まさかガンダム転生でジーンになると思わなんだ   作:ワッタ~軍曹

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めちゃくちゃガンダムと関係ないけど……
名探偵コナンのアニメ化のサブタイトルで前編後編じゃない〇〇編ってついていると「あっ、2週で終わらないやつだ」って勘づくよね()


第22話 大気圏突入[突入編]

えぇ!!!いつの間に大気圏突入していたのぉぉ!!?ホワイトベースの下に潜りすきだのか?!!いや、慌てるな。ここで状況を確認しよう。モニターをチラッ

よし、まだアムロとクラウンは戦ってるな。今ならコムサイに急行すれば間に合う……はず。

 

とにもかくにも全速前進、バーニアをフルスロットルで飛ばす。コムサイまで……あと2㎞?どんだけ流されてんねん。いやぁ、どっかの誰かさんが「前に出ろ」なんて言わなけりゃあ、今頃合流出来てるはずなんだけどねぇ……戦場の絆でもスナイパータイプを前線に送り出して勝った試しがない。バトオペ2では芋スナイパーは嫌われる。何ならたった一分半芋スナしただけで味方に殴られたし。でも後ろに居たっていいじゃん、格闘3枚いるのに突撃って地獄だよ……

 

 

 

……あれ?コムサイまでの距離が600mを切らない。もしかしてだけどこれ、引力に引かれてる?

 

 

 

 

 

 

 

 

あああああああああやっべぇ!!!!!

 

 

 

 

 

 

よく見たらアムロ達も何か戦闘どころじゃなくなっているし!こうなりゃ、(何度目か判らない)一か八かの特攻じゃあ!!!

身体がリミッター解除のコマンドを憶えてくれていた。アラートが鳴るのと同時に機体がぐぐぐーんと加速する。じわじわと距離が縮まっていくが間に合うかどうかわから……

あー

 

意識がぁー

 

 

段々……

 

 

遠……退いて……

 

 

 

 

 

 

 

る場合じゃない!!ガバッ

 

……あれ?そういえばコムサイってどんな感じにMSの収容をするんだっけ?確かシャアは背中合わせから入っていったよな?という事は……

 

①間に合うようにコムサイへ突っ込む

②180度ターンをする

③ぶつからないようにバーニアを吹かせ、入庫

 

……仕方ない、一発で車庫入れを決めねばならないようだ。皆さんはテレビなんかでよく観る、カースタントマンが車の幅ギリギリの駐車スペースにドリフトしながら駐車するパフォーマンスをイメージしてもらいたい。え?失敗したら?……死なば諸共よ。

 

段々と目に見えて近づいてくる。チラチラと距離表示を見ながら己の勘でターンを決める。

 

 

300……250……

 

 

200……160……120

 

 

ここじゃあ!!!

 

ブーストを一瞬止め、180度ター「ミ゜ッ」ンをし終わり、二つブーストをかます。間に合っ……

 

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

た……

 

一瞬、意識が三途の川を渡りそうになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減速出来ない!落下速度がこんなに速いなんて……

くそっ、あんなザク、ビームライフルがあれば一撃なのに……どうしよう、このままじゃガンダムが燃え尽きちゃう!

 

「アムロ…!ザッ聴こえるか!アムロ!」

「とっ、父さん!」

「一度しかザッ言わんぞ、ザッザッダムは大気圏ザッ突入能力ザッ持っていザッ」

「ホントに!?」

「まずザッザーッ姿勢制御、冷却シフザーッ全回路ザッ接続をザッろ」

「姿勢制御、えーと、冷却シフト、あとは……これか、全回路への接続……よし!機体の温度が下がってく!」

「上ザッ来ザッザッロザッ後ザーッ耐ザッつfザーーーーー」

「父さん!耐熱がなんだって!?ねぇ父さん!!」

「ザーーーーー……」

 

終わった……命綱の通信が途絶えてしまった。多分、耐熱用の何かがガンダムに備わっているはずだが、肝心な部分が聴こえなかった。どうしよう……適当にボタンを押すわけにもいかないし……こうしている間にも徐々に機体の温度が上がっている。落ち着けアムロ!落ち着くんだ!何か、何か方法はあるはず……!

 

 

 

 

 

「ジーン!俺達を殺す気か!!」

 

ドレンに怒られる。だってしゃーないもん。

 

「あと十秒遅かったらコムサイに激突していたぞ!もっと余裕をもって行動してくれ。これでは命がいくつ有ってもたらん」

 

元々はテメェのせいだろアズナブル!!!

とにもかくにも何とか間に合いました。……ホントに命がいくつ有っても足りない。あと残機10個ぐらい下さい。あ、そういえばあいつらは……

 

「ドレン、クラウンは?」

「駄目です、もう間に合いません」

 

あー、結局死ぬのか……

 

「シャア少ザッ!助けてザッさい!シャーーア!!」

 

いつ聴いても虚しいなぁ。悲しいけどこれ、運命なのよね。さて、シャアは原作通りに話掛けるのかな?

 

「……ドレン、通信を切れ」

「はっ」

 

……酷い。ヒドいなぁ。まぁ、ガンダムには大気圏突入能力があるから励ましなんて出来ないもんなぁ。致し方なし。燃えながら崩れ行くザクに対して敬礼をする。もちろん左手で。さて、ガンダムは……

 

「ガンダムの反応はどうだ?」

「まだ消えてません」

「やはりこのまま大気圏突入する気か……」

「少佐、そろそろ突入しますので席に」

「分かった、後は天に運を任せよう」

 

おー、地球に行k

ぐひゃっ!!!!

 

ぐ、グラビティが……

もとい、重力が結構キツイ!今まで無重力空間で生きていた身にはかなりキツイ……でもこれまで体を鍛えてきたから何とか堪えられる。

ありがとう、自分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒼い、青いこの地球

ファルメルからも見たがやはり美しい、しかし

この地球に我々サイド3はコロニーを落とした

母親に構って貰えない腹いせに

身近にあった玩具を投げつける子供のように……

 

 

 

 

 

 

そんな地球が次のリングだぁ~~~~~~!!!

それでは行きましょう、次の舞台へ!

ガンダムファイトォ

レディ~~~GO!!!!!




なんやかんやありましたが、ようやっと地球での戦いに移ります。ガルマの運命は……

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