コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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ガンバったやつには頑張った結果があればいいと思うのですww

ちなみに僕は頑張ってない奴ですwww

では本編です。


第二十三話 Feelings of Guren Palm-back

 

 

 

 

 

ゼロに頼んでナリタの時に助けてくれたあのナイトメア・・・

ずっと気になってた 紅蓮の腕に似たあの腕 そして後衛に下がった時後ろから見ていたから

白兜が普通に手も足も出なかった 操縦技術もすごいけどあのナイトメアが・・・

ナイトメア乗りとして戦ってみたいと思った

ゼロに自分の力を証明できるチャンスでもある 自惚れかもしれないけどゼロに認めて

もらってるかもしれないって思うと嬉しく思う

そこでゼロにかけあってみた

 

「失礼します、ゼロ」

「カレンか」

「あの、一つお願いがあってきました」

「お願い?珍しいな君からお願いをしてくるとは」

「失礼かもしれないんですけど」

「気にするな、それでお願いとはなんだ?」

「ナリタの時の黒いナイトメア、あれと戦わせてください」

「・・・彼らか、だがなぜそのようなことを?」

「ナイトメア乗りとして、実力に差があるとは思いません。ただゼロに役に立ちたいんです」

「なるほど、そうか・・・分かった、彼らにはそれを打診しておく。受けてくれたなら伝えよう」

「ありがとうございます。それで、その人たちってどういう人なんですか?」

「カレンには話しておこうか、彼らは我々の後ろ盾の一つだ」

「キョウトのようにですか?」

「いや、資金的援助ではない。だが戦闘、作戦補助などあのナイトメアで助けてくれている。

実を言えば、クロヴィスの件も彼らが手伝ってくれていた」

「えっ!?」

「このことは内密にな。だが、後ろ盾とは言うが気まぐれでな、必ずしも協力はしてくれない。

枢木スザク護送車襲撃の時は、姿の問題もあったため協力できなかったと言っていた(嘘だがな)」

「なるほど・・・」

「さて、この後は打ち合わせだったな。行こうか」

「はい!」

 

その後ゼロの幹部たちの打ち合わせ、ブリタニアのディートハルトっていうのが新しく入って来たけど

ゼロが言うには結構優秀らしい、あのナイトメアのパイロットは日本人だといいな

ゼロがその打ち合わせの最中、いったん部屋に戻った

なんでも、その協力者に倉庫を与えるとか

扇さんは兎も角、玉城はその倉庫を俺にくれとかふざけたことを言ってたけど

その後、黒の騎士団全員に通達があった

 

「カレン、彼らと連絡がついた。今日の夜に戦ってくれ」

「えっ?こんなに早くですか?」

「向こうの気が変わらないうちにやっておきたいからな。シンジュクゲットー旧東京ドーム跡地に

紅蓮一体で向かう」

「ゼロ、それはどういう意図でやるんだ?」

「カレンからお願いをされてな、日ごろの功績も含めてもこの願いを聞き届けるのは吝かではない。

対戦相手をそこにて待つ、そこに来たいものと、整備班は準備をしろ」

「おい、ゼロ。カレンが戦いたいってどんな奴だよ?白兜でも呼び出したってのか?」

「俺もその件については、聞いていないが」

「つい先ほど決まった事だ。カレン、準備を」

「は、はい!」

 

こんなに早くめぐってくるなんて思ってなかった

ゼロも私の事を信用してくれているみたいだったしすっごい嬉しかった

そこから、黒の騎士団の幹部と整備班が旧東京ドーム跡地へ向かった

政庁からかろうじて見える範囲だったけどゼロいわく

 

「彼らが対処してくれているから問題はない」

 

って言ってた ちょっとその人たちに嫉妬したのは内緒

しばらくして、東京ドーム側面からランドスピナーの音がした

 

「あ、あれがゼロの協力者」

「カレンが一騎打ちの相手に選んだ相手かよ・・・」

「来たか・・・」

 

黒いナイトメアは光がないと本当に見えないくらい黒かった

そして紅蓮より大きい・・・正面衝突は難しいかな・・・

コクピットハッチが開いて中から人が出てきた

ゼロみたいに仮面をしてるけど半月状の仮面だった

 

「ゼロ、用事があるって聞いたけど、一騎打ちだっけ?」

「ああ、そこにいる紅月カレンが対戦相手だ」

「はい、対戦を承諾してくれてありがとうございます」

「こちらこそ、よろしく」

 

ブリタニアみたいに高圧的じゃない ゼロには及ばないけど好印象だった

やさしいって言えばいいのかしら、黒の騎士団の連中ってゼロ以外は無粋で・・・特に玉城

 

「ゼロ、ちょっといいか」

「ん?なんだ扇」

「協力者という事なんだが、それは我々にも協力してくれるという事か?

だとしたら、紹介をしてくれ」

「ふん、傲慢極まりない物言いだな。それが黒の騎士団のやり方か?」

 

コクピットハッチが開いてたのに声がした もう一人いる!?

って言う事は、このナイトメアは二人乗りなの? そんなナイトメア聞いたことない

やっぱりゼロの後ろ盾って言うのは本当だったんだ

こっちの人も仮面をつけてた 目の下に黒い線が入ってるからちょっと怖い・・・

 

「お前は・・・なるほど、お前がそうか」

「面と向かって合うのは初めてだな、ゼロ」

「それよりてめぇ、扇に対してなんてこといいやがる!」

「そうだ!扇は黒の騎士団の最古参だぞ!」

「ふん!実績のあげられない最古参などお荷物もいいところだ」

「なんだと!」

「扇さんに向かってなんて事言うの!あなた」

「はっ!少なくとも今はお前たちと足並みを揃えるつもりなどない。

あくまでゼロの協力者としてここにいる」

「まぁ、そういうこと。だからこの一騎打ち如何で、その方向性が決まってくるだけ。

そしてこの取り決めはそっちが持ちかけてきたことだ、文句を言われる筋合いはないね」

 

う、それを言われると強く言い返せない・・・

実際このお願いって私の我が儘だし・・・ゼロもあの人たちに頼んだんだし

それに今の話を聞く限り私がふがいない結果を出したら黒の騎士団の後ろ盾じゃなくなるって

言ってるみたいなもの・・・結構やばいわね・・・緊張してきた

 

「・・・扇、そう言う事だ。私も、今黒の騎士団に彼らの正体を明かす必要は無いと考えている」

「ゼロ!それは俺たちの事を信用していないという事ではないのか」

「扇さん、それは違うでしょうね」

「ディートハルト・・・」

「ブリキ野郎が・・・何が言いたいんだよ」

「彼らのような協力者がいるという事は我々に対しても十分な得。

しかし、私たちの中から情報が漏れないともかぎらない。

話をお聞きする限りでは、ナイトメアパイロットとしてかなり有力。となれば

信用をしてはいるが、信頼はしていないのではということではないでしょうか?」

「その通りだディートハルト。万が一にでもこの二人の正体が明るみになれば、

黒の騎士団が後ろ盾を一つ失う事に他ならない。キョウトも後ろ盾としてついてくれているが、

協力者は多い方がいい。そういう事だ」

「まぁ・・・そういう事なら」

「それよりよぉ、ゼロ。こいつらの実力の方はどうなんだよ!カレンに太刀打ちできるほど、

つええとでも言うのか!?」

「その通りだ」

「なっ!?」

 

うん、その事に関してはゼロの言ってることが正しいと思う

白兜とほぼ同じ速さだったし、反応速度もあの機体は悪くなかった

それなのに、あの黒いナイトメアはあの速さ以上の結果を出した

撤退するとき白兜がついてこなかったのが証拠ね

 

「少なくとも、あの白兜と戦って勝ちを手にした。カレンとの直接対決を見たかったが、

あまり余裕がなかったのでな。この二人に任せたという事だ。カレンでもあの白兜は

いい勝負こそしたかもしれないが、それは今は夢想の話だ」

「ゼロ~、時間ももったいないからさっさと始めよう?」

「そうだな、さっさとはじめろ。こっちはこんな下らない話をしに来たわけではないからな」

「ああ、分かっている。ではカレン、紅蓮のスタンバイを」

「は、はい!」

 

ゼロの指示があったから紅蓮まで走った

大体のセッティングは終わってるけど、最終調整は絶対やっておかないと

マニピュレータも問題ない・・・輻射波動も問題ない

ただ、これはあくまで模擬戦・・・破壊はダメだから輻射波動は防御に使うしかない

良し、整備班もいい仕事をしてくれた 問題はない!

 

「ゼロ、紅月カレンと紅蓮弐式、準備完了です。いつでもどうぞ」

 

ゼロがその後二人にナイトメアに乗るように言ったように見えた

 

『ナイトメアの試合形式は、行動不能にする事。離脱コクピットを射出させるか、

相手パイロットに参った、つまり降参させればいい。準備はいいか?』

「あの、ゼロ。一つだけ質問が」

『なんだ、カレン』

「あのナイトメアに、二人が乗り込んだように見えたんですが気のせいですか?」

『ううん、このナイトメアは二人乗りだからね。そこは考慮しておいて、紅月カレンさん』

「あ、はい。分かりました」

 

やっぱり二人乗りだったんだ・・・どんな座席か見てみたい気もするけど

今は私のために戦う!

『では、お互い悔いの残らないよう、正々堂々と戦え』

「はい!」

『了解~』

『言われずとも』

 

『ナイトメア一騎打ち戦 開始せよ!!!』

 

 

 

 

ルルーシュの開始の合図とともに、ランドスピナーが高速回転する音が聞こえた

反応速度、戦況を見る力、臆さぬ勇気 数多くある

なに、直にリートが追い付いてくれるさ

 

えっ?開始早々に動かない?なんで?

と思ったら、スラッシュハーケンが飛んできた

その程度なら・・・って思ってたけどスラッシュハーケンが一気に16も来るなんて!?

捌き切れない! 避けるしかないじゃない!

 

やっぱりスザクと同じくらいの反応速度があるね

予想は出来てたけどスラッシュハーケンをスザクじゃないけど全機避けるのはこっちとしてもへこむ

なら、これはどうかな!

 

相手の機体が動いて突進してきた ランドスピナーが二連あるからスピードもほぼ倍?!

あの大きい機体が紅蓮と同じくらいの速さで来るなんて信じられない!

と思ったら、端についてた紅蓮に似た輻射波動機構の腕が・・・はぇ!?飛んできた?!

ちょっと待って!!そんなのって!!!こっちも輻射波動で対抗するしかない!!

 

「さすがだね、紅月カレンさん!」

『こっちも精一杯なんですけど!?』

「お互い実力がある事は変わらない、だがお前の方が実力はあるだろうな」

『お礼は後でさせてください!』

 

お互い輻射波動が炸裂する だけど、こっちは聖天八極式の輻射波動 弐式の出力では足りない!

と思ったら、輻射波動のエナジーフィラーを投げつけてきた!?

そんな無茶苦茶な!

 

排出したエナジーフィラーはエネルギーは残ってない

だけど、リロードの際使ってないエナジーフィラーを使えば輻射波動を断続的に維持している

エネルギーとは比べるまでもない爆発力になる

これを使って対処できなかったら降参しようかな・・・

 

すさまじい爆発が辺りを覆った

黒の騎士団の所にはナイトメアが陣取っているから問題はないがな

しかし、カレンの奴こんな戦い方は過去ではしていなかったぞ?

これが、世界の与える影響力なら問題があるかもしれん

エナジーフィラーはナイトメア自体を動かすエネルギーパック

紅蓮弐式にはエナジーフィラーが二種類ある 輻射波動とナイトメア本体だ

当然ナイトメア本体のエナジーフィラーを抜くことはできないが

そんな戦闘方法をしたのはマリアンヌ以来だぞ・・・

 

ビスマルクと御前試合をしたとき、あいつはガニメデの両肩にエナジーフィラーをを補給用と

言って取り付けさせた ビスマルクもガニメデで戦っていたが、突然訳の分からない機動をして

マリアンヌはエナジーフィラーをビスマルクに投げつけて射撃した

あいつのギアスが未来を読むギアスでなかったら、この戦いでビスマルクは死んでいただろうな

エナジーフィラーの閃光と、とっさの判断のせいであいつは『閃光』と呼ばれるようになったが・・・

 

カレン・・・お前は不名誉だろうがブリタニア軍相手にそんなことをしたら

『黒閃光』あたりで呼ばれることになるぞ、お前は嫌だろうがな

 

爆発はした・・・さて、これで相手に参ったと言わせなければ、私の負け

煙が晴れていく・・・ナイトメアは・・・えっ!?跡形もない!?

ゼロの協力者を殺しちゃった!? そんな・・・・・

 

「やったぜ!あのいけすかねぇやつらをぶっとばした!やったぜカレン!」

 

玉城がなんか言ってるけどこれって結構問題なんじゃないの?!

ゼロ・・・・・

 

 

 

『心配いらないよ~高く飛び上がっただけだからさ』

『全く、むちゃな攻撃をする。だが、その胆力は褒めてやるか』

「えっ!?」

 

上の方を見てみたら暗闇と同化してあのナイトメアが降りてきた

・・・傷一つついてない・・・起死回生の一手だったのに・・・

 

「ゼロ・・・私、棄権します。参りました」

『そうか・・・試合終了だ。双方ナイトメアを降りろ』

『お疲れ様。いやぁエナジーフィラーを投げるなんて方法思いつかなかったよ』

『下手をすれば死ぬ一手だがな。よく決断したものだ。お前は優秀だよ』

 

それから、二人と一緒にナイトメアを降りてゼロの所に向かった

白兜とはまた違う敗北感・・・でもすがすがしいくらいの完敗だった

ゼロの協力者に褒められたこともやはり嬉しい要因だと思う

 

「ご苦労だったカレン」

「でも・・・負けちゃいました。私が望んだ戦いだったのに」

「気にするな、それにこの二人もそれほど勝ったと思っていないようだしな」

「えっ?」

「あらら、気づかれた?ゼロ」

「分からいでか」

「ふん、お前は洞察力だけは認めておいてやる」

「相変わらず上から目線か、だがまぁいい」

 

何だろう、ゼロとこの二人が友達って言う風に見えてくるのは、だから協力者なのかな

そんなことを思ってたら、玉城が乱入してきた

 

「すっげぇなお前たち!カレンに勝っちまうなんて!これで黒の騎士団に入っても問題ねェ!

とりあえず先輩で幹部である俺の言う事を良く聞けよ!」

「玉城の言う事は兎も角、俺も君たちが入ってくれるのは歓迎だ。ようこそ黒の騎士団へ」

「・・・」

「・・・」

「とりあえずよぉ、お前たちの名前を教えてくれねぇか?そんでよぉ友達になろうぜ!

ゼロの協力者なら俺の友達だ、そうだろう?」

 

呆れた 私が勝つことを疑ってなかったのに掌返して

この人たちの強さを見て取り入ろうとするのはかなりお門違いだと思うんだけど・・・・

 

 

「・・・はぁ~ぁ」

「・・・予想通りとはいえ当たっても嬉しくないな。ゼロ、黒の騎士団に入るかどうかは

後日連絡する。部下の教育はしっかりやっておけよ」

「ああ、分かっている」

「紅月カレンさん?」

「は、はい!」

「ちょっとこっちに来てもらっていいですか?」

「あ、はい」

 

ゼロは撤収の準備をそれぞれに指示を出すために向こう側へ行った

私は二人に連れられてすこしはなれた場所に来た

 

「なんでしょうか?」

「うん、ちょっと話しておきたいことがあってね」

「今後、ゼロを疑ってくれるなよ。あいつも人間だ、弱いところもある。

全責任を負わされて頑張ってはいるがいずれは崩れてしまう時が来るかもしれん。

また正体を誰かに見破られて幻滅するかもしれない。もしかしたらお前がゼロの正体を知って

絶望するときがくるかもしれない」

「あの人は、自分たちに正体を明かしたりしません。そうでなくても私はゼロを信じていきます」

「そうか、なら私からお前に頼んでおくぞ?あいつの正体を知ったとしても裏切ってくれるなよ」

「分かりました」

「それから、僕たちの名前を君とゼロだけに教えておくね」

「えっ?いいんですか?」

「君とゼロなら信頼はできるからね。僕はエイス・トゥバリエ」

「あっ、日本人じゃないんですね」

「さすがにね・・・日本人だったら良かった?」

「いえ、ゼロも日本人じゃないって言ってましたし、それほど気にしません」

「そうか、私はヴィエル・ガブリエレンだ。私も日本人ではない。すまんな」

「いいえ、お気になさらないでください」

「それと、これを渡しておく」

「これは?」

「私たちに繋がる通信機だ。ゼロも持っている。何かあったら連絡をしてくれ。相談事にも

お前になら乗ってやれる」

「あ、ありがとうございます!!」

「ゼロを頼むぞ」

「頼むね、紅月カレンさん」

「はい!!」

 

 

「さて、私たちは帰るぞゼロ」

「ああ、まだ頼むことはある。準備を頼むぞ」

「分かってるって」

「おう、また来いよ!」

「ああ、俺たちは待っているからな」

 

 

 

「・・・お前たちとは口を利きたくない」

「・・・同感だね」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「じゃあな~」

「気を付けて!」

 

 

最後に言い残した言葉は扇さんたちには聞こえなかったみたいだけど

私にははっきりと聞こえた・・・エイスさんとヴィエルさん、あの言葉本気なんですか?

お前たちとは口を利きたくない、同感だねの次の言葉・・・・

 

 

 

 

―――――――――――裏切り者とお調子者は・・・

 

 

―――――――――――一番幸せな時につぶしてあげないとね・・・

 

 

 

 

 




うん、やっぱり玉城と扇は嫌いです!!

むしろ、平常時この二人の事が好きな人は見てみたい!!
中の人は大好きです。むしろ扇の中の人はと玉城の中の人は尊敬してますwww

ご感想などありましたら、是非ともお願いします
作者のモチベーションがあがりますのでwww

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