ハイスクールD×D~堕ちた聖女の剣~   作:剣の舞姫

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あけましておめでとうございます!
正月はもう食っちゃ寝食っちゃ寝の自堕落生活してましたよ~!(いつものことだった)


第三十八話 「駒王会談」

ハイスクールD×D

~堕ちた聖女の剣~

 

第三十八話

「駒王会談」

 

 ついに会談の日がやってきた。

 悪魔側からはトップの二人、つまり四大魔王の内の二人であるサーゼクス・ルシファーとセラフォルー・レヴィアタンが正装で会談の場となっている駒王学園職員会議室の指定された席に座っていて、その背後には護衛なのだろう、グレイフィアが控えている。

 そして、天使側からは熾天使(セラフ)のトップから二人、大天使長ミカエルと、大天使ガブリエルが、堕天使側からは神の子を見張る者(グリゴリ)総督アザゼルと、その護衛として白龍皇ヴァーリが集まっていた。

 勿論、悪魔側は魔王の二人だけではなく、リアスとその眷属(未だ神器(セイクリッド・ギア)の制御が未熟なギャスパーは不参加、その護衛として小猫も不参加)、ソーナとその女王(クイーン)である真羅椿姫が参加。

 最後に人間勢力……中立勢力の代表としてアーシアと、そのサーヴァントであるアーチャーも各勢力トップと同じ席に座っている。

 

「では、これより会談を始めさせて貰う、進行は僭越ながら私ことサーゼクス・ルシファーが行うが、異論がある者はいるだろうか?」

「構いませんよ」

「同じく」

「ああ、お前に任せるぜ」

「は、はい! 大丈夫です!」

「サーゼクスちゃんにお任せ☆」

「……では、まず先日の一件だが、コカビエルの襲撃については我が妹であるリアスとその眷属、それからそこに居るアーシア殿と、そのサーヴァントであるアーチャー殿の活躍によって鎮静化された。首謀者のコカビエルについては死亡、協力者だったフリード・セルゼンは逃亡、バルパー・ガリレイについては、アザゼルに任せたが……」

「あの男なら処罰しといたぜ、死刑にしたが、まぁ当然だわな」

 

 どうやらバルパーは既に処刑され、既にこの世に居ないらしい。

 

「では先ず、コカビエルの件も含めてここ最近この街で起きた事件についてと、その顛末をリアス、ソーナ、説明してもらえるかい?」

「「かしこまりました」」

 

 二人の口から説明されるのは、堕天使レイナーレの一件から始まった大小様々な事件の内容と、その顛末だ。

 特に不明点などは無く、むしろ詳細な説明が齎された事で全員が満足気に頷いている。

 

「以上が、私リアス・グレモリーと、その眷属が関わった全事件の内容と、その詳細です」

「私、ソーナ・シトリーも、以上の内容に偽りが無い事を保証いたします」

「ありがとう、リアスちゃん、ソーナちゃん☆」

「……リアスからの報告を踏まえて、堕天使総督の意見を聞かせて貰いたい」

「意見もなにも、下っ端のレイナーレやコカビエルが独断で起こした事だからな」

「それは、与り知らぬと言いたいのですか?」

「そりゃ誤解ってもんだ、目的が判るまで泳がせてたのさ。まぁ、レイナーレの一件に関しては実際に報告を受けるまでは流石に知らなかったけどな」

 

 ガブリエルの意見に対して、アザゼルは変わらず不敵に笑いながら返答を返している。まるで部下の不始末は部下の責任であり、自分は一応の保険として白龍皇も用意していたと言いたげだ。

 

「一つ聞かせて貰おうか」

「おう? 弓兵からの質問か、良いぜ言ってみな」

「コカビエルが事を起こした理由についてだ。奴は戦争を望んでいた、それはつまり戦争を反対しているという貴様への反逆行為とも受け取れるが」

「ああ、だろうな。戦争が中途半端に終わっちまったのが相当不満だったってのは知ってるけど、俺は今更戦争なんざする気も無ぇからな、見限られたんだろ」

「不満分子を今まで生かしておいたのか?」

「フッ、あれでも一応は長い付き合いのダチだったからな、組織のトップとしちゃあ失格かもしれねぇが、ダチを簡単に裁く気にもなれなかったんだよ。それに、不満分子なんざ俺んとこだけじゃねぇぜ、なぁ? サーゼクス、セラフォルー」

「……っ」

「耳が痛い話だが、それは今は関係無い。今回の会談の目的は」

「あ~それは良いからよ、さっさと結んじまおうぜ、和平をよ。どうせお前ら全員そのつもりだったんだろ?」

 

 いよいよ和平締結だ。いきなり本題に入り会議を終わらせたいのだろうが、それよりもまだ話さなければならない事が残っている。

 

「和平の前に、我々天界側から一つ、アーチャー殿にお聞きしたい事があります」

「ほう、大天使長自ら聞きたい事か」

「ええ、報告にあったエクスカリバーについて……そう、あなたがコカビエルを倒した際に用いたエクスカリバーと、紫藤イリナが今現在所持している擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)のレプリカについてです」

「なるほど、聞かれるとは思っていたが……ふむ、レプリカの製法について話す事は出来ん。これは私自身の切り札にも関わる事であり、それを知って良いのはマスターだけだ」

「へぇ、それはつまり、アーシア・アルジェントは知っているってことか?」

「全てではないが、ある程度の事は伝えてある」

 

 もっとも、無理やりアーシアから聞き出すのであれば、この場で全員殺す事を厭わないと、無言のまま殺気を放つ事で意思表示する。

 

「いいえ、製法についてはこの際構いません……一番聞きたいのは、コカビエルを倒した際に用いたエクスカリバーについてです」

「ふむ……言わずとも気づいているのではないか? アレは、貴様ら天界側が製作出来なかった本来のエクスカリバーの姿だと」

「……では、やはり」

「そうだ、あれも贋作ではあるが本来の星の聖剣の姿だ。擬態だの破壊だの、そんな余計な能力(モノ)を一切付与していない、伝説の騎士王が担った本来のエクスカリバー」

 

 教会が保管していたエクスカリバーは……いや、かつて戦争で折れたエクスカリバーは天界が本来のエクスカリバーを再現しようとして、結局出来ず、能力を後付する事で強力な聖剣としての名を損なわないように生み出した贋作にすらなれなかった物。

 勿論、天界の技術を総動員して作成された物なので、聖剣としての力は十分あるが、本来のエクスカリバーには存在しない能力を持ってしまったため、本当ならエクスカリバーと名乗るべきではない。

 ただ、聖剣の代名詞とも言われるエクスカリバーが無いというのはあまりにも格好が着かないという事で、エクスカリバー製造計画で作られたからエクスカリバーの名を名乗っているのだ。

 

「噂は本当だったんだね、エクスカリバーが偽物だって」

「あら、セラフォルー殿はご存知でしたか」

「知ってるっていうか、本当に噂程度で聞いただけだよ」

 

 ガブリエルに話しかけられたセラフォルーの様子が少しおかしいことに気づいたアーチャーだったが、詮無きことだと気にしない事にした。

 特に興味がある事柄でも無い上、今回の話し合いに関係のある事ではないと二人の表情を見て判断したのだ。

 セラフォルーはガブリエルに何やらライバル意識を持っているみたいで、ガブリエルはそんな彼女に対して微笑んでいるだけ。

 

「まぁ今更エクスカリバーの事なんかどうでも良いさ、所詮本物は既にこの世に存在しねぇ代物、今ここで話した所で本物が出てくるわけでもねぇだろ……それより、和平に並んでもう一つ、大事な事を忘れてるぜ」

「ああ、そうだったね……アーシア・アルジェントについてか」

「そうだ、確かにアーシア・アルジェントは今こうして中立代表として席に座っているが、正式に中立として俺ら三大勢力から認められる前にどうしても確認しなきゃならねぇことがある。アーシア・アルジェント、お前さんは中立ではなく、俺達三大勢力のどれかで所属したい組織はあるか? 勿論神の子を見張る者(グリゴリ)に一時的にとはいえ所属してたお前さんがこっちに戻るってんなら、俺が直々に秘書としての立場を約束するぜ?」

「それを言えば彼女は元はシスター、教会に戻りたいというのでしたら私こと大天使長ミカエルの名の下に異端認定の取り消しを宣言し、私かガブリエル直属の部下という立場をご用意いたします」

「我々悪魔側も同じく、もし悪魔側に所属してくれるというのなら、君の安全は絶対の保障をするし、眷族になるのであればセラフォルーの僧侶(ビショップ)の席を用意するよ」

「うん☆アーシアちゃんなら大歓迎だよ☆」

 

 もし、中立ではなく何処かの勢力に正式に所属するのであれば、最高の待遇を用意する準備があると、この場に集まった三大勢力のトップ達が口を揃えて約束する。

 神の子を見張る者(グリゴリ)に所属するのであれば総督アザゼルの秘書として、天界に所属するというのなら大天使長ミカエルか、大天使ガブリエル直属のシスターとして、悪魔勢力に所属するのであれば魔王セラフォルー・レヴィアタンの僧侶(ビショップ)として、それぞれ最高の待遇を用意してあるというのは、間違いなくアーチャーの存在故だろう。

 

「はぅ……わ、私なんかに、そんな立場を用意しちゃうんですか?」

「当たり前だ、お前さんはコカビエルという古の堕天使をも殺した強力過ぎる使い魔を保有してるからな、安全の為にも本来なら中立ではなく何処かの勢力に付いた方が良いんだ……それなら最高の待遇で迎える準備を用意するのも当然だろ」

 

 どれも三大勢力がそれぞれ出せる最高の待遇を用意している。どれを選んでもアーシアには幸せかどうかは別にして、安全は保障されたようなものだ。

 

「あの、その……アーチャーさん」

「む? ……ああ、そういうことか」

「どうした弓兵?」

「何、私がマスターの言いたい事を代弁するだけだ……まず天界についてだが、戻るつもりは無い。そもそも先にマスターを追放したのは天界と教会の方だ、それを今更撤回するなど身勝手も甚だしい」

「それは、確かにその通りですね」

「ええ、耳が痛いですわ」

 

 となれば残るは堕天使か悪魔だが……。

 

「堕天使陣営は現状一番信用が無い。当然だろう、堕天使は最初、マスターを殺すつもりで接触したのだからな」

「はぁ、部下の独断とはいえ、こりゃしゃあないか」

「最後に悪魔だが、確かに信用は一番寄せているが、悪魔に転生するのは論外、だが人間のまま悪魔に最高の待遇で迎えられるのは色々と不味かろう。故に我がマスターは中立の立場を崩すつもりは無い」

「そ、そういうことです」

「そうか、それは仕方が無い」

「残念~」

 

 これでアーシア・アルジェントが正式に中立代表として、三大勢力トップが認めた形になる。

 これより悪魔、天使、堕天使、人間(中立)という四大勢力が整った。後は正式に四大勢力で和平を結ぶだけの運びとなったのだ。

 

「んじゃ、正式に和平を結ぶという事で異論は無ぇだろ?」

「ええ、神も先代魔王も消滅した今、我々が戦う理由もありませんしね」

「これ以上争ったところで今度待ち受けるのはそれぞれの勢力の滅び。それと人間という種族への甚大な被害だからね、我々もそれは本意ではない」

 

 ならば決まりだ。これで和平が正式に成立した。

 だが、アザゼルはまだ話があるらしく、視線を一誠に向ける。

 

「後の問題は三竦みとは関係無く歴代が争ってきた赤龍帝、白龍皇、お前らの考えを聞きたい」

 

 二天龍、神器(セイクリッド・ギア)に封じられて尚、世界を揺るがす程の力を持った二匹のドラゴンと、その力を宿した二人、この二人の考えは今後非常に重要になってくる。

 

「俺は、強い奴と戦えれば良いさ」

「ふん、戦争なんかしなくたって強い奴はごまんと居るさ」

「だろうな」

 

 そう言ってヴァーリが目を向けたのはアーチャーだ。堕天使コカビエルを倒し、贋作とはいえ星の聖剣を所持している(と思っている)彼は、ヴァーリにとって戦ってみたい相手にリストアップされているらしい。

 

「じゃあ、赤龍帝……お前はどうだ?」

「いいっ!? えっと……いきなりそんな小難しい事言われても」

「んじゃ、思いっきり噛み砕いて説明してやるよ。兵藤一誠、俺らが戦争してたら、リアス・グレモリーは抱けないぞ?」

「……なっ!?」

 

 突然何を言い出すのかこのセクハラ親父は! と思ってしまったリアスは悪くない。

 

「だが、和平が成立すれば、その後は種の繁栄、存続だ」

「種の……繁栄!?」

 

 思いっきり食いついた一誠にリアスとアーチャーが頭を抱えた。彼の表情は、それはもう助平丸出し、悪魔らしく情欲にまみれている。

 

「おうよ、毎日リアス・グレモリーと……いや、それどころかグレモリー眷属の女共や、お前が上級悪魔になってから眷属にした女と、毎日子作りに励む事も出来るぞ?」

「そ、それはまさに毎日がハーレムということか!?」

「そういうこった。和平なら毎日子作り、戦争なら子作り無し、どうだ? これならお前でも理解出来るだろ?」

「……っ! 和平でお願いします!! ええ! 平和が一番です!!!」

 

 平和、ではなくハーレムが、の間違いではないのだろうか。

 

「兵藤一誠……貴様という男は」

「あはは……イッセーさんらしくて、良いのではないでしょうか」

「まぁ、戦争を選ぶよりはマシだが」

 

 とにかく、一誠は世界を揺るがすほどの力をリアスと、そして仲間達の為に使うと三大……否、四大勢力のトップ達の前で堂々と断言して見せた。

 

「そういえば赤龍帝殿、昨日は私にこの場で話があると言っていましたね?」

「お、覚えていてくださったんですか?」

 

 昨日、ミカエルは一誠に聖剣アスカロンを和平の証として先駆けて授けた際に、彼から和平の席で話があるので、それを確り聞いて欲しいと言われ、それを了承し約束したとのことだ。

 

「アーシアを、どうして追放したんですか?」

「っ!?」

「ほう……それは私も興味があるな、マスターが教会を追放されたのは悪魔を癒したから、としか聞いていないが、聖女とまで呼ばれ、深い信仰心を持っていたマスターを悪魔を癒したからという理由だけで追放とは、些か乱暴が過ぎるのではないか?」

 

 悪魔を癒した、それだけなら別にアーシアを懲罰し、今後二度とそのような真似をしないようにするか、聖女の地位を剥奪するだけでも良かった筈だ。

 にも拘らず、教会は、そして天界はアーシアを追放処分とする決断を下した。その理由や如何に。

 

「……神が消滅した後、システムだけが残りました。加護と、慈悲と、奇跡を司る力、と言った方が判りやすいですかね? そのシステムは神の死後、本来であればその機能を停止させてしまう筈でしたが、私を中心に辛うじて起動させている状況です」

「その状況で、システムに悪影響を与えかねないモノは須く遠ざける必要がありました。アーシア・アルジェントさんの持つ聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)は確かに“隣人を愛せよ”という言葉通り、例え悪魔であろうと堕天使であろうと癒せる力があるというのは神が設定したものですが、今の状況でそれはシステムへ悪影響を及ぼす要因にしか成り得なかったのです」

 

 ミカエルとガブリエルの説明は成るほど、理に適っているだろう。そして、神亡き現状では確かに、アーシアの力ほど危険な存在は無かった筈だ。

 だからこそ、システムの力が及ぶ教会から、アーシアを遠ざける為に追放という形を取る他に道は無かった。

 

「だから、予期せず神の不在を知る者も、システムに悪影響を及ぼす恐れがあるから、排除の必要があったのですね」

「主への信仰がどう、とかじゃなくて、私達が主の死を知っちゃったから」

「そうです、ゼノヴィア、紫藤イリナ、アーシア・アルジェント、この三名はどうしても異端とする他無かった」

「勿論、私達とて三人の主への信仰心がとても深いという事はよく知っています。ですから、本当に苦肉の策だったのです……貴女方には、本当に申し訳なかったと思います」

「申し訳ありません……」

 

 ミカエルとガブリエルが立ち上がってアーシア、ゼノヴィア、イリナへ向かい深々と頭を下げる。

 教会所属時代、熱心に信仰を捧げてくれた三人への裏切りとも呼べる行為に対して、大天使長として、大天使として、心からの謝罪だった。

 

「頭をお上げください、ミカエル様、ガブリエル様……長年教会に育てられた身、多少の後悔もありますし、我が姉とも呼ぶべきグリゼルダへの申し訳無さもありますが、それでも……今はこの悪魔としての生活に、満足しております」

「私も同じです。父には申し訳ないって思いますけど、それでも悪魔に転生する事を選んだのは、私自身の責任ですから、だからミカエル様やガブリエル様を恨む事はありません」

「私もです。追放されてなければ、私はアーチャーさんと出会う事も無かったかもしれません……私は、アーチャーさんと出会えて良かったって心から思っています、アーチャーさんとの生活が、本当に幸せで、教会に居た頃では考えられない経験を沢山して、とても満足しているんです」

「そうですか……それを聞いて、我々も安心しました」

「貴女方の寛大な御心に、受胎告知を司る大天使ガブリエルの名の下に、心からの感謝を」

 

 これで、教会、そして天界との蟠りも無くなったと言えるだろう。勿論、アーチャーは完全に信用をした訳ではないが、アーシアの心は幾ばくか軽くなったはずだ。

 

「そうそう、アーシア・アルジェントには謝罪しなきゃだったな」

「え……?」

「俺んとこの部下が、お前さんを殺そうとした事についてだよ。本当はこの前会った時にしようかとも思ってたんだが、こうして公式の場でした方が誠意も示せると思ったからなぁ」

「そ、そんな、アザゼル様……」

「部下の不始末は上司である俺の不始末だ、俺にもよ、ミカエルやガブリエルみたいに格好着けさせてくれや……すまんかった」

 

 先ほどのミカエルとガブリエルと同じ様に、アザゼルは立ち上がってアーシアに頭を下げた。その姿にアザゼルという男の事を知る誰もが目を見開いて驚いているのは、言うまでもあるまい。

 

「後ほど、お前さんには謝罪の印として受け取って貰いたいもんがある……俺程度の頭下げたくらいじゃあ人一人の命奪いかけた事の償いにはならねぇからな、受け取ってくれねぇか?」

「そ、そんな! そこまでして頂かなくても!」

「それじゃあ俺の気が済まねぇんだよ、遠慮してくれるな」

 

 そこまで言われては引き下がるのもアザゼルに失礼かと思い、アーシアも渋々頷いた。

 これで話すべき事は全て話し終えただろう。そろそろアーチャーが先日のオーフィスの事について話そうかと思い、口を開きかけたその時だった。

 

『っ!!』

 

 駒王学園を巨大な結界が多い尽くし、更に朱乃、ソーナ、椿姫の三人の時間が停止してしまったのだ。




さてさて、次回は遂に登場する敵! ギャグはおしまい、シリアス一直線!……には、ならないのがD×Dなんだよなぁ。

因みに次回の最後には出てきますよ~! 第二のサーヴァントが!!

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