魔法少女LyrischSternA’s   作:青色

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突然湧いてきました。


外伝
レヴぃー ざ すらっしゃー


てんいさきをせっていします......たぶんやみのしょをはっけんしました。

 

せっていをかんりょーします....でーたてんそーかいし

 

でーただうんろーどかいしー............しゅーりょー

 

いんすとーるします.........しました

 

えらーちぇっく.........たぶんおっけー

 

"Levi the slasher"のぷろぐらむをたちあげます

 

 

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マテリアル-L ……躯体復帰

バルニフィカス……全機能解放中

戦闘用全モード……全力全開

出力限界なし ……戦闘多分可能

 

「闇の書の起動を確認しました」

「我ら、闇の書の蒐集を行い、(あるじ)を守る守護騎士めでございます」

「夜天の主に集いし雲」

「ヴォルケンリッター。なんなりと命令を」

 

 えーと……これなに?

 

 ブシドーがいるんだけど、なんで?

 

「ねえねえ、なにしてるの?」

「誰だてめえ?」

 

 うわ、こわっ! ちっちゃいのがこっち見てにらんでるんだけど?

 シュテるんは? 王様はどこ?

 うううう、なんで? 何でどこにも居ないの?

 

「ねえ、ちっちゃいの、シュテるん知らない?」

「喧嘩売ってんのか」

 

 声が低くなってボクをにらんでくる。なんでボクが睨まれなくちゃならないんだ。

 なんだか腹が立ってきたぞー。

 よーし、一言言ってやる!

 

「そんなに怒らなくていいじゃないかー。ボクはホントのこと言っただけなんだしー」

「ぜってー殺す。そこを動くんじゃねえぞ!」

「やめろ、ヴィータ。主の前だ。今は自重しろ」

 

 そうだそうだブシドー。もっと言ってやれ―。

 

 

 そこからボクたちの奇妙な同居生活が始まったんだ。

 

 

「お前! ちゃんと掃除しろよ! まだゴミが落ちてるだろうが!」

「なんでボクが掃除しなきゃならないんだよー。ちびっこがすればいいじゃないかー」

「掃除しなきゃ飯抜きだぞ」

「ひどい! おうぼうだ! そんなのあんまりだーー!!」

 

 ある時はちびっこに虐められ。

 

 

「おい。今日は主の付き添いで病院に行く日だと伝えていたはずだが?」

「えーー。だって、今日は遊びたいんだもん。そういう気分なんだもーん」

「ええんよ、シグナム。でも、残念やな。帰りに飴ちゃん買ってあげたのに」

「そこまで言われたらボクも鬼じゃない。一緒に行ってあげよう」

「こいつチョロいな」

 

 ある時は小鴉ちんの護衛をしてあげた。

 

 

「今日はやけに沢山作ったな……」

「そう? ちょっと張り切って作ってみました」

「そうか。張り切ってしまったのか」

「あ、ちょうどいい所に来たわね。レヴィちゃん、あの」

「ボクお腹いっぱいだから要らないや。ざっふぃーにでもあげていいよ」

「まだ何も言ってないのに! 酷いわ、レヴィちゃん!」

「その呼び名はやめろ……」

 

 ある時は紙一重で危機を回避し。

 

 

「我らの不義理をお許しください」

「まあ、ボクは守護騎士じゃないから本来は関係ないけど、これも一泊一食の恩だからね」

「誓いの時に話すな。それと、一宿一飯だ。馬鹿者」

「おまえ、空気読めよな」

 

 ある時はボク達は誓いをした。

 

 

「君は……。闇の書の闇を撃ち抜いた、白い魔道士だね」

「え? 闇の書ってなに?」

「え? あ~うん。そう! キミを見ていると、苛立ちがつのる!」

「え? 急にどうしたの!?」

「え? あ、ええと、ええと……だから、上手く言えないが、今の自分が本当の自分でない感覚がある」

「あの、一体何がいいたいのかな?」

「僕の魂がこう叫ぶ!」

「ええ! そこで無視するの!?」

「君を殺して我が糧とすれば、この不快感も消えるはず、と!」

「急に私の事を殺すことにしたの?」

「そうはいかない。ボクは帰るんだ。あの暖かな闇の中に……! 血と災いが渦巻く、永遠の夜に」

「あまり帰りたくない場所だね……」

「あああもう! うるさいうるさいうるさい! キミは死ね! ボクは飛ぶっ!」

「急に逆ギレ!?」

 

 ある時はナノハとの因縁の戦いを制し。

 

 

「もーー!! しつこいな、オリジナルは。もういいでしょ? どうせすぐに解決するんだから!」

「待って、レヴィ! もう少し話を聞かせて!」

「嫌だよ―だ。ボクと話をしたければ水色の飴玉を持ってくるんだね!」

「え? 飴玉で話をしてくれるんだ」

「フェイト、コイツ馬鹿だよ。もう放っておいていいんじゃないかい」

「誰が馬鹿だ! 失礼な犬っころだー!」

「誰が犬っころだって!!」

 

 ある時はオリジナルと犬っころと戦った。

 

 

「これ以外に、他に良い手はないか? 闇の書の主と、その守護騎士の皆に聞きたい」

「そんなの難しく考える必要なんてある~? アルカンシェルでどっかーーーん一発で終わり! あ。でも、ちょっと手加減してあげてね。王様とかシュテるんが傷つくのは、ボク嫌なんだ」

「いや、ここでアルカンシェルは撃ち難い理由があるんだ。それと、シュテるん? と、王様? が傷つくとはどういう意味だ?」

「シュテるんはシュテル! シュテるんって言っていいのはボクだけなんだぞ!」

「いや、そんな話は今はどうでもいいだろ」

「んんんーー!! 全然どうでも良くない! 良くないよ!」

「レヴィ、飴玉あげるからこっちにおいで」

「おお~。オリジナル、ありがとー」

「こいつ、終わるまで飴を食わしといたほうがいいんじゃないかい?」

 

 ある時は作戦をボク達は闇の書の防御プログラムを倒す話し合いをした。

 

 

「よーし! 最後はやっぱりボク! 轟雷爆滅! エターナルサンダーソード! 相手は死ぬ!」

「捕まえた!」

「え?」

「転、送!」

「ええーー!! うっそー! ボクまだ攻撃してないよーーー!!!」

 

 ある時は最後の一撃をカッコ良く決めた。

 

 

「じゃあ、ボクもう行くね」

「レヴィ。お腹出して寝たらあかんよ? それと、飴ちゃんもらっても付いていったらあかんで」

「別にあたしはいいんだけど……また遊びに来いよ」

「達者でな」

「あまりシュテルと王様を困らさないようにな」

「今度はご飯食べさせますね?」

 

 そして最後のお別れをボクはした。

 ボクの家族は王様とシュテるんと、ユーリとピンクとブルーだから。

 待っててね! すぐに帰るから! ご飯は激甘王様カレーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「て感じの夢を見てたんだけど、王様とシュテるんはどう思う? やっぱり現実だったのかな?」

「夢だな」

「夢ですね」

「即答!?」


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