駄文の分際で何様だとか気に入らないからやめろと思った方は読まないことをおすすめします。
コラボ作品って難しいですよホント……。ではどうぞ!
「テヘ☆ やっちゃった♪」
by美国織莉子
アースラが無事だった理由はすぐにわかった。それはオレが外史で会っていた女の仕業だった。
「美国織莉子、なのか?」
「管路と呼びなさい。まあ、貴方のお話はよく聞いてますわ。なんでも弱味に漬け込んで女の子を取っ替えひっかえしている鬼畜だと」
「いやオレそんな性的鬼畜じゃないから。むしろ誰だそいつ」
「え、貴方はアグレッシブ武田じゃないのですか?」
「誰だよその芸能人みたいな名前!」
「じゃあサンドイッチさんですか?」
「食べ物じゃん!」
「冗談ですよ、悪意ソラ」
「悪意を感じるんだけどそれ! わざと!? わざとですか!?」
「クスクス、わざとよ」
「相変わらずムカつくなこの女!」
そういえばキリトの世界に来る前にこの女のせいで一年間無駄にしてしまったな。その怨みを晴らせねば気が済まない!
「やめとけ、この女に何をしようが無意味だ。リスク無しに未来予知できるからな」
「だけどなぁ、一刀……」
「照っとり早い方法がある」
「どんなの?」
「無視しろ」
「えぇー…………」
それでどうにかなる人なのこの女は……。
「相変わらずね北郷一刀」
「……………………」(一刀は無視をした!)
「あら? 無視? それならこちらが知ってる情報を教えないわよ?」
「……………………」(一刀は目線を逸らした!)
「ね、ねえ。あのこっちを見て。目線を合わせてよ」
「……………………」(一刀はあやとりをしている!)
「ごめなさい。ソラのことは謝るから無視しないで!」
「……………………」(一刀は志○千里を歌い出した!)
「お願いだからこっち見てよぉ…………グスン、私を一人にしないでよぉ…………」
管路が泣いた!? てか、この人メンタル弱くなってないか?
「コイツは根は寂しがり屋の構ってちゃんだからこうやって放置プレイさせとけば勝手に自爆するから」
「なんかかわいそうなんだけど……」
「知らねーよ。こちとらコイツのせいで散々な目に合ってきたんだからこれくらいの罰がちょうどいいのさ」
「いやガチ泣きじゃん。しかもなんか泣いてる管路に欲情してるっぽい変態がいるんだけど」
鼻息を荒くして「泣いてる織莉子、萌え~♪ ハァハァ……」と手をワキワキさせる変態がいた。てか、どっかで見たことあるなあの眼帯女。
「ああ、コイツはな――――死ね!!」
「ゲバッ!」
いきなり一刀が眼帯女に腹パンしやがった。マミさんが見たらアンリミテッドマスケットショットが待ってるぞ、それ。
「いきなりひどくね? それ…………」
「
「ハードル高すぎる性癖だなオイ!!」
「そうか? こういう女が普通じゃないのか?」
「お前は今までどんな女と出会ってきたんだよ!?」
「えっと…………ドM猫耳毒舌軍師、八百一本大好きはわあわ軍師、自由放浪王女に、美少女大好き百合っ子女王に。あとは…………」
「もういいわ! ソラくんのライフはもうゼロよ!」
「あ。あとは漢女二名が知り合いにいたわ」
「どんだけイロモノ要素がある交友共なんだよ!」
不憫すぎる。どんだけ交友関係が恵まれてないんだよ!
普通の人はいないのか!?
「いるぞ。ハムの人と呼ばれてる公孫賛だ。なんか影が薄いとか言われてる」
「公孫賛さァァァァァんンンンッッッ!!」
顔も知らない公孫賛の不憫さに全世界のオレが泣いた。駄目だ
☆☆☆
さて、ギャグは終わり管路の話を聞くことになった。なんでもこのアースラは彼女が起こした結界のおかげでここにあるみんなは停止しなかったらしい。
管路が言うには外の世界がモノクロなのはなんらかの力が世界を止めたらしい。
「なんらかの力って…………」
「私にもわかりません。でも、神や管理者をも凌駕する力であることは確実です。しかも抑止の存在が出てこない辺り、しっかりルールに乗っ取ってる反則技であるようです」
世界のルールを破る者にペナルティを与える抑止の存在。救済の魔女のような化け物が現れるが、ここの抑止の存在がどんなのかはオレはまだ知らないんだよな。まあ、現れたら世界の危機なわけだが。
「私達は何をすればいいんや?」
「貴女達が出会ってきた敵――――その神器使い達を討伐してください。そうすれば元に戻るはずです」
簡単に言ってくれる。相手は未知の存在だ。タイマンならオレや雷斗などは大丈夫だが、高町やオレンジツインテが危険すぎる。
「大丈夫です。ここにも助っ人がいますから♪」
「助っ人? サイトが抜けた枠を埋めるためか?」
「はい♪ ではこちらをご覧ください!」
管路が指したのは黒い幕で隠れた長方形の小部屋だ。洋服屋の服とか試着するときに使う部屋だっけ?
管路は「ご開帳!」と幕を上げた。そこには――――
――――手足を縛られて猿ぐつわで声を出せず座らされた中学男子が涙を流して失神していた。
「「アウトォォォォォ!!」」
「きゃうん!?」
オレと衛は管路をハリセンで叩いた。
「何をするのですか、いきなり!」
「いきなりも何もあるかァァァァァ! お前がしたことは誘拐じゃねぇか!」
「全くだ。貴様はいったいどうやって連れてきたんだ!?」
「え。それは鹿目まどかさんと別れた夜道を奇襲して拉致りましたが、何か?」
「「問題だらけだわ!!」」
オレと衛は罪無き少年を拘束から解放する。てか、鹿目まどかってことは平行世界の住人か? まあいいや。とりあえず見滝原に返しておこう。
オレはドコでもドアを使って少年を放り投げた。
うん、少年には悪いが白昼夢だったということにしておこう。
「ちなみに天道陸途以外の犠牲者も
「「お前いい加減にしろよ!!」」
拉致する予定にオレはツッコまずにはいられない。
というか、SKYアイスさん、すみません!
閑話休題
管路――――もうめんどいから織莉子でいいや。まあこれからすることは乗っ取られたゆりかごに攻め込むことだ。
ちなみに行くメンバーはもう決まっている。
四季、夜刀神、キリト、アスナ、雷斗、高町、オレ、衛、一刀、ツインテに青髪姉妹、あとなんかレインコートで顔を隠したヤツ。
いやマジで誰だと思って警戒していたがどうやら四季の知り合いらしい。
八神とヴィータには悪いが彼女達にはアースラを守ってもらう必要があった。オペレーターだけでなくヴィヴィオも危ないからからな。
「さてと織莉子はどうする? ま、お前ことだ。どうせ傍観だろ?」
「さすが北郷一刀さん、わかっているわね♪」
「だから嫁ぎ遅れなんだよお前」
「グサッて来ました! なんか心外なこと言われましたよね、私!!」
容赦ないな一刀。てか、知的な雰囲気がただのいじられマダムにシフトチェンジしてるよね、これ。
『ふん、談笑とは余裕だな』
アースラのモニターに『敵』が映っていた。
そこには奪われたオレの仲間やツインテの仇も並んでいた。それよりも意外だったのが――――
「なんで、なんでフェイトちゃんまで!?」
「アリシアさんも……だなんて」
まさかここまで仲間をとられていたなんて思いもしなかったな。しかし、フェイトとアリシアはそれを否定するかのように笑みを浮かべた。
『所有権』を取られてないのか? ではなんでだ?
『この身体の持ち主はフェイトと』
『アリシアのようね』
『私は
『あたしは嫉妬』
『『私とあたしは他人の身体に寄生する神器の使い手』』
…………つまり遠隔操作か。まあグリードよりまだ弱いかもしれない。理由はあいつの神器は洗脳ではなく身体や神器などそのものを使う権利がある最低最悪な力だからな。
それでも身体をとられたフェイトやアリシアとたまったもんじゃないな。
『久しぶりね、死神』
ん? 死神ってオレのことか?
『そうよ。あなたに胸の傷をつけられて以来ヅキヅキするのよ…………!』
そうかそうか……………………ところであんた誰?
オレがそう言うと周りの空気が凍りついた。え? なんか悪いことしたオレ。
『あなた、私のこと覚えてないの?』
「うん。お前みたいな見ず知らずの豚は知らない」
『誰が豚よ! 太ってないわよ!』
「あ。ごめん。つい本音が」
『わざと!? わざと言ってるのよね、そうよね!』
「なんだ。その程度の思考回路はあるんだな」
『ムッキャァァァァァコイツ絶対食い殺すゥゥゥゥゥ!!』
白髪女がフェイトとアリシアに羽交い締めされて落ち着かせていた。てか、ホント誰だこいつ。
「アイツって確か、お前が正義の味方ごっこしてるときにぶちギレて傷つけた少女じゃね?」
「あ、いたなそいつ。それから師匠が亡くなってからまた現れたから今度は身ぐるみを剥がして亀甲縛りで吊るした記憶があったなような気が」
「お前もまだまだヌルイな。俺ならそのときの写真を撮って周りに広めるな」
「いや師匠はやり過ぎだから。それで何人かの女性や男性が社会的に抹殺されてたから」
「あんたら師弟が怖いわ!!」
八神にツッコまれた。すると、青髪が指をさして叫んでいた。どうやらぎん――――ギンガミだっけ?
まあいいや。その同僚を白髪女に殺されたと言っていた。
だからはっきり言ってやった。
「どうでもいいだろ」
「どうでもよくない! あの女性のせいでホープさんが、シルビィアさんが!」
「いやオレにとってどうでもいい。ぶっちゃけ関係ないから」
「なんで…………なんでそんなひどいことを!」
「ひどいも何もオレはそいつを知らない。だからどうでもいい。あとどのみち――――あいつら全員皆殺しだ。あ、ほむら達や知ってるヤツらは除いて」
オレがそう言うとモニターにいるヤツらは一斉に笑いだした。今度はプライドというヤツはオレに指をさして言ってきた。
『き、旧世代の遺物がデカイこと言ってきたなァ! ゲハハハハ!』
「……………………」
『はっきり言ってやるよォ。無理だ。テメーみたいな古いのがオレ達に勝てるはずないだ――――』
「黙ってろ偽物」
オレの一言でプライドはビクッと反応した。声色がどうも低くなっているようだが、気にしない。
「不可能可能を決めるのらお前らじゃない。オレだ。これからやるヤツらが決めることだ。第一お前の神器はキャンセルしかできないっぽいじゃん。ぶっちゃけ、お前はアオ以下。あいつの方が偽物らしい本物だったよ」
『この、クソガキィ!』
「怒ったか? まあどうでもいい。てか、お前はもう眼中にないから。お前の相手は既にいるからな」
オレが親指で指名したのはツインテだ。ツインテは復讐の相手だしな。
『上等だァ。その女を殺してからテメーを殺す!』
はいはい、言ってろ言ってろ。オレは手の平を振りながら無視した。
にしてもツインテだけでは不安だな。よし、保険をかけておこう。
オレは師匠と四季を呼んでツインテの保険について提案をするのだった。
(??サイド)
戦いは始まる――――そして『彼女』はラースに頼んだ男を愛しそうに撫でる。
男――――動かなくなったアオを愛しく撫でるその女性はかつてラースが崇拝していた闇だ。
既に『彼女』は人型に戻っていた。黒いドレスと黒い羽。
それはかつてソラが見たことある者だった。
「あなたも働いてもらうわよ」
クスクスと笑い、『彼女』は黒い霧をアオの身体に注入する。しばらく苦痛の呻き声をあげるアオだったが、立ち上がり虚ろな目で水晶に映るソラを見ていた。
「アハハハ、ホントに楽しみよ――――ソラ♪」
笑う女性。それは狂喜。そして狂気の笑み。その女性の名前は――――
――――『暁美ほむら』。『朱美』ではなく『暁美』だ。そうかつての前世のほむらが敵だったのだ。
ちなみに朱美ほむらは本物です。記憶を植え付けられたというわけではなく正真証明のほむらです。
しかしこの『暁美ほむら』は偽物というわけではありません。では何者でしょうか?
ここから先はこれからの展開にネタバレがあるのでしゃべれません。
次回、突撃、お前の(禁則事項です)!!
――――痔になるかと思いました(by服部さん)
あ、十八禁じゃないよ。たぶん…………