東方孤傀劇/~Noキミョン?Noウドンゲ?Yesうどみょん! 作:因田司
最初は此のカップルが出来た経緯を紹介します。
現在、とある洞窟の中、物思いに耽っていた鈴仙。
其は彼女が妖夢と出会い、此処までを共に歩んだ
記憶を辿っていたからなのであった……
原作とは少し異なる点があるとは思いますが、
暖かい目で見てくださると、幸いです。
それでは、ゆっくりしていってね♪
恋のキッカケ~the Reason of Lovers~
鈴仙No.1~とある洞窟
♪~♪~~
……やっぱり、良い曲ね……「東方妖々夢~Ancient Temple」……
みょんさんはもう寝ちゃったようですね……
半霊にくるまって、気持ち良さそうね……
!…………そう言えば……
私とみょんさんが初めて出会ったのは、
あの夜……ちょうどあの満月の様な月夜でしたね……
尤も、偽物の月でしたけど…………
~永遠亭(過去)
鈴仙「……ふふふ。月の事ばっかに気を取られて……
既に私の罠に嵌まっている事に気が付いていないのかしら?」
妖夢「!?」
鈴仙「貴方の方向は狂い始めている。もう真っ直ぐには飛んでいられない!」
妖夢「そういえば、幽々子さま。
なんであいつが鳥なんですか?兎じゃぁ……」
幽々子「兎は、皮をはいで食べると、鳥になるの。覚えておきなさい」
鈴仙「嘘を教えるな。っつか、無視するな!
私の目を見て、まだ正気で居られると思うなよ!」
鈴仙No.2~とある洞窟
……あの時は、師匠や姫様の邪魔をさせないために
必死だった……
当時は、人間という生き物が怖くて仕方がなかった……
次に彼女と出会ったのは、花の異変の時……
みょんさんが今度は一人で異変調査の為に
永遠亭にやって来たのよね……
~永遠亭(過去)
妖夢「……誰か居ないのかな」
鈴仙「また勝手に上がり込んで!
今日は何の用?」
妖夢「あ、貴方じゃなくてもう少し
知識のありそうな方を探しているのです」
鈴仙「喧嘩を売りに来たのね」
妖夢「言い方が悪かったです。
幻想郷に詳しい人を探していたのですが」
鈴仙「残念ながら、うちの人は花の異変に
何故か無関心なんですよ」
鈴仙No.3~とある洞窟
……わざわざ一人であんな竹林にある
永遠亭に来るかしら……?異変調査とは言え
彼処に用事を持ってくるなんて……人間ってきっと……
私は、密かに好きになっていった……
あ……私もみょんさんと白玉楼の階段で
会いましたっけ……?
……どちらにしても、あの時は酷い事を
言ってしまったなぁ……まだ謝れてないし……
また明日に謝ることにしましょう……
そして今回の異変……
私がてゐと師匠が使う薬の調達をしていた時に
奇病にかかったアリスさんに直接睨まれて……
~玄武の沢(過去)
鈴仙「てゐ!
そんなとこに落とし穴掘らないで!
はやく師匠に買った薬届けなきゃいけないのに……」
てゐ「鈴仙、いいじゃないの。
ここは誰が通って落ちるか私は知りたいんだウサ。
もう少しで終わるから……待ってほしいウサ」
鈴仙「帰るよ、……あら?
何かしら、あの黒い影……?」
アリス「!!」
鈴仙「!!………………………………」
てゐ「……鈴仙?……まさか帰ったの?」
てゐ「よいしょ、フゥ……
えっ?黒い影……?」
アリス「~~~~………………」
てゐ「行っちゃう……
……何だったんだウサ?」
鈴仙「……………」
てゐ「って鈴仙!!どうしたウサか!?
鈴仙「……………」
てゐ「わぁ、目が、鈴仙の目が…………
い、急いで永遠亭に戻らないと!!」
鈴仙No.5~ とある洞窟
……恐ろしかったわ……
あれ程視線を恐ろしく感じる事は無かったわ……
私も、目で人を狂わせられるけど、
其以上に命に関わるような眼力を……
私が師匠の元で看病してもらった時に、
私の安否を確かめに、みょんさんが駆けつけてくれた……
道中でマリス達に阻まれようとも……
~迷いの竹林(過去)
鈴仙「みょんさん!」
妖夢(!……う、うどん……さん……?)
鈴仙「大丈夫ですか!?
……はい、私の解毒薬を!」
妖夢「~~……!?ゲホッ!!」
鈴仙「……良かった……」
鈴仙(マリス)「…………チッ……」
妖夢「……私は、無用の長物……では……?」
鈴仙「何を言ってるの!?
そんなこと、 思うはずがないわ!!
其は偽者の誘惑!マリスの罠よ!!」
妖夢「!マリス……ですって!?」
鈴仙「私は貴方を呼び捨てにはしませんよ!?
それに、私の目に関知はありません!
……本当は……本当は私は………」
妖夢「!」
鈴仙「……ですが、その前に……
……此処で寝ていてください…………
私が……みょんさんの敵をとってみせます!!」
鈴仙No.6~とある洞窟
……嬉しかった……
私の事を気遣ってくれる人が此の世にいたなんて……
その時私には仕事がたくさんあって
一緒に行けそうにもなかった……
でも、師匠が許可をくれた……私に気を遣って……
そうして私は、みょんさんと一緒に旅を始めたのよね……
マリスを利用する悪者を倒したり、
異世界の剣士さんと共に戦ったり、
他にも、道中で悪さをするマリス達を討ち倒したり……
厳しい二人旅だったけど、楽しかったわ。
でも、まだ異変は終わっていない……
師匠や霊夢さん達も頑張っている……
私達も……やれるだけの事をやる……其だけよ……!
……もう夜も遅いですね……
みょんさんに迷惑をかけたらいけませんし、
私も寝るとしましょうか……
!……みょんさんの半霊……気持ち良さそう……
///…………私も…… くるまらせて貰おうかしら………
マリス・マーガトロイドNo.1~とある洞窟入口
~~~~グゥ……!
ヤット見ツケタト思ッタラ……
寝ル時マデイチャイチャトォオ……!!
アノママダト、イズレギリギリアウトナ事ニナッテ……
~~私ト………
私ト魔理沙ガ会エナイノヲ尻目ニィイィ~~~~!!
ソンナ事ハサセナイワ……
二人ノ仲ヲ……恋慕の情ニ手ヲ出サナイd、イヤ……
出スカモシレナイワ……!マァイイ!
トニカク引キ裂イテヤルワ……!
此ノ先アノ二人ガ行ク所デ、
恋愛感情ニトッテ致命的ナイタズラヲシテヤルワ……
明日ガ楽シミネ……クヒヒヒヒヒ…………!
如何でしたか?
孤傀劇を優先しますので、
不定期になってしまうかもしれません。
次回から、目一杯砂糖を撒いていきますよ!
それでは、次回もゆっくりしていってね♪