風邪を引いて、もといブラック・ミストとデュエルをしてからずいぶんと経った。
私が気を失い次に目を覚ましたとき、近くに九十九君とブラック・ミストがいた。
九十九君に天城のことを聞いてみると彼は家に着いたとたん九十九君に私を託してすぐにオービタルで空を飛んで帰ってしまったといっていた。
なんかよくわかんないなぁ……。
天城はNo.を集めているみたいだし、No.を手に入れた私は敵だと思うんだけど。
なんで手を貸すようなまねをしたんだろうか……。
ま、考えても仕方ないか。
「ブラック・ミスト。いつまでテレビ見てるの?学校行くからカードに戻って」
朝食も食べて学校の支度を終えた私はリビングに向かい、扉から顔だけ出して中にいるブラック・ミストを呼んだ。
ブラック・ミストはリビングにあるソファに寝転がり録画してあったエスパーロビンを眺めている。
なんというか、現代に馴染みすぎじゃないか?
「あ? 今良いところなんだよ。あと15分待て」
テレビに視線を向けたまま手で追い出すようなしぐさをしてまったく動こうとしなかった。
「学校に遅刻するから却下。いってきまーす」
「あ!? ちっ、しかたねぇな」
無視して玄関に向かうとブラック・ミストの慌てた声が聞こえるとテレビの音が消えブラック・ミストは黒い靄となって私のカードケースの中に入り込んだ。
ブラック・ミストは他の遊戯王にあったカードの精霊のような存在だが、その姿は実体化しており私以外の人にも姿が見える。他の人に姿を見えなくする能力はないらしい。
取り憑くことは出来るらしいがなぜか私には憑けないと不機嫌そうに教えてくれた。
一人にさせると何をするかもわからないから必然的に持ち歩かなければならないのだ。ブラック・ミストは一応了承している。
学校にたどり着き、教室へと入ると私が来たことに気づいた結が笑みを浮かべてこちらに来た。
「刹、おはよう!」
「おはよう、結。なんかテンション高いね」
自分の机にかばんを置きながら機嫌がよさそうにニコニコ笑っている結に聞いてみると結は身を乗り出して語り始めた。
「WDC、ワールドデュエルカーニバルが始まるからだよ。私、思い切って参加しちゃった」
ポケットに手を突っ込んで見せてきたのは金色のハートをかたどった縁に赤い宝石のようなかけらが一つ埋め込まれているものだった。
「なにこれ?」
「これがWDCの参加権、ハートピースだよ。その反応を見る限り、刹は参加しないんだね……」
残念そうに眉を下げ結はそういった。
「私、大会とか興味ないからね」
「なんだと!?」
不意に大きな声が聞こえ私たちは驚き、声の主を見るために周りを見渡し、思った。
またあいつかと。
「黒峰刹! なぜWDCに参加せんのだ!! 世界中のデュエリストが集まるのだぞ!? 私たちの勝敗に決着をつける最高の舞台ではないか!」
やかましいくらいに大きな声でわめき散らす、紺色のセミロングの髪に片側のサイドだけ銀色のメッシュを入れている男。
2年A組の委員長を務めている都賀原雲雀(つがはら ひばり)という。
デュエルの大会で優勝したことがあり、この学校に入学したてのときはその肩がきにふんぞり返り偉そうにしていたが、私がデュエルで勝ったことにより勝手にライバル認定されてしまった。
「勝敗といっても今までのデュエルで私に勝ったことないじゃん」
もう何回デュエルしたかは覚えていないが、この男とのデュエルでは一度もまけたことがなかった。むこうもデッキの改良などをしているのだが、今一歩及ばないといったところだ。
「でも、本当に参加しないの? 刹なら決勝まで勝ち残れると思うんだけど……」
『世界中って言うと参加者の中にNo.を持ってるやつもいるだろうな』
急にブラック・ミストの声が聞こえて一瞬固まったが、何とか周りに不審に思われる前に結の問いかけに答える。
「目立つから嫌なの。大勢の人の前でデュエルをするって言うのも嫌だし。それにもう参加申し込みとか切れてるでしょ」
「うぅ……そうなんだけど」
出る気もない大会の話をそこで区切り、昨日でた宿題について聞こうと思ったら突然教室のドアのほうから私の名を呼ぶ声が聞こえた。
そちらに目を向けるとこのクラスの担任である先生が私を見つけて手招きしている。
結に行ってくると伝えて席を離れて廊下へと出る。
「先生、どうしたんですか?」
「ごめんね。お話はここじゃなくて出来れば職員室のほうで話したいのよ」
そんなに大切な話なのだろうかと疑問に思いながら先生についていき職員室に向かった。
職員室に入り片隅にあるソファに腰をかけるように促され、私が座るとテーブルを挟んだ向かい側に先生が座った。
「それで、どうしたんですか?」
もしかしてこの前、風邪で2日間も休んだ件だろうか?
「あのね。急で申し訳ないんだけど、黒峰さんはWDCに参加してるかしら?」
「は?」
まさかデュエルをしないはずの先生から先ほど話していたデュエル大会の話題があげるとは思わなかった。
それに職員室に呼ぶほどのこと?
「えっと、参加してませんけど……」
「そう! 実はねハートランド様直々からハートランド学園の代表としてあなたに出てほしいってお話があったのよ」
このときはぁ!? と声を出さなかった私をだれか褒めてほしい。
いや、だってありえないでしょ。
大会に出場し世界的に有名な人たちにオファーが来ると言うのならまだしも、大会とか出たことは片手で数えるほどしかなくて名も売れてない小娘に大会出場のオファーが来るなんて。
それよりも、どうやって私のことを知った?
そう思った瞬間ぞくっと背筋に寒いものが走り、人知れず心臓の音が速くなった気がした。
「それで黒峰さん、受けてくれるかしら?」
「えっ、あ、はい?」
「よかったわぁ。じゃあこれ、参加権のハートピースよ」
考え事をしていたせいで先生の話をまったく聞いておらず、適当に返事をするとなぜか結が持っていた参加権とやらを渡された。
「受けてくれてありがとう。それじゃ、学園の代表としてがんばって頂戴ね」
そういわれてもうすぐ授業が始まるからと職員室から追い出されてしまった。
いや、追い出されたは言いすぎだが、心境的にはそんな感じである。
「どうしてこうなった……」
『いいじゃねぇか』
重い足取りで廊下を歩いていると頭の中にブラック・ミストの声が響いた。
ブラック・ミストとはこうやって念話みたいなものができ、教室で声が聞こえたのもこれの影響である。
この会話は私以外には聞こえないので授業中とかしゃべりたい放題である。
ただ、他の人と会話をしている途中で話しかけられるとまだ慣れていないのでボロが出そうになるのが困りものだ。
『世界中のデュエリストがくるんだろ? No.を集めることが出来る』
「私はNo.には興味ないって言ってるでしょ」
『俺を手に入れといてよく言うぜ』
おそらくにやついているであろうブラック・ミストに私は言葉を詰まらせる。
なんで私、先のことも考えずにこいつを任せてくれなんて九十九君に言っちゃったんだろう。
『それにお前がいくら逃げようとしても、俺がいる限り逃げられねぇよ』
ブラック・ミストは目の前で実体化し顔を近づけてくる。
「No.はな、引かれ合うんだよ。No.同士の戦いに参加せずに傍観者、なんてうまい話があるわけないだろう?」
だからあきらめろとブラック・ミストは言った。
私は目を細めて至近距離にあるブラック・ミストの顔を見て口を開いた。
「何かを企んでいるとわかってるのに素直にはい、そうですかっていうわけないでしょ」
体を離して舌打ちをした彼にため息を吐くとブラック・ミストはここが廊下だということもありすぐにカードケースに戻った。
ブラック・ミストの言い分はうそではないのはわかっている。
ブラック・ミストから聞いた話だとNo.というのは全部で100枚あるらしく何かの影響で世界中にばら撒かれてしまったといっていた。
そんな中、世界中からデュエリストが集まるWDCが開催される。
参加するデュエリストのなかにNo.を持っている人はいるだろう。
No.を所持している人たちはその強力な力を求めて他のNo.を奪おうとすると言っていた。
私が大会で勝ち進めて行けばおそらく最低でも一人はNo.を使う人とデュエルをすることになるだろう。
「ブラック・ミスト中心のデッキ、作らないとなぁ」
『ほう、俺を使う気はあるようだな』
「そりゃ、ね」
でもランク2のモンスターってブラック・ミスト以外であまりいいモンスターがいないんだよね……。
パッと思いつく限りデッキの内容は二つぐらいしか思いつかない。
構築は家に帰ってからにしよう、今は学校でカードもないし。
あ、でもこれだけは聞いておこう。
「ブラック・ミスト、おじゃまと代行天使どっちが良い?」
『はぁ?』
私たちが教室に戻ると結たちが駆け寄って何があったか聞いてきたが、残念ながらもう1時限目が始まろうとしていたので詳しい話は後になった。
授業中、ブラック・ミストと会話をしたりして暇をつぶしていると教室の扉が音を立てて開かれた。
先生の授業の解説しか明確な音がなかった空間に別の音が割り込んだので、みんなの視線が釘付けとなる。
何食わぬ顔で教室へと入ってきたのは神代だった。
不良の肩書きがある神代に先生は一言注意を言うだけで終わり授業に戻る。
神代の席は私の隣なので、こちらに歩いてくるとかばんを置いて腰をかけた。
「おはよう。今日は遅かったね」
「まぁ、な」
先生にばれないように黒板に視線を向けたまま小さな声で話しかけると神代も小声で返した。
少し歯切れの悪い返事だったが、追求はしなかった。
「黒峰」
「なに?」
「もう、俺にかかわるな」
「……は?」
私はたっぷりと時間を空けてから何言ってるの? というように言い神代の顔を見ると、なぜか神妙な顔つきでうつむいていた。
何かしらあったというのは神代を見ればわかること、どうせ聞いてもはぐらかされるだけ。でもさ、やっぱりこう思うわけだよ。
「中二病?」
「なに言ってるんだ、お前は」
人が真剣に話してるのにとぶつぶつ文句を言いながら呆れていた。
「……理由は聞かないけど、とりあえず邪魔はしないと思うよ」
こういうことを言い出すということは何かをしようとしていて危険だから離れさせようとしてるってことだと思う。
間違ってたらすっごい恥ずかしいけど。
私の態度を見て神代はおもむろにため息をはき、お前はそういうやつだよなと呟いて頬杖をついていた。
なんか失礼なことを思われたような気がする。
結局先生に呼び出された件の話は放課後にすることになり、私たちは少しだけ教室に残り朝の話をしていた。
「「学園の代表としてWDCに出場!?」」
結と都賀原はそろって大きな声で驚き、私はそうみたいと目をそらしながら肯定した。
「な、な!? なぜ黒峰が学園の代表に!?」
「刹の実力なら可笑しくはないけど……刹は大会の出場経験とかまったくないよね? どうやって知ったんだろう?」
「私もそこが気になってるんだよね」
わめき散らしている都賀原は放っておいて自分なりに考えてみる。
最近起こったことは天城とブラック・ミストとデュエルをしたこと。
ブラック・ミストは違うと思うから、天城のほうで考えてみよう。
天城はNo.を集めていて私がNo.を持っていることを知っている。
天城とハートランドがつながっている可能性は……ないといいたいけどある可能性のほうが高い。
天城の居場所をつきとめた時、天城はハートランドが所持している第四埠頭の倉庫にいた。
そしてその倉庫が爆発したにもかかわらず、ハートランドは詳しい話はしておらず、挙句の果てにはそれ以上の詮索を拒否したとネットニュースであった。
あー……面倒な人に目をつけられたなぁ。
「でも、これで刹と一緒に大会に出場できるんだね」
「アハハ、そうだねー」
これからのことを考えると素直によろこべなくて乾いた笑みを浮かべてしまった。
「まぁ、いいだろう。私たちが戦うことは変わらないしな」
わめいていた後は頭を抱えてぶつぶつ呟いていたはずの都賀原はいつの間にか復活し、格好つけた顔つきで言う。
その自信はどこから来るのやら。
「今度こそ貴様を倒す! 待っていろ、黒峰刹!!」
私を指差しながら都賀原は自分のかばんを引っつかんで教室から出て行った。
かえってデッキ調整でもするんだと思う。
「ねえ、刹。ちょっとデッキのことで相談をしたいんだけど……いいかな?」
「え、別にいいけど……良いの?」
私は確認するように結に聞いた。
お互い大会に出場するというのにデッキの相談をするということはデッキに入れるカードを知られるということだ。
「うん、一人で考えるよりも刹に聞いたほうがためになるし」
「わかった。じゃあ、いつものカードショップに寄ろうか」
私たちはかばんを持ち教室から出て、向かった場所は大通りから少しはなれたところのカードショップだ。
このカードショップは常に最新のカードパックが売られている他にレアなカードや古いカードまであり、ずいぶんとお世話になっている。
しかもデュエルフィールドとデッキを構築や相談できる部屋まであり、私たちはいつもこのフロアを利用してデッキの相談などをしていたりする。
私が先にショップに入りドアを開けてすぐに見えるカウンターに居座る人に手を振った。
「こんにちは、いつもの場所使わせてもらうねー店長」
「おぉ? おー、刹に結か。今は誰も使ってねぇから好きにすると良いさ」
店長は新聞を読んでいたのか新聞紙の上から顔を出し私たちの姿を確認すると笑みを浮かべてそう言った。
私たちはお言葉に甘えて二階へと上がりデュエルフィールドの隣にある部屋へと入る。
そこにはいくつも並べられている机と椅子、片隅には缶ジュースが売っている自販機がある。
左側の壁はガラス製になっており隣のデュエルフィールドで行われるデュエルを観戦できたりする。
私たちは向かい合って座りデッキを取り出した。
「それで、新しいカードでも入れようとしてるの?」
「うん。あのね、この前カードパックでこのカードがあたって」
そういっていくつかのカードを見せてもらい、うーんと唸りながら考える。
カードは進撃の帝王と帝王の開岩という名前の永続魔法だった。
「帝の新しいカードでたんだね。効果は強力だけど永続魔法かぁ」
「どう思う?」
「黄泉ガエルが使えなくなるのはちょっと痛いし、進撃の帝王を発動してるとレベルスティーラーも効果が使えなくなるよ? 結のデッキはガエル帝だから採用するなら結構デッキの内容変えないと厳しいかもね」
私は前世の世界を基準に思ったことをはっきりと結に告げる。
その言葉を聞いて結はそうだよねと落ち込んだ様子で私の意見に同意し悩み始めて、しばらくするとよしと意気込んだ声を上げる。
「私、思い切ってデッキの内容変えてみる!」
「……明日から大会だけど大丈夫?」
結はじっくりと考えてデッキを構築するタイプだからおそらく今日中にはデッキは完成しない、そうすると今日は徹夜となる可能性が高い。
「大丈夫、私がんばるから!」
私もブラック・ミストのデッキを作らないといけないし……うん、がんばれ。
それから私たちは意見を出し合いながらデッキに入れるカードを決めたりしてそろそろ帰ろうと身支度をし1階へと降りるとそこには見覚えのある顔があった。
「あれ、神代?」
「……お前たちも来てたのか」
「まぁ、ね。明日大会だし」
私がそういうと神代は首をかしげ、私の後ろにいる結の姿を捉えると納得したようにうなずいていた。
「あの、神代君は大会に出場するの?」
私の後ろから結は恐る恐るといったように神代に問いかけると神代は一瞬険しい表情を浮かべた。
「ああ、参加することになった」
「へぇ、じゃあ戦うことになるかもね」
「は?」
神代はおもむろに動きを止めてこちらを見る。
「……私もWDCに参加することになりましたー」
「お前が!?」
ねぇ、驚きすぎじゃない? そんなに意外だった?
驚きのあまりに大声を上げた神代に心の中で突っ込みを入れる。
「こっちもいろいろあってね。出ることになったんだ」
証拠としてハートピースを見せると神代は冷静になったのか軽く息を吐く。
「そう、か。なら俺たちは戦うことになるだろうな」
「勝ち進んでいければそうなるだろうね」
「今度こそ絶対に勝ってやる」
神代の強い決意がこもった目に私は笑みを浮かべた。
「楽しみにしてるよ」
家へと帰ってきた私はすぐに着替えて食事をした後、カードを保管している箱を取り出し早速デッキの構築を始めた。
「で、おじゃまと代行天使ってどう意味だよ」
ブラック・ミストはカードケースから飛び出して私の肩越しからカードを眺めながら問いかけてきた。
「代行天使は代行者っていうモンスターのことで、ガチで組むと強い。でもそうなるとブラック・ミストがおまけ扱いになる可能性が高い」
「ほう……て、こいつら全部光属性じゃねぇか」
「そんなときのこれ」
今すぐにでも却下だと言いたげに呟いたのにあわせて私は1枚の永続罠を見せた。
ブラック・ミストの召喚条件は闇属性モンスター3体、代行天使のデッキにはほとんどが光属性モンスターが採用されることが多い。まぁ、デッキにもよるけど。
「DNA移植手術?」
「フィールド上にいるモンスターの属性を変える永続罠だよ。まぁ、このカードがなくても代行天使と闇属性モンスターの混合デッキでも良いけど」
じゃあ、それにしろよという視線を投げかけてきたが私は無視してもう一つ、候補に上がっているおじゃまのカードを並べる。
「……おい」
「なに?」
「さっきのカードを使ってこいつらで俺を召喚するつもりじゃないだろうな?」
こいつらと指差した先にはおじゃまイエロー、おじゃまグリーン、おじゃまブラックの3枚があった。
「え、そのつもりだけど」
「はぁ!? ふざけるな!! こんなモンスターで俺様を召喚するなんて絶対許さないからな!!」
「別に良いじゃん。おじゃまはサポートカードも豊富だしロックも出来るから優秀なんだよ?」
おじゃまを採用するかはまだ決めかねていたが、ブラック・ミストの拒絶ぶりにすこしムキになっておじゃまのいいところをあげていくがブラック・ミストは頑として話を聞かず、嫌だの一点張りだった。
「あー……いいよ。じゃあ、デュエルしておじゃまの恐ろしさを味あわせてあげる」
「俺がそんな雑魚共に負けるわけないだろ」
前に言った何も出来ないまま終わらせるという言葉を身をもって知ってもらおうか。
あ、よく考えたらドローだけは出来るわ。
いまから外に行くのも面倒なのでプレイマットを取り出しテーブルに広げ、デッキを取り出した。
何回かシャッフルをした後、相手にデッキをカットしてもらう。
「「デュエル!!」」
そしてこの後、滅茶苦茶デュエルをした。
Q.なぜ代表に?
A.Mr.ハートランドの計らい。
どうしよう、ブラック・ミスト中心のデッキ内容が思いつかない。
マリスボラスはブラック・ミスト自身が使うデッキだからかぶるのは嫌だし、おじゃまはシリアスシーンなデュエルでは使えない、代行天使はいまいちピンとこない。
やっぱり代行天使……あ、神秘の代行者アースはチューナーだから入れられないや…どーしよ。