コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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ちょうど一年前
なつかしい、第一話、いや第ゼロ話
あの時とは本当に書き方も変わったしなぁ・・・

初めは本当にこんな小説を見てくれる人がいるのかと思いました。
でも、見てくださる皆様が居て本当に嬉しいです。

ちょっと感傷的になってしまいましたwww


まだ2回目のアンケートを活動報告の方にて掲載中です
もしよろしければぜひよろしくお願いします。


では、本編です。


第四十三話 Strategic move of avoidance

翌朝になって僕はアッシュフォード学園の方へ向かった

C.C.とマオと朝食を済ませてから

二人は今日一日、布石を打つって言ってダンタリオンに乗って

出て行った マオ、嬉しそうだったなぁ

ただ、C.C.がなんでグラシャ=ラボラスで行かなかったのかは分からない

ネビロスもあるから汎用性では上のはずなんだけど・・・

 

過去とはいえ改変の部分も明確に出てきた そしてその歪みも

動くこと自体は、それほど問題は無くなってきてる

元々僕たちは日本人じゃない まぁブリタニア人でもないんだけど

だから表だって僕たちを非難する人は居なくなった

それに加えてグランド・デューク・ホテルからのお墨付きももらえた

C.C.の言ってたようにこのホテルはエリア11の中では頂点

泊まるのは愚か入る事もステータスになる・・・らしい

だからスイートフロアの宿泊証明書はそれなりに有効っていう話

それに気づいたC.C.が租界のショッピングモールに行って買ってくるか

なんて言ってた 案外マオはそれに付き合わされてるのかも ダンタリオン込みで

 

 

「だけど、ここまで露骨だと日本人も大変だよ・・・」

 

呟いたのはブリタニアレールの中

乗客は思った以上に少ない

ブリタニアに講義をする国民はほとんどいないからだけど

昨日のスザクの騎士叙勲ならび誓約式典の放送が車内のモニターから映されてる

だけど、誰一人としてその画面に目を向ける人がいない

気にしてるのはその左右にある天気予報と広告、占いだけだ

本当に真ん中を見る人はいない 好きで無視してるんじゃない

無関心なんだ ユーフェミアの騎士だろうとなんだろうと

国民の方が悲観的だ 貴族の方がまだかわいい 傍から見ればそう思える

だけど僕達は気にしない 有象無象の意見なんかで、感情なんかでは

 

レールポイントについてすぐ見知った顔を見つけた

 

「エイス君ー!」

「シャーリー?」

 

見つけた途端にグラスゴーも真っ青な速さで走ってきて急ブレーキ

さすが、運動部だね・・・

 

「どうしたの、シャーリー?」

「ぜぇぜぇ・・・セレスさんから連絡があって迎えに行ってやれって」

「僕を?」

「うん、ルルからも話は聞いてるから、今日のパーティー来てくれるって」

「少しだけ久しぶりだから覚えてくれてるかどうか」

「生徒会のみんなだけだね。あ、そう言えばカレンにエイス君は会ったんだっけ?」

「学園ではまだ。今日少し話してみるつもり」

「ふぅ~ん」

「な、何?」

「べっつに~。ほら、早くいこ?」

「あ、うん」

 

さすがにホテルの時とかマオ君のお家の時みたいに腕にしがみつくのってできないよぉ

セレスさんの通信でリート君を迎えに行けって言われたのは

もしかしたら、私一歩前進したかなと思ってはしゃいじゃったんだけど

その後でやっぱり上だったんだって思っちゃった

きっと私の事結構わかってるなぁ・・・

だってきっとはしゃいだままだったらリート君って言ってたもん

釘を刺されたのはその部分 まだ勝てないなぁ

でもその後私から話を振ってみたらカレンとお話だって

せっかくかわいい女の子がいるんだからエスコートするくらい言ってほしいな

引っ張って急かしたのは私だけど

 

「あれからどう?」

「ヴェパールさんには、相変わらずお世話になってるよ。シミュレーションも

どんどん難しくなってるし」

「高機動戦はまだ難しそう?」

「うん、まだまだ頑張らないとだね。足りないことが多くって」

「でも、ランスロットにも勝てたんだ。自信持っていいよ?」

「・・・ありがとう、エイス君」

 

楽しい時に時間が過ぎるのは本当に早く感じる

歩いてたと思ってたらもう学園に帰ってきちゃってた

もう少しくらい長くてもよかったのにぁ・・・

入口の所にはルルが壁に寄りかかってた

 

「ルル、連れてきたよ~!」

「シャーリー、お疲れ様。そうだ、会長がシャーリーを探してたぞ。

言い訳はしておいたから早く行った方が良いと思う」

「あ、そういえばクラブハウスで食べ物の準備があったんだ・・・」

「僕の事は気にしないでいいよ」

「分かった、それじゃあエイス君、また後でね!」

 

も~ミレイ会長ったら、こういう時に限って私に頼んだりするんだから~

でもまた後で会えるから問題なし 急いで終わらせよう!

 

 

「こうして会うのが久しぶりに思えるな、エイス」

「まぁ、いつも通信で声は聴いてるからそれほどって感じはするけどね。

それで・・・」

「おっと、入り口で話すのはおかしいな。中に入るか」

「そうだね、じゃあ歩きながら話そうか」

 

この辺りの機微はさすがだと思うな

からかうことはできるけど、やっぱり普通の生活をしてるのはいいね

僕が別に普通の生活をしてないっていうわけじゃない

C.C.と一緒に生活してれば、特別な毎日になる

連れて行ってもらった辺りは特にそう思えてたな

でも、世間でいう一般的な事は抜けるね

C.C.と暮らす分には気にしないんだけどさ

 

「ところで、今日は何のために来た?」

「いきなりだね。まぁ、関係のあることなんだけど」

「向こうでは活躍してもらっているからな。いったい何をするのか気になるところではある」

「カレンを止める」

「何?それはいったいどういう意味だ」

「昨日のディートハルトの返事はどう感じた?」

「質問を質問で返すな。・・・そうだな、確かに何か詰まった言い方はしていたな」

「カレンとはあの後会話した?」

「いや」

「そっか」

「・・・つまり、ディートハルトがカレンに暗殺を指示した」

「対象は?」

「スザクだな」

「そういうこと」

「あの時指摘しなかったのは、俺からディートハルトに釘を刺させるためか?」

「それもあるけど、カレンと話をしておきたくてね」

「0番隊の打ち合わせか何かか?」

「それも込みでね」

「そうか・・・で、シャーリーの方は?」

「やっぱり気になる?」

「なっ・・・気にならないわけないだろう」

「それを言ってもらえるだけでも安心した。今ナイトメアの練習の真っ最中。

水泳部もやってるから練習は稀だけどね、イメージトレーニングはしてるみたい」

 

嘘は言ってない

実際シミュレータを通しての訓練は実践にほど遠い

グラシャ=ラボラスもダンタリオンもヴェパールも装甲に傷がつかないほど固い

生半可な戦闘じゃなく本気の戦闘をすれば自然と強くなっていく

僕たちの共通認識なんだ、シミュレータでの訓練=イメージトレーニングだと

 

「そろそろ着くぞ」

「クラブハウス自体には初めて入るな。どんなのだろう?」

「俺とナナリーが暮らしている所だ、理事長の好意でな」

「なるほどね」

 

近づいて行くにつれてザワザワしている感じがする

準備もだいぶ終わったみたいな感じだ

それで歩いている途中でいきなり静かになった

何かあったのかな?

 

「それでは、我がアッシュフォード学園生徒会風紀委員、枢木スザク君の

騎士叙勲を祝いましてぇ、おめでとうパーティー開始!」

「「「乾杯!!」」」

 

「今のってリヴァル?」

「みたいだな、どうやらもう始めてしまった様だ」

「それじゃあ行こうか」

「ああ、俺は少し用があるから後から行く。会場はこの扉を抜けてすぐだ」

 

そう言ってルルーシュはクラブハウスの横を通り過ぎて行った

住んでるところに何か忘れ物でもしたのかな?

大きめの扉を開けてもう一つ扉があった 

にしても入口は手動なのに中は自動ってどうなってるんだろう?

ま、いっか

 

「会長、ニーナは?」

「ちょっとお花摘みだって」

「もう、知ってても言わないで下さいよ~」

「シャーリー、ミレイ会長」

「あ、エイス君」

「おっそーい、もう始めちゃってるよ、リヴァルが」

 

久しぶりに会った会長は相変わらずだった

このテンションの高さにはまだちょっと慣れないなぁ

二人と話してると別の出入り口からカレンが入ってきた

 

「ん?あ、カレン!ピザ並べるの手伝って!」

「あの人は?」

「ああ、エイスは知らないんだっけ。カレン・シュタットフェルト。

彼女も生徒会のメンバーだよ。紹介しようか?」

「後ででいい?」

「よし来た、お姉さんに任せなさい!」

 

ルルーシュも入ってきた

だけど、変えるためにはぼくがやらないといけないんだ

談笑してる生徒たちの合間を縫って早歩き

歩いてるスピードなら問題なく止められる

そして、ナイフを持ってる右手をつかむんじゃなくて肩で止める

 

「っ!?」

「ごめん、ちょっとお話いいかな?カレンさん」

「あなたは?ここの生徒じゃないみたいだけど」

「良いから。大事な用事も放っておいて、さ」

「?!」

 

それから、僕はカレンの手を引いてホールを出た

シャーリーの方から刺す視線を感じたけど気にしない・・・

 

「それで、あなたはいったい何者?」

「それには、どう返したらいい?黒の騎士団0番隊隊長 紅月カレンさん?」

「・・・さっきの事と言い、あなたはいったい」

「説明するより、これを見てもらった方が早いかな」

 

そういうと僕は、懐から半月の仮面を取り出して顔に当てる

 

「あ、あなたは・・・」

「こっちで会うのは初めてだね、カレン」

「エ、エイスさん・・・ですか?」

「うん」

 

ここまでびっくりしてもらえるとやっぱり少しうれしいね

でも、今回はその為だけに来たわけじゃないんだ

仮面はこの為だけに持ってきたからすぐにしまうけど

 

「どうして、アッシュフォードに・・・」

「まぁ、昨日のディートハルトの返事が気になってね。

アッシュフォードに何か介入してきそうだったし、カレンならそれもありうるかなーって、

思っただけだよ」

「確かに、その事では言われましたけど・・・えっと」

「ここでも僕はエイス・トゥバリエで通ってる。

君が生徒会にいないときに一度だけ来たことがあるんだ」

「そうですか。でも、なんでスザクの暗殺を止めたんですか?」

「ディートハルトの言葉をゼロの言葉より上に取る気?」

「そ、そんなことは」

「しないよね、少なくともゼロはスザクを殺すことを望んでない。

それはこの前のトレーラーでの会議ですでに決まってる」

「そうだったんですか・・・」

「それと、個人的に聞きたかったことがあってね」

「はい!」

「なんで、渡した通信機を使ってこないの?」

「へ?あ、いや、あの。ご迷惑じゃ」

「相談事にも乗るって言ったのを迷惑ってとらえた?」

「あ・・・。すいません、余裕がなかったんです」

「無理強いはしないよ?でも、余裕がないなら余裕を持たせるために、

話した方がいいと僕は思うよ?」

「ありがとうございます」

「じゃ、ホールに戻ろう?君も僕も、まだスザクにはバレてないんだから」

「あ、はい」

「それと、初対面っていうことでよろしく~」

「了解です。あ、それと」

「ん?」

「今日、連絡させてもらうと思います。よろしくお願いします」

「かしこまらなくていいよ。0番隊の連携の確認もしたいしね」

「!はいっ!」

 

ルルーシュがやるはずだった暗殺のストップは僕が止めた

元々、スザクとカレンの中にわだかまりなんかはほとんどない

でも、無いわけじゃない 殺そうとしたのは事実だったんだ

だけど、これでよかったんだよね、C.C.

 

 

 

―――――――――ふーん、なるほどねぇ~

まだ未完成だけどもともと試作段階、次の時には十分使えそうだ

殿下はどういう反応するだろう?

ま、あの人なら笑顔でごくろうさまって言いそうだけどね♪

 

 

 




また一つ

頑張れればいいなぁ。
あんときみたいに連投できればいいんだけどなぁ・・・

そういやぁ、文字数も少なかったなぁwwwwww


感想などドッシドシお待ちしてます。
よろしくお願いしますっ!

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