『わりぃ、ヒカリちゃん。ちょっと手伝ってほしいことがあるんだよね』
「ハイ?」
今日も今日とて、イッシュ地方ライモンシティのバトルサブウェイにてトレーナーとしてバトルを挑んでいたり、面倒を見てあげていた舞妓さん言葉を話すウェイトレスの子のバトルを見てあげたり、ここのところよく見掛けるようになったカノコタウン出身のチャオブーを連れた男の子を見てあげたりしていたそんな頃だった。
携帯端末のホロキャスターから投影されたホログラムに映し出されるは、最近はあたしたちが口を酸っぱくしてまくし立てるおかげか、ちょくちょく連絡をいれてくれるようになったユウトさんの姿。
「わかりました。どこにいけばいいんですか?」
内心から込み上げてくる嬉しさで頬が緩みそうになるのを必死に抑えながら、あたしは彼のお願いに答えるべく、話を進めることにした。
* * * * * * * *
と、いうことで。
ユウトさんからある程度の話を聞いて、呼ばれた日時と場所にまだ余裕があると判断したあたしはすぐさまカロス地方ミアレシティ行きの航空機チケットを押さえてカロス入り。そしてあるポケモンを捕まえてから、ユウトさんの指定した場所へと向かった。
その場所は、ナナシマ地方5の島の北方に存在するゴージャスリゾート。ここは大勢の金持ちが別荘を所有する地であることから、こんな名前で呼ばれていたりする。
そして、その別荘のうちの一つに現イッシュ四天王の一人、カトレアちゃんの家が所有する別荘がある。ていうかもはや別荘というより屋敷ってレベルだけどね。
「いらっしゃいませ。ようこそ、おいでくださいました、ヒカリ様」
「いえ、こちらこそご丁寧にありがとうございます、コクランさん」
ジョウトバトルフロンティアバトルキャッスルのフロンティアブレーンでもあり、カトレアちゃんの家で執事を勤めるコクランさんに出迎えられて、あたしは屋敷の中に足を踏み入れるのだった。
ちなみにこのお屋敷、ポケモンの回復設備や交換設備、さらにはバトルフィールドまでもある豪華仕様。たまに開かれるパーティーにあたしもお呼ばれして、そんな設備があるせいかバトルにも興じていたりする。そんな場所だ。
「ああ、あなたはヒカリさんですか?」
屋敷の中を歩いていると、ちょうど目の前の交差する廊下の角から現れた緑髪の男の子に声を掛けられた。
「そうだけど、キミは?」
「はい、僕、ミツルって言います。この度ミクリさんに勝ってホウエンチャンピオンマスターになりました」
あれま! 気弱でおとなしい感じがする子だけど、実はそれは見かけだけだったりするのかしら?
「そうなの。まずはおめでとう!」
「あ! ありがとうございます!」
「これからよろしくね」
「はい! こちらこそよろしくお願いします!」
そうして右手を差し出すとすっごい嬉しそうに握り返してくれた。握手してみた感触だと、やっぱり結構細っこい感じがするんだけど、チャンピオンマスターになるくらいなんだからこれは
「そういえば僕、こういったのに初めて呼ばれたんですけど」
「あぁー、そうなんだ。別に作法とかそういうのみんな気にしないからラクにしてた方がいいよ。あとはこういうのってだいたいイベントとかの話が多いのよね」
「へぇ、どんなものがあるんですか?」
「まあいろいろよ、バトルしたり、パーティーしたり、バトルしたり――」
なーんて今までにあったようなことを話しながら、みんながいるだろうダイニングに向かった。
* * * * * * * *
ダイニングにはそこそこの人数がいた。といっても、あたしとしてはほぼみんな知り合いなんだけど。
「うわ、フウさんとランさん、プリムさん、カントーのタケシさんにジョウトのイツキさん、シロナさん、ダイゴさん。他にもいろんな地方のジムリーダーに四天王、チャンピオンまでいますね! ホントすごいですね、この集まり!」
隣に座るミツル君がそのメンツに興奮した面持ちを見せてはいるけど、一応キミもホウエンのチャンピオンだからね。
「ほぼみな集まったようですわね」
屋敷の主でもあるカトレアちゃんの言葉を受けてラルトスを肩に乗せたある人物が席を立つ。
「皆さん、今日はオレの呼びかけに参集して頂いてどうもありがとう!」
すると左腕のところをちょいちょいと叩かれた感触を受けたので、そちらの方に振り返る。
「どうかした、ミツル君?」
「あの、あの人はどういった人なんでしょうか?」
小声でそう囁かれたことに思わずやや驚いてしまった。
「あら? キミはホウエン出身だから知ってるかなあとも思ったんだけど」
「す、すみません」
「ああ、いいのよ。別に責めてるわけではないから。まあ、あの人は目立つこと結構嫌いだし、普段変装してるから、顔見てわからなくても仕方ないかもね」
ということであたしは今話している彼の正体をばらしたのだけども――
*†*†*†*†*†*†*†*†
「うっ、うええええええぇぇぇぇぇ!?」
前置きはそこそこにいざプレゼンに行こうかというところで、突然にそんな叫びとともにバンッとテーブルを叩いて立ち上がった彼、ホウエン地方の新チャンピオンによって、それは一時中断。
「どうかした、ミツル君?」
とりあえず話を向けてみたのだけど、
「あ! いえ! なんでもないです! すみません!」
と恐縮してばかり。
ただ、隣に座るヒカリちゃんが苦笑いを浮かべながら片手を立てて「ゴメン」っていう具合のジェスチャーをしているので、たぶん彼女が彼に何かを言ったからなったことなんだと思う。
とりあえず、首肯して話を戻すことにした。
今日俺が提案しようとしていること。
それはここにいる全員も含めて――
「ハロウィン、やりましょう!」
と、いうことである。
「ハロウィン、ですか?」
「んー、聞いたことないねぇ」
ここに来るまでの何人かには個人的に連絡を取って趣旨は説明したけど、それ以外のほぼ全員は初めて聞いたといったところ。
まあそれも仕方ない。当たり前だと思う。
何せこの世界、なぜかはわからないけど、バレンタインのようにハロウィンって行事、というかイベントもない。
「ハロウィンっていうのは外国に存在する一種のお祭りです」
ハロウィンの元ネタは実りを祝う秋の収穫祭であり、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事である。秋の収穫を祝うというのは時節柄当然とも思うし、悪霊などを追い出すについては、これを始めた古代ケルト人らにとっては十月三十一日の日没から新年が始まると考えられていて、さらに死者の霊に始まり、有害な精霊や魔女なんかが現れて悪さをしたり、子供を霊界に攫ってしまう日であるとも考えられたらしい。そこで、それらの悪いものから身を守るために仮面を被り、篝火を焚いて作物と動物に祈りを奉げたのが始まりだとか。
ちなみにハロウィンといえば挙がるものとして、仮装・お菓子・
どれもザックリ言うと、仮装については『仮面を被って悪霊に間違われないようにしよう(間違われると連れ去られる)』→『なら、もっとお化けみたいな格好して、お化けの方を騙そうぜ』と仮装するようになったし、お菓子は悪霊への供物が由来だし、カボチャ――本来はカブだったらしいが――のランタンは善霊を呼び寄せ、悪霊や魔女を退けるための魔除けの火なんだとか。
とりあえず、そんな話をツラツラ述べつつも、みんなで仮装パーティーイベントを開こうということをぶち上げた。
以前、カトレアちゃんとカトレアちゃんの家の財閥経由でバレンタインが広まっていったので、今回もそれ経由でハロウィンも広めていくことはカトレアちゃんとの話し合いで既に決定している。
だから、今回ここで受け入れられなくてもいずれはハロウィンパーティーはできるのではとも思っていたが、
「ふーん、まあいいのではないかい?」
(わたしたちが話を通したの以外も、だいたいが今のイツキの意見と同じよ)
漂う雰囲気、さらにはラルトスのお墨付きにより、どうやらうまくいけそうなようだ。
(うん、でもやっぱりもうひと押しが欲しいかな)
(ここにいない人間の確実な賛同を狙うなら、その案でいいと思うわ)
ということで、ポケモン世界らしいニトロをここでぶち込むことにした。
「さらに! その仮装パーティーイベントでポケモンハロウィンバトルなんてのも企画してます」
すると場の空気がザワッと変わるのを感じ取れた。
(……うん、あなたたちって本当にわかりやすい人間よね)
(……それは同感)
全リーグ関係者はオレに勝つのを目標にしているということを聞いているので、何かと仲間内同士で集まったりしたときはバトルをよく挑んでくるが、オレはまだまだ彼ら全員に白星は与えていない。それに全員を相手にできるわけではない上に、集まる機会も決して多くはないから、中々バトル出来る機会が少ない。
そんなときに降って湧いた今回の話。しかも、オレという餌が呼び掛けたバトル話。食いつかない訳がなかった。
と、いうことでハロウィンパーティーは満場一致で開催が決定された。
「じゃあ、次に当日までに用意するものと当日のことについて話していきますね」
こうしてすべての概要を話し終えてこの場は解散、ということになるのではなく、ちょっとしたパーティー、そしてポケモンバトルも行うことにはなったりした。
後日、様々な地方のジムリーダーや四天王、チャンピオンなどのリーグ関係者がカロス地方入りしてカロスは一時「有名人がたくさんいる!」として賑わいを見せたという話をプラターヌ博士から聞くことになった。
*†*†*†*†*†*†*†*†
ユウト君が「ハロウィンやりましょう!」と呼びかけてから、月日が流れて十月三十一日当日。
ここシンオウ地方バトルゾーンのリゾートエリアはゴージャスリゾートと同じくセレブに人気のリゾート地であり、別荘も乱立している地域である。
カトレアの別荘はここにも存在し、今日はここでユウト君発案のハロウィンパーティーが開かれるのだ。
「あ、シロナさん!」
するとちょうど別荘のお屋敷の門前でヒカリちゃんに出くわした。彼女はフリルをふんだんにあしらった裾が広がらない淡い水色のドレスを身に纏っている。
「どうですか、これ。私的には人魚をイメージしてみたんですけど」
「あら、すごく似合っているわよ、ヒカリちゃん。でも、なんで人魚なの?」
「ハイ。あたしの最初のポケモンがポッチャマだったので、水系のものをイメージしたんですよ。そういうシロナさんは魔法使いですか?」
「そうよ」
子供のころに読んだ魔法使いの物語をイメージして、つば広で先が尖がっていてかつ折れているような帽子をカトレアに頼んでつくってもらい、それをちょっとゴスロリチックなワンピースとケープで合わせた形だ。手には三十センチメートル程度の短杖も装備で気分はまさに魔法使いという感じ。
「その恰好もすっごくお似合いで素敵ですよ!」
「ありがとう。さ、いきましょうか」
そうして入口でコクランさんに挨拶して会場に向かう。
「なかなかすごい飾り付けですね」
「そうねぇ」
会場へと続く長い廊下はズバットを模した飾りで彩られていて普段とは違うイメージを持たせている。それが延々と続くのだ。照明の方も普段と同じ暖色系のものが今日だけはなんだか違った感覚を持たせてくれている。
そうして会場に到着。
その扉を開けた。
「これが、ハロウィンなのね……!」
「すごい……!」
そこは本当にいつもとは違う特別な仕様だった。
先の廊下で味わったハロウィン気分がまだまだ甘いものだったと気づく。
暗さの演出のためなのか、暗幕が引かれ、先のズバットの飾りの他にゴルバットやクロバット、くろいメガネをかけたコロモリ、ココロモリ、更にはゴーストタイプのポケモンの飾りまでもがその上に躍るように飾り付けられている。
照明にも飾り付けがなされ、更にはカボチャをお化けの顔のように繰り抜いた形の明かり――たしかコレがユウト君のいうジャック・オー・ランタン、だったかしら?――も
「ゴースゴース」
「ん? あら」
すると私たちの前に体にワンポイントを付けてトレイをサイコキネシスか何かで浮かせているゴースが現れる。
そのゴースはトレイの上に乗った包みをそのサイコパワーで差し出してきた。
「これはあたしたちにくれるっていうの?」
ヒカリちゃんの問いにゴースは勢い良く頷いた。
「あら、じゃあ遠慮なくいただくわ。ありがとう」
「ゴース!」
私たちはそれを受け取るとゴースは会場内の奥の方に飛んでいった。
「ゴーストポケモンも給仕してるのね」
ゴースを追った視線の先にはそれぞれ体のどこかに飾りをあしらったゴーストタイプのポケモン、中でもバケッチャやパンプジンが他よりも多く飛び交っていて、一層怖さとハロウィンらしさの演出が際立っているように思えた。
「シロナさん、これお菓子みたいですよ」
ヒカリちゃんがつい今し方ゴースから貰った包みを開けていた。
私もそれに倣って包みの口を縛る紐を
「あ、ヒカリさん! それにシロナさん!」
今度の挨拶は先の折に顔見知りになった、ホウエンの新チャンプのようだ。
「あら、ミツル君、こんにちは! それニャースの仮装?」
「はい。いかがですか?」
「かわいいとおもうわよ」
「ありがとうございます」
なるほど。猫型のグローブと猫型のブーツ、猫尻尾、さらに猫耳を付けてるから猫の仮装かと思ったら、額に小判を付けているからそれでニャースなのね。
……本人気づいてないかもしれないけど、ショタっ気の強さが増してるから、そういうのが好きなところに放り出したら大変なことになるでしょうね。
「あ、そうだ! お二方、トリックオアトリート!」
…………なんというか。首をコテンと傾げたところに組み合わせた手を当てて片足のつま先立てるとか、こいつ狙ってぶりっ子やってるんじゃなかろうかとも疑ってしまうほど。周りに視線をサッと走らせてれば思わずその様子に鼻血を垂らしているメイドや参加客もいるみたいだし。
ヒカリちゃんも「なんだかなぁ」って顔色をしながらユウト君から聞いている、
さて、私たちもミツル君に倣って会場内に歩を進める。とりあえずは何か飲み物を確保しないとね。
「結構みんないろんな仮装していますね」
「そうね。意外な人が意外な仮装してるものね」
例えばダイゴなんかは服装はいつものだけど、マントを羽織って顔にフランケンシュタインのメイクを施していたり、アデクさんがゆったりとした黒いローブに長い鎌、更に顔の左半分をドクロ仮面で覆った死神の恰好をしているし、シキミが赤ずきんちゃんのコスチューム、ハルカちゃんとユウキ君がお揃いの海賊コスチュームといった空想上の人間に扮したものから、アカネちゃんのピクシーを意識したフード付きマントや、シトロン君とユリーカちゃん兄妹の、彼らが電気タイプのジムなせいか、尻尾とか耳がライチュウやピカチュウを意識したやや控えめな仮装といったポケモンを意識したものに扮していたりと、様々。
「シロナさん、ヒカリちゃん、こんにちは。楽しんでる」
そんな風に周りの仮装を中で声を掛けてきてくれたのが、彼、ユウト君……なんだけども……。
「え? ユウトさん、その恰好はなんですか?」
「なにって、コスプレ。ヤドランだよ」
うん。それはわかる。わかるんだけどさぁ……。
なんでヤドランのキグルミ着てるのよ!
しかも、ヤドランの開けた口の部分から顔が出る以外全身がヤドランに隠れてるし、質感とか垂れる尻尾に噛み付くシェルダーとかまでムダにリアル!
それになんかラルトスもソーナンスのキグルミ着てるし! トレーナーと同じくソーナンスの口の部分から顔を出す以外、全身がソーナンスだし!
「カトレアちゃんとこに作ってもらったんだけど、意外に中スースーしてるし、肌触りとかもそっくりだし、よく出来てるんだよね~」
「(ホントホント。いい仕事してるわねぇ)」
なにトレーナーがトレーナーならポケモンもポケモンなの!? ここまで趣味嗜好が似ちゃうものなの!?
「どうかした、シロナさん?」
「(どうコレ? 似合うでしょ?)」
やめて。そんな期待に満ち溢れた目で見ないで。特にユウト君が顔向けたときに、ヤドランの抜けた顔もこっち向くから。
てか二人とも、なんでアカネちゃんみたいなリザードンとか、あるいはバンギラスとかサーナイトとかのもっとワイルドとかカワイイ系でいかないのよ。
「(なんか不評みたいね、コレ)」
「ええ? そうかなあ。いいと思ったんだけどなぁ」
ラルトスには内心バレバレだったけど、とりあえず口にはそういうことは出さなかった私たちだった。
*†*†*†*†*†*†*†*†
『さあ皆様、ご歓談中のところ申し訳ありません!』
コクランさんの声がマイクを通して会場内に響き渡った。オレやラルトスも含めて周囲がコクランさんの立つ方に注目する。
『いよいよ、本日のメインイベント! わたくしも、そしてここにお集まりの皆様誰もがおそらくは心待ちにしていたイベント、題してハロウィンパーティバトルを開催したいと思います!』
そのアナウンスにそこかしこから歓声が上がった。
『ルールは皆様すでに聞き及んでおられるかと思われますが、改めて説明申し上げます!』
ということでこれから開催されるポケモンバトル大会のルール説明が始まったんだが、細部に変更はあれど、基本的にはオレが以前提案したものと変わっていない。
一,二人でペアを組んでのマルチダブルバトル
二,一人の手持ちポケモンは四匹で、そのうち一人二匹を選出してのバトル
三,各人とも手持ちに必ずパンプジンかバケッチャを入れ、ペアの二人のうちどちらかは必ずその二匹のいずれかをバトルに出す
四,各人残りの三匹のうち、一匹は必ずゴーストタイプのポケモンを入れる
五,ポケモンの交代はあり
六,持ち物、ポケモンの重複はなし
七,いいきずぐすりやスペシャルアップなどの道具の使用はなし
こんな感じのルールだ。ちなみにペアはクジ引きで予め決めてあるので、これからスムーズにバトルに移行できる。
『では、さっそく第一試合と行きましょう!』
オレとオレとペアを組むもう一人がパーティー会場の隣に併設されているバトルフィールドに向かった。
『共に父を尊敬することにかけては右に出る者はいない! “カントーセキチクジムジムリーダー”アンズと“ジョウトキキョウジムジムリーダー”ハヤトのペア!』
クジ運が味方したな。周りから「ファザコーン!」ってヤジが飛んでいる。二人は「ちっがう!」と否定しながらも相変わらず二人で『どっちの父親の方が凄いか』をトレーナーズスクエアの中で言い合っている。
「彼らは中々に器用だな」
「そうですね」
今回のペアになった彼女に同意しながら、オレたちも位置に付く。
『対するはエスパーレディの名を冠する“カントーヤマブキジムジムリーダー”ナツメともはや説明不要、“全国チャンピオン”ユウトのペア!』
ということでクジの結果、最近イッシュのポケウッドで女優やってみないかとスカウトされているらしいナツメさんとのタッグバトルである。ちなみに今日の彼女の仮装はゲームであった、ポケウッドでの魔法クイーン ジュジュベの恰好だ。最初は小林〇子かと思ったんだけどな。
「私たちはこうして組むのは初めてな気もするな」
「たぶんそうですよね。なんか新鮮な気がしますから」
「と、いうことだ。では、二人での“初めての共同作業”といくか。キミにとってはケーキ入刀ではないのが至極残念だろうがな」
「ちょっ!? マジ、ヘンな誤解されるからやめて!」
なんて軽い掛け合いをしながら、オレたちはボールを手に持つ。
(なんか一部ものすっごくおっかない目をしてるのがいるわよ、主に二人)
よし! オレはそっちの方は見ないぞー! 絶対見ないぞー!
『では、第一試合! 開始!』
コクランさんの合図でオレたちはフィールドに投げ入れた。
*†*†*†*†*†*†*†*†
――ハロウィンでお菓子を交換して食べながら
「パンプジン、キミに決めた!」
「行きなさい、ゲンガー!」
――仮装をしてパーティーを楽しんで
「パンプジン、トリック!」
「ゲンガーはマジカルシャイン!」
――そしてポケモンバトルをして
「パンプジン、次はかなしばりだ!」
「ゲンガー、マジカルシャインを続けなさい!」
――こんな楽しいイベントなんだから、是非とも広まっていってほしい
ユウトを含め、参加者全員がその思いを心に秘めながら、彼らはバトルに興じる。
お気に入り登録してた小説でハロウィンの話がアップされる。
→そうだ! ハロウィン話書こう!
といった感じでかなりの突貫工事で書き終えました。
とりあえず、やりたかったショタミツル君(サンムーン出演おめでとう)のトリックオアトリートとユウトのヤドランキグルミ仮装が出来たので、ひと満足。
ただ、いつもよりも推敲回数が格段に少ないので、粗が多いのではないかとも思っています。
何かありましたら、感想や誤字報告でご指摘お願いします。
サンムーン御三家最終進化が発売前に発表されるとは思いませんでした。誰にするかすごい悩む……。
あとレッドとグリーン、シロナ、ミツル参戦は嬉しいんですが、レッドのオッサン具合に吃驚。
以下サンムーン体験版で思ったこと。
いきなりスカル団に絡まれるとかアローラ治安悪過ぎ(笑)
でもスカル団カワイイ&悪の組織っぽくない
十字キーによる移動が使えないから不便
謎のカイリキーとヤドン推し(カイリキー彼氏にする女性って……)
サトシゲッコウガ強い
みずしゅりけん特殊化
電気Z技威力ヤバすぎ
「カッテェェェ!」に笑
ケンタロスライドで人に突進するの楽しすぎ(笑)
いいものくれるって『きれいなはね』とかしょぼいんですけど
マーキングの色、フリースペース追加(大変助かります)
麻痺(素早さ1/4→1/2)と混乱(自滅行動1/2→1/3)の弱体化
クレッフィとボルトロスが弱くなるのは大いに歓迎するとして他にも被害が及ぶのが厳しい。これで仮に火傷までも弱体化してたらゾッとします。
あとこのSS、思いっきり混乱とか麻痺使ってるんですよねー。どないしょ。
あ、それと「ミミッキュのうた」を聞いてミミッキュの旅パ入り&ミミッキュ軸でレート挑むことにしました。
何あの子超かわいすぎるんですけど!!