コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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いかんいかん・・・・開けすぎだよ~ぉ

でもリアルが忙しいのですよぉ~
言い訳タイム終了・・・・

待ってくださっている方 本当にお待たせいたしました
それほどでもね~YOって方 もおまたせいたしました

現在2回目のアンケートを活動報告の方にて掲載中です
もしよろしければご協力いただけると嬉しいです。

では、本編です。


第三十九話 Situation improbable

「いかんな、やはり向こうも本気を出してきたか。グラシャ=ラボラスと言えど

やけになったランスロットでも敵にはなるか・・・」

「向こうが本気じゃないことなんてあったっけ?まぁ、今回は僕たちだけじゃないからね」

「その通りだ、リート。さて通信チャンネルを繋ぐか」

「それもまた~・・・C.C.、本当に惑わすのが好きだね」

「何を言うんだリート。それが私達だろう?だが、戦って喜びを感じることはないな」

「でも、楽しんでるでしょ?」

「当たり前だろう。まぁ、シャーリーには秘密にしておくぞ」

「了解~」

 

『(?サウンドオンリーのオープンチャンネル?)』

「久しぶりだな、枢木スザク」

『っ!お前は!』

「コクピットブロックがむき出しだ。誰と会話しているのかがばれるぞ?見事な姿だ」

『くっ、皮肉のつもりか!?』

「いや、賞賛だよ、枢木。藤堂の攻撃を読み切ってかわしたのだからな」

『敵になんて褒められたくない!大人しく・・・』

「投降しろとでも言うつもりか?お前の方がよっぽど窮地に立っているというのに」

『こちらには、まだランスロットがある。最後まで足掻かせてもらう!』

「その言葉の裏には何がある?援軍でも来ることが確定しているような感じだな」

『・・・』

「まぁ、話せることではないか。ダールトン辺りがしそうなことだ」

『なに!?』

「それで確定したな。援軍が来ることは確定。大方黒の騎士団壊滅を報道させたかったんだろう」

『・・・』

「もうばれているぞ?ふっ、ではこちらも動かせてもらうとしよう」

『なに?』

「なぜ、今の今までお前と話していると思っている?

黒の騎士団はすでに、迎撃の準備を終え配置についている。ブリタニアの木っ端程度

こちらが負けるとでも思っているのか?そして・・・お前の機体は黒の騎士団が貰い受ける」

『まてっ!!(ブツッ・・・)くそっ!!』

 

C.C.はそこで通信をこっちだけが聞こえるように設定しなおした

グラシャ=ラボラスのコクピットは当然の事だけど壊れてない

そして、向こうの表情を見ながら戦えるから戦況の判断がしやすい

眼は口ほどに物を言う・・・この状況では視線で行動が分かってくる

そして、ランスロットお得意の、三次元軌道が出来るとは思えない

あれは、ファクトスフィアがあって風圧がないからできる技だ

向こうの機体は半分動かないといっても過言じゃないはず

 

「ゼロ、そっちの準備は?」

『できている。航空戦力が視認できるのは30、こちらの総弾薬はかなり消耗している。

こちらの援護はおそらく期待できないがいいか?』

「頼まれたのは、こちらだ。願いは聞き届けた。せいぜいやらせてもらうさ!」

 

ゼロとの回線をこちらが聞こえる状態だけにしてシャーリーとマオに繋ぎなおした

 

「シャーリー。ヴェパール」

『リート君・・・』

『Are you okay? Shirley?(大丈夫ですか?シャーリー?』

『う、うん。大丈夫だよヴェパールさん』

「じゃあ、行くよ。ヴェパール、サポート頼むね」

『Yes, My load』

 

ランスロットにヴェパールが突進をかける

ランスロット自体ランドスピナーも摩耗している

こっちのスピナーの方がまだまだ早い

いきなりシャーリーが、ゲフィオンショックを展開して殴りかかる

 

『止まってぇぇぇぇぇ!』

『Has been around 45% hit rate(命中率45% 回避されました)』

『なんだこのナイトメア?!』

「やはりか、実戦と訓練では経験に差がありすぎるな」

「シャーリー、1機ゲフィオンネットを使って。それならある程度遅くなるはずだから」

『わ、分かった!やってみる!』

 

ランスロットは手持ちの武器がさっき月下になげたMVSで最後

今現在スラッシュハーケンしか装備してない

やるだけやってみてシャーリー!

 

『ヴェパールさん!ゲフィオンネットを!』

『OK, Gefion-net.shoot(了解、ゲフィオンネット発射)』

 

元々モルドレッドに似た機体のヴェパール

射出口は無数にある 膝の一門から発射した

スラッシュハーケンをぶつけて破壊しようとしたがスラッシュハーケンが物理法則を無視して

落ちて行った

 

『なっ!?あのポッド!ロイドさん!』

『理論上ではあるんだけど、少し違うと思う。・・・ゲフィオンディスターバー』

『そんなまさか!?ロイドさん!』

『セシル君、それにしては発生した重力場が大きすぎる。別のものと考えておいた方が

よさそうだね計測頼めるかい?』

『対処法はないんですか!!!』

『今の君では、残念ながら無理だ!急いでその場から離れて!』

『テロリストを前に逃げろって言うんですか!』

『君はブリタニアの兵士である前にランスロットのデバイサーだ。

それ以上言いたいことは分かってくれるよね』

『くっ・・・』

 

「ゲフィオンネットも面白い事になっているな」

「ヴェパールが自己進化したからもしかしたらとは思ったけどね。あれはネットって言っちゃ

だめかもしれないよ?C.C.」

「そうだな。やつにはゲフィオンバインドとでも名前を変えるように言うさ。マオ!」

『枢木は逃げようとしてるよ。さっきから目線が後ろに何度も下がってる。それにギアスによる声もしっかり聞こえてくる。急いで決着付けちゃったほうがいいよ』

「分かった。お前は航空部隊の排除の手伝いをしてやってくれ」

『了解だよ!』

 

ダンタリオンのロングレンジリニアキャノンをパージして

ナイトメアを輸送してる航空機だけを狙い撃つ

それが今回の僕の役割 向こうからすれば整備不良かはたまたそれ以外の敵って事になる

人間の、それもブリタニア人の心理は恐ろしく脆い

味方を即座に疑える ある意味情けないくらいにバカらしい

裏切りの一族ってわけだね ブリタニア人って

まぁその中でも例外はいくつかいるんだけど少なくともあのナイトメアに乗っている人間全員は

そっちじゃないんだよねぇ

一言二言聞けばもう聞かなくていい有象無象はさっさと落としちゃおう

 

「さようなら、機会があったらもっと面白い話を聞かせてね」

 

両方の操縦桿をトリガーして2、3機貫通して止まった

やっぱりこのキャノンの威力は凄いね

ステルス状態だから向こうが気が付かない限り一方的にやれる

 

ん?

 

 

「も、もう一回、もう一回!」

「Although the movement of the enemy and became loosely Please be wary?

(敵の動きが緩くなったとはいえ警戒してください?)』

「は、はい!ヴェパールさん!」

 

ヴェパールさんが言ってたことを忘れるところだった

ううぅ、やっぱり訓練と実戦じゃあこんなに違うんだよ・・・

警戒しておくに越したことはない・・・

そうだよね、もしかしたらをずっと頭の中に入れておかないとやられちゃう

でも、そのやってくる相手が・・・スザク君なんだよね・・・

 

「ゲフィオンショック、再展開・・・すぅ~」

 

目を閉じて意識を集中する

いくらヴェパールさんがサポートしてくれるって言ったって、パイロットは私

しっかりしなきゃ

目を開ける

 

「いくよっ!」

「roger!(了解!)」

 

ボタンを押しこんでさっき以上の加速を出す

ぶつかってもきっとスザク君なら大丈夫・・・のような気がする

向こうはゲフィオンネットで動きがにぶくなってる

今度こそ当てられる!

と、思ったら

 

「えっ?」

「Is on!(上です!)」

「!!」

 

飛んで、機体に乗った!?違う!乗られたんだ!

!?しまった!これじゃあ・・・

 

 

 

「青いナイトメアパイロットに告ぐ、大人しくコクピットから出てこい。抵抗しなければ

捕虜として丁重に扱う用意はある。ただちに投降しろ」

 

コクピットブロックのハッチを開けることはできるけど、今カメラを見て確信した

 

 

 

 

真上にこのナイトメアのスラッシュハーケンが

コクピットに向けられてる

 

私、死んじゃうの?・・・

それとも捕まっちゃうの・・・

 

あれ?通信? グラシャ=ラボラスから?

 

『シャーリー?』

「り、リート君・・・」

『大丈夫?けがはない?』

「え?う、うん」

『初めての実戦は思いのほかどうだったか?シャーリー?』

 

え?このタイミングでどうしてこんなこと聞いてくるの?

セレスさん?

 

『シャーリー?』

「セレスさん・・・」

『お前の言いたいことはまぁ、分かっているさ』

「だ、だったら・・・」

『心配するなよ?お前はまだ負けてないんだから』

「え?」

『二回戦に突入だ。お前は今どういう状態だ?』

「えとええと・・・」

『今お前はコクピットをランスロットに狙われている』

「は、はい・・・」

『だったら何の問題がある?』

「へ?」

『そのヴェパールは歴代ナイトメア最硬を誇っている。攻撃されてもダメージなど入らん』

「あ・・・」

 

そうだ、ヴェパールさんの機体はとんでもなく硬いんだった

 

『それに、お前はまだ背中のそれを使っていない。ならまだ負けてないだろう?』

「ゲフィオンディスターバー改・・・」

『そういうことだ、実戦だったからというのもあるがゲフィオンショックに頼りすぎだぞ?』

「あ、あ、あはは・・・」

『それに、ランスロットに乗られてもびくともしなかった。悪辣なヴェパールには聖騎士のこぶしは到底届かん。お前は死ぬ覚悟もせず。緊張しないでいつも通りの方がいい』

 

「青いナイトメアパイロット、聞こえているか!返答をしろ!」

 

『それにな、リートもお前の笑顔の方がいいと思うぞ。笑ったまま戦えばそれこそ戦乙女だぞ?』

「ふふっ、そうですね。・・・じゃあそろそろ」

『ああ、反撃してやれ』

 

ヴェパールさんがすでにボイスチェンジャーを用意してくれていた

これなら私がシャーリーって気が付かれる心配はない

広域スピーカーをオンにして私は話す

 

「あ~あ~。白いナイトメア。た、確か枢木スザクだったか?」

「聞こえているなら話は早い。至急投降し・・・」

「断る」

「何!?」

「私は、まだ負けていない」

「攻撃をしたら一撃で死ぬんだぞ?」

「やってみるといい」

 

わぁ~わぁ~言っちゃった言っちゃった!

でも、なんかこれかっこいい!

ルルもこんな感じで演説とかしてたのかなぁ・・・

 

「そうか、なら!」

 

スザク君が宣言通りスラッシュハーケンを撃ってきた、でも

ガキンッっていう音が聞こえてスラッシュハーケンは跳ね返っていった

 

「なに!?」

「今日は驚きが多いな。枢木スザク」

「くそっ!」

「逃がさない!起動!」

 

私はセレスさんに言われて思い出したゲフィオンディスターバーを起動させた

出力は半径30m それ以上にしちゃうとルルたちのナイトメアも止めちゃうからね

 

「なっ!これは、さっきと同じ!?」

「さぁ、おとなしくとおこうしろ・・・」

 

今、私すっごいわるっぽ~い顔してるんだろうけど、言葉間違えちゃった・・・

はずかしいよぉ!!!

ワタワタしてる間に、グラシャ=ラボラスが近づいてきた

 

「さぁ、枢木スザク。大人しく投降してもらおう」

「く、くそっ・・・自分にもっと力があったら」

「いや、お前に力がなかったわけじゃない。私たちがありすぎたのだ」

 

「やったねC.C.」

「ああ、これでルルーシュの第一の障害は消えた」

「シャーリーもやっぱり緊張してたんだね」

「初陣だから当然だ。むしろマオの方が安定してるから気になるんだが・・・」

『C.C!リート!今すぐ枢木を捕まえて!!!』

「え、どうし・・・」

『そいつの上司っぽいやつが機体を捨てて逃げろって!!!』

「なにっ!?」

 

グラシャ=ラボラスは急いで腕を伸ばしたが枢木はすでにそこにはおらず

人間とは思えないすさまじいスピードで逃げていく

 

「くそっ!今すぐに追うぞリート!」

「うん!」

『エイス!今すぐに撤退するぞ!』

「ゼロ!?どういうこと!?」

『敵の航空戦力が断続的に送られてきているんだ。このままではこちらが壊滅する』

「だけど枢木スザクが!」

『・・・・だが、目的は達成した。ルート3を使い、ただちに撤収する!!』

 

とっさの判断ミスであいつの全ての願いを叶えてやれなかった・・・

いや、マオが教えてくれていなければ、たとえ目を離していなかったとしても

捕まえられなかっただろう

口惜しいな・・・あれだけ大見得を切っておいてこのざまか・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・待てよ?

そもそも、なぜ枢木はランスロットを捨てて逃げられたんだ?

あの開発者ロイドは自分の機体を取られることに関しては絶対に譲らないはず

だが、デバイサーの方が大切だと判断した? 普通の人間ならそうだろう

だが、あいつは人間もパーツの一部と考える傾向がある

ランスロットを手放してまで、枢木を守った・・・理由・・・・・

 

「・・・C」

 

一体どういうことだ!? なぜ、そうまでランスロットを手放せる?

黒の騎士団に取られるんだぞ? 帰ったとしても軍法会議は避けられないはず・・・

 

「・・・C.C.!!」

「はっ!」

「C.C.逃げるよ!大丈夫?」

「あ、ああ。すまん。シャーリー!ランスロットをつかんで引っ張ってきてくれ」

『わ、分かりました』

「ヴェパール、オートに切り替えていいよ。シャーリーを休ませてあげて」

『Yes, My load』

「マオ!」

『リート、こっちは空中で索敵してればいい?』

「うん、近づいてくる奴がいたら落としちゃっていいよ」

『了解~』

「ゼロ」

『・・・ヴィエル』

「念のための殿は私たちが受け持つ。さっさと引け!」

『わ、分かった!藤堂!』

『承知した、チャフスモーク展開!!』

 

それぞれ斬月と月下がチャフスモークをまき散らしながら去っていく

私たちも・・・ゆるりと引くとしよう

 

「リート、特に問題はないか?」

「う、うん。大丈夫だけど?どうしたの?」

「少し、いやなことが起こりそうな予感がしてな」

「え、C.C.も?」

「リートもか?」

「僕たち二人ってことは・・・」

「ああ、何かしら時間に関係のある事だろうさ」

「・・・」

「ランスロットを奪ったことがいい方向に繋がればいいんだがな」

「うん・・・」

 

これから起こり得ることは、ゼロがルルーシュであるとユーフェミアにばれる事

九州でランスロットとガウェインが共闘すること アッシュフォードの大きいピザ

行政特区「日本」の発足 大虐殺  神根島でのルルーシュとスザクの決闘・・・

 

だが・・・この胸騒ぎはなんだ?

一体これから先何が起ころうとしている・・・

 

 

 

 

 

―――――――――あなたがたの言うとおり、その通りでした

また、私に語っていただきたい 世界を騙さなければならないこの私に・・・

 

 

 

 

 




フラグが立ってきたよぉ~

何のフラグかはまだまだお楽しみに~
むしろこの段階で分かった方はマジですごいと思いますwwww
自分でも頭の中では描いていても、指で書けないのですよwww

感想などございましたらぜひともお願いします。

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