コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C. 作:グリムゼン
いや~マオの話を先にしたかったんです(笑)
では、本編です。
「ルームサービスを頼んでいたんだったか・・・マオの分、どうするか・・・」
「起きてから、食べてもらうしかないんじゃない?・・・」
「そうだな、まぁサンドイッチで良かったと考えるべきか」
「とりあえず、マオを客室に移そう?椅子で寝かすのはちょっと」
「背もたれに頭を打ちつける音はしばらく聞きたくないな」
「やったのはC.C.だったよね~」
「別に非難しているわけじゃないんだろう?」
「もちろん、マオもこれ以上大変なことがあっても問題ないように
結構きついのを与えたみたいだし。C.C.なりのやさしさだって事は分かってるつもりだから」
「そ、そうか・・・」
「じゃあ、マオを連れて行くね」
「あ、わ、私も手伝おう」
「ありがとうC.C.」
いかんいかん、危うくポケーっとするところだった
しかし、リートが天然になってきているのか?
それに時折、コイルガン並みのダメージを与えてくることに自覚はあるのか?
まぁ、それもまた良しだ うん・・・
「これで良しっと、それじゃあルルーシュの所に行ってくるよ」
「ああ、私はここでマオを見ていよう。起きたら連絡するさ」
「分かった、あと、一つ賭けをしない?」
「賭けだと?」
「マオの第一声がどういう言葉になるか」
「ふん、面白い乗った。では私は・・・おはようとでもしておこうか」
「あっ!先に言おうと思ってたのに~!」
「はっはっはっ、早い者勝ちだぞ、リート」
「むむむ~、ならありがとうC.C.にしておくよ」
「その根拠は?」
「勘」
「ベットはどうする?」
「C.C.にう~ん・・・何かしてもらおっかな」
「ほほう、それなら私が勝ったらこちらもリートに何かしてもらおう」
「OK~ じゃあ行ってきま~す」
「ああ、行ってこい」
それから僕は、グラシャ=ラボラスで富士山周辺に向かった
エナジーウイングを使ったからそれほど時間はかからなかった
当然なことだけど、ステルスはすべてオンにして滞空している
ナリタの事もある、まだその余波は残っているから航空警戒はしているんだって
さてと、ルルーシュに連絡を取ろうか
ん?ちょうどよかった、こっちから連絡取ろうとしてる時に
『エイスか?』
「うん、お仕事お疲れゼロ」
『いや、正確にはまだ終わってはいない。今玉城が腹を下して休憩中だ』
「連れて行く必要あったの?彼って結構その場の乗りで敵味方変えるでしょ?」
『扇グループの古参だからな、やむを得ん所ではある』
「大変だね、ルル。まぁ頑張って」
『ああ、それで今、どこにいる?』
「富士山近郊だよ?キョウトって富士山周辺にあるんだよね」
『ん?お前に言っていたか?』
「先読みだよ~なんとなくする気がしていたし」
『お前のその先見性はどういうものなんだ?』
「まぁ、そこは内密にしておくよ。協力者とはいえね」
『お前なら、いつか話してくれるんだろう?』
「いずれはね」
『わかった・・・・・わかった、今向かう』
「ん?休憩終わり?」
『そうらしい、また終わったら連絡する』
「ナイトメアタクシーはいつでもあなた様のご利用をお待ちしておりま~す」
『茶化すなよ、エイス。ではな』
そこで、ルルーシュはいったん通信を切った
ゼロとしての務めもなかなか大変だね
それに、マオが仲間になってくれなかったらルルーシュの方に矛先が向く
それは何としても避けないとね・・・
あ。そういえばシャーリーのナイトメアの練習があったんだっけ・・・
どうしよう・・・ちょっと考えてみようか・・・
神経電位接続は論外だね、ナイトギガフォートレスも使い勝手はいいと思うんだけど
体を半分機械化させないといけないし、使える人も限られる・・・
今現在使われてるナイトメアも候補からは外そうかな
練習用としては申し分ないだろうけど、やっぱり専用機とかの方がいいのかな・・・
う~ん・・・どうしよう ネビロスで何とかなるかな・・・
流体肩は使えば回復するけどあまりにすごいものだと回復が遅くなる
現に第三の腕を作ったからまた異形の姿になっちゃったし
でも、形成に時間はかからないよね・・・しばらくネビロスが使えなくなるだけで
ちょっとナイトメアフレームの構造、再度洗いなおしてみよう
シャーリーでも使えるナイトメアフレームを・・・
『エイス?聞こえているか?』
「うわぃ!っちょっと脅かさないでよ?ていうかチャンネル開きっぱなしだった?」
『お前の声は聞こえていなかったが、何か考え事か?』
「ううん、何でもない。それで、お迎えした方がいい?」
『ああ、すでに俺は別行動をとってる。座標を送る、来てくれないか』
「了解しました~」
富士山近郊からすこし外れたところにゼロの仮面をかぶったルルーシュが居た
紫の色は好きだけど、あの服はちょっと来たくないなぁ~かっこいいんだけどね?
光学迷彩ステルス解除、これで人にも見えるようになる
半径500Mに反応なし 問題ないね
「お待たせ~ゼロ」
「おわぁっ!お前、どこから現れた!?」
「ステルスを解除しただけ、ほら掌に乗って」
「あ、ああ。わざわざすまない」
「頼まれたのはこっちだからね、協力はするよ」
「それで、これからどうする。ランドスピナーではどれほどかかる」
「そんなことしないよ。驚くかもしれないけど舌はかまないでね」
ルルーシュも、そのステルスの範囲に加えてと・・・
エナジーウイング展開して、飛ぶ!
「ああ!?ナイトメアが、空を飛ぶのか!」
「まぁ、ね~」
「しかも、こんな巨大な機体が、誰にも見つからずに・・・エイス、お前本当に何者だ?」
「それを話すつもりはないよ。君たちの味方であるだけで満足してよ」
「あ、ああ・・・」
「でも、今回だけだからね、こう言う事するのはさ」
「ん?ナイトメアタクシーはいつでもあなた様のご利用をとか言ってなかったか?」
「なっ!」
「今後ともお前には頼むことにするさ」
にゃろー 後で仕返ししてやるからな~
「それより、シャーリーの事はどうなった」
「ああ、その事ね。うんこっちが協力者になる形でジョセフさんには頼まれたよ」
「そうか、それは良かった」
「ああ、後ゼロの正体をルルーシュって教えておいたから」
「なっ!!お前なぜ教えた!」
「大丈夫、シャーリーなら納得こそしてないけどおおっぴらにはしないって」
「当たり前だ、それにこの後シャーリーと会うのに気まずいじゃないか」
「大丈夫だって、それにねルルの手伝いはしてあげたいって言ってくれたんだよ?
その好意を無駄にする気?そんなことしたら、この高度から落とすよ?」
「・・・分かっている。シャーリーがそこまでの覚悟を決めてくれたのなら、
俺も無為に扱う事はしないさ」
「この後のコンサート、その後に食事にでも行くんでしょ?その時にしっかり
話してあげてね。心配しないで、シャーリーは本当にいい子だよ」
「そこは、お前に言われずとも心配していない」
「ふふっ、そうか、それは良かった」
あれ?この通信コードは、C.C.からか
何だろう?とりあえず通信チャンネルを開いてと
「はいはい、聞こえてるよ~」
『C.C.だ、ルルーシュはいるか?』
「うん、今グラシャ=ラボラスの掌の上だけど?」
『すまないが繋いでくれないか?』
「通信チャンネルを、オープンにしてと・・・ゼロ、相方から~」
「ん?エイス、相方って」
『久しぶりだな』
「もう一人のか・・・エイスから話はだいたい聞いた、シャーリーの件は礼を言う」
『薄ら笑いを浮かべたガキに言われたくはないな』
「もう安い挑発には乗らんぞ」
『なんだ、つまらん。だがまぁいい。お前に伝言役になってもらう』
「なに?誰にだ?お前が知っている人物なのか?」
『まぁな、C.C.に伝言を頼みたい」
「?まぁ、借りもあるからな。いいだろう。何と伝えれば良い?」
『お前の懸念事項、マオはこちらが預かるとな』
「お前の懸念事項、マオはこちらが預かるか、分かった伝えよう。
がこちらからもお前に質問していいか?」
『まぁ、いいだろう。何が聞きたい?』
「マオとはなんだ?」
『お前の天敵になりえた兵器だな』
「なんだと!?」
「あれ?って言う事は、もう起きたの?」
『ああ、話もした。大分落ち着いたぞ』
「そっか、それはよかった」
「兵器というから、何かと思ったら人間か!」
『安い挑発には乗らないんじゃなかったのかな?』
「ぐっ・・・」
「まぁまぁ、じゃあゼロを置いたら戻るから、もう少し待っててね~」
『ああ、早めに帰ってこい。そんなガキ、そこから振り落としてもいいからな』
あ、ちょうどいいや、ちょっと仕返ししてやろーっと!
「おい、エイス。こんな高度で俺を落としたりしないよな」
「楽しいスカイダイビングとか良くない?」
「良くない!!」
『切るぞー』
「オーバ~」
「おい、本当に落とす気じゃないだろうな!」
「まぁ、落ちても死なさそうだしいいんじゃない?」
「おい、もう一人の方に感化されすぎだろう!」
「それはそれは良かった~でも、さっきの仕返しだからね。
ナイトメアタクシーは緊急時を除いて今回限り。いいね!?」
「ぐっ、わ、わかった」
いつの間にかトウキョウ租界上空に来ていた
やっぱりエナジーウイングは早いね あって助かったよ
「で、どこに降ろせばいい?アッシュフォード?それともコンサートホール?」
「一度アッシュフォード学園に降ろしてくれ。そこから着替えてホールに行く」
「ちょっと雨も降ってるからね~風邪ひかずに行きなよ」
「というより、どうやって雨をはじいている?白兜のバリアみたいなものか?」
「それも教える必要はございませーん」
「まぁ、いいさ。今回は助かった。礼を言う、エイス」
「はいはい、了解~。アッシュフォード学園裏庭に到着、ルルーシュの住んでるのってこっちの方が近かったよね?」
「ああ、済まないな。また何かあったら連絡する」
「シャーリーと良い夜をね」
「エイス!」
「はははっ、じゃあ、またね~」
この後ホテルに戻った僕は、マオにごめんなさいと言われた
ガラクタ呼ばわりはそれほど気にしてなかったんだけど、当人曰く
「C.C.に依存してたのは僕の方だった。だからこれから精一杯がんばる!」
って言ってくれた C.C.もその言葉にびっくりしていたけど
これで、マオが本当の仲間になったのは間違いないと思う
これでまた一人、死ぬ人が一人消えた
良かったことかは分からない、でもマオがすんごい笑顔である事に変わりない
これからの事を三人で頑張っていくんだけど・・・
―――――――まずは勉強だね、それとルームサービスをしっかり読めるようにしよう?マオ・・・
本編に繋がる話的な感じでやってみたかったんですwww
オリジナルが続くのが結構しんどいなぁ・・・
ご感想などありましたら、ぜひともよろしくお願いします。