コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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最近めっきり暑くなってきました。
体調の変化にはお気を付けください~


・・・あと三つ


では、本編です。


第三十二話 Hero appearance

C.C.が叫んだ時には、チンピラたち自体がそこから逃げようとしてた

あんな子がキョウトをまとめているなんて信じられなかったけどC.C.のあわてようは想像が出来た

おそらく、あの子が居なくなると黒の騎士団が立ちいかなくなる

今現在キョウトは完全に黒の騎士団の後ろ盾

その援助しているのが桐原っていうおじいちゃんだったとしても・・・・・

 

「でえぃ!」

「があぁぁ」

 

C.C.の蹴りがチンピラに当たって、皇さんを抱えていたチンピラを巻き込んで倒れた

好都合だったけど、周りにいたもう二人がナイフを持ち出して皇さんを人質にした

猿ぐつわをされてるから、声は出せないけど、目じりにはちょっとだけ涙が見える

 

「おとなしくしろ!こいつが死んでもいいならな!!」

「む、むぐっ!!むむーっ!!」

「黙ってやがれ!お、おい!さっさとどきやがれ!!」

 

大通りに面したこの場所でこんな大騒ぎになったらエリア11ならナイトポリスが間違いなく

飛んでくる それが人一人としてこの人を助けようとしない

中華連邦の腐敗の原因が少しは分かってくると思えてくる

自分の身が大事だから他人を助けたら自分がその被害に会う

警察にも連絡はしてくれてないね 治安が悪いわけだ

 

「なるほど・・・蔡力虞(さい・り・ぐ)が君たちの上司ってわけだね」

「・・・へ?」

「マオ、さいりぐって何?」

「ああ、そっか。知らないんだったね。今の大宦官の一人だよ。確か、日本っていう国が

エリア11になった時、大宦官の中で誰よりも喜んでいたはずだけどね」

「ほう?マオ、お前ニュースも見ていたのか」

「たまたまだよ」

「ななな、なにいってやがる!」

「どど、どこにそんな証拠があるんだよ!」

「予感は大分当たるよね。かまかけてみたら当たっちゃった」

「「なっ!!?」」

 

そんなわけはない マオはこの二人にギアスを使って心を読んだんだ

そして、神楽耶の耳にギアスを入れることをしたくないと考えたマオは予感と言った

神がかり的な予感だが、この状況ではその印象が残る ギアスという異常の力と判別しづらい

やるようになったな・・・マオ

 

「む、むむぐ??」

「まぁ、この二人を倒してからだね」

「まぁ、そう言う事だな」

「まぁ、やってみようか」

「お、おいお前ら人質がみえてないのか!」

「人質って言うのは、死んだら元も子もない。それにお前たちの上はそいつを生かして連れてこいと命令しているはずだろう?なら殺す心配もないな。ナイフを突きつけて万が一に殺したとして、厳しく罰せられるのはお前たちの方、ということだ」

「ぐっ・・・」

「さぁ、真っ向からやりあってみるか?」

 

やけくそになって向かってきたあいつらを、私が『あれ』を蹴り上げて悶絶させる!

あとの一人は、神楽耶を離そうとしないが、マオが後ろに回り込んで意識が後ろにそれた・・・

その時にリートが、私と同じ上段蹴りで顎をけっとばす!

肉弾戦はひさかたぶりだったが、なまっていなくてよかった

リートもなかなかやるようになった さすがは私の恋人だ

 

「お、覚えていやがれよ!!絶対に後悔させてやる!!」

「その通りだ!ざまぁみやがれぇ!!」

 

チンピラ特有の捨て台詞だな 万国共通のセリフなのかあれは?

リートとマオは縛られて猿ぐつわをされていた神楽耶を助けていた

なかば半袖の巫女服だったから、縄跡がつかなければいいがな

 

「お助けくださって、あ、ありがとうございます!」

「なに、余計な手間が増えただけだ。気にするな」

「言いすぎじゃない?」

「かまうものか」

「わたしは・・・」

「少し、派手に暴れすぎたようだ。飯店にでも入ってから話としよう。かまわないか?」

「え、ええ。お付きの方も今はいらっしゃいませんし、異存ありません」

「じゃあ、あの店に入ろうか」

 

リートが指したのは少し大きな中華飯店だった まぁ中華連邦なのだから少しこちらの料理もいいかもな マオも、故郷の味を久しぶりに食べてみたいと思うだろう

私もマオも、そして神楽耶もリートに引っ張られるかのように入っていった

丁度それぞれに個室がある店で良かったと思ったのは、入って店員の説明を受け始めてからだった

ここにいる四人は機密を多く抱えている人間だけ 下手に聞かれるとやっかいなことになるからな

個室に入って各々椅子に座って一息ついたときに神楽耶が話し始めた

 

「改めて、先ほどはお助けくださり有難うございます」

「あ、そういえば自己紹介がまだだったね。僕は・・・」

「リートさんですよね?」

「「!?」」

「な、なぜお前がリートの名前を知っている!!」

「あら、それを言うならあなたこそなぜ私がキョウトの皇神楽耶だと知っていらしたのでしょうか?わたしは箱入り娘です。外にいる人間はご老人がただけ。あなたにあった事もないはずなのですが?」

「でも・・・なんで僕の名前を知ってるの?」

「先ほど服屋に入っていらっしゃいましたよね?お気づきになられていなかったかとも思いましたがわたしもその服屋に入っていたのです。試着室が隣だったので盗み聞きという形にはなってしまいましたが・・・」

「・・・・」

「その後、そちらの試着室を覗いてみたらお忘れ物をされていたので届けようと思いまして。

大声を上げるのははしたないですし、お声をかけようとしたときにあのような暴漢に・・・」

「そうか、それでは私ともう一人の名前も知っているわけか」

「もう一人のお方はマオさんでしたよね。ただ、あなたのお名前は聞こえなかったので教えていただけますか?」

 

なるほどな・・・つまりは私から出た錆だったわけだ

私の事をC.C.と知っていないという事はリートのあのつぶやきは聞こえてなかったという事だ

こいつの常識から考えて、C.C.は人間の名前ではない だから不幸中の幸いだということか・・・

 

「私の名はセレス・エイレインだ。それからお前の事を知っている理由だが、幼い時お前にはあっている」

「え、ええっ!?そうだったのですか?」

「あの時のお前は、皇家、皇家と囃して茶髪の少年に無理強いをしていたな。結婚してやらぬぞ?だったか」

「ああ・・・あの時の事はわたしも恥じるところがございますわ。あなたにも何か粗相をしたでしょうか?」

「いや、だがぶつかってきたときに『神楽耶はいずれキョウトの党首となる!ひれふすがよい!』と言っていたのは良く覚えている」

 

無論、すべて嘘だ

未来でリート以外にギアスを与えた人間 あいつから聞き出した過去の記憶

それを自分視点で辻褄合わせで語っただけだ 実際あの場所に居たのは桐原と枢木と神楽耶だけだ

私が居たのはルルーシュの周りだけ 声こそ聞こえるがそれほど明瞭に聞こえてこない

ぶつかられてもいない ぶつかっても神楽耶に申し訳ないと言う人間しかあの場所には居なかったのだからな

 

「それは申し訳ありませんでした。ということは、わたしがキョウトの党首と言う事はあてずっぽうだったのですか?」

「まぁな、だが中華連邦政府に抗議すると言った辺りからキョウトでもかなりの位置についていたことに疑いはなかったな。党首はまぁ、言っていたことが現実になっていればいいなという願いも込めてだ。他意は無い」

「そうでしたか・・・分かりました。そう言う事でしたら、わたしの事を知っていてもおかしくはありませんね」

「おや、こちらを疑わないのか?」

「茶髪の少年という事を考えれば、その場にいた事には信憑性が持てます。事実わたしにも記憶はありますし」

「そうか・・・」

「それで、何のお話をしようとしていましたっけ?」

「特には無いな」

「神楽耶さんがここに来た理由を僕個人としては知りたいな」

「・・・分かりましたわリートさん♪実はこの度日本の反ブリタニア活動が過激化しているんです。黒の騎士団はご存じですか?」

「うん」

「ここだけの話にしてくださいましね。キョウトは万が一の事を考え国外逃亡用のルートを作っているのです。

もちろんわたしは黒の騎士団の勝利を確信していますわ。ですが、それに反対するキョウトもいるので今回特使として中華連邦に亡命願いを出そうとしたのですが、今撥ねられているのです」

「なるほどね・・・」

「それは、さっきマオが言っていた蔡力虞という大宦官のせいなのだろうな」

「ええ、マオさんの予感が的中したこともお見事です。何かの勘でしょうか?」

「え、あ、まぁそんなところだよ」

「だが、今蔡力虞が着任している以上お前の逃亡ルートはまだ作れないな」

「そうですわね。あ、そういえば、黒の騎士団にキョウト以外の協力員さんがいると聞きましたが、あなたたちですか?」

「なっ!?」

「えっ!?」

「・・・」

「やっぱり~乙女の勘はやはり当たるものですわね~♪」

 

やはりではない!なんだ、この的中率は・・・

だが、リートとマオが驚いたことで確信に変わったのはそうだろうな・・・

まぁ、今回はこの二人のせいではない

こいつの、勘の鋭さの問題だ・・・

 

「ああ、確かに私たちは黒の騎士団に協力している。今回も外交特使を中華連邦に送って来たばかりだ。それから、私は黒の騎士団でヴィエルと名乗っている。間違えてくれるな?」

「では、リートさんも偽名なのですか?」

「うん、エイスっていうんだ。もし黒の騎士団との会合で会う事になったらそう呼んでね」

「分かりましたわ♪マオさんは・・・」

「マオはまだ黒の騎士団には紹介していない」

「そうですか。分かりましたわ。その場でお会いした時には初対面のようにふるまわなければいけませんわね・・・少し心配ですわ♪」

 

大体の話が終わったころ料理が運ばれてきた

C.C.と神楽耶さんは一切会話をしなかった やっぱり育ちがいいからなのかな・・・

マオはC.C.しか見てないけど、久しぶりに食べる料理に夢中になってる

そういえば、こんな料理マオは小さい時食べてなかったんだっけ・・・

 

神楽耶がここにいることは本来ならあり得ないはずだ

それに、リートに好意的だ・・・・・嫌な予感がする

シャーリーの時、いやジョセフの時と同じ感覚だ

警戒をしておいて損はないはずだな・・・

だが、なぜリートはここまで女に好かれる?

未来の人間は世界のディーラーに優遇されてるとでも言うのか?

・・・・・勝利の女神は私だ!!Cの世界にいる私が冷めた目で見ていそうな気がしたが

それと同じくらい、リートの顔がある絵の前で冷たい顔でにやにやしているのだろう・・・

 

食事を食べ終わって、それぞれの話をし終えたあたり、私たちは、宿を決めていないことに

気が付いた その事を神楽耶には知られるわけにはいかないので用事があると言って

その場から去った その時、おそらく後ろで手を振りながらさようならをしたのだが・・・

後ろから、主にリートに向かって手を振っているのが予想できたのは・・・

 

「また絶対にお会いしましょう~♪」

 

という、自分で大声を上げるのははしたないと言っておきながら大声を上げているからな!

声も気分がよさそうだからリートに言っているだろうが?!これは!!

 

「ねぇ、C.C.あの子の事で何かあったの?」

「いいや、何もないぞ、マオ・・・いや、過去にはあったのか?」

「神楽耶さんかぁ、あれがゼロの妻になろうとする人間なんて思えないなぁ」

「リート、人は見かけによらんぞ?行動力と決断力はあいつはずば抜けている。

それにマオは、気づいているな?」

「うん・・・リートでしょ?」

「そうだ、リートだ・・・」

「えっ?僕がなに?」

「まぁ、リート・・・私と離れるなよ?フィアンセと言うものは恋人を離さないと、どこかで聞いたことがある。お前もそうであってほしいな。私は」

「(C.C.が公の場で本心っぽいことを言った!?リート・・・答えてあげてよ?)」

「うん、分かったよ。ね?」

「あ、ああ」

 

腕を取ってくれたのはありがたい・・・

シャーリーの時は素直になれなかった私の気持ちに整理がついたとでもいうのか?

それとも、神楽耶の結婚癖を警戒しているんだろうか?

どちらでもかまわない 今が幸せだ!

 

「それよりリート、C.C.宿を探そう?そろそろ決めておかないと後々めんどくさいよ?」

「そうだね。じゃあ・・・」

「あの少し大きいところにしておこう。4人部屋があれば都合がいい」

「そっか、そうだね。じゃあそうしようか」

 

そこから、少し歩いて城壁のすぐ近くにあった派手さはないが大きい宿にした

売り子などを呼んでいない辺り品位はありそうだ

ネオンもほとんどない、気にするところではなかったか・・・

 

「ではこの莱楼亭にしておくとしよう。いいな?リート、マオ」

「問題ないよ」

「同じくだよC.C.」

「よし」

 

私たち三人が横に並んではいっても問題ないほど広い扉を開けて入ってみれば・・・

 

 

 

―――――あ、リートさまっ!!!やはり、お会いできましたね♪

 

 

―――――嫌な予感は大概当たるというが・・・これほどかっ! 世界のディーラーよ!

私に見とれても罰はあたらないだろうが!なんだ!?バニーガールでもすればいいのか!?

リートにしか惚れるつもりはないが、少しはサービスしろ!!!!!

 

 

 

 




えーまーこんな感じですwww

他の方々のを参考にしてカキカタヲ頑張って変えた方がいいかなぁ・・・
日頃悩み中ですー

感想などありましたらお願いいたします^^

作者はげんきんですwwww

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