デジモンアドベンチャー01   作:もそもそ23

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今回は沙綾達の過去回(未来回?)です。
この物語においてかなり重要な回ですね







未来……思い出

太一が去った後のお台場の交差点付近。到着した救急車へと担ぎ込まれた沙綾と共に、ヒカリもまた近くの病院へと向かうために後部座席へと乗り込んだ。

 

 

「……沙綾さん……死なないで……」

 

血に染まった手を握りながら、会って間もない沙綾のためにヒカリは祈る。勿論それは、兄である太一に『頼む』と言われた事も大きいが、元々誰に対してもやさしい彼女の事、恐らく見ず知らずの他人であろうと同じ態度をとっていただろう。

 

「…………」

 

救急医達が忙しく手当てをする中、当の本人である沙綾は一つの夢を見ていた。

 

それは、彼女にとって大切な日常の始まりのひとこま。

今から24年後の未来、沙綾の主観では6年前となる、まだ彼女がデジモンの存在を知らなかったある日の出来事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は2023年、市立お台場幼稚園。

都会の真ん中にあるにしては比較的広い敷地を持ち、元選ばれし子供の一人が勤めるこの幼稚園で、昼下がり、二人の園児がまるで追いかけっこをするように、園内を所狭しと駆け回っていた。

先頭を走るのは黒髪を単髪にした少年、そして、それを追いかけるのは同じ黒髪を"ショートヘア"にした瞳の大きな少女。

ただ、後方を走る少女の様子から、二人は単純に遊んでいる訳ではないのだろう。

 

「こらー!まてー!」

 

目の前を駆ける少年に向かい、少女は高く幼い声で叫ぶ。

 

「アキラ!あんたミキちゃんを泣かせたでしょ!」

 

「だからごめんって言ってるだろ!そんな怖い顔で追っかけてくるなよ!」

 

後方を振り向きながらも速度を落とすことなく、アキラと呼ばれた少年は弁明を求めるが、少女の方は聞く耳を持たない。

同じ園児達をすり抜けるようにして廊下を駆け回り、アキラは下駄箱から靴を放り投げて履いた後、逃げ回るには都合のいい校庭へと飛び出した。遅れながら、少女もまた同じように外へと繰り出し、グラウンドにて二人のデッドヒートが続く。

 

「あたしじゃなくてミキちゃんに謝れって言ってるの!」

 

「謝ろうとしたらいきなり沙綾が追いかけて来たんだろ!」

 

なんとか後方から追いかけて来る少女、沙綾を振り切ろうと、アキラは小さな体で全力疾走をするが、そこは幼稚園児。男女の足の速さに違いはなく、なかなか距離は開かない。

 

「とにかく早く謝れってば!」

 

「だ、か、ら、追いかけて来るなって!」

 

事は数分前、給食を食べ終えたアキラが、友達数人と校庭で遊ぼうとした時にまで遡る。

『じゃぁ、ここから外まで競争だ』とアキラが切り出し、自身が皆の不意を突く形で勢いよく教室を出たところ、たまたま廊下を歩いていたミキと激しく接触し、彼女が撥ね飛ばされてしまったのだ。

転倒した痛みからか泣き始めるミキに、アキラはどうしていいか分からず立ちすくんでいた所を、ミキのクラスメイトであり、アキラの友人でもある沙綾に発見される。それを見た彼女がどういう事かを問い詰めようとアキラに近づいた際に彼が逃走し、現在へと至る。

 

 

アキラは設置された遊具を駆使し、ブランコや鉄棒の間を縫うように走る事で沙綾を撒こうと考えるが、彼女はピタリと付いてくる。それどころか、やはり執念の違いだろう、徐々に二人の差は縮まりつつあった。

 

「はぁ……はぁ……待てって……言ってるでしょ……」

 

「ふぅ……はぁ……そんな事言われて……止まるヤツがいるか……」

 

息を切らしながらも両者はグラウンドを走り続ける。

だが、体力とて無尽蔵にあるわけではない。

しばらくした後、アキラはラストスパートと言わんばかりに速度を上げ、校庭の隅に設置されたジャングルジム登り始め、そのまま勢いよく天辺までたどり着いた。

遅れて到着した沙綾はそこで足を止め、彼を下から眺める。

 

「はぁ……はぁ……やっと……追い詰めた……」

 

「ふぅ……ふぅ……なら……登ってくればいいだろ……」

 

「…………!」

 

一見すると、アキラが自ら追い詰めたようにも思えるが、実はそうでもない。

彼が頂上にいる以上、沙綾が彼を捕まえるためには同じ所まで登るしかないのだ。その間にアキラがジャングルジムから飛び降りれば、全ては振り出しに戻る。

 

故に、彼女は下から彼を睨み着けることしか出来ない。が、獲物を逃がすまいとするその姿勢は、さながら肉食獣のようである。

 

硬直状態が続く中、回りの園児達の視線が二人に集まる。あれだけ声を上げながら昼休みの校庭を駆け回ったのだ。それも当然だろう。

 

「あんたが降りて来ればいいでしょ!」

 

「やなこった、なんでわざわざお前みたいな"男女"に捕まりに行かなきゃいけないんだよ!」

 

「お……男女って……言ったねこのどんぐり頭っ!」

 

バチバチと、本来の目的も忘れて二人は視線で熱い火花を散らす。大人達から見れば単なる子供のじゃれあいだが、同年代の子供達にとっては喧嘩にしかみえないため、近場にいた園児達はだんだんとジャングルジム付近から離れていく。それでも尚二人の言い合いは止まらない。

 

「お前もうちょっと女の子っぽくならないのかよ!」

 

「そんなのあたしの勝手でしょ!どんぐり頭!」

 

「うっせー男女!」

 

最早論点は完全にずれてしまい、他の園児達も二人の中に割ってはいる事は出来ず収集がつかなくなる。

 

 

 

そんな時、

 

「はいはい……二人とも、そこまでにしなさい」

 

パンパンと、近くで両手を鳴らす音が二人の耳へと届いた。

 

二人がその方向へと目をやると、そこにいたのはスラッとした体に長い茶髪をした顔立ちの綺麗な女性と、彼女に付き添われる同じく茶髪の少女。

 

「ヒカリ先生………ミキちゃん」

 

二人の姿を見て、幾分か落ち着きを取り戻した沙綾がそう口を開いた。彼女達にとってヒカリは特別親しい訳ではないが、幼稚園一優しいと評判の彼女の事を知らない訳でもない。

 

「二人とも、ミキちゃんが心配して職員室まで来てくれたのよ……喧嘩はそこまで……」

 

まだ目が赤いミキの頭に優しく手を当てながら、ヒカリは諭すように二人と交互に目を合わす。それに便乗するように、ミキもまた少し涙声になりながらも小さな声で呟いた。

 

「……喧嘩……しないで……」

 

弱々しくも必至に訴えかけるその目に見つめられると、沙綾はバツが悪いのか直ぐに謝罪の言葉を口にした。

 

「うっ……ごめん……ミキちゃん……」

 

「…………」

 

だがアキラの方は、ミキに対して悪いとは思っているのだろう。しゅんとなりながらも、それでもやはり恥ずかしいのかなかなか口を開こうとはしない。沙綾によって謝るタイミングを逃してしまったのも原因の一つである。

そんな彼の心中を察し、ヒカリは少し微笑みながら優しく切っ掛けを与えた。

 

「……ほら、アキラ君も。ミキちゃんの事、突飛ばしちゃったんでしょ?ミキちゃんも怒ってないから、そこから降りてきて一緒に謝ろ」

 

「………うん……」

 

彼女の言葉が後押しとなり、アキラはジャングルジムから飛び降りると、そのままスタスタとヒカリの隣にいるミキへと歩いていく。そして、

 

「……えと……その……ごめんな……ぶつかって……怪我、してないか?」

 

「えっ……うん……大丈夫……」

 

少しぶっきらぼうに彼は謝る。だが、彼女が返事を返したとたん、恥ずかしさが戻ってきたのか、反対側を向き、沙綾の方へと歩き出した。

 

「な、何……?」

 

そして、まるで今の恥ずかしさを紛らわすかのように、少し赤い顔をしながら、アキラは沙綾の顔を見ておもむろに口を開いく。

それが明らかな地雷である事など、彼にはそこまで考えがおよばなかったのだ。

 

「お前もヒカリ先生みたいに髪伸ばせば、ちょっとは可愛くなるんじゃないか?」

 

「!」

 

直後、棒立ちの彼の不意を突くように、その体に向けて幼い沙綾の短い足が振るわれた。アキラが反射的に体をくの時に曲げた事で、その足は空を切ることにはなったが、

 

「よ、余計なお世話だよ!」

 

「あ、あっぶねぇ、いや、やっぱり無理だな……」

 

「ちょっと二人とも……」

 

ヒカリの登場によって落ち着いていた空気が、再びピリピリとしていく。彼女は慌てて二人を止めようとするが、先に身の危険を感じたアキラが一目散にその場から逃走した事でそれは失敗に終わってしまう。そして、勿論沙綾がそれを放っておく訳もなく、

 

「アキラー!」

 

再び彼女達による校庭での激走が開始されてしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……」

 

取り残されたヒカリはそんな二人を眺めながら小さなため息をつく。ただ、遠目にみる限りでは二人の様子は先程のような剣幕なものではなく、今度こそはじゃれあいのようである。そのため、彼女も追いかけてまでそれを止める事はしないという判断を下したのだ。

 

そして、しばらくの間逃げ惑っていたアキラが、砂場にて沙綾に捕らえられた事を切っ掛けに、ヒカリは自らの隣にいるミキへと口を開く。

 

「ねえ……ミキちゃん」

 

「?……どうしたの先生」

 

遠くを駆け回る二人をただポカンと眺めていた彼女は顔を上げると、何時もよりも真剣な顔付きのヒカリがそこにいた。

 

「これからも、あの二人の事を見ててあげて……特に沙綾ちゃん、あの子は、直ぐに無茶ばかりするから……」

 

「えっ……」

 

ヒカリの言葉にミキは首を傾げる。

それもそうだろう。彼女は別に自分達のクラスの担任という訳でもなければ、特別親しい関係者でもないのだ。しかしヒカリの今の言葉は、少なくともそれなりに沙綾を"知っていなければ"出てこない言葉なのだから。

 

「先生って、沙綾ちゃんと仲よかったの?」

 

ミキは思ったことを素直に質問する。それに対し、ヒカリは一瞬寂しそうな表情を見せた後、少しはにかんだような笑顔を見せて呟いく。

 

 

「……うん……とっても大切な……私達の……」

 

だが、彼女の話すその最後の一言だけはミキに届く事はなかった。何故なら、

 

「うおあぁぁぁ!」

 

砂場にて発せられたアキラの絶叫によって、ヒカリの声が描き消されてしまったからである。

 

「「!」」

 

二人は突如上がったその声に意識を沙綾達のいる砂場へと目を向ける。するとそこに居たのは、

 

「へっへーん!アキラが失礼な事言うからだよ!」

 

「ごめん!悪かった!だから止めてくれ!」

 

片手にアキラの襟袖を、そして砂場にある小さなスコップをもう片方の手に、得意気な笑みを見せる沙綾と、服の中に直接入れられたであろう砂を、服をパタつかせて必至に出そうとしているアキラの姿であった。先程の絶叫は、恐らくいきなり体に入ってきた冷たい水分混じりの砂にアキラが驚いた故のものなのだろう。

それを見たミキは、声を小さくして呟く。

 

「……先生、私、自信ないよ……沙綾ちゃんとアキラ君を止めるのは……」

 

実際、この時点のミキは、まだ二人と特別仲がよかった訳ではない。行動的な二人に比べると、彼女はどちからと言われれば内向的、女の子らしい彼女には、あれほどアクティブに動き回る彼女達を止める自信はないという。だが、しゅんとなるミキに対してヒカリは腰を落とし、彼女と目線を会わせてニッコリと微笑んだ。

 

「大丈夫……それに、ミキちゃんみたいな女の子と一緒なら……多分沙綾ちゃんも段々女の子らしくなってくると思うから…」

 

それだけ言い終わると、彼女は小走りに砂場へと掛けていく。理由は勿論、『沙綾をアキラから引き剥がす』ためだ。

最後に『お願いね』という言葉と共に残された彼女は、その場からヒカリに注意される二人をしばらくの間黙って見ているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、

 

「暇だなぁ……」

 

「そうだねぇ……」

 

お台場幼稚園に通う園児の大半が保護者の迎えの元帰宅した園内で、沙綾とアキラは共に親が来るのを同じ教室で待っていた。二人は違う組ではあるが、園児が少なくなってくると、先生達の目を行き届きやすくするため、このような処置がとられるのだ。

 

アキラの親は共働きにより迎えに来るのはいつも遅く、沙綾の母親もこの時代はまだ専業主婦ではなかったため、アキラと同じくなかなか迎えには来れない。そのため、同じように行動力のある性格の二人は、その日々の中で自然と仲が良くなっていった。昼間のような喧嘩を起こす事も度々あるが、基本的に二人の馬はあう。

ミキもまたこの教室の中にいるのだが、内向的な彼女は、いつも沙綾達とは別のグループで親の迎えを待っていた。

 

「なぁ沙綾、鬼ごっこしようぜ!」

 

アキラは意気揚々と沙綾へと問いかける。

彼は物事を引きずるタイプではない。昼間の出来事など、アキラにとっては既に忘却の彼方なのだ。最も、彼の前のショートヘアの少女も、それは同じなのだが。

 

「あたしはいいけど、二人でするの?」

 

「二人いれば十分だろ」

 

アキラは躊躇わずに即答する。今残っている同い年の園児達は、人数が少なくそのほとんどがミキのような内向的な少年少女。誘ってものって来る事は殆どないのだ。

 

「場所は?いつも通り?」

 

「おう!」

 

「そっか、うん、分かったよ」

 

"いつも通り"、つまりこの建物の中一体。彼女達の鬼ごっこは、まず先生に見つからないように教室を抜け出すところから始まる。彼らは基本的に低年齢の子供達に付きっきりのため、まともに見つからなければ教室から出ようと呼び止められる事はない。二人は教室の入り口付近で遊んでいる風を装い、その隙を待つ。そして、

 

「今だ……行くぞ沙綾……」

 

「うん……」

 

忍び足ぎみにゆっくりと教室のドアを開ける。ここまでくれば脱走は成功したも同然なのだが、

 

「アキラ君、沙綾ちゃん……何してるの?」

 

「「!」」

 

今回は違った。

隙を見て二人が部屋を出ようとした所、後ろから誰かに声を掛けられてしまったのだ。

二人が慌てて振り替えると、そこにいたのはいつもは違うグループで遊んでいる少女、

 

「ミ、ミキちゃん!」

 

「ねえ、二人で何処かに行くの?」

 

不思議そうに首を傾げて彼女は問いかける。昼間ヒカリに"二人の事を見ててあげて"と言われた彼女は、その言葉通りに、別のグループにいながらも、アキラと沙綾を見ていたのだ。最もそんな理由など、二人は知る由もないのだが。

 

首を傾げてポカンとそこに立つミキに、アキラはとっさに彼女の手を掴み、小さな声で沙綾へと指示をおくる。

 

「ヤバい見つかる、沙綾!この子も引き釣り込め!」

 

「う、うん!ごめんねミキちゃん!」

 

「えっ!えぇ!?」

 

二人に両手を取られ、まるで引きずられるように強引に、彼女もそのまま沙綾達と共に教室から姿を消した。

 

 

 

 

「ね、ねぇちょっとアキラ君、沙綾ちゃん、戻ろうよ……」

 

廊下に出てすぐ、ミキは不安そうな顔で二人へと問いかける。時間も時間、廊下の電気は所々が消えており、少し薄気味悪い事は間違いないだろう。だが、

 

「まぁまぁ、ここまで来たんだし、ミキちゃんもやろうぜ、鬼ごっこ」

 

「そうだね、二人より三人の方が楽しいしね……じゃぁまずはあたしが鬼だよ、はい、アキラタッチ!」

 

「ちょっ、おい、いきなりは反則だろ!ミキちゃんタッチ!」

 

「えっ、わ、私!?えと、沙綾ちゃんタッチ!」

 

 

少しだけ薄暗い廊下の中、ミキも含めて至近距離からの

タッチの応酬が続く。

 

「アキラタッチ!」

「ちっ、ミキちゃんタッチ!」

 

「さ、沙綾ちゃんタッチ!」

 

始めは戸惑いを見せていた彼女も、やがてタッチから次のタッチまでの時間が段々と短くなっていき、そして、

 

「アキラタッチ!よし行くよミキちゃん!」

 

「えっ!」

 

片手でアキラの肩を叩いた後、もう片方の手でミキの片手を握り、勢いよく沙綾が廊下を走り出す。ミキにタッチするために構えていたアキラの手が空を切り、遂に"鬼ごっこ"がスタートしたのだ。

 

「ミキちゃん!早く、アキラに追い付かれちゃう!」

 

「え、う、うん!」

 

沙綾が手を離し、ミキは状況に流されるまま彼女の後ろに付いて懸命に廊下を駆け抜ける。

最初の方こそこの鬼ごっこに躊躇いを持っていたミキであったが、やがて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほらっ!ミキちゃん、二人ががりでアキラをつかまえるよ!」

 

「うんっ!」

 

「ちょ、ちょっと待てよ!鬼は一人だろ!」

 

数十分後、ミキの母親が彼女を迎えに来た時に目にしたのは、笑顔を浮かべ、今度は逆に沙綾と共にアキラを追いかけるように園内を走り回る元気な娘の姿であった。

 

 

 

 

 

 

 

これが、未来に置ける親友3人の第一歩。

互いに影響を与えあい、デジモンと出会う前の仲良し三人組の一番最初の物語。




沙綾の過去回と言うより未来組三人の過去回でした。

"一応沙綾の夢"という程ですが、一人称視点ではないため、少しややこしかったかもしれません。

沙綾やミキ、アキラの性格が一部違うと思いますが、それはこれからの6年間で互いが互いに影響を与えた結果です。
具体的には、

沙綾………一人称(ミキ)、二人称(ミキ)長髪化(アキラ、ヒカリ?)、性格(ミキ)
アキラ………正義感(沙綾)、思いやり(ミキ)
ミキ………行動力(沙綾、アキラ)、性格(沙綾)

()の中が影響を与えた人物ですね。

さりげなくではないかも知れませんが、物語の核心に関わるも事柄も、やっと物語中に入れていく事が出来ました。ヒカリの"あの発現"の指す意味については、恐らく皆さんもある程度予想出来たのではないでしょうか。
分からなければ、物語の始め、もしくは感想欄の一部を見れば恐らく分かると思います。

この話の後に未来編を思うと、一層悲壮感が増すのではないでしょうか。
予定では、次回からしばらくの間主人公はまともに登場しないと思います。デジタルワールド内での話がメインですね。

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