まさかガンダム転生でジーンになると思わなんだ   作:ワッタ~軍曹

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なるはやで仕上げました(最初からやれ)


第17話 ルナツー工作作戦[後編]

ルナツー基地に潜入するシャアの工作部隊。本人を含めて11人が爆弾を持ち、工作をする。メンバーはシャアにデニム、スレンダーと……後は忘れた。誰なんだろうね、あの人達。

確かホワイトベースを盗む目標立てていたけど、たかが11人でどうやって盗みだそうとしてるんだ?原作だとMSを盗むって言ったにもかかわらず、結局爆破工作だけしてガンダムと戦っているからなぁ。言うことやることコロコロ変わりすぎだろ。

 

そろそろ何かしら動きがあっても良さそうだけど……おっ、ルナツーが一時的に光源か落ちた。それと同時にあちらこちらで爆発が見えた。さて、そろそろMSのスタンバイでもしておきますかね……あ~かったるいなぁ~

 

 

 

 

 

 

「監視レーダーを潜られたというのか」

「はっ司令。敵は恐らくノーマルスーツによる特殊工作隊と思われます」

 

監視室から冷静に睨み続けるワッケイン司令。この攻撃はホワイトベースを追っかけてきたシャアの仕業だと確信した。であれば、直ぐそこにムサイがいることになる。迎撃しなくては。乗艦のマゼランで出れば、相手も怖じけづいて攻撃を止めるだろう。

 

「マゼランを出撃させる」

 

 

 

 

♪~シュゥ!

(アイキャッチは脳内再生でお願いします)

 

 

 

 

「ここを開けるんだ!」

 

やはり見事な腕のしなりだが扉は開かない。

 

「僕たちのことなんか忘れられたんじゃないですか?」

「しかしこのままでは……」

「ブライト君、電源が落ちたなら電子ロックが外れているかもしれん。横にスライドさせてみてくれ」

 

ガチャ

 

「開きました!」

「さすが父さん!」

「よし、手分けしてクルーを救出しよう」

「「はい!」」

 

 

 

 

 

 

「マゼラン急速発進。ドッキングロック解除急げ!」

 

 

「マゼラン艦が出ていきます」

「行くぞ」

 

シャアと工作員がルナツーを後にする。

 

「ジーン、聞こえるか?ポイントαまで移動してくれ」

『了解』

 

フフフ、こうも簡単に引っ掛かってくれるとは、連邦も何も学んじゃいないな。

 

「ドレン、私のザクとデニムスレンダーのザクを射出してくれ」

『了解少佐!派手にやって下さい』

「そのつもりさ」

 

 

 

 

 

 

 

例のイベントが終わり、ランチで脱出したワッケイン少佐はホワイトベースの起動に気付き、直ぐにランチを横付けしてホワイトベースのハンガーに駆け寄った。そこではガンダムの拘束金具の取り外しが行われていた。

 

「貴様らそこで何をしとるんだ!ホワイトベースは立ち入り禁止と厳命したはずだ!」

「シャアと戦えるのは、ガンダムしかないんです!」

「直ぐに退去したまえ!」

 

あのワッケインという人、こんな状況なのにまだ軍規で締め付けるつもりなのか?

ここでガンダムヘッド付近に居たブライトが降りてくる。何気に黄色いノーマルスーツを着ているのはかなりレアだ。(最終話の宇宙服みたいなヤツが印象深いため、覚えている人が少なさそう)

 

「反逆罪は覚悟の上ですワッケイン司令。貴方の敵はジオン軍なのですか?それとも私達なんですか?」

「き、貴様……」

 

クルーが作業を再開する

 

「今君に、何故軍規が必要かは説明したくはないが、定められた命令は厳守だ!」

「軍規軍規、それがなんだというんですか!軍人が軍規に乗っ取って死ぬのは勝手です。でも他の民間人がその巻き添えになるのは理不尽ではないでしょうかワッケイン司令!」

「な、なに!」

 

ご令嬢にたじろぐワッケインにトドメが刺される

 

「わ、ワッケイン君」

「ぱ、パオロ艦長!」

「ど、どうだろうワッケイン君。ホワイトベースの使用、ガンダムガンキャノン……ガンタンクは今まで機密事項だった……」

「はい!」

「だからなのだ。こうして、我々より彼らの方が上手く使ってくれるのだ……既に二度の実戦がある彼らに」

「しかし艦長!」

「……そう、しかし彼らは所詮素人だ。司令たる君が、戦いやすいように助けてやってくれたまえ。わしが責任を持つ……!」

 

 

 

「……はい、解りました。艦長の命令に従います」

 

ワッケインはパオロの命令に応じた。それはただ単にパオロの方が階級が一つ上だったからか、それとも軍人学校時代の恩師だったからなのだろうか。それは本人しか知り得ない。

 

 

 

 

 

 

「デニムスレンダーいいな、港に潜入。一気にホワイトベースとMSを叩く!ジーンも準備をしておけ」

「了解」「了解!」

 

「了解です」

 

さて……新しいザクでの初実戦だ。ギリギリまでシミュレーションしてきたので大丈夫なはず。多分。とりあえず前線には出ずに、後方から援護射撃をする形で出撃している。データ収集も兼ねているから下手に前線は出せないよね。

ルナツーに近づいた所でガンダムとシャアザクの戦闘が始まった。一進一退の攻防で、中々に上達してきている。滅茶苦茶マズイな。他の二人もコアファイターに苦戦している。

ガンダムに隙が出来た。シャアザクとのつばぜり合いで後ろががら空きだ。そこにデニムのザクが斬りかかる。

そうそう、この後ガンダムが二刀流に目覚めて後ろから来たザクにグサァァッと刺すのよね~

 

ってそれマズイじゃん!

 

慌てて照準を合わせてビームライフルを放った。

急いで合わせたのでガンダムには当たらなかったが、気を引く事はできた。その隙にデニムのザクはガンダムの後ろから斬りかかる。見事にヒットしたが、盾が真っ二つに割れただけだった。何やっとんねん。

 

……何か忘れているような気がする。

なんだっけ?えーと、確か……

 

そうだ!マゼランを排除するためにホワイトベースの主砲を撃ってマゼランを壊すんだった!このままじゃバックファイアでスレンダーのザクが危ない!

ってコアファイターがこっちに来やがった!ええい!小賢しい!……そうか!その手があった!

 

「スレンダー!こっちに来て戦闘機を追っ払ってくれ!」

「分かりました、向かいます」

 

これで大丈夫なはず……

 

その数秒後、マゼランのバックファイアが来る。スレンダーの元居た場所に爆風が貫く。間一髪であった。ガンダムとの戦闘もここで終わりにしてシャアザクのヒートトマホークで締めくくった。

 

……やっぱりこの世界でもホワイトベースやガンダムを奪わずにルナツー基地の工作だけで終わった。本当に何がしたかったんだよこの少佐。

 

次の戦闘は、いよいよ大気圏か。嫌やなぁ……

確か3日後の23日だったはず。22日にホワイトベースが出港するけど2日も準備が掛かったのか。ジャブローと連絡でもしていたのだろうか?それは置いておくにしても明日はオフになりそうだ。もう明日は寝る一択だな。

それでは皆様、よい睡眠を~




オマケのボツ案

テム「よしアムロ、あの邪魔っ気なマゼランを排除しろ」
アムロ「ええっ!?どうやって?」
テム「ガンダムハンマーがあるだろう、それで港の出口まで押してこい」
アムロ「そ、そんな無茶な!」
テム「大丈夫だ!父さんを信用しろ!」
アムロ「あんなデカイ戦艦、押し返せる訳」
テム「ゲインは5倍!!」
アムロ「で、でも……」
テム「ガンダムGO!!」
アムロ「わ、分かったよ……行きまーす!」

ズカーンバキーンドガシャーン

ワッケイン「わ、私のマゼランが……仮にも基地司令がこんな扱いになるなんて……寒い時代になったと思わんか?」



次回、やっとジーン(転生)休めます。

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