IS〜インフィニット・ストラトス〜 【異世界に飛んだ赤い孤狼】   作:ダラダラ@ジュデッカ

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第一章
第九話 入学


 

 黒い一台の車が、日本のとある場所を走行している。

 豪華な、それこそリムジンを思い浮かべられるようなやや縦に細長く、その車内も普通の車とは訳が違う。

 そんなどうにも金持ちが乗りそうな車の中に、キョウスケはいた。

 指を絡ませ、前方にやや体重を乗せたような姿勢で座る姿。それでも車は走っていることも忘れてしまうかのように静かに走っており、快適としかいいようがない。

 だが、キョウスケはそんな事など気にはしない。

 

 いや―――それよりも、これからキョウスケが向かう先の事の方が気にかかるのだが。

 

「…………」

 

「ははっ、君も緊張しているのかな? 南部響介君」

 

「いえ……お気になさらずに」

 

 前方に座っていたスーツを着た男が、キョウスケの態度を見かねたのか声を掛けた。

 この問いにキョウスケはそのままの表情、姿勢で自分は大丈夫だと返す。事実、緊張などはしていないのは確かだ。

 考えるだけで少々げんなりしてしまう――というのは否定できないのだが。

 

「そうか、それはよかった。しかし、君も幸運だな」

 

「……一体何がですか?」

 

「まさか男の君があの学園―――世界に誇れる機関の一つ、IS学園に通う事が出来るとは。私としては羨ましい限りだよ」

 

「では、変わりましょうか?」

 

「はは、冗談を。私はそんな歳でもないよ」

 

「…………」

 

 キョウスケの冗談とも本気とも取れる言葉だったが、男は右手を振りながらやんわりと否定する。

 この男、名を沢渡健二といい、日本政府におけるIS部門最高責任者だ。

 ISに関する軍事や管理を担当しており、その手腕は世界からも評価されている。ただ、立場が立場な為、気苦労することも多い―――と本人は自身の事を説明しながら苦笑していた。

 そんな重役とキョウスケが何故一緒にいるかといえば、事は一か月前。大倉の言った『君、IS学園に通って見ない?』という言葉が全ての始まり。

 

 なんでもレビとの戦闘によって、混沌(カオス)と呼ばれる組織に事実上マークされたといっても過言ではなく、研究所に置いておくにはリスクが高いと判断された。

 だからこそ、彼をISに関する専門知識が豊富な学園に通わせ、且つ保護を兼ね揃える為だという。勝手にポンポンと事が決められ、キョウスケとしてはやや眉を寄せたが、異を唱えたりはしなかった。

 そして、一定の試験を受けた為、こうして此処にいる。いや、試験など受ける必要こそなかったのだが、形式上そうしなければならないというのもあったため、止むなしといったいいか。

 もっとも、その試験場において専用機『アルトアイゼン』を駆り、試験官の教員とかなりの激しい勝負をしたというのもあり、その勝負を見ていた沢渡も見入っていたというほどらしい。

 

「しかし、あの時の勝負は私としても久しぶりに興奮したよ。相手はかの有名なIS学園の教員で、おまけに有能と噂のエドワース・フランシィ教員。

機体こそフランス製のラファール・リヴァイヴだったが、初手の動き、そして近接格闘戦や相手に間合いを取らせない突撃戦法は見事なものだ」

 

「……無我夢中でやっただけです」

 

「それこそ、君の実力だよ。自分の機体の事をよく理解し、長所を生かしながら的確に動くことが出来る。

それこそ、今のIS稼働者に求めている一番の課題でもある。君はそれを理解している。――それこそ、怖いくらいにね」

 

「…………」

 

 沢渡の口元がやや吊り上り、面白そうなものを見るかのような視線がキョウスケに突き刺さる。

 しかし、当のキョウスケはやや視線を下に移した。沢渡に言われ、あの時の事を振り返る。

 

(……ただの奇襲戦法だ。それに、アルトアイゼンの突撃を初見でどうにかすることは難しい事というもある)

 

 それこそ、自分でも少々驚いたほどの加速力だ。あれを初見でどうにか出来る事の方がおかしい、といっても過言ではないが――。

 ただ、まだまだアルトアイゼンを使いこなしているとは言いにくいとキョウスケ自身が感じていた。まだまだ、こんなものではないと。

 

(それも、今から上達できればいいのだが……)

 

 アルトアイゼンの事をもっと知り、その上で運用する。

 まだまだ、伸びが期待できると踏んでいたキョウスケの考えはそれにつきた。

 

「ああ、それから。学園の方でフランシィ教員を見かけたら、ぜひ声を掛けてあげてくれ。彼女も喜ぶと思う」

 

「……何故です?」

 

「折角模擬戦をしてくれた教員だからね。それから、彼女は今現在彼氏募集中らしい。立候補してはどうかな? それに、噂通り美人だ。損はあるまい」

 

「何を期待しているのですか、貴方は……」

 

「文字通りの意味だと思うよ。ふふふ」

 

「…………」

 

 やや呆れたような視線を沢渡に送るが、当の沢渡はニコニコと笑顔を振りまく。

 全く、一体どうして教員に手を出そうなどと出来ようか。キョウスケはやや視線を下げ、彼から顔を背けた。

 

「すまない、冗談だ」

 

「そうは聞こえないのですが……」

 

「そうかね? と、そろそろだな」

 

 軽く笑いながらも、沢渡は窓の外を見るとそう報告してくる。

 キョウスケもその言葉に従い、後方にあった窓から外の景色を眺める。まるで巨大な施設のような場所が目の前に存在し、自然とキョウスケの表情も引き締まってゆく。

 

「いい表情だな、南部君。それなら心配などなさそうだな」

 

「さて……どうですかね」

 

 沢渡が言ってきたが、キョウスケはただ視線を窓の外へと向けたままであり、これからこの学園で過ごすことを考え――静かに拳を握る。

 それにしても、今まで気にはしていなかったが、ふと後ろの方に目を向けてみると、其処にはこの車を護衛するように固められた黒い車が四台。

きっちりとフォーメーションが組まれており、その中には国のSPが控えているのだろう。このような送迎はVIP待遇の処置であるが、どうにもなれない。

 更に、その後ろには何処からか情報を掴んでいたのであろうマスコミ車やヘリまで飛ばす。大倉研究所の時も、大倉が抑えていたものの、相当数の記者がキョウスケに接触しようと動いていたらしい。

 昼のワイドショーから夜にかけ、キョウスケに関しては様々な憶測が世間に飛び交っていた。ネットなどもっての外であり、中には性転換がどうとか書いてあるという書き込みもあったらしい。―――全て、大倉からの連絡によるものだが。

 どうでもいい報告はしてくる事に、多少いらついたものだが。

 

(中に入るまでが非常に面倒なのかもしれないな……)

 

IS学園の前に、マスコミが大勢いるのだろう。それだけで気が滅入る。

 これから女の園に飛び込んで行かなければならないというのに、始めから難題ばかりだ。果たして、キョウスケは呪われているのか?

 

「はぁ……」

 疲れたように溜息を吐き、天を仰ぐキョウスケであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 予想通りマスコミの執念は凄まじかったが、内部に入ってしまえばこちらのもの。

 その後のIS学園の入学式も無事に終わり、キョウスケは割り振られた教室へと来ていた。

 割り振られたクラスは、一年一組。なんともまあ、狙ったかのような振り分けだと思ったが、ぞろぞろとクラスメイト達が入室していく姿を見て、キョウスケも同じように教室へと入る。

 その瞬間――キョウスケが入ってきたと同時に、クラス中の生徒たちの視線がすぐに集まった。いや、当然の事であろうが。

 

「ねえねえ、あの人って噂の男子の一人よね?」

 

「うんうん、確かそうだよ。一緒のクラスでよかった!」

 

「髪にメッシュをいれてるなんてちょい悪系かな?」

 

 ……などとそわそわした声も聞こえてくるが、キョウスケは即座に自分の席を目指し、座る。

 やはり、この空気には慣れることはない。周りを見渡せば、其処にいるのは全て女子。男は――今はいない。

 いや、それも当然か。この学園はいわば女子高であり、キョウスケは無理やり入れられたも同然。おまけに教員までもがすべて女で構成されているのだという。

 一般からすれば夢のような場所だが、いざ入れられて見ると相当なものだ。未だに視線が集中し、逸らそうにも場所がない。

 予想していた事態ではあるが――いざ目の前でそうなってしまうと、返す言葉もないとはこの事だろうか。

 キョウスケは諦めたように溜息を吐き、頬杖を作る。そんな時、誰かが近づいてきた気配を感じ――そちらの方を振り返った。

 

「響介さん♪」

 

「セシリアか。久しぶりだな」

 

「ええ。お久しぶりですわね、響介さん。わたくしもこの一年一組ですから、これまで以上に宜しくお願いしますわ」

 

「それはこっちの方だ。お前がいてくれれば、多少はマシだからな」

 

「うふふ、それは嬉しいですわ」

 

 それは本心からの言葉だ。

 こんな場所に一人で投げ出されるより、知り合いがいれば多少はマシになる。それに、セシリアは大倉研究所でも一緒に訓練していた仲だ。

 ただ、時というのは早いものだ。こうしてセシリアと会うのは、二週間ぶりか。

大倉研究所から政府の保護下に移された事で、必然的に彼女とも別れたのだが――再会できると信じていたため、それほど悲しむことはなかったが。

 それに、セシリアとはメールのやり取りも行っていた。通信手段が消えたわけではなかったため、それほど気にはならなかったが。

 

「あの子、彼の知り合い?」

 

「私見たことあるよ。確か、イギリスの代表候補生でモデルもしてるって噂の……」

 

「イギリスの? それにしてもいい雰囲気なんだけど……どういう関係?」

 

 またしても周囲がひそひそと話してくるのが聞こえるが、当のセシリアはフフッと嬉しそうに顔を綻ばせ、自慢げに胸を張る。

 何が楽しいのかは不明だが、気にしない方がいいのだろう。

 キョウスケはややセシリアから視線を逸らし、前方を見やる。

 

 と、前方を向くと同時にとある女子に目が行った。

 髪は黒に近い茶髪で、すらっとした印象。ただ、キョウスケの方をチラチラ見てきているが、彼女の方を軽く見るや、気付いたのか慌てて顔を前にやった。

 その様子に俺は首を傾げるが、その時誰かが目の前に来ると、バンと軽く机を叩く。まあ、予想はつくが。

 

「響介さん、わたくしを無視しないでくださいますかしら?」

 

「……知らん」

 

「知らん、じゃありませんわ。折角こうして会えたというのに、貴方は随分と冷たいですわね」

 

「…………知らん」

 

「もぅ……少しは喜んでくれてもいいんですのよ?」

 

「―――そうだな」

 

 それでも不服なのか、セシリアは腕を組みながら口を尖らせる。

 ただ、今のキョウスケにはあまり相手にする元気というものはなく、相変わらず頬杖をついているのだが。

 そんな折、教室のドアが開かれて二人の人物が入ってくる。一人は眼鏡をかけており、その手に出席簿のようなものを持っている点からして、教員の一人であろう。

 

 そして、もう一人は――男、だった。キョウスケと同じように周囲から視線を向けられ、やや恥ずかしそうに頭を掻いたが、すぐさま自分の席へと座る。

 

 おまけに何の因果か、一番前の中央席というまるで仕組まれたような席だった。これには同情せずにはいられないが、それよりもキョウスケ以外に男がいるという事の方が驚きだった。

 

「俺以外にも男がいる……?」

 

「あら、響介さんはご存じないのですか?」

 

「いや、特には。……何があった?」

 

 セシリアの言葉に、改めて彼女に視線を送る。

 沢渡は特に何も言ってこず、大倉は論外。入学式もどうやら場所は離れていたようで、会ってはいない。

 

「響介さんとは別に、二人目が発見されたとニュースで言っておりましたわ。恐らく、それがあの方なのだと思われます。

 ま、まあ、わたくしには響介さんがいますので、別段興味などなかったのですけれど」

 

「……なるほど、俺以外にもISを動かせる奴がいたという事か。奇遇だな」

 

「…………」

 

 それはそれで、面白い事だ。キョウスケもそうだが、イレギュラーが二人もいるとは……何の因果やら。

 それにしても、セシリアは後半の方を無視されてまたもご立腹のようだ。両頬を少し膨らまし、私怒っていますという表情を浮かべている。

 さて、また何かをキョウスケに言おうとしたその矢先、パンパンと手を鳴らしたような音が聞こえたかと思うと、先ほどの教員らしき人物が正面に立っており、にっこりと微笑みを浮かべながら口を開く。

 

「はい、皆さん席についてください。SHR(ショートホームルーム)を始めますよ~」

 

 教員の言葉に、それまで話し込んでいた女子たちは一斉に自分の席へと戻っていく。

 その道中、キョウスケの近くを通るものはどうしてもこちらの方に視線を向けていたわけだが……仕方がない、の一言で済ませる。

 

「……では、響介さん。また後程」

 

「ああ」

 

 まだ怒った様子であるが、仕方なしとばかりに踵を返して席へと戻っていくセシリアに、キョウスケは軽く手を上げて返す。

 しかし、それを見るとセシリアも先ほどの教員と同じようににっこりと微笑み、やや嬉しそうにしながら自分の席へと戻ってゆく。その後姿を見送り、キョウスケは再び前の方を向いた。

 

「はい、皆さん席につきましたね。私の名前は山田真耶といいます。このクラスの副担任という立場ですが、皆さんどうぞよろしくお願いします」

 

 ペコッと頭を下げる教員――いや、山田先生。しかし、顔を上げると共にかけていた黒縁眼鏡も少々ずれていた。

 よくよく見てみると、どうにも服のサイズがあっていないようにも見え、本人がやや小さく見えてしまう。背伸びしたい子供、という印象が浮かんだが、曲がりなりにも教師という立場上、そう見せたいのだろう。

 

 ともかく、山田先生が自己紹介したのだが――教室内は静寂で包まれている。

 

 誰一人として、先ほどのようにベラベラと話すわけでもない。反応というものが皆無であり、これには山田先生も顔を引きつってしまっていた。

 

「そ、それでは簡単な自己紹介をお願いします。えっと……」

 

 顔を引きつり、うろたえながらも声を絞り出す山田先生。いきなり災難だな、とキョウスケは思うが――こればかりは仕方のない事だろう。

 しかし、自己紹介。一体何を言えばいいのか分からないのだが。曲がりなりにも記憶喪失という事実があり、話す事は何もない。

 趣味? ギャンブル――とでもいえばいいのか。いきなり友人を失いそうなワードではあるが。

 

 その後は山田先生の言葉通りに自己紹介は始まっていき、数人の女子生徒達が自分の事について述べていく。

 内容を聞いている最中、自己紹介をどうするのかを決める。普通に言った方がいいのか、それとも少し変わった自己紹介をすればいいのかという事を。

 いや、後者を選択した場合、先ほど懸念した事を言うに違いない。

 さて、本当にどうするか……。

 

「……くん。織斑一夏(おりむらいちか)くんっ」

 

「は、はいっ!?」

 

 自分でもくだらないと思っているが考えているうちに、どうやら自己紹介の出番は俺以外の男――名を織斑一夏というらしい――に順番が回っていたようだ。

 しかし、唐突に声を掛けられたために織斑という少年は素っ頓狂な声を上げてしまう。

その声はクラス全体に響き渡り、今まで緊張感に包まれていた教室内ではあったが、クスクスという微かな笑い声が聞こえる。

 

 これは流石に恥ずかしい事であり、先ほどから何処かそわそわしていた織斑は、やや慌てたように山田先生の方を見上げていた。

 しかし、呼びかけた当人の山田先生もかなり慌てており、織斑の方を見ながら身振り手振りを交えながら声を出す。

 

「あっ、あの、お、大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってるかな? ゴメンね、ごめんなさい! で、でも、自己紹介の順番が次は織斑君の番だから、自己紹介してくれないかな? だ、駄目かな?」

 

 かなり焦った様子が此方にまで伝わってくる。本当にこの人が副担任で大丈夫なのか、という微かな疑問が脳裏を過るが、今はいい。

 しかし、山田先生の慌てっぷりには織斑も唖然としていたが、やや笑顔を見せながらやんわりと彼女をなだめ始めた。更に、彼女の性格がだいたい予想通りだという事も判明する。

 

「えっと、そんなに謝らなくても……。自己紹介しますから、先生も落ち着いて下さい」

 

「ほ、本当ですか? 本当ですね? 先生、この耳で聞きましたからね!」

 

 勢いよく顔を上げた山田先生は。大事な事を尋ねるようにするような感じで織斑に詰め寄る。

 これには織斑も先ほどの山田先生のように顔を引きつるが、やるといったからにはやるしかないと思ったのか、他の女生徒達と同じようにゆっくりと立ち上がる。

 

 立ち上がったところで、ゆっくりと周りを見渡す織斑。

周囲の女子は彼がどんな事を話すのだろうと期待に満ちたような視線を送っており、織斑としては益々喋りにくくなっているに違いない。

 

 と、その時。キョウスケと織斑の視線がばったりとあった。

 表現的におかしいかもしれないが、こういうほかに言い方はない。互いに見合う形になった訳だが、何故か織斑はキョウスケを見た瞬間に目を見開き――力を込めて拳を握る。

 いきなりの様子の変化に、キョウスケは眉を寄せる。確か、織斑とは初対面の筈だ。別に因果をつけられるようなこともしてはいない。

 

 しかし、織斑から感じる事が出来る明確な“敵意”に似た何かを感じ取っていた。いや、敵意ではない、これは―――。

 

「あ、あの、織斑……君?」

 

 心配そうに織斑を見ながら声を発する山田先生。

 だが、織斑の耳に山田先生の言葉は聞こえてはいなのか、ただ真っ直ぐにキョウスケの方を見ており――奥歯をギリッと食いしばる。

 

「…………んで……だよ……」

 

「…………?」

 

「なんで…………アンタが此処にいるんだよ………! アンタは、あの時に……! あの時、アンタはっ!」

 

 叫び声、そして妙に感情が入った声を出す織斑。

 それと共に、ただならぬ雰囲気がキョウスケと織斑の間に漂うが―――正直なところ、彼の発言に首を傾げるしかない。

 もしかすると、織斑一夏という少年はキョウスケ・ナンブの記憶に関わる一人だと考える事が妥当なのだろうか。

 そんな途方もない事を考えていたキョウスケであったが―――その後の織斑の発言に、キョウスケは眉を寄せることになる。その発言とは―――これだ。

 

「なんで……なんでアンタが生きてこんなところにいるんだよ、響介さんっ!」

 

 

 

 

 教室内に、信じられないような言葉が響き渡るのだった―――。

 

 


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