、一切記憶喪失の事に触れてこなかった……)

 

これ以上ない程に解り易く強力な武器

ソレを目の前の女は、ただの一度も使わなかった

少なくとも、こんな風に尾行して警戒を買うよりも余程安全で強力な切り札を、だ

 

今までの考えを含めて、この人に害はない…そう判断していいだろう

 

(……もしもその全てが外れていても、その時はその時で対処すればいい……)

 

自分は良くも悪くも、川神院に属する人間という認知が広まっている

その名を知っていれば、下手に手を出して川神院を敵に回す様な真似は避けるだろう。

 

ならばもう、この辺で話を切り上げても問題はない

イタチはそう判断して、この会話を区切るべく口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――私です。ええ、そうです…はい、今空港です」

 

イタチとマルギッテとの会話から数時間後、マルギッテは空港にいた

宿泊していたホテルのチェックアウトは済んでいるし、自分の荷物は既にケースに纏めてあるし、席の方も既に確保してある。

 

予定ではあと数日、川神に滞在する予定だったがその予定を繰り上げた

既に現地の調査は概ね終わっていたし、マルギッテ自身も余裕をもってスケジュールを組んでいたからだ

故に多少早い帰国でも問題ない、マルギッテはそう判断して早めの帰国を選んだ。

 

「はい、今から三十分後の便に乗りますので…ええ、そうお嬢様にお伝え下さい」

 

早い帰国を上司に伝える

元々今回の現地調査も自分個人の事であったので、多少の早い帰国は問題ではなかった

寧ろ上司の娘である「お嬢様」は自分の早い帰国に喜ぶだろう

予め見繕っていたお土産も既に確保しておいたし、こちらも支障はない。

 

「それと一つ、頼みたい事があるのですが」

 

しかし、彼女にはまだしなければならない事がある

今回の現地調査によって得た、最大の収穫と言っても良いもの

それを教訓として活用しなければならない。

 

 

「――少し、自分を鍛え直そうと思います」

 

 

その旨を彼女は電話先の上司に伝える。

 

「…はい、はい…ええ、出来得る範囲で構いませんので…」

 

故にその手配を上司に頼む、自分だけの力では少々無理があったからだ

故に彼女は心苦しいながらも、上司に頼み込む

上司の方は上司の方で、普段滅多に頼みごと等してこない部下のお願いに驚きながらも、快く了承した

 

そして大体の事を報告し終わり、電話を切って胸ポケットにしまう。

 

(……このままでは、終わらない……)

 

今回の現地調査、それはマルギッテにとっては非常に有意義なものだった

決して無駄ではなかった、川神に来て本当に良かったと思えた。

 

――ただの住み込み従業員だ――

――世間で言う所の、『下っ端』だ――

 

とある男を思い浮かべる

この現地調査において、最大の収穫と言ってもいい…その事を脳裏に思い描く。

 

(……私はもっと強くなる……)

 

もう血が騒いでいた

既に脳内のスイッチは入っていた

魂に火種は放り込まれていた

 

(……私は、もっともっと強くなる……)

 

自分の中にある「何か」に、火が灯っていた

 

(――故に、また会いましょう…イタチ――)

 

その事を胸に刻み付けてマルギッテは日本を、川神を後にする

 

 

 

――失礼、少々貴女に見惚れていた――

 

 

 

最後に、激しく頭を振って……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****情報を更新します*****

 

 

 

川神百代…好感度55. 

マルギッテ…好感度18. NEW!

????…好感度?

????…好感度?

????…好感度?

????…好感度?

????…好感度?

????…好感度?

????…好感度?

 

 

 

 





後書き
…ヤバイ、どんどん更新が遅くなってる…
と、内心でびびりながらも何とか今回も投稿できました!
そして二人目のヒロイン候補はマルさんです!
実はマルさんの口調とか思考とかを書くのが、私的に一番の難産でした…百代とかは凄い簡単なんだけどなー(笑)
さて、前回と今回を使ってマルさんとイタチを出会わせた訳ですけど
現在のマルさんの認識としては『川神院の人間=最低でもイタチ以上』という感じです
この事も今後の話を使って上手く調理していきたいと思っております!
さて、次回はやっと「勉強回」の話を書いていく予定です!
それでは皆さん、次回でお会いしましょう!



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