魔法少女LyrischSternA’s   作:青色

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書き溜めて忘れていたのを放出


21話 嵐を呼ぶ 12月8日

 月村すずかは恐ろしい。まさかあれから3度も自宅訪問に来るとは。

 

 一度目はハヤテと出会った3日後。突然ハヤテの携帯が鳴り、今から訪問をしたいと連絡をしてきたのです。もちろんハヤテは笑顔で了承しましたが、慌てたのは私でした。このままでは私を見られてしまう。しかも名前も名乗る羽目になってしまうでしょう。なんとか誤魔化して私は出かける用事を思い出し、シャマルとザフィーラに後を託して外に逃げ出しました。

 

 しかし危機は去りません。二度目で更に追い込んでくるとは。

 二度目は更に2日後。平日にもかかわらず、なんと夕方に車でやってきたのです。しかも、事前のアポはありません。そして何の因果か私はまたもや自宅に滞在していました。蒐集も終わり、ヴィータよりも先に帰っていたのです。相手は玄関まで来ており、迷う時間もありません。私は取るものも取りあえず裏口へと走り、そのまま外へと逃げ出しました。シャマルにまた後の事を託して。

 

 二度ともシャマルがしっかりと誤魔化してくれたとのことでしたが、不安で仕方がないです。私の名前が知られれば、ナノハやフェイトにも必ず伝わってしまうのですから。

 

 そして今日、また来るそうです。空を飛ぶ小さな魔獣達を魔力弾の誘導訓練がてら落としていると、シャマルから連絡が入りました。しかも、今度はお友達も連れて夜に鍋を囲いに。つまり、アリサ・バニングスだけではなく、ナノハやフェイトも来てしまう。

 月村すずか……なんと恐ろしい人物なのでしょうか。行動力がありすぎます。私達を破滅に導こうとしているのではないかと、むしろ私を狙い撃ちしていませんかと疑いたくなります。

 

 実は魔法少女だったりしませんか? 本当に普通の人ですか? とても怪しい気がしてきましたね。

 

 そんなはずはないのですが。

 

『今度ばかりは絶体絶命かも。すずかちゃんやアリサちゃんならまだ良いけども、あの二人に来られたら……絶対にばれちゃう』

『落ち着け、シャマル。まだそうと決まったわけじゃないだろう。もしかしたら二人は来ない可能性もある』

『はやてちゃんが今日は食べる人が4人に増えるって言ってたの。今日の買い出しは海鮮鍋でエビが1人1匹づつなのに10匹なのよ? 絶対にくると思うわよ。ああ、椅子も足りないし。どこで食べればいいの? もうどうしよう? どうしよう?』

『だから落ち着け。まだ考える時間はある。とにかく今は主はやてに気づかれるわけにはいかん。なんとかエビを8匹以下で済ます方法を考える必要があるだろうが、椅子は我々がソファーで食べれば問題ない』

 

 いや、エビは別に10匹でいいのでは? 椅子はどうでもよいかと。どうも、シグナムも気が動転しているような気がします。

 

『なあ、もうあの2人を一ヶ月くらい病院送りにしたほうが早いんじゃねぇの? シュテルは最後には手を抜くし、シグナムだってとことん痛めつけたりしないしさ。しかも傷の手当までしてやってるんだから、2人はいつもピンピンして懲りてないだろうし』

『それは今は関係ないだろう。今はどうやって我々の存在を知られないようにするかの話だ』

 

 今すぐ対応可能なのはシャマルだけ。今はシャマルのクラールヴィントの能力を借りて次元間通信をしています。私とシグナム、ヴィータとザフィーラに別れて蒐集の最中であり、帰還するには時間を要します。

 

『話はそこまでだ、ヴィータ。敵がまた来たようだ』

『あ、クソッ。またかよ!』

 

 ザフィーラの警告にヴィータが悪態をつく。どうやら今日はヴィータの方に管理局が集まりそうですね。

 

『悪いけど、あたし達は協力できそうにねえ』

『わかった。後はこちらで対応しておく。あまり無茶はするなよ?』

『わかってるって。あいつら蒐集済みだし、戦いはなるべく避けて別世界に行く。んじゃまた後でな』

『後は頼んだぞ、シグナム』

『ああ。ヴィータを頼む』

『任せろ』

 

 ヴィータは最近無茶をしていると感じます。ギリギリまで蒐集をしようとして管理局に補足されることが多いのです。蒐集が上手く行かない現状にたいして焦っているのでしょう。安全に蒐集できる世界は無く、私達は管理局がやってくるまでの短い時間しか蒐集できないのですから。

 

 どこかで無理をする必要が出てくるかもしれません。状況改善は急務です。

 

『大変! はやてちゃんがアルバムをみんなに見せるって言ってるわ。まさかアルバムを消滅させるわけにも行かないし』

『それは……なんとか中止にする事は出来ないか?』

『そんなの今からじゃ無理よ。それこそはやてちゃんに用事でも出来ない限り、私には止められないわ』

 

 しかし、今はそれどころではありません。写真1枚見られただけで計画はすべて崩壊してしまう。いえ、名前を言うだけで今の生活が終わってしまうでしょう。

 

『アルバムを見せないようには出来ないか? それと我らの名前をださないように主はやてにお願いを』

『アルバムは隠せばなんとかなるかもしれないけど、名前は……だって自宅にお友達を呼ぶのよ? 眼の前に私達が居るのに私達の名前を出さないなんておかしすぎるわよ。シュテルちゃんの事も、なのはちゃんに会わせるのを楽しみにしてて……会わせるまでの秘密にしてくれているから、まだ知られてはいないけど……今日は引き合わせるつもりみたで。もうこっちではどうしようも無くて……ねえ、どうしたらいい?』

 

 それはもう、絶体絶命というより絶命してしまっているのでは? 

 

『ああ、そうだな……シュテルには何かいい案は無いか?』

『難しい事案です。今すぐにはちょっと』

 

 はぁ……どうすればいいのか、私が聞きたいくらいです。

 

 まさか戦闘の結果ではなく、このような些細な事で追い詰められるとは思いもよらなかったです。私の決意は何だったのでしょうか? あれ程の大言壮語を言った後にハヤテの自宅でばったり遭遇するなんてことは、恥ずかしいので本当に勘弁して欲しいですね。

 

 こうなれば、手っ取り早い方法は一つのみ。ハヤテを拉致してしまいましょうか。涙を流し、やめてと懇願するハヤテを力尽くで狭い部屋に拉致監禁。想像するだけで胸が痛みます。流石にそれはなるべくは避けたいですが、かと言って事情を話してなんとか来るのを止めるのも、蒐集を隠れてやっているのですから難しい。今すぐ蒐集を止めてと言われるのも困ります。

 

『なにか来れない理由とか出来ないかしら? というのは、無理よね……』

『我々がスケジュールを管理しているわけではないからな』

 

 来れない理由……。

 

『そうですね。一つ方法があります』

『あるの!? シュテルちゃんって、本当によく思いつくわね』

 

 最近は策を考えてばかりな気がします。

 

 

 

 夕方になり、私とシグナムは海鳴市から離れた場所にある山中に到着しました。ここまでは、早めに蒐集を切り上げて戻ってきた後にすぐ駅に向かって電車に乗って来ました。飛んでくれば文字通りひとっ飛びですが、公共交通機関を使うとずいぶん遠い場所に思えます。それでも、ここまで駆けつけるのには多少は時間がかかる距離でしょう。

 

「約束の時間は18時でしたか?」

「後30分と言ったところか」

 

 では、そろそろ時間です。

 

「時間ですシグナム。そろそろやりましょうか」

「わかった。先に上がる」

 

 私は殲滅服を、シグナムは騎士甲冑をまとう。そして互いに武器を手に空へと舞い上がる。武器を持ったからと言って、魔力を持った生物が居ないこの場所で戦う相手はいません。戦う相手は今から来てもらいます。

 

 ある程度の高度まで上昇したら停止します。そして、私はすでに太陽が落ちて暗くなった空に向けルシフェリオンを向ける。

 

「ブラストファイアー」

 

 ルシフェリオンが赤く燃える翼を広げ、4つの環状魔法陣を順次展開していく。しかし、やる気はないので今回はすべて適当に済ましましょう。私の気のせいかもしれませんが、何時もは赤く燃えたぎる炎の翼が萎れている気がしますね。

 

「撃ちます」

「やってくれ」

 

 とりあえず、天空に向けて撃てばいいでしょう。適当に照準を空に向けて魔力を開放する。

 

 暗く日の落ちた世界が赤く輝くしかし、それは数秒の出来事。すぐに砲撃を終了させ、ルシフェリオンの先端を下げました。

 

 周囲は山に囲まれていますが結界も張っていませんから、遠くから見た人がいるかも知れません。そして、当然ながら魔力は周辺に派手に拡散しました。これで探知できるはずです。後は、待つだけ。私達は山間を軽く飛びながら、時には合流してみたりと何か探している風を装います。

 

 さて……来るでしょうか? いいえ、必ず来るはずです。あの2人が私達に気がついて来ないはずがありません。しかも、すぐそこなのですから。

 

 

「来ないな」

「そうですね。来ないですね」

 

 数回目の合流時に飛行を停止状態にして周囲を観察しますが、やってくる気配がありません。もう20分程度は経過したというのに。一体、管理局は何をしているのでしょうか? 何時もは呼んでいないのにすぐに現れる武装局員の方たちも来ません。おかしいですね……あからさますぎましたか?

 

「もう一回、砲撃してみますか?」

「あまり人目に晒すのもよくないだろう? もうしばらく様子を見てみよう。それでも来ないようなら、今度は私も何かしてみるか」

 

 しばしじっと待ってみる。しかし、待てど暮らせど来る気配がない。まさか、気づいてないというのでしょうか? これほどわかりやすく魔力を振りまいているというのに。管理局の監視システムに疑問が湧いてきます。

 

 もう、これ以上は待てませんね。すでに約束の刻限となっています。いっそナノハの自宅がありそうな場所に襲撃でもしましょうか? フェイトの自宅も近くにあるはずですから。

 

「やはり来ない……あ、来ましたね」

「やれやれ。このまま来なければ町まで行こうかとも思ったが、やらなくて済みそうだ」

 

 痺れが切れる寸前に遠方に魔力を感じました。来てよかったですね。危うくシグナムが町を大怪獣の襲撃ごとく暴れるところでしたよ。

 

 サーチャーを四方八方向に飛ばす。赤い光が尾を引いて、薄暗い山間では思った以上に目立ちますが、これは監視と布石が目的。さて、この魔力はナノハとフェイト……更に後方から来るのはアルフですね。今の所、2人と1匹以外に魔力は感じない。

 

 サーチャーでしっかりと映像も見ることが出来る。誘導するように一つを飛んでくるナノハの前に飛ばすと、ナノハが微笑するのが見えました。まあ、ちょっとした悪戯心です。

 

 

 

「こんばんは、ナノハ。今日は月が無くて残念ですね」

「うん、こんばんは。今日は真っ暗だけど、シュテルちゃんの飛ばすサーチャーはよく見えたよ」

 

 日はすっかりと落ち、街の光もない山の木々にポツリポツリと私の飛ばすサーチャーが陣取っている。動かすと魔力の残滓を後ろに散らしながら飛ぶので、線香花火のように見えなくもないかもしれませんね。

 

「お久しぶりです、シュテル。シグナムも」

「ああ、久しぶりだな。テスタロッサ」

 

 フェイトもやってきて役者は揃いました。アルフの到着は少々時間がかかるでしょう。それまでには終わらせたいところです。さて、まずは探りを入れるところから。その答えによっては、しばらく付き合って頂く必要ができます。

 

「こんな時間まで管理局のお仕事ですか? 日々の業務お疲れ様です」

「ううん。私もフェイトちゃんも何時もは待機してるだけだから」

「普段は普通の暮らしをしているよ。学校に行ったりとか」

 

 私は局員じゃないとアピールするナノハと、なぜか申し訳なさそうにするフェイト。二人の私生活は、ずいぶんと呑気なものだと思ってしまう。私達は最近、苦労しているというのに。

 まあ、こんな事をしていて、人の事は言えませんか。

 

「では、この後は自宅に戻るのですか?」

「え、えと……そうなるのかな? 報告とかはしなきゃいけないけど」

 

 ふむ。なるほど。つまり、もう来ないということですね。では、これ以上ここにとどまる必要はなくなりました。

 

『シャマル、そろそろ準備をお願いします』

「でも、その前にあなた達に聞くことがある」

『ちょっとだけ待ってて。今、二階に上がるから』

 

 準備が終わるまで、なんとか会話を引き延ばしておきたい。しかし、余計なことも話してほしくないですが。ついでに仕込みもしておきます。

 

「ここで何を? 何か探しているようだけど」

「ええ。ですが、何もないようですから私達は帰ります」

 

 帰ると言いつつサーチャーだけは忙しく動かす。

 

「でも、まだ探しているみたいなのだけど?」

「いいえ。特に意味はありませんよ」

「もし困ってるのなら私も見つけるの手伝うよ?」

「いえ、それはちょっと。敵同士ですし、本当に何も無いのですから」

 

 二人の顔に困惑の表情が広がる。まあ、それはそうでしょう。実際なにも無いのですが、訳ありのようにされれば気にもなります。この事は管理局にも報告されるでしょう。

 

 しばし沈黙が降りる。ナノハとフェイトの後方に、追いついたアルフが見えました。

 

「どうしたんだい? 4人して神妙な顔で会話してさ。それに、この大仰な数のサーチャーは何事だい? 一体何を探してるのって言うのさ?」

 

 フェイトの横まで飛んできたアルフは開口一番呆れたようにいう。まあ、確かに4人で黙って見つめ合っていれば、そうなるでしょう。しかも、サーチャーがそこらじゅうを駆け巡っていれば不審にも思います。

 

「いえ、なんでもないですよ」

『シュテルちゃん? 結界も張り終えて準備出来たわよ』

『了解しました。シグナム、そろそろ行きますよ』

『わかった。合図を頼む』

 

 さて、ではこれで御暇しましょう。

 

「では、これにて失礼致します」

「は? あんた、私達が黙って行かせると思ってるのかい!」

「テスタロッサ。勝負は次の機会にしよう」

「え? シグナム! まだ話が。待って!」

「すまないが今は聞く気はない。シュテル」

「ええ? えええええ!! また行っちゃうの!?」

「今日はここでお開きです」

『始めてください』

 

 シグナムと私をシールドを張り、ナノハ達から距離を取る。その開いた空間に私達のではない魔力光が光る。ナノハの驚きの顔に、私は心の中で謝罪の言葉をそっと言っておきます。

 

 ご友人との楽しい食事会を邪魔してしまい、本当に申し訳ありません。ですが、私達込みは少し先の未来でお願いします。

 

「これって、またあの人の!」

 

 最後に聞こえたのはナノハの叫び声。膨らんだ魔力が爆発するように広がった。防御膜の外では目を見開いてはいられないほどの光が襲っているでしょう。少々優しめですが。

 

 今のうちに私達は距離を取るべく身を翻し、後方へと全力で飛ぶ。そして距離が離れたところでシールドを解除。そのままシャマルの補助を受けてすぐに転移です。怖いのはナノハが砲撃してくることですが、サーチャーを周囲で無軌道に飛ばして魔力を拡散し、居場所をごまかしてはおきました。

 

 結局、砲撃は来ませんでした。

 

 

 

 受け取った白い画用紙にお借りしたサインペンを使ってカラフルに文字を書いていく。お店の奥ではシグナムが筋力を生かして陳列棚を動かしています。

 

 とりあえず、よく目にした“クリスマス予約受付中”と書いて、周りを赤く塗りつぶす。端っこの空いたスペースにはサンタクロースという太ったお爺さんのシールや赤い鼻という花粉症らしい鹿のシールを貼ってみたりしました。商品POP作りが終わったら、今度は全関節可動式サンタを作ってみましょう。

 

 しかし、本当にシグナムが商店街の手伝いを頼まれていたとは思っても見ませんでした。たまに道場には顔を出していたのですね。おかげで、こうしてアリバイ作り利用することが出来ました。

 

『でさ、シグナムとシュテルが急に商店街の手伝いに行って参加できないのを聞いて、はやては残念がってたぞ。まあ、見つかる訳にはいかないのはわかってるから仕方ないんだけど』

『そうなの。アリサちゃんとすずかちゃんに2人の名前を言おうとするから、ごまかすのに苦労したんだから』

『何かを受信する変人にしか見えなかったんだけど』

『ちょ、ちょっとヴィータちゃん!』

 

 なんとなく、想像ができます。シュとかシュテとか言う度にシャマルが大声を上げる様が。二人にどう思われたことやら……きっと怪しまれているに違いありません。変なお姉さんだな位には。

 

 本当に大丈夫でしょうか? シャマルの事は信用していますが、うっかり屋ですからね……。

 

『まあ、2人に私達2人の名前を知られるのは不都合がありますから』

『かっこつけて名前なんか敵を名乗るからそうなるんだよ』

 

 まあ、それはそうですが、やはりナノハを前にして名を名乗らないという選択肢は、私にはありません。

 

『お前も何時かわかるようになる。本当に勝負をつけたい相手ができたときにな』

『はいはい。あたしには一生そんなのできないよ。ほんとお前らバトルマニアコンビだよ』

 

 シグナムはともかく、私がバトルマニアと言われるのは心外です。

 

『それで、食事会はつつがなく終わることが出来たか?』

『ええ、それはなんとか。そうそう、ヴィータちゃんがゲーム大会を開いてくれたおかげで、アルバムは今度見せるって事になったわよ。』

『お前ら、ほんと私に感謝しろよな?』

『わかったわかった』

 

 まあ、とりあえず目的は達したようですね。

 

『2人共、楽しんでくれてたと思うわ。はやてちゃんも楽しそうだったし、2人にお土産も渡したわよ』

『そうか。問題がないならば、それでいい』

 

 ともかく、今回は乗り切れて良かったです。こんな形で計画が終わってしまったら目も当てられません。こんな事はなるべく避けたいので、当分の間は自宅での食事会は無いと信じたいですが。

 

「ところでシュテル。それは何をしているんだ?」

 

 シグナムがいつの間にか背後に回っていました。さすが気配を殺すのが上手いですね。私も見習いたいところです。

 

「これですか? これは全関節可動式サンタを作るため、マネキン人形の首を切断しようとしているところですよ」

「そうか……まあ、お前が作るのだから間違いはないのだろうが、お店の店主が怒らない程度にしてくれ」

「お任せください」

 

 しかしこのマネキン人形は何故同じポーズで固めているのでしょうか?


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