真祖の眷族   作:賢者神

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 ゲスオリ主のアイデンティティは崩してはならない(戒め)

 感想でクズっぷりに感動している方がいるようなので更にクズ化させようと思ったけど甘っちょろいクズが売りのオリ主さんはこれぐらいでいいわ(適当)






遡る

 

 

 

 

 

 

 

 ――魔法世界救世作戦。別名、完全なる世界(コズモ・エンテレケイア)撲滅作戦。

 

 魔法世界に住まうあらゆる者が滅びに向かう魔法世界を救う為に集う。ウェスペルタティア新女王アリカ・アナルキア・エンテオフュシアの掲げる旗の元に。

 敵対していたウェスペルタティア王国含むメガロメセンブリア連合、ヘラス帝国が手を取り合う。中立を貫いているアリアドネーも魔法世界の危機に立ち上がる。魔法世界連盟とも言える人種を越えた軍団。奇しくも、それは魔法世界の住人が誰もが願っていた事だった。

 アリカ女王は指揮する。最前線で全体が見渡せる艦のブリッジに立つ。その表情は厳しくも凛々しいもの。だが、その裏には正反対とも言える感情がドロドロと渦巻いていた。

 

 閉じられた瞼の裏にはある男の背中。蜃気楼のように消え行く光景が頭から離れない。人生の転機だと彼女が考える契約はまやかしだったのだろうかと悶々としていた。

 情報は全て開示する。だけど本拠地の場所は教えてはくれなかった。嘘を吐かれたのだろうかとアリカはショックを隠せずにいる。

 信じていたのに。信じていたのに。彼は信じていなかったのか。望むなら守ってきた操さえも捧げる覚悟でいたのに。

 最初は契約を交わすだけの関係。彼と行動して気が付けば気になる存在になっていた。視界の端に赤毛があったのはなかった事にしたらしいアリカ。家事は万能。実力は世界最強。指名手配の身である事以外は最優良物件の彼。名も知らぬ悪い魔法使い。

 

 

「アリカ様。ナギさん達は準備できたそうです」

 

「ご苦労。各部隊の配置はどうだ」

 

「アリアドネー魔法騎士団、配置完了」

 

「正義の魔法使い連合、各位置に配置完了」

 

「各艦の魔導兵器異常なし。目標を墓守り人の宮殿に設定完了」

 

 

 頃合いか、とアリカは思考を端に置いて鼓舞をする事にした。私事で蔑ろにするのは女王としては愚の骨頂。ウェスペルタティアが受け入れた新たな女王としての威厳を纏い、手を勢い良く振る。

 

 

「――これより作戦を開始するッ!」

 

 

 途端、湧き上がる歓声。自分を奮い立たせ、奮い立たせてくれるような一つの音の塊が墓守り人の宮殿宙域に響き渡る。

 それは同時に、相手にも開戦の合図を出す事を意味していた。墓守り人の宮殿から飛び出す異形の生物がアリカの目に入る。横に振るわれた腕が目標を定めるように掌をそこへ向ける。

 

 

「全員、攻撃開始! ある程度一掃した後は各員、自分がやれる事を考えてやれ! だが敵は完全なる世界、コズモ・エンテレケイア! それ以外は味方と考えよ。我等は手を取り合ってこの世界を救うのだ!」

 

 

 轟音。あらゆる攻撃と魔法が異形の生物、人形に向けられる。魔法で形作った悪魔の人形は造物主、ライフメイカーの生み出した独自の作品。それを知る者はこの戦場でどれほどいるのだろうか。

 殆どの者は見た目から悪魔であると思い込み、憎むべき敵だと殺しに掛かっている。あらゆる魔法が殺到し、数体が墜ちる。

 

 ――こうして後の世に語られる魔法世界最大の出来事、大分列戦争最終決戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フン。あれではただの労力の無駄使いだな」

 

 

 遠い場所で瞬く光にエヴァンジェル・コピーは鼻を鳴らしながら酷評を下す。彼女が言うまでもなく自分も似たような感想を抱く。

 

 

「ボーヤ。あれが人形だ。オリジナルはガーゴイルと名付けているが、あれは悪魔と同じと考えてもいい存在だ。“鍵”がある限り無限に創り出せるぞ。叩くのであれば大元の奴の魔力供給を止めろ」

 

 

 屈伸、伸び。体を解しながらエヴァンジェル・コピーの話に耳を傾ける。返事はせずとも首の動きだけで返事をしている。彼女もそれはわかっているようで情報を持っているだけ教えてくれる。

 この場にいるのは二人だけではない。ホームに帰った事で最高戦力を準備できた。懐かしの孫娘兼従者のバージョンうpしたソフィがいる。

 スッと握り拳を差し出す。応えるようにコン、とソフィは小さな手で軽く上から叩いてくれた。言葉はいらぬと言わんばかりの意思伝達。

 

 

「いいか。必ず奴を止めろ。止められなければこの世界は消滅(リセット)してしまう。次元が歪む仮説が成り立つ可能性もあるからな。造物主(ライフメイカー)の“鍵”がそのまま帰還する鍵となるかもしれんのだ」

 

 

 わかった、と返事する代わりに親指を立てて返事をする。

 

 

「よし。こちらは後始末の準備をしておく。ソフィ、お前は突撃しろ。ボーヤをガラクタ共の中心まで誘え」

 

「わかった」

 

「無事を祈る……ぶわっ。貴様ッ、気安く頭を撫でるな!」

 

 

 むすっとした顔になるエヴァンジェル・コピー。今までの協力に感謝の気持ちを示しただけなのにそこまで怒らなくとも。

 行ってくると彼女に声を掛けると、準備しているソフィの肩に手を置いた。コクリと頭を振ってやれ、と命じた。

 

 

「行くよ――」

 

 

 ――シャドウ・モーメントッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「! 来たかッ! 全員に通達! あの赤い閃光は味方だ! 彼等を援護しつつ敵陣を突破しろと伝えろ! 紅き翼(アラルブラ)には彼等と合流するようにともだ!」

 

 

 慌ただしい艦内。アリカが頑張って指示を出し、オペレーターからの情報を捌いて的確な指示を出しているようだ。アリカに従うちびっ子二人も巡る巡る変わる戦況にかなり緊張しているようだ。

 何故、子供を戦場に連れて来たのだと言いたいが安全も含めてだろうと勝手に思っておく。ドッキリを仕掛けるようにこっそりとアリカの隣に立つ。

 まず気付いたのがちびっ子二人。叫ぼうとするが人差し指を唇に当ててジェスチャーをすれば面白いように黙ってくれた。

 

 赤い閃光、ピンクの閃光とも表現できるガーゴイルを蹴散らすのはソフィだろう。凄まじいスピードで敵の渦中を突き進むのを見るとこう思う。

 

 

「成長したねぇ」

 

 

 そこでようやく、ちびっ子二人を除いたブリッジにいる者達が自分という存在に気付いた。

 

 

「あ、悪の魔法使い!?」

「伝令! 伝令! 旗艦に悪の魔法使いが侵入した! 手が空いている者はすぐに対処してくれ頼む!」

 

 

 あはは。阿鼻叫喚だ。見てて滑稽で笑える。アリカだけは目をまん丸にして驚いて指揮も放り出しているようだ。

 取り敢えず気楽に手を上げて挨拶をする事にした。

 

 

「や。久し振り。アリカは二日ぶりかな?」

 

「何をしておった。もう少し早ければこうはならなかったと思わんか」

 

「ははは。無理無理。馬鹿な連中は必ずこう言うさ。「コズモ・エンテレケイアの手先となったか悪い魔法使いめ! ここで会ったが運の尽きだ!」ってね。遅れたのは謝るけど色々準備に手古摺ったのは本当さ」

 

「あれは仲間か?」

 

「自慢の従者。エヴァンジェリンがチューニングを施したおかげであんな事ができるようになったってわけ。宮殿への道は彼女が切り開いてくれる」

 

「……また女か」

 

「可愛いちびっ子ならまだしも汗臭いオッサンとかイケメンオーラを放つだけの邪魔者はいらないのさ。おっと、ナギ君達が合流したようだよ。共同戦線をしようとしたけどナギ君がいの一番に拒否したみたいだ」

 

 

 絶句するアリカ。続く言葉があの鳥頭め、であった。協調性ないもんね。ボクが言うのもだけど。

 いや、と違和感を感じたであろうアリカが振り返る。ソフィとアラルブラがいるであろう場所に視線を向けた。そのまま驚きの目でこっちを見る。

 

 

「どういう、事だ? 二人いる、のか?」

 

「ここにいるボクは残りカス。あっちが本物。新生した事で不純物のボクが弾き出され、精霊化したのさ。魔力もないからアリカへの伝言役だけは果たすつもりだ」

 

 

 この艦に乗っているのは精霊、ニセモノ。本物はソフィと共に戦場に突っ込んでいる。その証拠にほら、とブリッジの皆を指差した場所を見るように誘えば。

 ――灼熱の太陽が生まれる。オレンジ色に輝く巨大な炎の塊が太陽のように煌めいてガーゴイルを墜とすように炎弾を辺りに撒き散らす。火、炎が得意な自分だからこそできる広範囲を爆撃する大魔法が戦場を駆け巡っていた。

 

 

「わはは。凄いね。自分ながらよくぞあそこまで強くなれたもんだと思うよ」

 

「で、デタラメな……」

 

『お、おぉぉぉいアリカよ! 今のは何じゃあうえあああああああああ!?』

 

「お。久し振りテオドラ。そっちは二日ぶりかね?」

 

『何をしとったんじゃお前はー!』

 

 

 和気藹々と楽しく話しておこう。アリカが少しでも気分が楽になるように、ってのがオリジナル様の命令ですしねー。バレないように尻を堪能させてもらおっかなー。

 ちびっ子二人に睨まれた。だけど怖くないので触っておく。

 

 殴られました。オリジナル様の手腕は流石やでぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コピーの野郎がエロ思考に染まっている。真面目に戦うのに要らない感情を押し付けておいたがあそこまで酷いのか。

 腕を薙ぐ。無言で発動した魔法がガーゴイルを消し炭に変えた。悪いが、今の自分を止めるなら核兵器でも使わなければ無理だぜ。そんな自信がどこからか湧き上がっている。

 背中を守るようにソフィが回し蹴りでガーゴイルを吹き飛ばす。中には首をチョンパしているのもいる。えげつない。だがそれがウチのソフィさんなのである。

 

 

「マスター。あれ、どうする?」

 

「邪魔しなければ放置でいい。それよりも造物主の元へ急ぐぞ」

 

「うん」

 

「ゴラァ! 無視してんじゃねーぞ!」

 

 

 迷惑そうにしてやろう。実際に迷惑だこのクソガキ。身長が伸びたと思ったら偉そうな態度も増長しているではないか。声を掛けられると邪魔にしかならないのだが。

 しかもナギ・スプリングフィールドは最大の戦力だ。ボクは造物主を叩く役目を担い、ソフィは露ばらいをする。造物主の使徒が邪魔するだろうと仮定すればその戦力は少しでも多い方がソフィの負担も減る。エヴァンジェリンがいれば百人力だったが、無い物ねだりしても仕方のない事だ。

 エヴァンジェル・コピーは別の役目がある。コピーした精霊はアリカの隣で戦況を見極める役目を与えている。戦力になるのはソフィ、魔法世界各地に散らばったチャチャシリーズだけ。彼女等は軍隊がいない隙を狙う輩のカウンターだ。

 アラルブラの連中が邪魔でも“利用せねば”ならぬのだ。我慢するのだ自分。

 

 

「ねえ、何でマスターがわかったの?」

 

「天然の野生児だから勘とかそんなんでわかるんだろうよ」

 

 

 ソフィの言うように何ですぐにバレたのだろうと疑問を感じる。チャチャシリーズも一目見ただけではわからなかったのに。

 少しでも強くなれるようにとエヴァンジェル・コピーが施したのはあらゆる魔法行使の最適化と発動過程の短縮。本当にあらゆる手段を用いていた。

 その恩恵か、見た目は大きく変化していた。美青年(笑)の姿から威厳ある賢者へ。髭も髪の毛も伸び放題。服装も大きく変化して見るだけでは悪の魔法使い、悪い魔法使いへイコールと結び付けないはずなのだが。

 一目だけで見抜けるコイツは何なんだろうか。天才だ、天才肌だとわかっていたがチート過ぎやせんかね。

 

 魔法、魔術において行使する者の体毛は何よりの発動媒介となる場合がある。エヴァンジェリンの場合だとそれを知るからあの美しい金髪を綺麗に挑発に留め、揃えている。吸血鬼になったから髪の毛が伸びなくなっているだけとも言えるが。

 ここから言えるのは髭と髪の毛が伸びるまでの時間が経過している事だ。紛い物のボクはエヴァンジェリン程ではないが伸びる。特殊な魔法により、高純度の魔力が髭と髪の毛に染み込んである。故に、伸ばしている状態であるだけ最高位の上の魔法使いであり続けられるのだ。長期戦は勿論、簡単に大魔法も使える。

 

 

「チャチャゼロも連れて来ればよかったか?」

 

「マイスター(サブ)はマイスターの記憶が消えるから駄目だって」

 

 

 どれだけ呪いの規制が強いのだと突っ込みたい。甘いようで厳しい契約の呪いに造物主の容赦のなさが浮き出ているようだ。最も嫌がるであろう事もする、嫌がる事を見抜く力は本物なんだと感じた。

 対話を望んだがこちらはもう対話(物理)でゴリ押しする。必要な物はエヴァンジェリンが見つけてくれたから後はそれを奪うだけだ。鍵だとエヴァンジェリンもエヴァンジェル・コピーも言うがそんなにすぐにわかるものだろうかと感じるのが唯一の不安だ。

 

 

「どちらにせよボク等しか動けるのはいない」

 

 

 アラルブラに任せては鍵を入手する事が難しくなる。詐欺契約で鍵だけを貰う手もあるが為人を知っているアリカ一同にはすぐにわかる。それに、存在が露見するだけで新たな火種になってしまう可能性もあるのだ。

 伝説は伝説のまま腐らせるのが良い。伝説の大犯罪者も伝説のまま姿を消す。

 

 墓守の宮殿、アリカ達は墓守り人の宮殿と呼ぶ場所の深層部に到達寸前に鼻が異物を捉えた。嗅ぎ覚えのある臭いが幾つか混じっているのがわかる。

 先に造物主にコンタクトすると思ったが、こっちが先か。ソフィに目で油断するなと警告を出した。

 後ろにも手で知らせる。アラルブラの中でも親交が多いアルビレオとゼクト君がそれを理解し、他の者に伝える。最初は今の姿に唖然としていたけどまだ混乱しているご様子。

 ドンドンと突き進んで行くと目的の奴が――。

 

 

「やあ。久し振りだね。悪いけど君との契約はここで終わりだy」

 

 

 話す気はないと意志を見せるようにミニ太陽をぶん投げた。魔力を込め、積み重ねた知識をフルに使った魔法。ファンタジーな術だけではなく、物理法則といったものまで利用したこの魔法は一味違うと声を大にして言ってやろうか。

 まだ喋っているであろう懐かしの一郎君。ミニ太陽に驚いて慌てて避け、仲間らしき者も必死で避けているのが見えた。

 

 

「ちょ、ちょっと。そこは少しでも話を聞く場面じゃないのかい?」

 

「……ソフィ」

 

「敵と語るくらいなら少しでもぶん殴って弱らせる。ふふんっ」

 

 

 自慢気に語るソフィ。可愛い。

 一郎君は思いっきり顔が引き攣っている。いきなり攻撃したから驚いているのか、魔法の威力に目を張っているのか。どちらにしてもどう反応すればいいかわからないようだ。

 

 

「ま、まあいいさ。あの方は君に期待を寄せていたけどこうまで裏切るのならもう用済みって事になるかな? 恨まないでくれると嬉しい」

 

「悪いんだが、今はこっちが一郎君よりも強い。君の兄弟が来ようとも過去の英雄が来ようとも負ける気はしない」

 

「自信がおありのようだ。なら君の為に用意した隠し玉を使わせてもらおう――過去の英雄と呼ばれる魔法使いと戦士、僕のアーウェルンクスシリーズのセクンドゥム達が相手になろう。負ける気がしないのなら頑張ってくれ」

 

 

 キザにパッチンをする一郎君。転移トラップが仕掛けられていたらしく、魔法陣そのものを移動させる(・・・・・)というアホな事をやってのけた。タタン、とソフィと別れるように逃げるように飛び出す。

 

 

「ああ、安心してくれ。紅き翼の面々は僕達が丁重に饗す。お嬢さんもお帰り願うさ」

 

 

 憎たらしいほどの笑顔が最後に見た一郎君の表情だった。転移魔法が発動し切る前にソフィにはある指示を与えておいた。

 

 切り替わった景色。一郎君がそのまま残っているのかと思いきや、微妙に違う一郎君が立っていて満面の笑みで迎えてきた。

 

 

「フハハハハハッ! 貴様の命もここまでだなイレギュラー! このセクンドゥムが、あの御方の為に、貴様の首を献上する!」

 

 

 何ともウザい一郎君だろうか。髪型も違うし顔は同じでもかなり醜悪でキモイ。名前からするに一郎君じゃなくて次郎君か。

 次郎君の他にもまだ同じ顔がいる。一人、二人、三人、四人。合計五人の同じ顔、五つ子ですか。身長で決めるのなら次郎君以外は同じ背丈に見えるので寧ろ四つ子と表現すればいいのだろうか。

 一郎君ファミリー、長男のいないアーウェルンクスファミリーの後ろには他にも人がいた。付き従うように油断なく立っている姿は歴戦の戦士の雰囲気を感じさせる。そして、女の数が上回っているのは狙っているのか。

 

 

 ―― おいコピー。返事しろ。

 

『お、おう。何やねんオリジナル様』

 

 ―― 真面目に戦おうと思ったが計画変更だ。エロ関連の感情を一旦返せ。良い餌が山程いるからな。

 

『わーお。エロを吾輩に流したのにまだエロを考えるだけのエロ思考が残っているたぁ、オリジナル様はよっぽどのエロい人ですな』

 

 ―― 黙れクソ。消すぞ。

 

『イ、イエッサー。で、できたら情事のビジョンを見せ』

 

 

 ブッツンと念話を切る。今になって少し後悔した。あんなのを一時期限定とはいえ、生み出したのは間違いだったかもしれん。同時に、自分の中にあるエロ思考が膨大である事にどう反応すればいいのかと戸惑う。そこまで変態なのかボクは……。

 ギュルンと表現できる感触と共に真面目な思考にエロが混ざる。思わず漏れそうな笑いを髭と手で隠しつつ、まだ得意気に語るセクンドゥムの話を聞き流す。

 ねっとり、べっとり。粘り付くような視線を意識しつつ英雄様の女一同を見る。厭らしい雰囲気を察したのか、女性陣はそれぞれ構えた。

 

 くひっ。魔力を頂きますかねェ。

 

 

 

 

 

 

 






 真面目路線から脱線。選り取り見取りの女の子がいたら誰だって捕まえてくっ殺をしたいでしょう。間違いないはず(確信)

 ちなみにアラルブラチームは原作通り。漫画を読んでアラルブラの勇姿を見るのだ!

 次回でもう造物主と戦います。




 ネタバレ やっぱりいつも通り




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