コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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ひと月、空いてしまいまして、申し訳ない!
待ってくださっている人もそうでない人も、お待たせいたしました。

忙しいのは嬉しかった、けど、かけないのは悲しかった。
そして、今回は結構難産でした。


まだ2回目のアンケートを活動報告の方にて掲載中です
もしよろしければぜひよろしくお願いします。

では、本編です。


第四十五話 Ties to be complicated

 

 

 

 

僕は、ルルーシュとシャーリーを背にアッシュフォード学園を後にした

今、あの場所に居る必要は無い 楽しい時間だったけどそういうわけにはいかない

目的があってここに来た そしてこの時代に来たんだ

ああいう時間は欲しいけど、全部が終わった後でもいい

時々欲しいけどね、やっぱり

 

ホテルに帰ってもC.C.とマオは帰ってなかった

僕がお願いしたことをまだ続けていてくれているんだと思う

この広い部屋の中でたった一人になるのは、いつ以来だろう

いや、違うな 一人になったのは・・・

ソファーにもたれかかって休んでいると、通信機に連絡が入った

 

カレンからだった

ちょっと、C.C.じゃないかなーと思ったのはカレンには悪いかな・・・

 

「こちらエイス。カレン?」

『は、はい、カレンです』

「パーティーお疲れ様」

『あ、あれは・・・その・・・』

「気にしてないよ。実際やらなかったんだから」

『ディートハルトにはちょっと警戒してみます。

あ、それで連携のフォーメーションの話なんですけど!』

「うん」

 

そこからは、やっぱりナイトメア乗り同士話が合った

輻射波動機構を有効に使うために、どうやったらいいだろうとか

接近戦でどちらが攻勢に出るために前に出るとか

基本的にグラシャ=ラボラスは流体肩ネビロスがあるからオールラウンダー

対して紅蓮弐式はフロントアタッカーの位置、当然後衛にいちゃいけない

それで、考え出したのが、エナジーフィラーの過剰供給

紅蓮の輻射波動は一発撃つごとにエナジーフィラーが排出、再度装填される

その間は撃てないけど、そこはカバーすればいい リロードも時間を取らないし

攻撃をしている間エナジーフィラーは消費され続ける

弾切れになったらネビロスで作ってやれば再度攻撃できる

当然カレンにはネビロスの事は言ってない

だけど供給することはできると遠回しに言っておいた

疑ってもまぁ仕方がない、あの時聖天八極式の輻射推進型自在可動有線式右腕部を

創っちゃったからね・・・ばれてるかも知れないけど

 

『なるほど、それならあの白兜の次に来る機体にも対応できそうですね』

「過信は禁物だよ。そういう僕も結構慢心してるところはあるんだけど」

『そんな、ゼロの協力者なんですから、そんな事はありません!』

「そう言ってもらえるだけでも十分。ところで、後ろでエンジン音が聞こえるけど?」

『ああ、はい。実はついさっき埠頭をでて潜水艦で海に』

「なるほどね、分かった。それもゼロから連絡を受けてる。

その作戦には協力させてもらうつもりだからよろしくね」

『はいっ!フォーメーションを使う事があったらすぐ言ってください!』

「久しぶりに、ナイトメアの話に花咲かせられて楽しかった。ありがとう」

『っ!いいえっ!こちらこそ有難うございましたっ、失礼しますっ!』

 

後半、なんか言葉尻が早くなってたけど・・・どうかしたのかな?

ルルーシュでも近くに来たんだろうか・・・

 

「ただいま」

「ただいまーリート」

「あ、お帰りC.C.マオ」

 

二人が帰ってきたと同時にソファーから立ってお茶の準備をしに行く

疲れがたまっていそうな感じじゃないけど、まぁ気分だよ

 

「すまないな、リート」

「気にしないで、いつものことでしょ?・・・聞いていい?」

「ああ。あいつは今トウキョウ租界にはいない。先ほど船で出港した」

「へ?もう?」

「らしいな、場所は式根島で確定だ」

「・・・あの話と組み合わせると、ランスロットの後継機がもうできてるって事だね」

「まぁ、間に合わせという可能性もあるが、少なくともコンクエスターではないだろうな」

「フロンティアは、いっちゃえば劣化でしょ。C.C.には悪いんだけど・・・」

「ロイドとセシルも半ば妥協していたからな」

 

あの時、私がランスロット・フロンティアに乗ったのはあいつが勝手に用意したせい

まぁ、勝ち負けなんて初めから関係はなかった

シュナイゼルが負けることは初めから分かっていた

あのバカ二人が、負けるとは初めから信じていなかった

だが、勝ち負けに執着したのはあの時久しぶりに実感したがな

 

あの機体は、パーシヴァルのミサイルシールドを取り付けて、

初期のランスロットの形状を維持しつつ向上させたもの

第七世代がヴィンセント・ウォードとして量産化されている時点で

その機体は、私の腕と少しの性能差による力量だった

ピンクに染めたのは・・・当時の私の趣味だ・・・悪いか?

 

だから、リートと私が考える可能性は三つ

 

一つ、ランスロット・フロンティアがそのまま出てくること

この時点のランスロットで考えれば、性能は当然あがる

紅蓮弐式より上回ることになるだろう

 

二つ ランスロット・エアキャヴァルリーがこの時点でロールアウトすること

エナジーフィラーの消費速度は早くなるが、制空権を手に入れる

スザクの技量なら、雑兵程度の弾幕は当たるはずもない

かなりやっかいではある

 

三つ ランスロットの完全オリジナル機体

これが一番厄介で、これが一番ありえると私たちは踏んでいる

歴史を変えたゆがみが、ここで出てくるのではとな・・・

詳細も一切わからない ただ、初期型ランスロットよりは上

グラシャ=ラボラスやダンタリオン、ヴェパールは負けないだろうが

黒の騎士団がこれで壊滅なんてことになったら、目も当てられない

この場合は十分に用心しておく必要がある

 

「とりあえず、式根島周辺まで飛んでおくか?」

「事前準備ってわけじゃないけど、スザクのランスロットは見ておきたいな」

「ねぇ、C.C.ちょっと気になってたんだけど、あの子と何話してたの?」

「あの子?」

「ああ、気にするな。いい女には隠し事の一つや二つあるものだ。それを聞くのは

野暮というものだぞ?マオ」

「いい男なら、気にしない?」

「そうだな。だいたいのいい男はそこは、そうか、わかった、で、聞き流すだろう」

「そっか、わかったよ」

「ま、いっか」

「それなら、また弁当を用意してもらわんとな」

「あ、今回は僕が作るよ」

「リートが?」

「いつもホテルのいいお弁当じゃ飽きちゃうでしょ?まぁ・・・うまくできないかもしれないけど」

「うーん、それだ!」

「よしっ!良いなっ!リート!私も手伝うから、ぜひ頼むぞリートっ!」

「分かった、できるだけ頑張ってみるよ」

「そうなると、どうする?」

「材料はホテルのを使わせてもらえばいい。なに、何も問題はないさ」

 

 

ピザは何度も食べたことがある、だが弁当は初めてだ!

今まで、ここで世話になってきていたから当然ではあったが・・・

さっそくフロントに内線をして材料を持ってくるように言った

いつもより、少々強引に頼むと言ったのは自覚した

だってそうだろう!リートが弁当を作るんだぞ!?

愛妻弁当ならぬ・・・愛人・・・弁当・・・・

・・・・・はっ!いかん、いかんこんなので気を飛ばしていては

食べることすらできなくなるぞ・・・

すぅーっ・・・はぁーっ・・・

よし、落ち着け・・・落ち着け・・・

とやっているうちに材料が運ばれてきた

マオは、すでにその場にはいなかった

おそらく、察して出て行ったと考えるべきか

ギアスを使って我がままな頃とは大違いだ

いい男になったな、マオ

 

そこからは、まるで夢心地だ

キッチンに二人で並んで、洗ったり、切ったり、焼いたり

おまけに、私はコード、リートはギアスで傷を受けても無意味

・・・永遠の時を生きるか・・・寿命がある女性たちは飛びつくだろうな

ただ、失敗の回数は私の方が多かった

なにせ、10年間の内3年は私が作っていたが、残りはずっとリートが作っていた

そして私の今の精神状態は正常じゃない、失敗は仕方ないだろうっ!・・・仕方ない・・・

け・・・けっ!・・・・くぅっ・・・なぜこの言葉が言えない!たったの二文字だろう!?

だが・・・もしそうなって、リートと二人・・・

どんな幸せな時だろうか・・・・・マオは忘れてはいけないな・・・うん

 

終わった時には、それはおいしそうな弁当が4個できていた

良い出来栄え・・・そんな言葉では言いたくないな

好きな人が、作ってくれたものとは、言い表せないな・・・はぁ

 

「できたぁ・・・」

「お、おつかれさま、だな・・・リート」

「ありがとう、C.C.」

「あ、ああ、こちらこそ」

「え?」

「いやっ!なんでもないっ」

 

お弁当に蓋をして、包んでいく

こうするのも初めてだけど、C.C.のを見てて覚えててよかった

こんな感じだったよね、って手探りだったけど

 

 

いい匂いがリビングから匂ってくる

ねぇ、リート 少し僕分かってきたよ

きっと、今作ってるお弁当、ホテルのよりずっと美味しいって

昔の僕なら、何も考えずホテルの方をとったと思う

人の気持ちを理解するのってこんなに素晴らしいことなんだ

そう思うよ、リートとC.C.、シャーリー相手ならね

悪い部分を聞きすぎた僕は、長く触れないとその人を信用できない

・・・ゴミはゴミだ、何にも考えず切り捨ててしまえる

僕は・・・二人の騎士だ、エリア11なら露払い、侍従でもいい

邪魔をするなら、誰であろうと消し飛ばしてみせる

それが、僕の二人への恩返し、そう信じてる

 

 

 

 

食事も終わって、夜、僕はC.C.と一緒にいた

マオも誘ったけど、なんか用事があるって言って出かけて行った

ダンタリオンの練習にでも行ったんだろうか?

無理に誘うのも嫌だったし、エレベーターまで送って行った

やっぱり、マオも笑顔が増えてきた

一番初めのころよりずっと、良いと思う

その間、C.C.が腕に抱き着いてきていたから、ドキドキが止まらなかったけど

 

「よく頑張ったな、リート」

「ん?どうしたの、急に」

「いや、あの小さかったガキが、大きくなったなと思ってな」

「なに、それ?」

「今では、望んで私の隣に立ってくれている。それがうれしいんだ」

「言ったでしょ、壊変者だって。ずっと一緒だよ」

「そうだったな。寝よう」

「うん」

 

 

 

翌朝、マオはどうしただろうと思って部屋を覗いてみたら

しっかり寝てた

でも、アタッシュケースみたいなのを持って帰ってきてる

昨日まであんなのはなかった マオはマオで何か考えてるんだろうね

 

朝ごはんを食べてからすぐにフロントを後にする

マオは、いったん部屋に戻って後から来た

忘れ物?でも、ダンタリオンに乗るときそんな事なかったし・・・

よく見たら、僕が買った銀糸の腕輪を付けてきてた

そっか、それを忘れてたんだ、別に持ってこなくてもよかったのに

 

グラシャ=ラボラスと、ダンタリオンはトウキョウ租界に呼んで、飛んだ

サイタマゲットーは、きなくさいけと問題は起こってない

まぁ、倉庫としては十分に機能してると言っていいと思う

 

朝日がだいぶ昇ってシャーリーに連絡を入れた

本来なら授業がある日なんだけど、お家の事情とか言って休んだみたい

ルルーシュは無断欠席と・・・

ジョゼフさんも協力してくれてるから、かなり助かってるなぁ・・・

 

「シャーリー、出れる?」

『うん、ヴェパールさんも準備OKだって』

『Yes, all the functions all green. Anytime(はい、全機能オールグリーン。いつでもどうぞ)』

「そうか、問題はなさそうだな」

『はい、今回は前回みたいに足を引っ張らないように頑張ります!』

「期待しているぞ、シャーリー。それと今日の昼はお楽しみだぞ?」

『お昼?ホテルのお弁当ですかっ!』

「いいや、それよりはるかにいいものだ、なんとリートお手製だ!」

『っ!!!そ、それは確かにっ!』

「そ、そこまでいい出来かなぁ・・・」

「『当然っ!!』」

 

そこまで断言されると嬉しいんだけど・・・恥ずかしい・・・

うーん、何がそこまで二人が喜ぶ理由になるんだろう・・・

別に僕が作ったとか言うことじゃないだろうし・・・ないよね?

おかずかなぁ?・・・やっぱり

 

そうしている間にルルーシュから、いやゼロ用の通信回線から連絡が入った

多分、この近海にもうついてるんだろう

作戦会議と言ったところか

 

「ゼロ」

『エイス。つながったか。済まないが、この後の作戦会議に参加してくれないか?」

「通信で、なら」

『分かった。ところで、今どこにいる?」

「式根島の領海内にはいるよ。電波も良好だし、近くにいるんじゃない?」

『なるほど、作戦の決行は1300にする予定だ。異論は?」

「ないよ」

『そうか・・・フッ』

「ん?なにか、おかしかった?」

『いや、打てば帰ってくるこういう返答はどこか懐かしいと思ってな』

「スザクみたいな、感じ?」

『あれとは、少し違うんだがな。だが、似た感じだ』

「何よりだよ。それと、そっちの機体の進捗状況を教えてよ」

『ああ、その事なんだがな、流用できたのは月下に突き刺さったあの剣とシールドだけでな』

「MVSとブレイズルミナスの事?」

『あれは、そういう名前か。ああその二つだ、限定的にだがな』

「それって」

『ラクシャータの技術をもってしても、何か分からない部分が多いらしくてな、

ブレイズルミナスは機体に直接取り付けることができなくて、単一武装としてなら機能するレベルだ』

「MVSは?」

『月下の廻転刃刀よりは攻撃力は上がり取り回しやすくなったが、反面刀身が短くなった。

今後の改良次第では、問題なく使用できるようにはなるらしい』

「まぁ、あれから少ししか経ってなかったしかなりすごいと思うよ」

『ラクシャータには伝えておく、済まないが、時間だ。頼むぞ』

「了解」

 

いったん通信が切れて再度つなぎなおされた

おそらくモニターに接続するように切り替えたんだろう

僕はダンタリオンとヴェパールにも聞こえる用にチャンネルを広げた

 

『さて、作戦会議を始めよう。

今回、ユーフェミアが本国の貴族を出迎えにあの島、式根島にやってくる。

騎士である枢木スザクも共にいるはずだ。戦略拠点ではないため敵戦力も限られている。

これはチャンスだ。作戦の目的は枢木スザクの捕獲、戦場で勝って堂々と捕虜にする』

『捕虜にしてどうすんだー?』

『そこから先は、私に任せてもらおう』

「一つ良いかな、ゼロ」

『ん?』

「未確認情報だけど、作戦に差し障る可能性があるから伝えるね。

前回の作戦で、黒の騎士団はランスロットを鹵獲した。だけど、敵には新型が

配備されている可能性がある」

『どういうことだ?協力者殿』

「通信の傍受をしていて気になってね。枢木がランスロットを捨てた。

敵からすれば、技術流失はなはだしい背信行為と取られてもおかしくない。

なのに、彼は今騎士としてあそこにいる。当然専用機も開発されているかもしれないという疑念がわく」

『それは確かに考えた。だが、そうだとしても、そう簡単に・・・』

「データはそろっていて、製造ラインはすぐにでも動かせる。

パイロットもいて、ロールアウトという単語が聞こえる。

藤堂。旧日本軍の人ならどう考える?」

『・・・!?』

「そう、新型ができている。もしくは二機目が完成していると考えていいと思うよ?」

『・・・なるほど、念頭に置いておく必要はあるな。戦力に差があれば、

再度そのランスロットを鹵獲できるかもしれない』

「警戒はしておいてね」

『承知』

『作戦の概要は、ゲフィオンディスターバーの設置地点が決まってからになるが、

大まかなことは決めておくとしよう。

今回出撃するのは0番隊、1番隊。少数精鋭で敵拠点近辺を強襲、

おそらく、ユーフェミア情報が伝わり次第枢木スザクに行けと命じるだろう。

私の無頼はその未確認のランスロット、いや枢木スザクを確認次第おとりとなる』

『えっ!』

『それが、もっとも効率がいい。場合によっては己でも作戦の一部にならねばならない。

そうでなければ、誰もついてはこないだろう?』

『はい・・・』

『心配するなカレン。君は、協力者と合流次第私の遠巻きの護衛になってくれ』

『わ、分かりました!よろしくお願いします!』

「了解~。よろしくね」

 

僕たちは準備というか、着陸するために通信を切った

例え、僕たちのナイトメア自体に通信傍受の妨害機能がついていても

向こうの潜水艦はゲフィオンディスターバーのステルスとジャミングだけ

万が一を考えると早めにばれるべきじゃない

C.C.が急かしたっていうのもあるけど、たぶん・・・

 

 

「うーん!良い空気!」

「ずいぶんと余裕だな、シャーリー」

「ほんとならドキドキしてますよ?敵陣地のど真ん中でお昼だなんて、ルルでもやりませんよ?」

「ははっ、だが私たちはこれで正常だ。お前もだいぶ染まってきたな」

「こっちとしてはうれしいんだけどね」

「周囲500mに声なし、探知レーダーも作動させておいたよ」

「ご苦労だな、マオ。さぁ食べるとしよう」

 

ぴくにっくしーと?っていうんだっけこれ、それにみんなが座る

少し開けた森の丘、そこに陣取った

航空から見られても問題ないように三機のナイトメアが探知防壁を張る

これで、ここはとてつもなく何かがある何もない場所になった

それぞれに、僕のお弁当を手渡す、マオ、シャーリー、そしてC.C.に

三人とも待ちきれないみたいで僕もうれしいけど、

掛け声には少し遅れちゃった

 

 

「「「いただきますっ!」」」「いただきますっ!」

 

僕は、まだ食べない

味見はしたし、大丈夫だと思うけど、みんなの反応が気になる

戦闘してる方が気楽でいいなぁ・・・歪んでるなぁ・・・

 

「おいし~っ!」

「うん、おいしい!」

「さすがだな、リート。うまいぞ!」

 

ため息をつく

よかったぁ、喜んでくれたみたいだ

マオは勢いのあまり詰まらせそうだからお茶を渡しておく

シャーリーにも、C.C.にも、もちろん自分にも

 

食べ終わるのは本当に早かった

それぞれがゆっくり食べたつもりでも、やっぱり次が控えてる

戦闘中に機動に飲まれて戻しちゃうなんてのは絶対にいやだからね

 

「「「ごちそうさまでした」」」

 

「おそまつさまでした」

「リート君、また今度もお願いっ!」

「ええっ!」

「そうだな、これから出るときは3回に2回はリートの弁当にしてもらうか」

「そうだね、僕も手伝うから、いいでしょ?リート」

「あ、あはは。わかった、できるだけ頑張るよ」

 

これで、次の事が決まった

C.C.の主夫か~うん、それも悪くないかな?

今度こそ準備と設定のためにそれぞれナイトメアに戻っていく

 

 

「リート、ルルーシュにつないでくれないか?」

「え?あ、うん。いいよ」

「すまないな、ついさっきまで私たちの世話をさせて」

「自分でやりたいって言ったことなんだから気にしないで・・・つながったよ」

『どうした?エイス』

「ルルーシュか?」

『ヴィエル?今回はお前か?』

「エイスが近くにいるから今回は暴言をはいておかないでやるからありがたく思え?」

『お前から理不尽な暴言しか受けていないのは気のせいか?』

「気のせいだ。だが、これから始まることについてお前に忠告をしておこうと思ってな」

『忠告だと?』

 

C.C.がルルーシュに対して忠告?

珍しいな、何かあったっけ?

 

 

「今回、お前は左目を使うことになるだろう。

だが、気にはするなよ?お前はしかたなかったんだからな、そう言い聞かせろ」

 

 

 

 

――――――フフフフ、紡ぎ紡がれ、また世界は構成される

思考エレベーターの中からは出たくないね 契約は生きてる

呪われた王子があの場所につかないとあそこがつかえない

でも、ここ最近シャルルが会いに来ないな

どうしたんだろう? でも、大丈夫、嘘は吐かないよ僕は

 

 

 

 




さらに一つ


お読みいただきありがとうございます。


感想などドッシドシお待ちしてます。
ぜひともよろしくお願いしますっ!


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