コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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所謂五月病にかかりつつある作者です・・・ww

一週間以上あけるとかまじほんとすいません・・・・

皆さんも季節の変わり目にはお気を付けください^^;

では、本編です。



第三十話 Only C.C. twins

 

 

 

 

「おはよう、リート」

「おはよう、C.C.」

 

目覚めた時にはすでに、お互い面と向かっていた

ベットに寝たままで顔を向い合せている

心の中の私はおそらく顔を真っ赤にしているだろう・・・

昨日の事がなければ、おそらく今すでに真っ赤になっていたに違いない

 

昨日の僕たちはなにかおかしかったと思う

お風呂から上がった時に何て言ったのかいまいち覚えてない・・・

気が付いたら目の前にC.C.が居て寝てたのは覚えてる・・・

別にお風呂にアルコールが入っていたとかそう言う事じゃないよね・・・

考え事をしてると部屋にマオが入って来た

 

「おはよう、リート、C.C.」

「あ、おはようマオ」

「早いなマオ」

「ダンタリオンのシミュレーションをやっててね。最近朝を早くしてるんだ」

「なるほどな」

「それより、リビングルームの通信機が鳴ってるけど、大丈夫なの?」

「えっ!?」

 

ルルーシュからだ、って言う事は中華連邦の関係の事・・・

 

「急がないと!!」

 

スイートルームフロアって言うのもあるんだけど、リビングルームまでちょっとだけながい

起きたてで動きづらかったけど、走ってなんとかついた。

マオが言った通り通信機は反応しっぱなしだったけど・・・

 

「お、おはよう、ルルーシュ」

『ん?まだ寝ていたか?エイス』

「シャーリーの事であんまり寝てなかったからさ。あ、これシャーリーには言わないでね」

『分かっている。それより、C.C.と共に中華連邦に行くということだが、飛行機のチケットは、

手配した方がいいか?』

「えっ?」

『ん?』

「ルルーシュ、僕のナイトメアの存在、覚えてない?」

『エイスのナイトメア・・・まさか!』

「僕たちは飛行機より自由で早い移動手段を持ってるからね。そんなの持ってないんだ」

『なるほどな・・・失念していた、C.C.のパスポートも作る必要は無かったわけだ』

「身分証明書としては効果を持つから損は無いと思うけどね」

『お前たちの身分証明証は?』

「問題なし、心配ご無用だよ」

『なるほど、思っていた以上に用意周到の様だ』

「まぁ、黒の騎士団の警戒も強まってる今、そっちに迷惑をかけるわけにはいかないしね」

『ふ、まぁありがたく受け取っておこう。C.C.はどこに向かわせればいい?』

「拘束服のまま移動させるつもり?」

『いや、さすがにあのまま移動させると、補導確定だからな。あいつに似合いそうなのを見繕った』

「意外といい関係になりつつあったり?」

『まさか、あのピザ女とそんなことになるわけがない』

「まぁ、それでもいいんだけどね。君は知ってると思うけど、サイタマゲットーの倉庫。

あそこに向かわせてもらっていいかな?」

『あの場所か。わかった。C.C.を頼むぞエイス』

「それ、どういう意味で言ってる?」

『計画が崩れても有利不利が少し傾くだけだと言ったつもりだが?』

「・・・ま、善処するよ」

『では、またな。アッシュフォードにも少しは顔を出せ』

「気が向いたらね。それじゃルルーシュ」

 

向こうのC.C.が来るのにはそれほど時間はかからないと思う

なら、なるべく急いだほうがよさそうだ

そう考えて後ろを振り返ったらパジャマ姿のC.C.がマオと一緒にきていた

 

「ルルーシュか?」

「うん、C.C.が来るから準備をしてよう?」

「食事はもう来てるよ。早く食べよう?」

 

C.C.がパジャマである事を僕とマオはそれほど気にしてない

まぁ、普段から結構見慣れてるからなんだけどね

でも、今日はピザでもないのにC.C.はマオに食事中に話しかけてきた

 

「マオ?」

「えっ?C.C.今ピザじゃないのに」

「まぁいいから聞け。今回間違いなくもう一人の私と会う事になる。

どちらが私が見間違えるなよ?」

「うん」

「まぁ言いたかったのはそれだけだ。お前もふさわしいギアスユーザーになった。

自信を持っていけ」

「わかった」

 

マオにそういってまた食事を再開した

当の本人は、すごい喜びながら食べてる・・・あ、つまらせた、水、水!!!

でも、分かる

C.C.に褒められるのは本当に嬉しい事だからね

舞い上がってどこかに足をぶつけたりとか結構したなぁ・・・・

 

しばらくしてご飯を食べ終わった後僕たちはナイトメアを呼んで倉庫に飛んだ

倉庫は相変わらず殺風景・・・っていう訳でもなかった

なぜかそこにはC.C.が居た 扉はダンタリオンのMVSハーケンで焼いたはずなのに

まぁ、C.C.だからっていっちゃえばそれで済みそうな気がするんだけど

 

「C.C.どうする?」

「まぁ、私ならやりかねんな。問題はないだろう。マオ聞こえているか?ステルスを解除しろ」

『了解』

 

「ほう、これがあいつらのナイトメア・・・飛んでいるとは驚きだな・・・」

「ひさしいな・・・C.C.」

「ああ、下水道の時以来だなC.C.」

「ふふ、元気そうだねC.C.」

「まぁな、お前も元気そうだなL.L.」

 

あいかわらず二人のC.C.が居る空間はなれない・・・

というより、ダンタリオンのコクピットは開いてるのにマオが降りてこない

緊張してるのかな・・・それとも

 

「さて、そこにいるんだろうマオ」

「・・・」

「でてこい」

「・・・」

「全く、お前は親としての感情すら消したのか?」

「所詮私は人を捨てた身だ。マオも利用したに過ぎないからな」

「ひどいことを言う。過去の私をしかりつけてやりたいな」

「なら、私をしかればいい」

「おお、それもそうか。まぁそれは移動中に死にたいなんて言えないほどぼっこぼこにしてやるからいいとして。マオ、そろそろ出てこないか?」

「おい、C.C.なんだその・・・」

 

C.C.同士が言い合っている間に、マオが降りてきた

顔はうつむいたままヘッドホンをしないでサングラスをかけて

意を決するのってやっぱりしんどいよね・・・

でも、向こう側のC.C.の前に立った時にはうつむいたのをやめてた

 

「C.C.」

「久しぶりだな、マオ」

「うん」

「なぁ、お前は私を・・・恨んでいるか?」

「え?」

「お前を捨てて、去った薄汚い女だぞ。呪っているだろう?」

「・・・」

「まぁ、別にかまわんがな。私は・・・」

「ううん」

「ん?」

「恨んでると思う?僕、C.C.の事今も昔も大好きなんだよ?」

「マオ・・・」

「C.C.の事と未来のC.C.の事は二人とも大好きだ。でも、もし僕・・・」

「みなまで言うな。私は人外だぞ?同じときは過ごせん。そんなことがあるなら、

お前ともう一度暮らしてみてもいいかもしれん」

「ほんと!?」

「ああ、だが、すべてが終わったらな」

 

だけど、今の言葉にはちょっと違和感があった

だから、喜んでるマオを差し置いておくのがちょっと忍びないけど聞いてみた

 

「・・・ねぇC.C.」

「なんだ?L.L.」

「今の言葉ってずっと死にたくないって言ってない?」

「まさか。コードを預けて、私の死の果実をもらって老衰して・・・」

 

私とリートは、すでに行動に移していた

私は『私』の両手をひねりあげ、リートは『私』にグラシャ=ラボラスの腕を持ってきていた

さすが、私のパートナーだな

 

「ぐっ・・・なにを」

「私たちの仲間を死の果実を得るための触媒にするつもりなら許さん」

「残念だけどC.C.そんなくだらないことにマオを使うつもりなら、僕も許さない」

「だが、私自身は死を乗り越えコードも受け入れていまここにいる。

お前も変われるはずだ。しっかり変わる事が出来たなら、私の息子(マオ)をお前にくれてやる」

「・・・」

「そうじゃないのなら、私はお前を・・・・・」

「・・・分かった。あくまで仮にの話だ。人として生きることが出来んこの体と、人として生きているマオでは無理の事だろうがな・・・」

「いや、その可能性もないことは無いぞ?」

「なに?」

「C.C.!」

「なに、その事はまだお前にはいうつもりはない。さて、ルルーシュの依頼を果たすとしよう」

「その事については、じっくり移動中に聞かせてもらうぞ?」

「なに、お前なら直きづく。それより移動中の口頭制裁覚悟しておけよ」

 

僕は、マオの方へ歩いて行った

マオはさっきの話を聞いてまだ喜んでる

まぁ、仕方ないとは思うんだ

だって、C.C.が一方的に捨てたマオが今度は拾われようとしてるんだ

嬉しくもなるでしょ

 

「マオ?」

「え、ああ。り・・・L.L.」

「ごめん、C.C.にあわせたこと・・・」

「ううん。実はね、C.C.からこの話については聞かされてたんだ」

「えっ?」

「この前、僕とC.C.が一緒に寝た時があったでしょ?」

「うん」

「その時に、子守唄代わりに聞かせてくれたんだ。きっとこんなことがあるって」

「・・・わかってたんだ」

「でも、いざ話してみたら嬉しかったよ、やっぱり。でも、前みたいなすんごい嬉しさとは違ったかな。C.C.とL.L.が僕を受け入れてくれた時と比べたらさ」

「そっか・・・」

「だから、迷ってはいるけど揺るぐつもりはないよ」

「えっ?」

「C.C.が言ってた可能性の事はもう分かってるよ。でも、それは最後の手段だけどね」

「えっ!?その手段僕わかってないよ!?」

「う~ん、分かった方がいいと思うよ?」

「う??」

 

「さて、行くぞ!L.L.準備するぞ」

「あ、うん分かった!C.C.」

「じゃあ、C.C.は僕のナイトメアに乗って?」

「すまないな、マオ」

「ううん」

「『私』の言葉には惑わされるなよマオ」

「何を言うC.C.私はお前と違って謙虚だぞ」

「その調子で中華連邦に臨め、ルルーシュも期待しているだろうからな」

 

 

 

――――さて、過去には行けなかった中華連邦 どうなることか・・・

 

 

 

 




グラシャ=ラボラスが現実にあればいいなぁと思う今日この頃ですw


ご感想などありましたら、ぜひともお願いします!!!
バーサーカーソウ・・・・ゲフンゲフンつかってしまったからなのかなぁ・・・w

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