龍悟「読者の皆さん、こんにちはー!いなとかびより主人公の神童龍悟です。」
蛍「一条蛍です。いなとかびよりマナー講座の第二弾は、龍悟先輩の故郷である北海道のライブハウス『ハウリング・スノー』で行います。」
龍悟「今回もメンバー達と一緒に、ライブハウスにおける様々なマナーをお教えします。」
ギャーン、ジャカジャカジャン、(音楽)
蛍「ライブが始まったみたいです!」
龍悟「それにしちゃ皆固まってるぞ。」
ピッ
ひかげ「もしもし、このみちゃん?今北海道でさー、」
龍悟「ひかげの携帯の着信音かよ!!」
ほたる「公演中は、携帯電話の電源をOFFにして下さい。」
ライブが始まって十分後・・・
ひかげ「龍悟さん、あたし何かお腹空いてきちゃった~。」
龍悟「そういや俺もだ。」
夏海「龍ごん、ひか姉、これ食べなよ。」
夏海が菓子パンをいくつか持ってきた。
ひかげ「夏海、気が利くわね。」
龍悟「けっこううまいなこのパン。」
すると、
小鞠「・・・夏海、これ賞味期限かなり過ぎてるよ!!」
見てみると、賞味期限を二週間近く過ぎていた。
夏海「あっ、ごめんごめんついうっかり。」
ひかげ「!!!!」ブーッ
龍悟「!!!!」ダーッ
蛍「気分が悪くなったときは、すぐにお近くのスタッフに声をおかけください。」
夏海「まあ大丈夫でしょ、まだいっぱいあるよ。」
龍悟・ひかげ「いらんわーっ!!」
蛍「ハウリング・スノーで販売している物以外の飲食物の持ち込みは、ご遠慮ください。」
龍悟「おい、夏海。リストバンドはどうした?」
夏海「バンドならステージだけど、りすはいないよ。」
龍悟「そうじゃねえよ、お前の手首に着けていたリストバンドはどこにやったかってことだよ!」
夏海「あー!いつの間にかなくなってる!」
蛍「ライブハウス入退場の証である、リストバンドの破損、及び紛失にはくれぐれもご注意ください、再発行はいたしておりません。」
メインの曲の演奏中・・・
龍悟「やっぱライブはいいな、自然にテンションがあがってくるぜ!」
れんげ「ふんっ、ふんっ、ふん、ふん、とうっ!ふんっ、ふんっ、ふん、ふん、とうっ!」
龍悟「こら、れんげ。変なダンスで周りに迷惑かけるなよ!
れんげ「おちょろけー、ダンシングッ!」
ゴンッ、
龍悟「ぐはあっ!!」
れんげの肘が龍悟のみぞおちに炸裂した。
蛍「危険行為等、他のお客様のご迷惑になる行為はおやめください。」
ライブもそろそろ最終曲、
れんげ「龍ごん、ライブって楽しいのん!」
龍悟「ああ、そうだなれんげ。」
すると、何やられんげは古いレコーダーを出した。
れんげ「ほのかちんに音楽を持っていくのん!」
龍悟「れんげ、そりゃ駄目だ!」
蛍「公演の撮影や録音は禁止です。」
夏海「あー、楽しかった!」
小鞠「ライブって初めてだったけど盛り上がったね。」
れんげ「また行きたいのん!」
ひかげ「今度はこのみちゃんも連れて来たいわね。」
龍悟「皆さんも、ライブハウスでのルールやマナーをきちんと守り、気持ちよくライブを楽しんでください!」
蛍「それでは、またお会いしましょう!」
一同「ばいば~い!!」
番外編が多くてすみません。本編もできる限り進めていきます。