真祖の眷族   作:賢者神

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 イベント多発。ついでにお久しぶりです。

 ガンダムDX取れたので初心者脱退でよろしいか?


 だけどごめんな。来週はいっぱいゲームが出るからまた遅れるんだ。クソ。発売前に終わらせようとしたのに……え? 今から毎日更新?






起きる

 

 

 

 

 

 チッ。シケてやがる。

 

 想像していたものよりも悪い出来に思わず悪態を付くが本当に最悪としか言えない。目標の数にも達していない事に舌打ちしてしまった。

 皮袋に小さな球体を入れる。丸薬とも言えるアイテムなのだがこれだけの数だと大きな不安が残る。ポーション等の回復アイテムだけは多くても困る事はない。ロールプレイングゲームでも常にストックだけは確保してる派でエリクサーも惜しみなく使う派閥だ。

 

 

「ごめんな。これも自然の摂理ってモンだ。まあ、先にボクを餌として見て襲い掛かったのが悪い。だからボクは悪くない」

 

 

 キリッ。キメ顔で言ってみる。実際に正当防衛なので犯罪にはならぬ。

 返り討ちにはしたものの、殺してはいない。血の気の多い奴や英雄志望は問答無用で殺るだろうが殺れば勿体無く感じる。ただでさえ数が少ないのに減らすと補給源を失う。

 多分、魔法世界と旧世界のどこを探してもこれが最高の回復アイテムだと思うんだが。偶然人外同士で気が合って同種からその情報を得たから知っているだけで運が良かった。

 

 秘密裏に契約を交わした後はボクも彼女等も姿を消している。風の噂だと前の会談から追っ手が増えたらしく、アラルブラの連中と共に逃走しているそうだ。捕まる寸前だったと聞いている。

 あれから一度も彼女等と接触していないからか、彼女等はボクを探しながらコズモ・エンテレケイアの支部というか末端組織の基地やら拠点を潰しているらしい。何も知らない人が見るとただのテロリストじゃねーか。

 アラルブラはテロリスト認定されてメガロに手配されてるそうだ。コズモ・エンテレケイアの秘密を教えてしまったから危険分子(・・・・)と見なされているからだろうと考えられる。何かボクのせいでごめんなさい。

 

 まあ、教えてくれって言われたから悪くない。うん。

 

 

「ひーふーみーの……18か」

 

 

 できれば30とか99が良かったが効能を考えれば普通の人間なら2でもいいんだがボクとしてはまだ足りない。相手が相手だからねぇ。

 そろそろ最後に備えてエヴァンジェリンの家にある装備も取りに行かないと。最強装備のない勇者が魔王に戦いを挑むのはマゾではないボクは嫌だ。タイムアタックをする猛者でもあるまいし。

 造物主の存在を知ってから長い時を使って用意したものがほとんどだ。腐らせるのは勿体無い。

 

 自分の服の中にそのアイテムを放り投げる。アルビレオに言われたように服の内部の布の裏に転移魔法の魔法陣を刻み込んである。そうすれば服の中身に小型ブラックホールを作れ、別の場所に繋がるホワイトホールを作って別空間の倉庫というロマンの完成だ。

 エヴァンジェリンの元に行くのもあれば自分専用の空間もある。エヴァンジェリンの方は取り出せば居所を掴まれてそうなので怖いから最近は触れていない。

 最強装備は全部別の空間でその(魔法陣)はエヴァンジェリンの別荘の中。浮気現場を見た時に取っておけば良かった。今はもう病んでるだろあの子。怖過ぎて会いに行けない。

 だが、帰るとしてもエヴァンジェリンの力は絶対に必要になるので必ず会いに行く必要が出てくるので会わなければならないんだが恐怖を克服しなければ。

 

 

「うあー」

 

 

 あー、生かさず殺さずは骨が折れる。力が強すぎると逆に手加減が難しくなるので慎重にしないと、を心掛けているので手間が更に増える。

 背伸びをすればゴキゴキと背骨が軋む。思う存分に力を振るえないと逆に疲れが募って変な疲労感が身体に貯まる。まるで日曜日のパパのようだと感じたが、曾曾曾曾祖父さんってレベルじゃない年齢の自分だと当たり前か。

 嗚呼、まだまだアイテム稼ぎという収集は終わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぬ」

 

 

 ブブブブと携帯のマナーモードのような振動が服に伝わる。人ゴミの中にいるので少し離れた場所へ行き、人気のない場所で振動している物を取り出した。服の内から引っ張り出すようにニュルと飛び出す。

 手に取れば仕舞っていた時よりも振動が更に手に伝わる。ハンマーで固い物を殴ってビリビリする感じの振動に手が痺れそうだ。

 おうわ。振動し過ぎてブレてるじゃないか。

 

 

「これ……まさか共鳴しているのか?」

 

 

 振動と一緒に淡い光を放っている。ファンタジーの回復魔法の緑色の粒子っぽい感じでかなり毒々しい。

 この杖が振動しているとなると原因は元の樹か。世界樹に何か異変が起きていると考えるのが正しい。わざわざ白く塗ってあるからか緑の色が綺麗に映える。

 

 それにしてもこれはマズイ。共鳴しているかどうかはともかくとして杖自体の魔力が溢れ出しているではないか。これでは魔法使いには即バレする。

 ほぼ反射的に咄嗟に。白い杖に手を翳して魔力を行使。溢れ出た魔力も再利用するように魔法陣を編む。魔力が溢れ出ないように蓋を作る魔法を発動させる。

 世界樹の枝を無断で拝借して作り上げたエヴァンジェリン命名マスターロッド。合計七本存在しているが、内六本はエヴァンジェリンの別荘にあるので所謂切り札や奥の手は使えない。

 精々、魔法強化の恩恵しか得られない気がする。魔力が膨大なボクだからこそ言える事で普通の魔法使いなら国宝級のマジックアイテムになるのは間違いない。最強種の吸血鬼の内包魔力と比べると烏滸がましいとしか言えない。

 

 

「ちょいと調べてみるか」

 

 

 何故マスターロッドが共鳴しているのか。世界樹に何があったのか。帰る手段の大きな要因だから万全を期したい。

 何か不具合があるのなら直さなければ。世界樹のある麻帆良学園はメガロメセンブリアの傘下にある事を考えると世界樹を軍事利用しているのではないかと考えてしまう。世界樹のマナ、魔力は人間のそれとは別次元だから戦いに使えるのならばこれ以上ない戦力になるだろう。

 ほんっっっっとに碌な事をせんなあの馬鹿共は。魔法世界も勝手に進出して勝手に占拠しているのに何であんな大きな顔ができるんだろうかって毎回不思議に思うよ。自分は選ばれているのだと勘違いしているのかと思えば頭が痛い連中だ。

 悪役の小物に相応しい奴等なんだが殺してもなぁ。後始末が面倒だ。

 

 うむ。やっぱり皆殺しにしてアリカ様に放り投げよう。今の内に媚を売っておけば恩赦で無罪放免してくれるだろう。

 

 取り敢えず世界樹のある麻帆良学園に行くとしよう。どこを経由するかが問題だが戦時中は数箇所の転送ポートが封鎖されているので慎重にしなければ。

 転送ポートを跨いで奇襲は過去にあったらしいのでそこを警戒して警備がいる可能性は大だ。

 かといって旧世界に繋がるゲートを使えばエヴァンジェリンにバレる。八方塞がりというかなんというか。

 

 

「さーて……も゛っ!?」

 

 

 エヴァンジェリンに感知されるゲートを使うよりも共鳴する杖と世界樹を橋渡しにして転移する事ができたので面倒なルートを通らずに済んだ。

 いきなり目の前に現れるのは予想できたので驚かないぞと思った矢先にこれである。変な声が出てしまった。

 

 真っ先の感想を言えばナニコレ。だ。世界樹がお怒りになっているのだろうか。

 

 大きな樹から杖と同じ粒子が溢れ、幻想的な景色を作り出しているが緑が毒々しくて世界樹が毒を撒き散らしているのではないかと心配になる。

 麻帆良学園に訪れると同時にマスターロッドが更に共鳴率を上げて凄まじい振動をしている。女の子に当てればすぐに昇天ゲフゲフ。

 あー、最近は戦争だのなんだので娼婦ちゃんは皆“戦う英雄さん”に取られたから少々溜まってるからなぁ。娼婦ちゃんとヤる為にわざわざ志願した兵士までいる位だからな。無料でヤるんだからクソだよな。

 娼婦ちゃんも嫌がっているって噂を聞いてる。戦争中だからどんなプレイもお咎めなしってアホもいるからね。やはり戦争は早急に止めるべきか。エヴァンジェリンはまだ怖いから無理。

 

 

「……あ。あっあー! そうかそうか“排出期間”か! 忘れてた忘れてた!」

 

 

 言い方があれだが世界樹の内部に貯まるマナを一気に放出するタイミングが今回と重なったのだ。麻帆良学園はその事を世界樹の発光と言うらしいが詳しい事は知らなさそうだ。

 マナを放出するという事は辺り一帯を“浄化”する事と同じだ。しかも高密度の魔力を身に受ける事と同意義だから魔力を持つ者は魔力酔いをし、持たぬ者は体に障害を抱える可能性を孕む。

 後ろを振り向けばお祭り気分の麻帆良学園一同。一般学生もいるのは知っているから危険性は承知ではないようだ。世界樹だからって知名度だけで人寄せをするなんてなぁ。何と言えばいいのやら。

 

 フフフ。だがフフフ。思わぬ収穫である。ラッキーである。

 実は世界樹のマナというのは吹き溜まりがある場所だと結晶化するのだ。結晶というよりも飴玉に近い形状の回復アイテムになる期間限定のレアアイテムになるのだ! チマチマと集めていた物よりも高性能な物が!

 世界樹の葉。もしくは世界樹のマナ。人間の魔法使いが持つ魔力の上位補正であるマナがあれば限界値を越えて魔力が回復する効果が見込まれる。まだ研究段階なので詳しい事はわからずだが、期待はできる。

 格好良い名前を付けるのならユグドラシルの秘薬といったところか。世界樹の葉っぱを磨り潰して丸薬にすれば飲みやすいし回復手段にもなる。味は我慢すればメリットは大きいだろう。

 

 

「世界樹サマ世界樹サマ。貴方様のお恵みをボクにお与えくださいませ……なーんてな」

 

 

 世界樹には世界樹が生まれた事で生まれる自我が成長して精霊になるとよく設定上あるがこの麻帆良の世界樹は精霊がいるのかどうかは微妙なところだ。

 いるのならいるで教えてくれたら嬉しいんだが。膨大な魔力を内包する世界樹の精霊の事だ。時間を超える魔法に必要な魔力も知識も蓄えていそうだ。会えるんなら会いたいもんだよ全く。

 

 パンパンと手を鳴らして拝む。お仏様だかわかんないけど罰当たりにならないように拝んでおく。

 マナの光を浴びて杖は充電する。電気ではなく魔力を回復させているがマスターロッドが世界樹から生み出されたとはいえ、回復量にスピードが凄まじい。回復機能アリのセーブポイントか何かか世界樹は。

 悔やまれるのは一本だけだということか。全てに活性化した世界樹のマナを充電できれば造物主と戦わずとも家に帰れるだけの魔力は溜められたはずなんだが。アリカ様との約束もあるから世界を見捨てるわけにもいかんか。後を追い掛けられて魔力とか資源を奪われるSF展開も嫌だし。

 エヴァンジェリンとボクの他世界、異世界理論はどこかに通じる穴が存在する。この場合はこの世界とボクのいた世界の通り道の事だ。ただ通るだけなら考えられるだけの魔力より少ないもので大丈夫なんだが、ある事も考慮すれば更に必要になる。

 トンネルを想像すれば説明も容易い。帰還する魔法はトンネルと同じ構想を使って通り道を作るように設計してあり、更にトンネルの片側に“蓋”を設置するか魔法を使った後はトンネルを自壊させるか。どちらにせよその労力に魔力を奪われる。だからこそ膨大、無限とも言える魔力が必要なのだ。

 

 造物主に会うのはその魔法の効率化の助言もしくは膨大な魔力の確保手段を問うため。エヴァンジェリンやボクも頑張ってそれを考えたけど行き詰まったから造物主に頼る事になったわけだ。

 エヴァンジェリンは反対するけど媚を売れば危険性はないと思う。敵対行為はしていないだろうし。今は微妙だが。

 

 

「……うぷっ」

 

 

 というかはよ溜まれ。魔力酔いする。マナだから濃度もヤバイんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コホン。“炎、焔、焰。踊り狂いたまへ。憎しみたる狂宴の原初――”……めんど。燃え盛れ」

 

 

 杖で地面を叩けば足元を中心に炎の渦が舞い上がる。来ている服と短く切り揃えた髪の毛が煽られて揺らぐ。取り敢えず暑苦しい。

 もう一度杖で地面を叩くと炎の渦が消え去る。軽い気持ちで実験してみれば予想以上の威力が出て驚いた。世界樹のマナを受けたマスターロッドの媒体は更に強化されているようである。もうマスターロッドではなく神杖ユグドラシルでいいんじゃないかな?

 世界樹にはユグドラシルの別名があるからな。別に不思議でも何でもないだろう。

 

 

「こりゃ凄いねぇ。大魔王様ごっこを越えてるよ」

 

 

 まさに燃える天空ではない……紅き焔だ。が杖だけでできるわけだ。自分だけでもできるけどね。

 

 

「で。何でいるわけ?」

 

「気合だ」

 

 

 キラーンと鬱陶しい歯の白さに反射する光。あまりにも爽やかな笑顔に殴りたくなる気分になるが堪える。

 褐色肌の大男。半裸とも言える奇抜的な原始人ファッション。ジャック・ラカンが何故か隣にいる。

 

 

「よくわかったね。細心の注意を払ったのに」

 

「本当の事を言えば偶然だ。俺様にできない事はねえと言いたいがお前さんは俺様以上だから見つけにくい」

 

「偶然って怖いよねー」

 

 

 いや、本当に。運も実力の内とか言うが流石は奴隷剣闘士の英雄。関係ないかもしれないが幸運としか言い様のない偶然だ。

 百年以上も逃げれて隠れられているボクを見つけるのだからかなりの運の持ち主なんだと決めつけておく。け、決してマスターロッドが強化されて浮かれて油断したわけじゃないんだからな!

 

 

「そういえば王女と皇女誘拐疑惑のテロリストさんは最近どう?」

 

「絶好調だぜ。ナギの野郎と競える材料ができて満足だ」

 

「ふーん。アリカ様は元気? こっちはこっちで準備していたから会いに行けなかったけど調子はどう?」

 

「じゃじゃ馬姫さんなら相変わらずナギを引っぱたいてるよ。何かとお前さんを引き合いに出すから恨まれてるぞ」

 

「何でそんな事になってんの!?」

 

 

 本当になんでだよ。評価してくれるのは嬉しいが恨みを買うのはどうなのだろうか。アリアドネーの童貞諸君ならまだしも厄介なナギ君の恨みを買ってるとはどういう事なのだ。

 

 

「やー。あの坊主、子供ながら姫さんに恋してるんだよ。まあ、大人の余裕で大目に見てやれ」

 

「ゲイの君なら気にしてないだろうけどあんなヤンチャなクソガキを相手にするのはアリカ様でも釣り合わん。そもそも体だけの関係ならまだしもウェスペルタティアの王女って時点で地雷物件だぞ彼女」

 

「おいおいアンちゃん。俺様はゲイじゃねぇ。まだケツも貫かれてねーよ」

 

 

 ホモにウケがありそうな体をしてるくせに。というかまだってなんだまだって。ゲイの気があるのか貴様は。

 ジャック・ラカン、まあラカンと呼ばせてもらおう。ラカンにも言ったようにお姫様とヤるのはいいが結婚とかになればすぐに逃げるぞボク。セフレならいいが彼女とか深い関係はノーセンキューってこった。これならまだ犯罪者のエヴァンジェリンがマシだ。

 エヴァンジェリンは恩人だし、何だかんだで色々許してくれるから好きだ。前はどこかの貴族の令嬢で立場的ならアリカ様が上だが滅びる運命のウェスペルタティアだからねぇ。そこが一番の理由だ。

 

 

「というかお前、それをナギには言うなよ。ブチ切れるぞ多分」

 

「はいはい口止め料口止め料」

 

「オッホ。この業界長いから経験あるな。フヘヘヘヘ。ありがたくもらっておくぜ」

 

「大事に飲んでよ」

 

 

 中身は普通のワインを献上した。どうせ言うと思うが腐りかけのワインの処分ができるからいいだろう。ワインが腐らないように魔法をかけているが失敗作だもんなこれ。エヴァンジェリンのワガママでワイン作りにも手を出したがイマイチといったところだ。

 人には得手不得手があるのに何でもできると思い込んでいるエヴァンジェリンには参った参った。執事たる初歩はマスターしてるボクが言うのもだけどね。

 

 ゲスい笑いとゲスい笑顔でワインボトルを持つラカン。完全に悪役のような振る舞いだ。もっと言えば悪徳お代官様? 時代劇の越後屋とお代官様みたいなやり取りする時の笑い方してるよコイツ。

 貢いで黙らせるけど酔えば口を滑らせそうだな。見た目的に。そうなるとナギ君を相手にせにゃならんのか。

 

 

「ところでだ」

 

「ん?」

 

「お前さん、暇か?」

 

「んー、暇と問われれば微妙。万全に万全を期すならまだ動く必要があるけど」

 

「少しは休んだらどうだ? 体をぶっ壊すぞ」

 

「……何か嫌な予感がするんだけど聞かない方がいい?」

 

 

 ぬふふふと笑うラカンに馴れ馴れしく肩に手を回され、地平線の彼方を指差す。何ぞこれ。どこかの熱血漫画のワンシーンか?

 

 

「ならば俺様達が目指すのは桃源郷! おねーちゃん達の楽園だ!!」

 

 

 ……要は大人のお店ですか。

 

 唐突に出たその言葉に呆れて表情が消え失せる。多分、クソを見る目をしてるだろう。ラカンを見る目線が自分でもわかる。

 

 

「え。何でそんな結論に至ったの?」

 

「伝説の性技の魔法使いが目の前にいるんだ。それなら女の口説き落とし方を教わるのが筋ってモンだろうが!」

 

「オイ待てコラ。正義の呼び方が別のニュアンスだっただろ」

 

「ブワハハハハ! アリアドネーのお堅い騎士を喰いに喰いまくった伝説の男は巷では性技の魔法使いだなんて言われてんだよ! えーしゅんとかお堅い奴等とはお前さんの方が美味い酒の肴にできて飲めるってモンだ!」

 

 

 あ。この人は変態ですね(察し)

 

 仲間扱いされるのは嫌だが似たような感じだからしょうがないか。変態仲間ができて何よりです。ホモかと思えば普通の女大好き変態さんで安心した。ケツを狙われる心配もないのでなお安心である。

 性技か。寝技とも呼べるニュアンスの方ですか。エロ技を使う魔法使いとかエロゲかよ。ボクはエロゲの主人公じゃないぞ。

 

 ……いや。案外エロゲの主人公してるな。うん。

 

 

「さーて! そうと決まればどっかの酒場で飲み交わすか! エロ雑談で盛り上がるぜ!」

 

「指名手配の身で戯言をほざけるな己は」

 

「追っ手が来りゃ返り討ちにすりゃいいんだよ。なんならどっちが多く倒せるか勝負するか? ん?」

 

 

 うわー。めんどくさい奴だなコイツ。

 

 

 

 

 

 

 

 





 時系列的にはアリカとテオドラは捕まってるけど捕獲部隊を詠春とボコしたのでアラルブラと同行中。その最中に22年前の世界樹の発光が起きているっぽいので挟んでみた。要は武器強化フラグ。

 テイルズで言う魔装備が真の力を発揮した! 的な。殺した数とか倒した数はカンストしているので最強状態。デザインはまだ内緒。参考にしているのがあるので後々に。

 そして変態連盟結成。ラカンは元々オープンスケベな性格なのでこんな感じ。実際は油断させる為かもしれないけどね。織田信長かコイツは。


 ちょいと閑話を挟んで最終決戦まで持ち込み。それからはアリカ様を女王に仕立て上げて後日談。





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