ポケモン世界に来て適当に(ry   作:kuro

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技の表記はゲーム通りのかな表示(例:みがわり、ブラストバーン)、状態異常や状態変化は漢字表示(例:火傷、混乱、身代わり)としていきます。

にじファン時代にはなかった新話になります。
では( ・∀・)つドゾー


第3話 シンオウジム戦

「おー! あなたがシロナさんの言ってた少年? いやー、お姉さん楽しみだねー」

 

 明るい茶色のボブカットだが、耳の前の部分だけは左右ともに髪が長いというアクセントが際立つ女性。

 

「あたしがここハクタイのジムリーダー、草タイプの使い手、ナタネよ。よろしく!」

 

 緑色のケープを羽織り、その下には手首までは覆っているが、へそは出ている黒い服、さらにはオレンジのハーフパンツが、雰囲気とともに全体的に彼女のスポーティさを演出している。

 

(というより、その年でへそ出しはないんじゃないかしら)

 

「むっ!? 今何やらセンサーがビビっときましたよ! どこぞの誰かが余計なことを考えたと」

 

(おい、ラルトス。お前と同類のエスパー様じゃね?)

(……否定しづらいのがいやなところね。これからは気をつけるわ)

 

 やっぱり女性は第六感が鋭い。余計なことは口に出さないようにしようと思った。

 

「えーと、こちらこそよろしくです。ちなみにシロナさんはオレのことなんて言ってたりしたんですか?」

 

 さて、さっきの話の中でなんだか気になることを口にしてくれたナタネさん。これは聞きださないとね。

 

「んー、なんかいろんな地方のチャンピオンになっててポケモン図鑑の完成にも一役貢献してる凄腕の人物とか」

 

 よし、今すぐ口止めしよう。

 正直言いふらされて有名になって追いかけられるとか、常に注目を浴びるとかは勘弁願いたい。

 できれば、静かに穏やかに旅をしていきたいんだ。

 ……それに恥ずかしいし。

 

(ホンネはそれよね)

 

 うっさい。ちょいと黙りなさいラルトス。オレはそういう性分だからこれでいいんだよ。

 

「ふーん、まあそういうことならわかったよ」

「そんなのケムシかなんかだと思えばどうってことないのに。しょうもないわね」

 

 あなたもちょっと黙っててください、シロナ改めクロナさん。

 アンタもうほんと腹黒過ぎ。というか、オレのシロナ様に抱いていたイメージを返してくれ……orz

 

 

「ま、その話は置いといて、とりあえずジム戦だね! じゃあルールの確認といこうか!」

 

 ナタネさんの提示したルールは

 

  1,一対一のシングルバトル

  2,使用出来るポケモンは各々三体

  3,ポケモンの入れ替えはOK

  4,道具の使用はなし

 

といった感じで、結構アニメ準拠ではあるが、とりわけて特徴的なものはない。

 強いて言うなら、ポケモンに持ち物を持たせることについては何も言われていないんだけど、これはひょっとすると項目4に抵触する場合があるので、持たせないようにしている。

 というのも、この世界はどうやら『ポケモンに持ち物を持たせてポケモン自身に使わせる』という発想がないといっても過言ではない。

 本音としては戦略の幅が著しく狭まるから、持ち物所持についての見識が早いところ広まってほしいところ。

 尤も、そこら辺はこの前ホウエンで会ったあの人に期待をするとして。

 

「私は客席の方で、キミのバトルを見学させてもらうわ」

 

 そうしてシロナさんはバトルフィールドとを隔てるフェンスを飛び越えて客席の一番前の列に陣取り、腰を下ろした。

 

(今回、というかポケモンリーグまではお前は出すつもりはないからな)

(はぁー、毎回のこととはいえ、つまらないわねぇー)

(今度、何かうまいもん食わしてやるから許せって)

(じゃあスイーツ食べ放題がいいわ)

 

 なんて会話をオレとラルトスがしている間に、オレとナタネさんはトレーナースクエアに入った。ちなみにトレーナースクエアとは、トレーナーがポケモンに指示を出す場所である。トレーナーはバトルの間はこの中にいなければならず、またこの外にも出てはいけないというのがルールである。

 そしてオレがそこに入ると同時に、さらに審判もついて、準備は完了。あとはトレーナー双方、及び審判の開始の合図によってバトルがスタートする。

 

「さって! シロナさんの期待するキミの実力、あたしにも見せてね!」

 

 そのナタネさんの言葉の間に、ラルトスはオレの肩に乗って頭に手を置くという、最近お気に入りの位置に陣取った。ここにいるということはさっきオレが言ったことを守ってくれるということだろうな。

 

 

「ではこれよりハクタイジムジム戦、ハクタイジムリーダーナタネと挑戦者ユウトのバトルを始めます! 両者、ポケモンを一体、フィールドに投入してください!」

 

 そうして審判の言葉が高々とフィールドに響き渡る。

 

 さて、いっちょいきますか!

 オレの一番手はこいつだ!

 

 

 

 *†*†*†*†*†*†*†*†

 

 

 

「リーフィア、キミに決めた!」

「いくよー、ハヤシガメ!」

 

 バトル開始の合図が告げられてから、彼らの一挙手一投足を見失わないように目を皿のようにして見ている。

 まずはお互いの最初の一体が出揃った。

 

「でも、どうしてユウト君は草タイプのリーフィアなのかしら?」

 

 ここは草タイプのジムなんだから、同タイプ同士じゃなくて、相性的に有利な炎とか飛行タイプで勝負してもいいのに。それとも草タイプを封じる狙いがあるのかしら。でも、ナタネちゃんは草タイプに関しては私以上のエキスパートなのだから、そうそうそんなことも狙えるとは……。

 

「なるほど、同じ草タイプなら草タイプの技は効果いまひとつ。あたしのメインウェポンを封じられると思ったわけね。それならそれでみせてあげる! ハヤシガメ、すてみタックル!」

「ヤシガ!」

 

 まずはナタネちゃんの先制攻撃ね。

 百キログラム近い重量からのあの技はハヤシガメのパワーと合わさって脅威的な威力を誇っているはずだわ。

 それにあのハヤシガメは重量級クラスのハズなのに、思った以上にスピードが出ている。流石はジムリーダーのポケモンといったところね。

 はたして彼はどう対処するのかし――

 

「リーフィア、いばる!」

 

――ら?

 

「つづいてみがわり!」

 

 なっ――!?

 

「なっ、なにこれっ!?」

 

 ナタネちゃんの驚愕に、私も激しく同意する。

 あのリーフィアが何かをしたのか、いえ、ユウト君が指示をしていたから、何かをしたハズ。それによってハヤシガメは技の途中で失速。

 さらに見ていると、なにやら様子がおかしい。なんだかわけもわからず自分を攻撃しているようだった。

 

 これは――

 

「ハヤシガメが混乱しているというの? でも……これはいったい、どういうこと……!?」

 

 私は思わず立ち上がって、フェンスの縁を掴んで身を乗り出していた。

 ()()()()()今まで見たことがない!

 

「いえ、そういえばたしか――」

 

 一つ思い当ることがあった。

 先日、フィールドワーク中にエニシダと名乗るワケのわからない男と出会った。

 そのとき、ポケモンの技には補助技・変化技という分類があるどうのこうのという話をされた。

 話半分に聞き流していたのだけど、その中には『みがわり』という単語が含まれていた。

 

「一応、リーフィアの使った技の効果を説明しておきましょう。いばるは相手を混乱させますが、攻撃を二段階あげてしまう技、みがわりは自分の体力を消費する代わりに身代わりを創り出す技です」

 

 彼の言うそれ。

 まさかこれがその補助技だとでも言うの?

 

「ハヤシガメ、頑張って! ギガインパクトよ!」

「リーフィア、つるぎのまい!」

 

 しかし、ハヤシガメは混乱による自滅ダメージをさらに負い、その間にまた、ユウト君の技らしきものが決まっていく。

 

 ジムリーダーは普通のトレーナーとは異なる。彼らはトレーナーたちの力を試し、見極めを行っていく立場だ。

 だから、実力的には彼らはそういったトレーナーたちの遥かを上をいく存在である。

 しかし――

 

「リーフィア、トドメだ! いけっ!」

「まだよ! 勝負はそんなに簡単に決まらないわ! ハヤシガメ、今度はリーフストーム!」

 

 今――

 

「よし、その調子よ! 頑張ってハヤシガメ!」

「ああ、どうやら混乱は解けたみたいですが、しかし――」

 

 

 私の目の前で繰り広げられているこの光景は――

 

 

「なっ、なんで!? リーフストームよ!? 草タイプの超大技なのよ!? いくら相手が草タイプだから効果は薄いといえど、ただでは済まないわ! なのに、なんでモロに直撃してもヘッチャラなの!?」

 

 

「言い忘れましたが、身代わり状態では身代わりが破壊されない限り、本体には一切ダメージが入らないんです」

 

 

 ――全く違っていた

 

 ジムリーダーを、()()()()()()()、まさに鎧袖一触、歯牙にもかけないという言葉が似合うほど圧倒した。

 

 これが――

 

「リーフィア、そのままトドメのシザークロス!」

 

 

 ――この少年の強さ

 

 

「ハ、ハヤシガメ、戦闘不能です!」

 

 

 ――変わる。

 

「いよっし!」

 

 ――この少年を中心として、全てが変わる。

 

「よくやったぞ! 頑張ったな、リーフィア!」

 

 彼の行く末、そして彼が巻き起こす旋風を想い、背筋に衝撃が走った。

 

 

 

 *†*†*†*†*†*†*†*†

 

 

 

「ロズレイド、あなたに任せるわ!」

 

 さてさて、ハヤシガメ(ちなみにゲームではナエトル)を突破して、次に繰り出してきたのはナタネさんの切り札ロズレイド。まあ、コイツを突破するには切り札を切るしかないと判断したんだろうな。

 で、一方オレのリーフィアの状態は、一回つるぎのまいで舞って攻撃二段階アップはいい。

 しかし、

 

「(リーフィアの身代わりが壊されてしまったわね)」

「ああ。さすがジムリーダーのポケモンだな」

 

ということだ。

 ここでみがわりの説明をすると、みがわりは自分の最大HPの四分の一を充てて身代わりをつくる技だが、その身代わりを壊されない限り、ほぼすべての技を身代わりがダメージを肩代わりして本体への攻撃をシャットアウトしてくれる非常に優秀な技だ。そして、身代わりを壊すには、その身代わりのHP分以上のダメージを与えなければならない。

 いくら特防とHPの低さが目立つリーフィアといえ、同タイプで効果いまひとつ(威力半減)+特攻の低いハヤシガメのリーフストーム(特攻依存の特殊攻撃技)で身代わりを壊すとは、さっきも言ったとおり、流石はジムリーダーのポケモンといったところである。

 

「正直、シロナさんの話を聞いたときはまさかと思った。でも、今ので実感した。あなたにはあたしのすべてで以て、一人の挑戦者として、臨むわ」

 

 今までよりも眼光がさらに鋭くなったナタネさん。まさに本気の本気というところか。

 しかし、それはこちらも同じ。寧ろ臨むところだ、という感じである。

 

 さて、こちらは攻撃が上がった状態でのつばめがえし(物理:飛行タイプ)があるとはいえ、向こうはタイプ一致の上、非常に高い特攻からのヘドロばくだん(特殊:毒タイプ)がある。特防が低い上、弱点のそれをリーフィアが耐えるのはかなりつらいだろう。

 とすれば――

 

「(私ならここは交代ね)」

「ああ。でもただの交代じゃない。リーフィア、バトンタッチだ!」

 

 ということで二つのモンスターボールを真上に放り投げる。その内の片方に向かってリーフィアが飛び上がった。

 

「出番だ、ズバット! キミに決めた!」

 

 そしてもう片方からズバットが現れる。次いで、ズバットの羽とリーフィアの前足がちょうど空中でハイタッチされる形となった。ちなみにお分かりの人は「ああ!」となってくれると思うが、言い回しはアニメ主人公サートシ君の丸パクリです(サートシ君のモデルのレッドさんはゲーム通りだったので、被ってはいない)。

 

「よし、バトンタッチ成功! 頼むぞ、ズバット! お前が決めるんだ!」

「(しっかりね。期待してるわ)」

「ズバッ! スバッ、ズバッ!」

 

 ズバットの方も気合十分。ちなみにコトブキシティとソノオタウンの間の荒れた抜け道で捕まえた。その後ずっとやすらぎのすずを持たせていたので、他に捕まえたポケモンよりは懐いてくれてると思う。

 

「あのー」

「ん?」

「今のってただの交代じゃないの?」

 

 ほんの少しおずおずとした様子で尋ねてくるナタネさん。他の面々もこちらを見ている。

 

「バトンタッチっていうのは手持ちのポケモンと交代する技なんです。ただ、普通の交代と違う点としては、身代わりなどの状態変化や能力アップなどの能力変化を引き継げる点です。普通の交代ではそれらの効果は消滅してしまいますね」

 

 なので今は、身代わりは引き継げなかったが、つるぎのまいの効果は引き継いだ形となる。

 

「なるほど。いや、少しわかんない部分もあるけど、手強いってことに変わりはないわね。じゃあ、いくわよ、ロズレイド! ズバットにじんつうりき!」

「ズバット、ゆうわく!」

 

 ズバットはじんつうりきを食らいながらも、ゆうわくを決める。

 

「つづいてメロメロ!」

 

 先にゆうわくが決まったおかげで、効果抜群のじんつうりきを耐えられたズバットからピンクのハートがいくつか飛んでいき、それらがロズレイドにヒットした。

 

「ロズ~、ロズレ~」

「ちょ、ちょっと、ロズレイド!? どうしたのよ!? じんつうりきよ!」

「まだまだ! さらにいちゃもんだ!」

「ってあ~もう! 今度はなんなの!?」

 

 メロメロが決まった瞬間、ロズレイドの目がハートになり、さらにオレがいちゃもんを指示したことによって、連続でじんつうりきを出させなくした。

 

「ズバット、今度ははねやすめだ!」

 

 よし、これでじんつうりきのダメージの回復が出来る。

 

(えげつないわね~、今のは)

(いいだろ、別に。ちょうおんぱもやらないだけましだって)

(ま、それはいいとして、ユウト、周りを見てみなさい)

(ん?)

 

 ぐるりと見回すと、もはや目が点の状態となっている三人が見える。

 

「……あーと、説明、やっぱりいります?」

 

 するともう三人とも凄まじい勢いで首を縦に振っている。

 

「まず、エスパータイプの特攻技じんつうりきは毒タイプを持つズバットにとっては効果抜群の技になるのですが、ゆうわくは異性限定で相手の特攻を二段階下げる技で、これによりロズレイドの特攻が下げられたので、タイプ不一致ということもあり、なんとか耐えることが出来ました。さらにメロメロにいちゃもん。メロメロは異性にしか効きませんが、五十パーセントの確率で技を出させなくする技、いちゃもんは同じ技を二回連続で出させなくする技です。ちなみにはねやすめは体力を回復させる技になります」

「……なんだかいろいろと言いたいことはあるし、よくわからない部分もあるけれど、なんとなくは理解出来たわ」

「そうですか。では次で決めます!」

「あら、確かに追い詰められてはいるかもしれないけれども、そういう冗談はお姉さん好きじゃないわね!」

「はてさて! ズバット、ブレイブバード!」

「ロズレイド、リーフストーム!」

 

 ブレイブバードにリーフストーム。

 どちらも大技がぶつかり合った。

 

 

 * * * * * * * *

 

 

「いやー、すごい! あなた本当に強いわね! それだけ、あなたのポケモンへの愛情が注がれてたってことでしょ? あ、そうそう、これフォレストバッジ。受け取ってね」

 

 ブレイブバードでロズレイドを下した後、ナタネさんの最後の一体、チェリムもズバットのつばめがえしで下してバトルも終わり、オレはナタネさんに3-0で勝利することができた。

 そして、シンオウに来て初めてのバッジを受け取った。

 それにしても、やっぱり勝った瞬間、そしてジムバッジを受け取る瞬間は何回やってもこみ上げてくるものを感じる。

 

「いやぁ、ここまで圧倒的に負けたのはホンット~に久しぶりかもしれないわ! ていうか、ここまでの負けっぷりだと、いっそ清々しささえ感じるわね! それと――」

 

「ナタネちゃん、ちょっと待って」

 

すると、ナタネさんを止めて、シロナさんが客席の方からこちらに来ていた。

 

「まずはおつかれさま、二人とも。それから、ユウト君はジムバッジゲットおめでとう」

「ありがとうございます、シロナさん」

 

 まずはオレたちを労ってくれたシロナさん。

 わざわざオレのバトルを見学して、彼女に得るものがあったか。

 いや、あるようにいろいろ頑張ってみたんだけど、どうだったかね。

 

「とりあえず、ヒカリちゃんとの約束のある三日目までヒマよね?」

「え? ん~、いろいろ図鑑埋めとかし――」

「ヒマよね?」

「いえ、ですから」

 

 

「 ヒ ・ マ ・ よ ・ ね ・ ?」

 

 

 なんだろう、この威圧感、というか圧迫感は。

 思わず、一歩引いてしまったくらいだ。

 

「ナタネちゃん、私は今こそチャンピオン権限を使うわ。今から二時間以内にシンオウ全ジムリーダー・四天王を召集する! 最優先事項よ! それから今のジム戦ももちろん記録しているわね? その映像も徴収します。いいですね?」

「わ、わかりました」

 

 ナタネさんもシロナさんの気迫に若干引いてるね。

 それから記録については、公式戦は映像の記録を必ず残すということをポケモンリーグが定めているらしい。なんでも、後世に伝える貴重な財産になり得るかもしれないということで。ただ、三年が経てばその記録は破棄してもいいことになっているので、記録自体は莫大というほどのものでもないとか。

 

「ユウト君、キミには今すぐ私たちと一緒にポケモンリーグに来てもらうわ」

 

(この女、なに? 何様なのよ?)

(まあまあ、そう言うなって。どうやら、予想以上のショック療法になってくれたみたいだからさ)

(……まったく。あなたも損な性格よね)

 

 ラルトスがやれやれとため息を吐く真横で、これからの三日間の大変さと充実ぶりと嬉しさを想像して、いったいどの比重が大きいのかとオレは苦笑いを浮かべた。




ゲームとは違い、技はいくつも覚えられるという仕様にしてあります。

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