コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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オリジナル回がどれだけ続くのかわからないです。
書き溜めはしてないのでww

ただ、本編に戻るのはいつになるだろう。
伏線作っても完結できるかわからなくなってくるなぁ

弱音はいてもしかたない!

本編です。

2017/1/26/18:36 修正しました


第五十話 Request Come   Ancestor of Orange

まさか、シャルルがあの馬車に乗っていたとはな

そして、こいつがその母親か・・・

だが・・・

 

 

おかしい

こいつがシャルルなのは、以前のCの世界でシャルルが見せた過去の姿に瓜二つだ 

それに疑う余地はない

だが、あの写真にあったはずのV.V.がいない

なぜだ

気になった私は、グラシャ=ラボラスから降りた

 

「えっ?」

「あの鉄人形に、もうお一方・・・」

「セレス?」

 

そのあたりの機転は相変わらずだなリート

 

「ああ、すまない。驚かせたか?」

「いえ、もうお一方いらっしゃるとは思いませんでしたので。助けていただきまして、感謝申し上げます」

「偶然だ、それにこの後ろの物を黙っていてくれるのであれば、特に言うこともない」

「すごいですね、母上」

「ええ、このような物があったとは・・・」

「それで、城への招待と言っていたが」

「ええ、命の恩人には礼を尽くさなければ、皇族としての立つ瀬がありません。

礼儀知らずの汚名を与えない為と思ってぜひ、来てはいただけませんか?」

「僕からもお願いします」

 

存外強かだな、まぁそうでなければ皇族とは言えんか

そして、その目には強い意志が感じられる

ここで去るのは簡単だが、リートのギアスがいつ使えるようになるかもわからない

 

「迷惑でなければ、厄介になろう」

「貴様!セラフィナ様に向かって、無礼を!」

「ん?」

 

御者台から男が一人降りてきた

おそらく、周囲を警戒した上で、二人が馬車から降りたのに気づいたんだろう

そして、腰に佩いた剣を抜き、私たちに切っ先を向けてきた

 

「セラフィナ様、お下がりください!」

「ディーフリート!あなたこそ下がりなさい!私たちの命を救ってくださった恩人に

そのような無礼は許しません。第一、私が許しているのです。

それとも、あなたが私に恥の上塗りをしたいのですか!」

「し、失礼いたしました」

「このお二方にも、謝罪をなさい!そうでなければ、私たちの護衛をすること

まかりなりません」

「・・・早合点をして、申し訳ない。私はディーフリート・ゴットバルトと言う。

このたびは、剣を向け、あまつさえ、殿下の恩人に暴言を吐いたこと、どうか許していただきたい」

 

おや、オレンジ君の家系か

 

「配下が失礼を・・・」

「いや、ただでさえ、暴漢に襲われそれにわけのわからない人間を近くにおいている状況で守るために戸惑いなく剣を抜くことができる。いい配下をもたれている。

許す許さないもない。当然のことをしただけだ。それに、こうして接しているほうが異常ということ、この状況が特殊なだけだ。何もとがめることもあるまいよ」

 

 

一本気が通っているのはあいつもこいつも一緒だな

忠義にかけて、これほど厚く太い家柄はブリタニアに他にないだろう

 

「ディーフリート、許しをいただけたのですから、私も咎めはしません。

今後も、忠義にはげみなさい」

「イエス!ユア、ハイネス!」

「それと、その鉄人形については、私たち以外には口外を禁止します。

よろしいですね?」

「承知いたしました」

「うーん、さすが騎士だ。セレス、僕もこういう風になったほうがいいかな?」

「お前はそのままでいいさ。さて、だいぶ話が逸れたが、厄介になってもいいのかな?」

「ええ、馬車にてお連れしたいのですが・・・その鉄人形はどうしましょうか?」

「ああ、これは、勝手についてくる。そういうものだと理解してくれ」

「とても、不思議ですね?どうやって動くのですか?」

「シャルル、そのことは、後でお話しましょう?では、馬車にお乗りください。ディーフリート」

「はっ!」

 

その後、僕たち四人は馬車に揺られて、お城に行くことになった

当然ながら、グラシャ=ラボラスは消えたことに三人はびっくりしてたけどね

 

「そういえば、ご尊名をお伺いしておりませんでした。よろしければ、お教えいただけませんか?」

「ああ、そうだった。私はセレス・エイレインだ」

「僕は、リート・ルルースって言うんだ」

「あ」

「・・・あ」

 

しまった、エイス・トゥバリエって言おうと思ったのに、間違えちゃった・・・

まぁ、間違ったことは言ってないし・・・いいよね・・・?

 

「?どうか、されましたか?」

「いや、なんでもない。少し思い出したことがあってな」

「はぁ?」

 

リート・・・確かに、エイスって言うことをここ最近してなかったのはそうだが、

この二人にその名前を言ったら・・・まぁ、なるようになるか・・・

 

「ところで、いくつか聞きたいことがあるんだがいいか?」

「え、ええ。私たちで答えられることでしたら」

「なぜ、あのような連中に襲われていた?私たちがいなかった仮定の話はしたくないが

下手をすれば、横転して死んでいたぞ?」

「いつの世にもある、権力争いでございます。私も二人の子供を持っておりますが、

万が一に備え、一緒に行動することを避けておりまして」

「ほぅ、二人というと」

「ここにいるシャルルと、兄になるヴィクトルがおります。

どちらも育ち盛りで、勉強に運動に積極的にやっていて、それはそれはかわいくって」

「母の顔というのはいいものだ」

 

なるほどな、V.V.は本名ヴィクトル・ジ・ブリタニアというわけか

そして、あの時とは違い、一緒に行動していない・・・

不思議だな、ルルーシュたちの過去は変えているのに、それ以前の過去も変わっているのはどういうわけだ?

あの時の写真は母親が死んでいて、V.V.がいてシャルルがいてシャルルがV.V.にしがみついていたはずだ

 

「あ、え、と、私たちもそうですが、お二人もお似合いでございますよ?」

「「ぶふーっ!?」」

 

せっかく考え事をしているのに、何を言っているんだこいつはー!!!

おまけにリートも同じ反応をしているし!

 

「あ、違うのですか?」

「あ、ええと」

「そ、そのだな、まだ、結婚はしてない、んだ」

「セレス!?」

「だが、じきに、じきに、するぞ」

「うふふ、うれしいですわ。ぜひ、結婚式にはおよびくださいね。シャルルもヴィンセントも

ご挨拶に伺わせていただきます」

「ケ、ケッコン!?」

「セレス、コエコエ!」

「オマエモダロウガ!!」

「うふふ」

「あはははは」

 

過去に来て、笑うことになるとは思いもよらなかったが

まぁ、こういう時間もありかもな

子供のころのシャルルはやはり、純粋な子供だったんだろうな

そして、城の防衛圏内に入ったんだろう、馬車が止まった

 

 

―――――――――――セ、セラフィナ様!?なぜ、も・・・・お、おかえりなさいませ

―――――――――――ええ、戻りました。ご苦労でしたね、ヴァイバス卿

 

 

悪意というのは、もうどこの時代にあるんだな・・・反吐が出る

 

 

 

 




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