真祖の眷族   作:賢者神

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決まる

 

 

 

 

 

「おーいエヴァンジェリンエヴァンジェリン」

 

「朝から五月蝿い奴だなお前は。朝は苦手じゃなかったのか?」

 

「気合で何とかなるんじゃない? 元々朝は強いタチだったし吸血鬼特有の低血圧を克服したと思うよ……というかそれよりだ。これ見ろよこれ!」

 

「……贅肉が削げてるな」

 

「え、そこ? 寧ろ腹筋が割れてる事を褒めてよ」

 

「割とどうでもいい」

 

 

 止まっていた体の成長と一緒に心はドライになってないかと心配になる。体は成長しても心は退化か劣化してる気がする。

 腹筋が六個の区域に分かれると何とも言えない喜びが。そこまで太っていなかったけど中年太りみたいなビール腹だった事を思い出せば大きな進歩。

 アリアドネーでも人気だった息子と体に磨きが掛かったな。これでラスボスである為に必要な絶世の美貌(笑)も手に入れられた。あんまり不細工なラスボスは見ない気もする。最終形態になればハァ? としか思えない質量保存の法則を無視した変身をして外見が台無しになる事を考えれば案外容姿はどうでもよかったかもしれん。

 

 腹筋を自慢したいのはあったがもっと大事な事を報告しなければ。腹筋が割れるだけの時間を作れた事に貢献したある事を。

 

 

「あ、そだ。エヴァンジェリン」

 

「何だ。もう少し寝かせろ」

 

「別荘内の時間操作、できたよ。一時間で別荘内、一日は過ごせるようになった」

 

「何ィ!?」

 

 

 報告に驚きすぎて飛び起きた低血圧吸血鬼。

 まあ、ずっと望んでいた事でもあったから喜びを感じているのかもしれない。使い方次第で惰眠を貪れるようになるからね。

 

 

「これ以上弄ると空間に異常が生まれて場所を知らせる事になってしまうからこの設定にしてるから。設定を変えるのならエヴァンジェリンの城の時計で変えられるから。これ渡しとく」

 

「む。懐中時計を使うのか?」

 

「説明するから」

 

 

 気持ちが早るエヴァンジェリン。見るからにそわそわしていて楽しみにしているのがよくわかる。

 

 まだまだ未来へ帰る早期の手段を模索している今。その過程で別空間にあるエヴァンジェリンの別荘を借りて今いる外の空間と中の空間の時間の流れを変える事はできないかと研究するとエヴァンジェリンに報告している結果が生まれたのだ。

 最大で外の一時間、中の一日。エヴァンジェリンの年齢詐称薬と同じようにまだ改良の余地はありそうだ。というよりもないと困る。

 この研究の最終着点は未来に帰る事なのだから。

 

 

「ふむ。これをこうすればいいのか」

 

「まだ研究途中だけど最終的には逃走途中で十分な睡眠時間とか休息時間を確保する為に外の時間を固定して中の時間だけを動かそうと思ってる。けどまだ無理だし無闇に出たり入ったりすると人体に影響が出そうなんだよ。ウサちゃんを使おうかと思ったけどあのつぶらな瞳を見たら……」

 

 

 躊躇しちゃうもんです。

 

 

「わかるわかる。私も薬を使う時に時々他の生物を使う。元々が可愛い生き物だと躊躇ってしまうな」

 

「自分に使っても大丈夫だけど万が一があるからなぁ」

 

 

 不死身体質の大元、超速再生を止められた場合とか。普通の人間にも効くようにする必要も出てくるので様々な場面で使えるようにしないといけない。

 薬ならまだしも、時間制御は異空間に飛ばされる危険もあるのであんまり自分を実験台にはできない。空間に閉じ込められるなんてどっかのボスの倒し方とか封印の仕方じゃないか。

 

 

「もし今の設定なら中で一日いないと普通の人間なら体に悪影響が出るかも。あくまでも予想だけど一気に老化したりとか若返りする」

 

 

 その若返りは下手すると受精卵まで。老化はお墓まで。十歳前後ならまだ軽い副作用だと思える結果だ。あくまでも予想だが多分こうなると思われる。

 

 

「真祖であっても再生能力の時間が止まるかもしれないから注意ね。そうなれば時間を操れる輩しか対応できない上に下手したエヴァンジェリン、死ぬから。割とマジで」

 

「わ、わかった。わかったからそんなに顔を近付けるな」

 

 

 エヴァンジェリンの肩に手を置いて忠告を押しての忠告をしておいた。好奇心旺盛な方なのでボクの言った事を守らずにやりかねんからそれはもう。

 

 

「と、いうわけで説明と注意点は以上。一日はここで過ごす必要があるからのんびりしていいよ。ゼロも直したら?」

 

「む。そうだな」

 

「ボクを庇って壊れてから直してないじゃない。時々話すけど動きたいって愚痴を漏らしてたよ」

 

「わかった……そういえば一日以上はここにいて大丈夫なのか?」

 

「そこら辺は大丈夫だと思う。一日を下回る時間だと死ぬ確率は上がるけど一ヶ月位は大丈夫じゃない? 急に空間が動いたらアウトだけどゆっくりと固定させて脱出するのには問題はない。ないはず」

 

「オイ」

 

 

 要実験だなこれは。短時間は調べたが長時間はまだ調べてなかった。

 まあ、エヴァンジェリンは喜んでいるからよしとしよう。早速とばかりに城の中を歩き始めて元自分の部屋へ向かっているようだ。十歳になるまで住んでいた城を持ち運びできるようにしたので勝手は誰よりも知っている。

 少し寂しそうな顔をするのも。エヴァンジェリンの父らしき部屋で寂しそうにワインを飲んでいるのも何度か見ている。やっぱりまだ悲しみを感じているのだろうか。

 いや。エヴァンジェリンは自分で乗り越えると言っていたんだ。余計な口出しはしない。エヴァンジェリンが助けて欲しい時だけ助けよう。

 

 ……さて。こうなると暇になってくる。外へはまだ出られないし、やる事もやったので休憩したいし。

 うーん。エヴァンジェリンのリゾート地があるからそこで少し泳ごうか。

 

 

「エヴァンジェリン! ちょっと海で泳ぐから!」

 

 

 構わんぞーと声が聞こえた。城の中は意外と音が反響するのだろうか。

 

 吸血鬼古来の弱点の一つに流水があるが、そんなもんはお構いなしだ。真祖ともなれば水は弱点にならず太陽の下に出ても灰になったりはしない。

 エヴァンジェリンはカナヅチらしい。逆にこっちは魔力を使えば未来永劫誰にも破られない水泳記録が生み出せる比喩ができるスイマーだ。元々水泳は練習の甲斐があって人よりも得意だった。

 魔法の適正にも氷、炎とあるが合わせれば水になる。わけのわからない掛け算だが概ねそんな感じで水にはエヴァンジェリンよりは強いと思う。

 

 

「ほーう、ほわー!」

 

 

 水着には着替えずに素っ裸になって魔法を使う。魔法使いならではの水の遊び方があるようで(ボクだけ)こんな事もできる。

 遊びなので気楽に。然れどふざける。魔法を行使して目前に広がる海の一部を操る。

 何気にこの遊びは自然を操る大魔法、古代語呪文という古代の最強の呪文を操る為の練習にもってこいだったりする。千の雷、キーリプル・アストラペーは雨の日時々雷。1.21ジゴワットは引き起こせないものの魔力を込めればそれ以上を引き出せる。といいな。

 要は自然に接して普通の魔法よりも強い魔法を使う為にはそれを操る必要があるという感じだろうか。エヴァンジェリンの説明もアリアドネー大図書館の本も的を射ない曖昧な表現だった。

 なのにエヴァンジェリンは氷河期と間違う氷の古代語呪文を簡単に操る。あれか。取り敢えず何かできたってやつなのか。

 

 海の一部を引き上げ、巨大な水の球体を作り出す。形を保つのにも球体から水が漏れないようにするのも大変である。

 こんだけでかかったら城のエヴァンジェリンにも見えるだろうなぁ。またデタラメなとか言って呆れられそうだ。

 

 

「とうっ!」

 

 

 ジャンプする時のお約束。ホウッ! とかポウッ! でもいいがやはりジャンプはヒーローらしく。

 今回の水玉作りにはアリアドネーで覚えた魔法をミックス。重力魔法を用いて中心に重力が掛かるように設定。するとどうなるか。

 

 水の中に飛び込んだ感覚が足から伝わって宙に浮いた水の中に“沈む”のだ。浮いた水の中に重力に逆らって登るのだからまた面白い。

 地球のある程度の仕組みを知っていればこの考えもできる。水玉を地球と考え、自分は地球に立つ人間。当たり前の事を魔法で再現すればありえないと驚かれるのは今までの魔法に関わった人生で一番不思議だ。

 

 ―― 水の精霊 一柱 集い来りて

 

 魔法の射手、サギタ・マギカという魔法使い基礎の攻撃魔法がある。その呪文の一節を唱えれば精霊は呼び掛けに応える。

 精霊に愛されているやら精霊に嫌われているなどはない。異常な力を生み出す事も。適性は普通だし、精霊は魔力を対価にしてその場限りの契約を交わして力を貸してくれるのが魔法の大きな基本。

 水の精霊を呼ぶ事で普通ではできない水の中での呼吸ができる。エラが耳の後ろにできるとか魚人に変化するとかも考えたが大きな理由は精霊に媚を売る事だ。

 

 精霊を召喚して戦う人がいた。その精霊の種類には時空を司る精霊もいたと記憶がある。

 真っ先に時間に関連する元ネタは手帳に書いてあるので未来に帰る方法、手段の中には精霊とのコンタクトが含まれている。

 今は時空精霊なる存在は確認できていないが。精霊には謎が多すぎる。

 

 

「ががぼぼっ……あっあー、ありがと。よかったら一緒に遊ばない?」

 

 

 精霊の特徴かはわからないが悪戯好きで子供のように好奇心旺盛で遊ぶのが大好き。あくまでも予想だが大体のイメージはそんな感じだと思う。

 うむ。まるで上司の親の子供から攻めて媚びる平サラリーマンの子供のようだ。外堀から埋めるが如く精霊に媚びて時空精霊らしき存在の情報を開示して欲しいものだ。もう帰るのを諦めて未来までエヴァンジェリンと過ごすしかないのだろうか。

 

 脳内に子供の笑い声が響いた。魔力、魔法を介して形を持たない精霊が語り掛けてくるのだ。念話はもう魔法の代名詞なのか?

 水の精霊と会話するのも久し振りだ。精霊自体とは滅多に喋らないが媚びる感情を感じさせるのも精霊の心証を持たせないわけにもいかないので慎重にする必要がある。嫌われると魔法も使えなくなりそうだし。

 もう中身は真っ黒だなぁ、ボク。オタクだからイジメられた時の鬱憤が爆発してゲスになったのだろうかと思う。この調子だと完全犯罪的にイジメてた奴等を殺してしまいそうで困る。

 うーん。精神統一もした方がいいのだろうか。このままだと本当に真の意味で悪い魔法使いになりそうじゃないか。

 

 

「少し大きめに作ったから鬼ごっこでもする?」

 

 

 お気に召したようだ。精霊の声が嬉しそうに笑っているから。

 

 

「じゃあボクが鬼になるね。君が鬼だとボクは逃げられないと思うから」

 

 

 水の中だと無敵だし。水の精霊なので水の中はお手の物だから逃げる側になれば間違いなく逃げ切れん。それだと精霊が不機嫌になるかもしれない。

 偶に水の中を泳ぐキャラクターが一回の動作で凄まじい前進を見せる時がある。まあアニメだからで済まされるのもあれだ。平泳ぎの動作であれ位になればいいなと思いながら水の中で優雅に泳ぐ人間を象った精霊を見る。

 えー。どうやって泳いでんだよあれ。人間の形でできているからボクもできそうなんだがどういう原理なんだ。

 

 

「んっんー……始めよか」

 

 

 まずは何も考えずに捕まえてみよう。

 楽しそうにする精霊に手を伸ばして追い掛け始めた。すぐに捕まるはずもなく、ヒラリと避ける。精霊と鬼ごっこするのもボクも含めて結構珍しい事ではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何をやってるんだお前は」

 

 

 もうこの言葉がお決まりではないだろうか。

 呆れた感じなのはわかる。だが見る余裕もない。

 

 

「こ、子供と遊ぶのって意外と重労働なんだね……」

 

 

 もう無理ポ。

 

 

「何を言っているんだ。というか何をしてたんだ何を」

 

「ちょ、ちょっと精霊と鬼ごっこ……」

 

「アホか」

 

「ね、労っても……」

 

「私は指示していないしお前が勝手にやった事だろうが。罵倒はすれども労うわけないだろアホ」

 

「ケケケ。本当ダナ。オ前ガ悪イ」

 

 

 自然に話し掛けてくるエヴァンジェリンの肩に乗る人形。普通の人間の形をしているのを見れば修理されているようだ。笑顔のまま固定されているのは未だにホラーに感じるのはしょうがないと思う。

 

 

「あー、よかったねゼロ。直してもらったんだ」

 

「アア。ゴ主人ガイツマデモ直シテクレナカッタノハアレダガ、今ハ機嫌ガイイゼ」

 

「それは結構。エヴァンジェリンもお疲れ」

 

「ふん。久し振りに人形に触れたが腕は衰えてなかった。今度お前の腕とか足を吹き飛ばされたら直してやろうか?」

 

「それは無機物相手だろ。ボク人間。有機物」

 

 

 義手とかは勘弁な。鋼の錬金術師に憧れてた節はあったけど手入れとか痛いのは嫌なので普通でありたい。

 

 

「で?」

 

「ん。捕まえられなかったけど精霊は喜んでくれたよ。もうちょい媚びれば秘法を教えてくれるんじゃない?」

 

「そうかそうか……時間がないのならダイオラマを使えばいいんじゃないか? 時間の設定はできるんだからお前のいた時間が来る前に未来に帰れるんじゃないか?」

 

「考えなかったと思う?」

 

 

 初めはそうしようと考えたがエヴァンジェリンの別荘の時間を変えられるだけで研究は止まってしまっているので精霊に頼ろうとしているわけだ。

 ぶっちゃけ研究も精霊も成功する確率は低すぎるんだが藁をも縋る思いで捜し求めているんだ。もう百年以上も行方不明になっているからあちらではどうなっているのか心配なのだ。オカンもオトンも心配していないだろうか。

 早く帰らないと折角初恋の彼女が寝取られてしまう。こっちの時間があっちの時間にどのように影響しているかもわからないので早く帰りたい。

 いなくなった時間までいれば消えた瞬間の自分と入れ替えればいいかもしれないがタイムパラドックスがなんちゃらかんちゃら。

 

 

「まあ、何だ」

 

 

 考え事をしているとエヴァンジェリンが気まずそうに声を掛けてきた。研究者っぽく振る舞い始めてから考え事の没頭する事が多くなった気がする。

 

 

「今更それを言うのもあれだが。もう何度も見て見慣れているから構わんが……裸を隠したらどうだ」

 

「股間は隠れてるでしょ」

 

「マタデカクナッテンジャネーカ。ドレダケノ女ヲ泣カスツモリダ」

 

「人聞きの悪い事を言わないでよ。女の人を喜ばせるのにはちょうどいいサイズなんだよ?」

 

「ケケケケケケ。変態メ」

 

 

 私の戦闘力は53万です(震え声)

 

 男なら大きさではなくテクニックで勝負するべきだ。アリアドネーのヤリマンビッチもテクよテクってスパーとタバコ吸いながら言ってたし。高い授業料を支払う事になったが何もなかった、いいね?

 息子がでかくなってお世話になるの意味合いが変わる事になるな。オカズは必要なくなりました。女の子もすぐに口説けるぜ! だけどあんまり束縛するのは勘弁な!

 

 

「言っておくが子供には使うなよ。ただの苦痛だ」

 

「ロリコンじゃないけど……今は」

 

 

 ボクも悪いけど綺麗なエヴァンジェリンも悪いと思うんだ。年齢的にもロリコン認定にはならないはず。絶対にだ。見た目は犯罪だけど中身はババアとうら若き少年のえっちなのだから。

 だけどレイプして本当にごめんね。今でもそれはボクの中で大きな後悔だよ。ロリコンロリコンと馬鹿にして結局自分がロリコンになってしまってるもん。

 

 

「ふっ、気にするな。見返りは大きかったから気にしてない」

 

「やだなんてイケメン……」

 

 

 まあ、見返りは偶然そのものだった。吸血鬼化の影響で十歳のロリボディのまま固定されていたエヴァンジェリンが成長できるようになった事が。成長は普通の人間よりも緩やかではあるが。

 今ではもう高校生の背丈があるのではないだろうか。ボクと目線の高さが同じだから素直に喜べはしないが。

 まだ高校生なのに成長するとなれば簡単に抜かれるな。そうなれば太ももッパーンをお見舞いしてやろう。

 

 腕を組んで珍しく威厳を見せるエヴァンジェリンに惚れ直しながら取り敢えず着替える事にした。熱風を操り、大型ドライヤーのように体を乾かすのも忘れずに。

 うむむ。そろそろ服装をチェンジしてイメージもチェンジしようか。美形になっているから何でも似合いそうだがイメージに合うのを選ぶのもいいかもしれない。

 

 

「今からどうするの? 予定通りに別荘の中で惰眠を貪る?」

 

「それもいいが少しやりたい事ができた。日本(ジャパン)へ向かう」

 

「……え。何で今更?」

 

「アイキドウ、というものを学ぶつもりだ。後は噂の麻帆良学園を見に行く。世界樹と呼ばれる場所も見てみたい」

 

「合気道ですか」

 

「ああ。小よく大を制する、お前も役立つ事があるんじゃないか? 私は闇の魔法(マギア・エレベア)の真髄に触れる為にアイキドウを学び、お前を超えようと思ってな」

 

 

 寧ろ太極拳がうってつけじゃないの? 武術とかあんまり知らないから口に出せん。エヴァンジェリンが言うなら正しいものだと思うけど。

 それにしても日本かぁ。久々の帰郷になりそうだ。

 

 というか世界樹って何よ? マナとか生み出す神秘的なの日本にあったっけ?

 

 

 

 

 

 







 精霊云々は作者の妄想とオリジナル。古代語呪文、千の雷やらおわるせかいとかあそこら辺は自然を操るものと解釈しております。

 普通の魔法は精霊を行使し、自分の魔力を糧に精霊を介して魔法という概念を発動するのに対して
 古代語呪文、広域に渡る殲滅の意味合いを含める最大呪文は精霊を介して更に自分の魔力を介して自然に干渉、大気を魔法で歪めて発動するのが古代語呪文だと考えています。

 本当は違うかもですがここではそんな扱いをさせてもらいます。



 そして(十話だけだけど)待ちに待った帰郷。アイキドウを習い、エヴァンジェリンは更に強くなれるのか!? そして世界樹とは何の事なのだろうか!? そして少年はついに……【】になる!

 【】はお任せします。今までの印象だと……変態? え? 元から?





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