魔法少女LyrischSternA’s   作:青色

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23話 双炎 12月11日

『わりい、こっちにも敵が来た。例の管理局の犬と武装局員』

 

 シグナムが直撃を食らった時、一瞬ヒヤッとしましたが無事でなによりでした。頑丈でよかったですね。

 

『わかった。こっちはシュテルと私でなんとかする。ヴィータとザフィーラは無理せず先に撤退をしてくれ』

『すまんな、シグナム』

『いや、いい。シャマルは先に二人の援護を』

『わかったわ。シグナムも無理はしないでね。それとシュテルちゃんもよ?』

『お任せください』

 

 しかし、まさか二箇所同時に補足されるとは。こうなるとシャマルの負担が大きくなります。こちらはなんとか自力で逃げたいところですが……。

 

 広い砂漠地帯。遮るものがない広い空間。砲撃戦にはもってこいの地形ですが、いかんせん、相手も砲撃が得意なナノハ。パイロシューターで手数を増やしての制御力比べをしてみましたが、まさか速度ゴリ押し戦法でくるとは。上手くフェイトを捕まえたものの、(しの)がれてしまい、あまつさえシグナムが反撃までされる始末。

 勝てないとは思いません。しかし、短時間での撃破は厳しい。しかも、逃げ出そうにも足の早いフェイト・テスタロッサがいます。そして、時間が経てば敵の援軍がやってくる。これは、圧倒的に不利になってしまいました。

 逃げるしかない状況です。ですが、逃げるには……やはりフェイトの足が邪魔です。

 

『シグナム。フェイト・テスタロッサが邪魔です。このままでは逃げるに逃げられません』

『わかっている』

 

 短く答えるシグナムは、目の前のフェイトに集中しているように見えます。

 シグナムはいまだ大きな傷もなく健在。今まで温存していた魔力も問題なく、気力体力ともに衰えているようには見えません。しかし、それでも今のフェイトを捉えるのは至難の業。まさしく雷光のごとくと言ったところでしょうか。

 なのはもまた、私と真正面からの砲撃戦に耐えた。手数を増やしても魔力量の差で付いてくる。流石はナノハですね。遠距離戦で撃破するのは至難の業です。

 

 フェイトを倒すしか無い。

 

 もはや四の五の言っては居られません。私達は追い詰められています。このまま戦っていてはジリ貧になる。かといってナノハが居る限り、私の攻撃は簡単には届かない。

 ならば、選択は一つだけ。

 

『シグナム。時間がありません。ここは相手を変える事を提案します』

『なに? それはどういう事だ?』

 

 訝しむシグナムに説明をします。

 

『私がフェイト・テスタロッサを、シグナムはナノハと戦います』

『それは……私ではテスタロッサに勝てないと言いたいのか?』

 

 シグナムの顔が歪む。正直、体力と装甲差で勝てそうな気がしますが。

 問題は時間です。

 

『いいえ、違います。時間があれば勝てるでしょう。そこに疑問はありません。ですが、時間がないのです。ですから、シグナムがナノハを落とし、その後、フェイト・テスタロッサを二人で倒します』

『二人掛かりで倒すと言うのか?』

『それが最善手です。私が耐えている間にナノハを撃破してください。足の早いフェイト・テスタロッサを先に倒すより、この方法が確実です』

 

 爆煙が晴れていく。もう、時間はありません。

 

『随分な賭けだな。結局はこちらも相性が悪い者同士になる』

『わかっています。ですが、シグナムが先にナノハを落とすと信じていますから。では、牽制射撃をしますので、速やかに移動を』

『信じる、か……わかった。その策に乗ろう』

 

「ルシフェリオン」

 

 空薬莢が排出され、新たに魔力の弾丸が装填されます。ルシフェリオンは私の一部。私の意志を寸分違わず実行する私の相棒。

 信じます。ルシフェリオン、あなたも。

 

「フレアバースト」

 

 フェイトの魔力を感知。魔法陣を展開して魔力を充填。大きな炎の玉がルシフェリオンの先端に出来上がる。

 

『開始します』「ファイヤ!」

 

 解き放たれた火炎弾が一直線にフェイトに突進する。反撃の狼煙には丁度いいでしょう。

 煙幕が晴れ、フェイトがこちらに気づく。ですが、遅い。

 普通ならば。

 

 フェイトは気がつくとすぐに急速に速度を上げて後退する。早い。ですが、それは織り込み済み。

 

「爆ぜろ」

 

 火炎弾が爆発する。周囲に炎と衝撃波を撒き散らす。フェイトはそれを防御するのではなく避けようとする。

 やはり、シグナムから聞いた通りです。見た目通り防御力を捨てている。所謂、紙装甲。当たれば落とせる。私の火力ならば。

 ならば、対処法はあります。

 

 シグナムがナノハに向かうのをちらりと確認して、再度フェイトに杖を向ける。

 

「シグナムは!? なのは!」

 

 なのはに向かうシグナムに視線を向けるフェイト。私相手ならば避けれると考えているのでしょうか?

 カートリッジをリロード。

 擦過音が再び(ふたたび)響く。

 誤差修正。照準固定。

 

「デザスターーーヒート!」

 

 火炎の放射を高速で3連射。

 しかし、やはりフェイトは左旋回して避ける。時間差で放たれた射撃を掻い潜られた。

 さらに早くなった。その動きはまるで戦闘機。私はイージス艦の迎撃システムの気分です。

 

 当てるのは至難の業ですが、私の目的は足止め。

 

「ルベライト」

「この!」

 

 拘束しようと捕獲魔法を展開するも避けられる。だが次の攻撃までの時間は稼いだ。カートリッジをリロード。

 

 擦過音と共に魔力が充填される。

 

「ヒートバレット」

 

 周囲に無数の火炎の弾丸を形成。

 数発では簡単に回避できるというのならば、今度は回避できないほどの弾幕を張るだけです。

 

「ファイヤ!」

 

 フェイトを行かせるわけにはいけない。

 その足を止めてみせます!

 

Load cartridge(ロードカートリッジ)Haken Form(ハーケンフォーム)

「ハーケンセイバー!!」

Haken Saber(ハーケンセイバー)

 

 フェイトが刃を飛ばす。

 私の放った炎を弾丸にぶつかって爆発。数発が巻き込まれた。

 フェイトのそれまでの動きとは明らかに違う軌道に変わる。

 薙ぎ払いながら火炎弾の包囲を突き破られる。

 

 どうやらシグナムを追うのを止めて私を撃墜する事に決めた様子。私に向かって突っ込んでくる。

 

「ルシフェリオン」

 

 手元から響く擦過音。再び魔力を充填。高速戦闘下では出の早い攻撃を重ねるのが有効。直線的では避けられる。私ならば当てれば落とせる。

 ならば、誘導能力のある攻撃で逃げ道を塞いで叩き落とす。

 

「パイロシューター」

「バルディッシュ!」

 

 バルディッシュの刃が再生する。こちらは、12発の炎弾を展開。しかし、すでに近距離まで詰められている。

 

「ファイヤ!」

「うおおおおおおお!!」

 

 そのまま突っ込んでくる? 撃ち合いは不利と見ての行動? これも、全部撃墜するつもりですか?

 いい気迫です。その挑戦、受けて立ちます。

 

「殲滅」

 

 一斉にフェイトに炎弾を差し向ける。

 

「はあっ!」

 

 最初に到達した炎弾は、しかし一振りで破壊される。

 その後も驚異的な速度で迎撃されていく。上下左右様々な位置から攻撃するも確実に捉えられる。異常なまでの反射神経。瞬間的に思考能力まで上げているかのように、こちらの攻撃を的確に破壊していく。

 

 二発の炎弾が同時に迎撃される。逆方向から二発同時に当たるタイミングで撃っても体をずらされて、逆に落とされた。

 

「まさか、あなたも力技ですか」

 

 撃破されて爆煙が舞う中に突っ込ませた炎弾も弾かれ、破壊される。

 数の意味がない。意表をつけていない。これなら全弾同時に当てたほうが良かった。失敗した。

 これは、突破される。

 

 すでに目の前まで迫ったフェイトが死の鎌を振り上げるのが見えた。防御をしつつ残った炎弾を後方に回り込ませる。

 

「盾を!」

 

 防御すべくシールドを展開しようとした、その瞬間。

 フェイトが消えた。

 

 後ろ?

 

 勘にしたがって後ろを向くと、すでにデバイスを振り上げたフェイトが居た。

 

「貰った!」

Haken slash(ハーケンスラッシュ)

 

 防御が間に合わない。刹那の瞬間、悟る。ならば、被ダメージを最小限にとどめつつのカウンターを。

 

 とっさに魔力で強化しつつ左手の篭手で攻撃を受ける。防御を貫かれて突き刺さる。魔力が吹き飛ばされる感覚。左腕が非殺傷モードのスタン設定で痺れる。腕を捨てて防御。

 

「な!?」

 

 左腕から力が抜けていく。だが、フェイトのデバイスを握った。

 

 捉えた。

 

 ここからならば必中。杖の先端をフェイトの体につける。フェイトの顔が歪んだ。クロスレンジを選択したことを悔やんでください。

 

「ヒートバレット」

「そこまでだ!」

 

 正面から火炎弾を連続発射しようとした手を止められる。私の腕に体に足に、魔力のリングがかかっていく。

 これは、バインド……ですか。

 

「クロノ?」

 

 間に合わなかったですか。

 

「フェイト、君は下がって怪我の治療を。ここからは僕が引き継ぐよ」

 

 私の斜め上に管理局の執務官が居るのが見えた。

 しかし、もう一人……隠れている人物もいるようですが。

 

 さて、どうしたものでしょうか。

 

 

~~~~~~

 

 

 どうにかギリギリ間に合った。

 

 管理局の無限図書館でユーノとリーゼロッテと話をした後、アースラでテスト中に急報が入って慌てて次元転送でここまで飛んできた。運が良かったのは、予定より早くアースラの試験航行が出来た事だ。ユーノの調査も順調に進んでいたのが幸いしたか。お陰でエイミィの予定より早く駆けつけることが出来た。

 しかし、本当にギリギリだな。危うくフェイトが落とされるところだった。

 

「すぐに他の局員も駆けつける。無駄な抵抗は止め、大人しく投降しろ!」

 

 僕を睨む彼女の、シュテルの目は死んでない。何か企んでいるのか?

 慎重を期すほうがいい。バインドの数を増やして二重三重にと彼女を拘束する。

 

「さあ、君には聞きたい事が山ほどある。尋問に素直に応じてくれると助かるんだけど」

「もう勝ったつもりですか? それは少々、気が早いかと」

 

 周囲に敵影はない。ここにはシュテルだけが居る。シグナムはなのはと戦闘中。そちらにもすぐに局員が来て片がつくはずだ。フェイトの怪我を手当すれば、合流も可能。他の三人の騎士は別の世界。他の三人の騎士は別の世界。ここには来ないだろう。

 

 しかし、おかしい。なぜこうも……落ち着いていられるんだ?

 彼女の、シュテルの瞳は死んでいない。まだ何か……何か見落としがあるのか?

 

「一言ご忠告を、管理局の執務官どの。ここにいるのは私達だけではないようですよ」

 

 まだ敵がいるのか!?

 すぐにあたりを見渡すが、不審な動きは近くには見えない。ブラフ? いや、この期に及んでそんな事をしても意味がない。

 だが、シュテル事だ。絶対に何かある。

 

「クロノ!」

「何!?」

 

 突然、魔力反応が出る。体が拘束される。魔力を封じられる感覚。

 ばかな、バインドだと!

 

「クロノ、今解くよ!」

「待て!」

「えっ? うわっ!!」

 

 止めたが間に合わず、フェイトがバインドに捕まる。その瞬間を見逃さないようにしたが、誰も見当たらない。どこにいる? 周囲にはそれらしい人影なんて無い。くそ!

 

「まったく、世話を焼かせてくれる。お前達は、何故そんなにも愚かなのか」

 

 突然、声があたりに響いた。気づけば離れた場所に仮面を被った男が浮かんでいる。迂闊だった。隠れていたのか。

 仮面で顔がわからない。声は聞いたことがない。しかし、こいつは。

 

「酷い言い様ですね。ちなみに、もう一人仲間がいるのですが」

「抜かりはない」

 

 しまった!? なのはが!

 

 くそ! なのはが先に拘束されたのだろう。遠くからでも動きを封じられているのが見えた。いつの間になのはを封じたんだ? 全く気づかなかった。ヴォルケンリッターの剣士、シグナムがこちらに向かってくるのが見えた。

 ありえない。この男が1人でやったとしたら……とんでもない長距離の相手に魔法を行使したことになる。

 

 このままでは逃げられる。エイミィは何をしてるんだ?

 

「エイミィ! 今すぐ局員を派遣してくれ!」

 

 だが、エイミィからの連絡が来ない。通信妨害をされているのか?

 

「早く行け。闇の書を完成させるのだろう?」

「どなたか知りませんが、ありがとうございます。ですが、恩には着ませんので、ご容赦の程を」

「早くしろ。複数人へのバインドは長くは持たん」

 

 シュテルのバインドが解けている。

 だが、こいつは仲間じゃないのか? いや、そう判断するのは早計だ。だが、それなら、この男はいったい何なんだ? どこから出てきた? なぜ僕達の邪魔をする?

 

「おい、待て! お前たちは仲間じゃないのか!」

「申し訳ありませんが、再戦は別の機会ということで。では」

「待って! シュテル!」

 

 疑問を残し、僕たちは去っていく後ろ姿を見送るしか無かった。

 

 

~~~~~~

 

 

 はやてが入院した。

 

 全員無事に逃げ切った朝、みんなと謎の男について話し合ってた時に何かがぶつかる音と重い何かが床を叩く音がした。慌てて見に行ったら、はやてが床に倒れていた。

 

 胸を抑えて苦しそう顔を歪めるはやてを見ても、あたしは何も出来なかった。あたしはこういう時、何も役に立たない。倒れて苦しむはやてに駆け寄っても慌てるばかりで、抱き起こそうとしてザフィーラに止められた。

 

 はやてが倒れた時に感じたのは、不安と恐怖。

 闇の書の呪いにはやてが耐えられなくなったんじゃないか? もしかしたら居なくなってしまうんじゃないか? もうこの時間は終わってしまうんじゃないか? 

 あたしにとってそれは、死ぬより怖い。だから頭が真っ白になって、何も考えられなくなった。

 

 

 はやてが入院することを聞いた時、あたしは正直ホッとした。安全な場所にいるっていう安心感もあった。そして、まだ大丈夫なんだって思うことが出来たからだと思う。

 誰も何も言ってくれないけど、あたしにだってわかる。はやてに残された時間は少ないんだってことくらいは。だけど同時に、ふと違和感を感じた。いくら思い出しても、何がどう違うのかはわからねぇ。けど、何かがおかしいんだ。

 

 闇の書が完成すれば闇の書のマスターは絶対的な力を持つはずなんだ。それは確かで、今までの主はそうだったはずだ。そして主が死んだ後は、あたし達は闇の書の中で眠り、また転生先で同じ事をする。その繰り返しだったはずなんだ。

 

 だけど今回は違った。今までの主は大人ばかりで、闇の書の封印を解くとすぐに蒐集をあたし達に命じたんだけど、はやては幼くて、そして蒐集を命じなかった。だから、今回のような闇の書の呪いが発動したんだろうってシグナムは言ってたんだけど。

 

 でも、何故か違和感を感じる。そうじゃないって、あたしの中の何かがささやくんだ。

 

 こんなはずじゃないだろ、と。

 

 はやての家に帰る必要がなくなったから蒐集は順調になってる。あたし達はしばらく家に帰ってない。補給が必要になるか、はやてに顔を見せに行くとき以外は帰らずにずっと蒐集できるようになったからな。だから前よりもずっとうまく蒐集は進んでいるんだ。

 それでも、わからない理由で不安が募ってきて、それが何かがわからねえ。思い出せそうで思い出せないのがもどかしい。

 

「なあ、シュテル?」

「はい」

 

 蒐集を終えて、一緒に蒐集をしていた相棒に振り返って声を掛ける。あたしと同じくらいに幼い姿をしたシュテルは、あたしと違いどんな時も冷静沈着で慌てるなんて見たことがない。あたしとは対称的な存在。

 

「あたし達、間違ってないよな?」

 

 唐突に変なことを聞いてるよな。

 

 だけど、ふと思ったんだ。シュテルはあたしに見えないものが見えている気がする。もしかしたら、あたしのわからない何かも知っているかもしれないって。

 

「何故そのように思うのかはわかりませんが」

 

 神妙な面持ちで少し考えるようにシュテルが顔を伏せるけど、すぐにあたしの顔を正面からまっすぐに見据えてきた。

 

「そうですね……たとえ途中で何が起ころうとも、最後は必ずみんな救われます。では、駄目ですか?」

 

 真摯な眼差しであたしを見るシュテルの顔に、嘘偽りは見えなかった。

 

 闇の書が起動して最初の頃は無表情な鉄面皮にしか見えなかったのに、付き合いが長くなると表情がちゃんと変わるってわかるようになるのが不思議だよな。

 

「なんだよそれ。途中で何かあるなら、今言えよ!」

「それはまあ、今までも色々とありましたし」

 

 まあ、そうだよな。これからも色々とあるんだろうけどさ。

 けど、最後はきっと救われる。はやても、あたし達も……シュテルも。

 

 

 あたしに特別な力なんて無い。

 

 シグナムみたいな将としての力も、シャマルみたいな癒す力も、ザフィーラみたいな守る力も。シュテルみたいに作戦を考える力もない。あたしにあるのはぶっ叩いてぶっ潰すだけ。

 

 だから今は最後はみんな救われるって信じて、あたしに出来る事をするだけだ。はやてを早く真のマスターにしなきゃ。

 

 そうだよ。あたしが出来る事はそれだけだ。何考えてんだ。考えてる暇なんてあたしにはないだろ!

 

 はやてを早く助けなきゃ。こうしている間も、はやては苦しんでるかもしれないんだ。そうだよ、蒐集さえ終わらせてしまえば、はやてが帰ってくるんだ。迷ってる暇なんてねぇ!

 

 今は忘れる。余計な事は考えるな。あたしがはやてを救うんだ。

 

「どうかしましたか?」

「なんでもねえよ。次はどっちだ?」

「そうですか? わかりました、案内します」

 

 とにかく、今出来る事をやるしか無いんだ。

 

 けど、なんだよこの気持ち悪さは? 

 

 なんで不安になるんだよ……何か、そう、何か間違ってる。

 

 それがわかんねえ……わかんないんだよ。


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