月から聖杯戦争の勝者が来るそうですよ?(未完) 作:sahala
町もFGOもハロウィン一色ですね。ドスケベ礼装欲しさになけなしの石でガチャを回したら、超高校級の女王が来ましたよ。いや本当に驚いた・・・・・・。
さて・・・・・・・・・使い古されているだろうけど、あの子には言わなくてはならない。
何 度 も 出 て 来 て 恥 ず か し く な い の で す か?
「ああ、もう! ウザったい!」
苛立ちと共にエリザベートは槍を横薙ぎに振るう。それだけで目の前の巨人族の首が刎ねられ、地に伏した。しかし、間髪入れずに棍棒を持った巨人族がエリザベートに襲い掛かる。エリザベートは舌打ちしながら棍棒の一撃を避け、無防備になった巨人族の背に槍を突き刺した。それを好機と見た別の巨人族がエリザベートの背中から掴みかかる。
「っ、触らないで!」
エリザベートの尻尾が動く。鞭の様に振るわれたそれは、巨人族の顔面をふき飛ばした。そんな仲間の死体を踏み越える様に、さらに巨人族が殺到する。
「ああ、もう! 一体何人いるのよ!」
癇癪を起しながらエリザベートが叫ぶが、巨人族達は答えない。まるで軍隊蟻の様に無感情にエリザベートへと突撃していく。
エリザベートが前線に出た途端、巨人族の大半が彼女に標的を定めたかの様に突撃を繰り返していた。本来、この様な用兵は下策だ。いかにエリザベートが強力とはいえ、兵を一点に集中させて消耗していくなど指揮官としてやってはならない。だが巨人族達は兵の消耗など眼中に無いかの様に、次々とエリザベートへと特攻していく。休む間もなく襲い掛かる巨人族の攻撃に、エリザベートの体力は確実に削れていった。
「っ、34番! 残ってる豚達はどれくらいいるの!?」
襲い掛かる巨人族を打ち据えながら、エリザベートは随伴していた猪の亜人へと声をかける。エリザベートと共に戦場に来た‟アンダーウッド”の戦士達は、巨人族の波状攻撃で次々と倒れていた。
「ちょっと! 返事しなさい、会員34―――」
一向に返事をしない味方に苛立ち、エリザベートは後ろを振り向いた。
猪の亜人は、確かにそこにいた。
全身に刻まれた傷から真っ赤な鮮血を流し、地面に倒れたままピクリと動かない。その手には、34と書かれたピンバッジが大事そうに握られていた。
「――――――っ!」
ギリッとエリザベートの奥歯が噛み締められる。一瞬、エリザベートの顔がくしゃくしゃに歪むが、そんな暇を巨人族が許すわけが無かった。
「ウオオオオオォォォォォッ!!」
「うるさい!!」
胸の内に生まれた激情のまま、エリザベートは槍を振るう。その度に巨人族達は鎧袖一触にされるが、彼等は仲間の死体を踏みつけながら、エリザベートに襲いかかっていく。
「「「ウオオオオオォォォォォッ!!」」」
「うるさい、うるさい、うるさいうるさいうるさい!! とっとと出ていけ、このデカブツ!!」
怒りに顔を歪ませ、エリザベートは叫ぶ。
“アンダーウッド”は十年前、魔王によって深刻なダメージを負った。“アンダーウッド”の本来の長である大精霊によって何とか壊滅は免れたが、彼女は未だ休眠状態から目覚めていない。今日はその“アンダーウッド”の復興記念日となる筈だった。最近“アンダーウッド”に来たばかりのエリザベートにはあまり関係ない話だと聞き流していたが、その事を嬉しそうに話していた会員34番の顔がエリザベートの脳裏にチラつく。
「――――――ッ!」
その顔を思い出す度に、彼女の頭が沸騰しそうになる。生来の頭痛が一層ひどくなり、苛立ちが増していく。目の前にいるデカブツ共を鏖殺せねば気が済まないと心が訴える。
今のエリザベートの感情を表現するなら、義憤が一番近いだろう。だが、生涯を悪として生きた彼女は自分ではない誰かの為に怒り狂う自分の気持ちが分からなかった。分かるのは・・・・・・・・・自分の感情を逆撫でした巨人族共を生かして帰さぬ、という殺意のみ。
「ここはアンタ達が・・・・・・・・・アンタ等なんかが踏み入って良い場所じゃないのよ!!」
苛立ちをぶつける様に、エリザベートは巨人族達へ立ち向かっていく。
ポロロン、と琴線を弾く音が響いた。
途端に強烈な眠気がエリザベートを襲った。限界近くまで疲労した体も相まって、地面に突っ伏しそうになる。
「っ、またこの音―――!?」
槍を杖にして、倒れそうになる体を支える。すぐさま頭を振って、眠気を振り払う。
「「「ウオオオオオォォォォォッ!!」」」
倒れかけたエリザベートに巨人族が殺到する。エリザベートは歯を食い縛りながらも迎撃しようとし―――紅い閃光が、巨人族達の首を刎ね飛ばした。
「な―――」
「怪我は無いか? ランサー」
驚くエリザベートに、セイバーは剣についた血を振り払いながら、エリザベートの前に立つ。
「アンタ・・・・・・・・・何でここに?」
「―――フン、助ける道理など無いと思いもしたがな」
セイバーは眼前の巨人族達を睨み付ける。巨人族は突然現れた脅威を前に尻込みしていた。
「後々、奏者の障害となるならここで消えてくれた方が合理的ではあった」
「はあ? そこまで考えてて、何しに来たのよ」
意味が分からないとエリザベートは顔をしかめた。
「・・・・・・・・・だが、コミュニティの為に命を賭して戦うそなたを見捨てるほど、余は腐っておらぬ」
チラリと、セイバーは後ろを振り返った。満身創痍で、肩で息をしているエリザベート。髪は乱れ、珠の様な肌にはいくつもの傷が生じていた。初めて会った時の美貌を損なわせながらも、このサーヴァントは決して逃げ出しはしなかったのだ。その姿はセイバーにとって尊く、同時に美しく見える。
「それに―――仮に奏者がこの場にいれば、そなたを見捨てないであろう」
―――かつて、まだセイバーが白野に真名も宝具も開示していなかった頃。白野は世話になった少女達の為に、自らの危険を省みずに戦場へ飛び出していった。後々に彼女達が敵として立ちはだかる事を理解していながらも、少女達を救う為に切り札となる令呪を使って戦場へ行ったのだ。
「奏者は、そなたが敵となる可能性を考えても・・・・・・・・・考えた上でなお、そなたの助太刀をするであろうよ。余は奏者の安全を第一に考えるが、それ以前に奏者のサーヴァントである。故に、奏者の意志を汲んで行動する。そなたの助太刀をする理由は、それで十分だ」
迷いのない目でセイバーは眼前の巨人族達を見据える。その背をエリザベートはジッと見つめていた。
「・・・・・・・・・フン、何よ。アンタ、自分のマスターが大好きなのね」
「当然だ。余の自慢のマスターだからな!」
「・・・・・・・・・妬けるじゃない」
「何か言ったか?」
「何でもない。それより、これからどうするの? アンタ一人が来ても、状況は変わらないわよ」
エリザベートの指摘の通りだ。いかにセイバーやエリザベートが一騎当千の力を誇ろうとも、物量で攻める巨人族達には無意味だ。セイバーを新たな脅威として警戒しているとはいえ、巨人族達はセイバー達を囲んでジリジリと包囲網を狭めていた。だが―――
「フッ・・・・・・・・・」
セイバーは薄く笑う。身の丈はセイバーの十倍以上、数は数えるのも億劫になりそうな巨人族の大軍を前に、セイバーはいつもの自信に満ちた笑みを崩さなかった。
「問題ない。そなたのお陰で、仕込みは既に済んだ」
「は?」
「よくぞ巨人族に囲まれながらも持ち堪えた。この場に敵兵が集中したお陰で・・・・・・・・・」
唐突にセイバーの剣が煌びやかな黄金の光を放ち始める。黄金の光は強く輝き、その場にいた全員が眩しくて目を閉じた。黄金の光は大きく広がり、戦場の巨人族達を全て包み込む。
「ーーー余の独壇場に、全員引きずり込める!」
瞬間、世界は一変する。
岩と砂しかなかった荒野は磨き上げられた大理石の床に。
霧と血風を孕んだ空は薔薇の花弁が散る天蓋に。
ここに、セイバーの宝具―――
「これぞ余の絶対皇帝圏! 頭を垂れよ! 余の許し無くして、力を振るうことは儘ならぬと知れ!」
セイバーの宣言と共に、巨人族達の身体に重圧がかかる。自慢の筋力が抑えられ、堪らずに膝をつく者が出始める。
この場において十全に力を振るえるのは、劇場の主役である皇帝と彼女が認めた者だけ。
「ゴ――――――」
そして現れた黄金劇場を前にエリザベートは、
「ゴージャス! ゴージャスじゃないの、セイバー!」
・・・・・・・・・感激に打ち震えていた。
「こんなド派手なステージを持っていたなんて、もっと早く言いなさいよ!」
「ほう、そなたは余の劇場の良さが分かるのか?」
「分かる分かる! キンキラキンな所とか、あのゴテゴテした装飾とか超あたし好み!」
「そうかそうか! 嬉しいぞ、ランサー! この箱庭にも余の芸術を理解できる感性の持ち主がいたとは!」
「え? 他の奴等は理解出来てないの? 見る目無さ過ぎじゃない?」
「そう思うか! まったく、アスカも黒ウサギも余にコーディネートを任せれば一級の衣装を仕上げるというのに・・・・・・・・・」
純粋に黄金劇場を誉めるエリザベートに気を良くするセイバー。戦場にも関わらず、和気藹々とした空気が流れはじめ―――
ポロロン―――と弦を弾く音が響いた。
「っ、またこの音か・・・・・・・・・」
良い気分に水を差され、セイバーは顔をしかめる。しかし、不機嫌なばかりではいられない。弦の音を聞いた途端、先程まで膝をついていた巨人族達がヨロヨロとしながらも立ち上がってきたのだ。
「この音は余達の意識を奪うと同時に、こやつ等の士気を高揚させる効果があるのか・・・・・・・・・。ええい、只でさえ下手な演奏を聞かされて頭痛がするというのに!」
次々と立ち上がる巨人族に苛立ちながらもセイバーは剣を構える。しかしエリザベートは槍を構えず、黄金劇場を見回した。
「―――ねえ、セイバー」
「何だ? この忙しい時に、」
「このステージ・・・・・・・・・遠くまで音が響くわよね?」
※
戦場を丸ごと覆う様に展開された黄金劇場―――その片隅、中心にいるセイバー達から最も離れた場所にその人物はいた。
雑兵とは格の違う巨人族の一隊に囲まれ、その中でも一際大きな巨人族の肩に乗っていた。顔をすっぽりと覆うくらい深めに被ったローブから血の様に紅いルージュを塗った口元が覗く。白く、細長い指で黄金の竪琴の弦を爪弾いていた。
彼女の名はアウラ。“
(まさか、“アンダーウッド”に異界創造のギフトを持つ者がいるなんて・・・・・・・・・)
黄金の竪琴を奏でながら、アウラは思考する。戦場が一変に装飾華美な黄金の劇場に塗り変えられたのには驚いたが、アウラはすぐに冷静さを取り戻して現れた黄金劇場を観察していた。
(この異界には敵の能力を弱体化させる効果がある・・・・・・・・・さっきから手駒の巨人族達の動きが鈍いから、それは間違いない)
チラリと自分の手と、腕に抱かれた竪琴を見る。
(私にも重圧が掛かってはいるけど・・・・・・・・・動けない程ではない。黄金の竪琴も、多少効き目が悪くなった程度ね)
黄金劇場の効果で力のほとんどを抑えられた巨人族。しかし、アーサー王伝説の“湖の乙女”やモルガンに並び称されるアウラや神格武器である黄金の竪琴を封じるまでには至らなかった。先の様な劇的な効果は無いものの、竪琴の音はまだ戦場中に響ける。
(巨人族共の士気を上げ、“アンダーウッド”の獣人達に眠りの旋律を奏でれば、まだ勝利を狙えるけれど・・・・・・・・・)
ふうむ、とアウラは数秒だけ思考し、即座に結論を下した。
(―――止めておきますか。戦況が泥沼状態になるだけね。あーあ、せめてドラゴン娘達は片付けておきたかったのに・・・・・・・・・)
何度か偵察の巨人族達を送り、その度に偵察部隊を全滅させたエリザベートとバーサーカー。他の獣人達より抜きん出て強い二人は、アウラにとって目の上のタンコブだった。この二人さえ葬れば、“アンダーウッド”陥落は簡単になる。だからこそ、今回の襲撃も二人に重点的に巨人族を差し向けたのだ。アウラにとって巨人族は替えのきく捨て駒。故に、いくら失っても惜しくはない。
(まあ、良いわ。それなら本命のプランで“アンダーウッド”ごと消えてもらおうかしら。さて、その前にこの異界から抜け出さないとね)
短く溜め息をつき、思考を切り換える。戦場全体を覆い、巨人族達ごと取り囲む様に現れた黄金劇場。十中八九、ギフトで作られた結界だから容易には脱出できないだろう。しかし、人智を超えた魔法使いである彼女はすぐに黄金劇場の弱点に気付いていた。
(この異界は元の世界を塗り変えたのではなく、元の世界の上に張られた結界。つまり―――壊してしまえば良い)
ニィ、とフードの奥でアウラの口元が歪む。
―――そう。それこそが、セイバーの宝具の弱点。
世界を書き換える大魔術―――固有結界と違い、彼女の宝具は世界の上に魔力で建設したもの。だからこそ固有結界よりも世界の修正力は弱く、長時間維持は出来る。
しかし、魔力で建設したという事は、明確に形を持っているという事。黄金劇場の耐久力を上回る力で建物を破壊していけば、結界は維持出来なくなる。
(残った巨人族全員に劇場の破壊を命じましょう。そうすれば、この異界は解れるわ)
黄金劇場の効果で弱まった今、巨人族達には限界を振り絞った力を出させる必要があるだろう。だが関係無い。その結果、巨人族達が命を落としたとしても、また兵力を補充すれば良いだけ。アウラは巨人族達に決死の命令を下すべく、竪琴の弦に指がかけ―――
「・・・・・・・・・? 何かしら?」
不意に、耳に何が響いてきた。さざ波の様な、あるいは木立の葉ずれの様な・・・・・・・・・そんな旋律を響かせ、劇場の片隅にいたアウラにも届いていた。
(これは・・・・・・・・・音? いえ、唄? いったい何の―――!?)
そこでアウラは気付いた。先程まで黄金劇場の影響下にありながらも竪琴の力で動いていた巨人族達が、今は全員が地面に膝をついている。それどころか武器を取り落とし、今の状況が分からない様に辺りを見回していた。―――まるで士気が途切れたかの様に。
「っ、何をしている! すぐに立ち上がりなさい!」
アウラは苛立ちと共に竪琴をかき鳴らす。士気を高揚させる旋律は巨人族達の耳に響き―――
―――LaLaLa~♪ LaLaLa~♪ LaLaLa,LaLaLa~♪―――
即座に劇場に響く唄声にかき消された。無理やり高揚されていた士気が無くなり、黄金劇場の重圧で巨人族達は次々と地に伏せる。劇場中に響く唄声に、黄金の竪琴の旋律がかき消されていた。そしてアウラには、いま唄っている声に聞き覚えがあった。
「やってくれたわね、ドラゴン娘―――!」
ギリッと奥歯を鳴らし、アウラは遠く―――劇場の中心を睨んだ。
そう。神格武器である黄金の竪琴を無効化させている、唄声の持ち主はエリザベートだった。彼女は劇場の中心に立ち、飛鳥達が最初に聞いた唄声が嘘に思える様な旋律を口から響かせていた。
―――これはアウラ達には預かり知らぬ事だが。かつて月の裏側で岸波白野と対立した時、エリザベートはその唄声で白野達の魔術スキャンを妨害していた。その時の唄声は、聴力に敏感なキャスターでさえも驚愕する程に綺麗だった。
いまエリザベートは、その時の唄を思い出しながら懸命に唄っている。更に劇場の主とあるセイバーによって、今宵の
「ちっ、こうなったら・・・・・・・・・!」
もはや黄金の竪琴は使えぬ、と判断したアウラは切り札である“来寇の書”を発動させようとする。しかし、ギフトカードから取り出そうとした矢先に新たな邪魔が入った。
「見つけた―――バーサーカー!」
『キシャアアアアアァァァッ!!』
咆喉を響かせ、少女を頭に乗せた一匹の蛇竜がアウラへと疾走する。耀の耳で竪琴の音源を探し出したバーサーカー達は、周りの巨人族を蹴散らしながらアウラへと迫る。
アウラは舌打ちをすると、竪琴を鳴らして周囲の巨人族達に足止めを命じる。至近距離から奏でた旋律はかき消される前に巨人族達の耳に響き、巨人族達はのっそりとした動きながらもバーサーカー達に襲いかかった。
「蹴散らしなさい、ディーン!」
『DEEEEEEEEeeeeeeNNNNNN!!』
飛鳥とディーンによって、巨人族達は鎧袖一触にされる。しかし、アウラにとってはそれで構わない。巨人族達が盾になってる隙に、ドルイドの秘術―――五月王の衣を使って不可視の存在となる。
(とにかく、今はこの場をやり過ごして―――!?)
次の策を講じようとしたアウラは、背後に迫る気配に驚いて後ろを振り向く。姿を消し、不可視の存在となった筈なのに、蛇竜は真っ直ぐとアウラへ向かってくるではないか!
(な、何で居場所が分かるのよ!?)
心の中で悪態をつきながら、アウラは全力で逃げ出した。バーサーカーのスキル、『ストーキング:B』。『気配遮断』と『気配察知』を兼ね備えたこのスキルは姿を眩ませようが、遠く逃げようが、どこまでも獲物を追い続ける―――!
『逃しません―――!』
バーサーカーの口から青白い炎が吐かれる。炎に行く手を遮られ、アウラは足を止めてしまった。
「やああああああっ!!」
耀の手から竜巻が吹き荒れる。竜巻にもぎ取られ、アウラの手から離れた黄金の竪琴は透明化を解除されて姿を表す。その竪琴を耀はしっかりと握った。
「くっ、この―――!」
アウラは耀を睨み付け―――そして気付いた。蛇竜となったバーサーカーの双眸がアウラを狙い定め、口を青白い光が漏れ出す。
『キシャアアアアアアアアアアアッ!!』
アウラはとっさに何かを呟く。ほぼ同時に、バーサーカーの口から特大の炎が吐き出された。炎はアウラを容赦なく飲み込み、辺りを眩く照らした。
ちょっと解説。
エリザベートが唄っていたのは、CCCで生徒会のスキャンを妨害した唄。このSSの設定ではBBから渡された
個人的にエリザベートは歌も料理もお手本通りにやれば上手になると思います。ただし、その『お手本通り』はつまらない! と謎のセンスを発揮して全部自己流にやりたがるのがエリちゃんなわけで・・・・・・・・・。