by神威ソラ
(??サイド)
アオとなのは、フェイト、ヴィータはゆりかごに侵入に成功した。中にはガジェット達がわんさかとお出迎えしてきたが、彼と彼女の前では無意味だった。
「どけコラァァァァァ!」
「うちの子はどこじゃァァァァァ!」
「この程度で私が満足すると思ってる? もっと来てよ! もっといじめに来てよ!」
変態つぇー。ヴィータはそう思った。
片やクアットロに貶されてぶちギレたレプリカ。
片や娘(?)をとられてぶちギレたモンスターペアレント。
片や自身の快楽のためにどんどんバッチコイな変態。
なんだこのカオスなメンツは。唯一まともなのは彼女だけである。
「ッ、あれは!」
ヴィータは次に出てきたガジェットに目を見張る。なんとかつてなのはを撃墜させたアンノウンだった。
まさかスカエリッティの策略か?
彼女はそう思っているとなのはは、
「『ハイペリオン・デス・スマッシャァァァァァ』!!」
ハイペリオンスマッシャーの進化型の超凶悪砲撃でそのアンノウンを消し飛ばした。
「トラウマをホントの意味で消し飛ばした!?」
「貧弱貧弱ぅ! この程度で私の愛は止まらない!」
「ホントにどうしちまったんだよなのは!?」
キャラ崩壊しまくるなのはにヴィータはどうしてこうなったと思い悩む。
「とりあえず動力源を止めればこの戦艦も止まるはずだからあたしが行ってくる」
「なら、私とアオくんで神威くんとヴィヴィオを確保」
「私はスカエリッティとお姉ちゃんを捕獲してくる」
じゃ、任せたとばかりに彼女達は散開する。なお、なのはに待ち構えていたディエチはなのはの容赦なき砲撃の餌食に合い、トラウマを負うことなるのは後のお話である。
☆☆☆
オットーは悩んでいた。理由は彼女のISで閉じこめたティアナと戦うノーヴェ、ウェンディ、ディードの悲鳴からである。
『ちょ、待って待って!』
『待たぬ、許さぬ、ぶち殺す。それがアタシが雷斗さんから習った戦い方よ』
『この人、マジでこわ――――みにゃーーーー!?』
『ウェンディが撃たれた!?』
『この人でなし!』
『やかましい。こちとら気が立っているのよ。さっさと落ちろやァァァァァ!』
『『い、いやァァァァァなんか増えてるゥゥゥゥゥ!?』』
ティアナの十八番、幻覚魔法でどこから魔弾がくるのかわからないし、隙を見せればウェンディみたいに砲撃の餌食にする気満々である。
おそらくディーダが生きていたら間違いなく「どうしてこうなった」と呟いていただろう。
こんな、こんな人を閉じ込めてどうにかすることなんてできるはずなかったんだ!
オットーは結界を解こうとしたとき、背後に気配がした。
その人物は筋骨隆々で犬耳。そして上半身がはだけたマッスルな男性――――ザフィーラは言った。
「ヤ ら な い か?」
オットーは女性だ。女の子だ。男ではないため、彼が言ったとしても健全なお誘いである。だが、彼女にとって今の発言は生娘としてではなく、何か受け入れてはならないモノを感じた恐怖だった。
おそらくザフィーラはオットーを美少年と勘違いしてのお誘いだったのではなかろうか。
オットーは結界を維持することを放棄し、なんと屋上から飛び降りることにした。しかしそれを待ってましたとばかりに今度はナース服を着たお姉さんがバインドでオットーを捕縛する。
「だ、誰だ!?」
オットーを捕縛して地に降ろしたお姉さん――――シャマルは言った。
「癒しのマジカル戦士――――メディカルシャマル、ただいま参上☆」
「……………………」
なんだこの痛い人。オットーはこの人も変態だと確信した。そして彼女の不幸はまだまだ続いていた!
「あなた、なかなかの素材ね。どう? お姉さまが見繕ってあ・げ・る♪」
オットーは恐怖した。シャマルの今の目は彼女に数々の恐怖と羞恥を与えた変態――――天ヶ瀬千香と同じ目をしていたからだ。
逃げようにも逃げられない。迫ってくる脅威に彼女は叫ぶ。
「誰か助けてェェェェェ!!」
願いはむなしくも叶わず彼女はしばらくシャマルの着せ替え人形というトラウマをしばらく持つことになった…………。
ドガァァァァァンッ!!
「I'm winner !!」
なお、ノーヴェ達が重ねられてティアナに踏まれていることが判明したのはこの後である。
…………誰か、この暴走を止めてください(byソラ)
はい、というわけでギャグの回でした。ちなみにティアナとスバルのみが最終決戦の参加権があります。
なお、最終決戦には他作品の作者――――farushionさんから了承を頂いて参加させる予定です。あんまり戦闘描写は出せないかもしれませんが、そこは未熟な点ということでご了承ください。
さて次回、ジョジョな戦い!
――――あれ? 作品ちがくね?