魔法少女LyrischSternA’s   作:青色

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Das Erste Kapitel "Frieden"
1話 修練 6月


「灼熱の炎、我もとに集え。導きにより、炎熱の(つぶて)と成れ」

 

 リンカーコアから魔力が引き出される。掌へと集まった魔力は、すぐに赤く燃える球体へと変化した。

 私が手に入れた私の魔法。元はナノハのアクセルシューターだった物に炎熱変換の特性を付加し、炎弾と化しています。その為か、ややスピードでは劣るものの破壊力と追尾性能は元となったナノハの魔法以上であると自負しています。

 

 生まれた球体を掌に留めたまま、左手に持つゴミ箱から拾った空き缶を上へと投げる。高く垂直に打ち上げた空き缶を狙い、そして手を振った。

 

「パイロシューター。シュート!」

 

 詠唱を完成させ熱を抑えた炎弾を解き放ち、空き缶へと向かわせる。すぐに追いついた炎弾は空へと舞い上がった空き缶が弾く。すぐに弧を描いて戻り、再び缶に当てる。2、3、4。この訓練はナノハがやっていた訓練の模倣です。魔法の発動と管制を補助してくれるデバイスを持たず、己の力のみで魔法を操るシュートコントロール。

 

「アクセル」

 

 ナノハを真似てスピードを上げ、空き缶をさらに頭上高くに打ち上げていく。38、39、40、41。なかなか順調と言えるでしょう。デバイスが無いので誘導管制をすべて自分自身で行っていますから負担は大きいですが、この程度ならばまだ。まだ行けます。

 

 さらにスピードを上げてみる。少し当たるタイミングが遅れる。曲がる時に軌道が大きくなり、当たるタイミングがズレていく。修正を。71、72。そういえば、ナノハはデバイスが数を数えてくれていましたが、私のデバイスは喋ることが出来ませんので、私が数えるしかありません。ですが、これはこれで良しとします。こうして思考しながら魔法を行使するのも訓練になるでしょうから。

 ズレてきました。修正を。

 

「98、99、100。決めます」

 

 100回目に大きく空き缶を上空に打ち上げると、最後におもいっきり缶を狙って当てる。が、缶は弾かれること無く下へと落ちてしまった。これは……ああ、なるほど。

 

「最後に魔力の制御を失敗しましたか」

 

 落ちた空き缶は中央に穴を開け、かろうじて上下が繋がっているような状態でした。私とした事が、つい力を入れすぎてしまったようです。

 

「何が不満なのだ?」

 

 少し離れた場所にはザフィーラが犬……では無く、狼の姿で地面に伏せた格好で私を見ていました。無論、私を監視しているのです。私は守護騎士からは信用されていませんから。

 

「いいえ。大した事ではありません。最後にゴミ箱に打ち込みたかっただけです」

「そうか。しかし、大したものだ。デバイスの補助も無しにそれだけのコントロールをするとはな」

「ありがとうございます」

 

 褒めてもらえるのは嬉しいですが、ナノハは私の上を行きます。自分自身よりもさらに強い相手を知っていると、素直に喜ぶことができません。きっと今もナノハは修行をしている事でしょう。私の方が今のナノハよりも先を歩いているはずですが、努力を(おこた)れば、きっとすぐに追い抜かれるのは間違いありません。

 

「ですが、まだまだ、私の求める強さではありません」

 

 ナノハが失敗していたゴミ箱に空き缶を入れるのを成功させたかったですが、仕方ありません。炎熱変換は威力を抑えるのが難しいのです。威力のコントロールは私の課題かもしれませんね。

 

「何かおかしいところはありませんか?」

 

 ふと、ザフィーラに情報収集がてら聞いてみる。

 

「俺は射撃は得意ではないが……。強いて言えば、二回目に速度を上げた時に軌道が不安定になったところだろうか? その後も少し苦労していたように見えたが」

「そうですね。弾速を上げると起動制御の演算がついていかないのです」

「そういう事に関しては俺よりもヴィータに聞いた方が良い。だが、そこまでのコントロールは出来ないだろうな」

「そうですか。ご意見に感謝いたします」

 

 守護騎士達の使うベルカ式魔法というのは近接戦闘に特化しているはず。ですから、私のようなミッドチルダ式に比べると射撃や砲撃は不得意の分野なのでしょう。そう考えますと、やはり自分で練習しなければならないのです。ただ、問題は練習のレパートリーが少なく、ほとんど自分で考えなければならない事です。

 

 私のオリジナルであるナノハには師匠であるユーノが居ましたから、教えを()いながら魔法の練習が出来ました。その記憶は一部が私に引き継がれているとは言え、それはとても曖昧なものです。また、場所も限られていますから、派手な攻撃魔法の練習は出来ません。

 次元管理局の施設を使えるナノハとは環境が悪すぎます。魔法の練習をするならば、何か対策を考えなければなりません。

 

 ゴミ箱の横にある長椅子に座って魔力をひたすら練りながら、今後の練習方法について検討していると、ザフィーラが動く気配がしました。

 

「そろそろ時間だ。戻るぞ」

「はい。少々物足りませんが、仕方ありません」

 

 仕方がありません。練習を許された時間は夕食前までですから。

 

 山を降りて神社に向かう。山道を歩きながら今日の練習を思い浮かべると、内容にも不満が出てきます。本当は模擬戦というのもしてみたところですが、それは出来ません。何故ならば戦闘行為は一切禁止されているからです。

 

 

 ここでの生活も二週間程が経ちますが、闇の書が起動して以降、蒐集も行われず、事件も起きず、まさしく平和の日々。食事も寝る場所にも困らず、不自由を感じることはありません。

 不満があるとすれば、少し暇を持て余しているくらいでしょうか。二人がいれば、これほど暇を感じるような事はなかったでしょう。

 

 時間を浪費するわけにはまいりません。そこで私は、自己鍛錬や自己啓発に時間を費やすことにしました。自己啓発については、この世界の本を読む事にしましたが、自己鍛錬については蒐集したナノハの断片的な知識以上のものはありません。結果、今はナノハがやっていた練習を真似る程度です。

 

 しかし、ナノハは教えを請う相手が師匠を含め沢山居ましたが、私には居ません。

 別に守護騎士達との関係が悪いから教えてもらえないという意味ではありません。守護騎士達との関係は良いとは言えませんが、聞けば教えてくれる程度の事はしてくれます。現にザフィーラは答えてくれますから。ですが、残念ながら彼らのベルカ式は私のミッドチルダ式とは違うのです。魔法の根幹が異なる為、あまり参考になるとは思えません。

 

 ならば実践訓練をしたい所ですが、これも上手くいきませんでした。主の願いは静かな日常であり、理由もなく戦闘をする事は無いという理由で戦闘行為は禁止されています。

 やや頭の硬いシグナムは、他の守護騎士達にも戦闘を禁じてしまいましたので、他の騎士達も相手をしてくれません。そもそも、頼んでも無理でしょう。私は信用されて居ませんから。

 

 

 自己鍛錬は少し不満ではありましたが、自己啓発の方は問題ない状況でした。図書館という施設に行けば好きなだけ本を読む事が出来るからです。ただ、借りるには図書カードが必要ですので、この世界の一員では無い私には借りる為に必要な個人データが不足しています。

 まあ、それもハヤテのカードを借りる事で一時的には解決しましたが、今後のことを考えたならば、戸籍なるものをなんとかして手に入れなければならないでしょう。

 

 ハヤテはよく図書館には行くようですが、私は一緒に出かけた事はありません。一緒に行く必要が無いという理由もありますが、守護騎士達が私をハヤテにあまり近づけさせたくないという考えも理由です。

 会話の時も間に必ず誰かが居ます。まったく信用されていませんが、しかたのない事です。よって、信用出来ない私には必ず誰かの監視が付いていました。主にザフィーラが見張っていることが多いですね。今日も、魔法の練習のために赴く、少し遠くにある誰も来ない寂れた神社の裏山まで見張る為について来ています。

 

 マテリアルである私と守護騎士達の関係を考えれば、仕方が無いとしか言えませんが。しかし、このまま互いに牽制しあっていても利は無いかもしれません。

 

 もっとも、私は心から信用して欲しいと思っているわけではありません。ただ、過度な警戒心が望ましくないだけです。

 四六時中見張られている間は下手なことは出来ないでしょう。する気もありませんが、かと言って自由に活動できないのは緊急時に不便を生じるかもしれません。状況を教えてもらえないこともあるでしょう。気づけば危機的状況に陥る可能性もあります。そう考えると、今の状況は良いとは言えないかもしれません。

 

 さて、これからどうしたものでしょうか? レヴィなら、間違いなく気にしないでしょうね。そして、いつの間にか警戒心は溶けているでしょう。それはあの子の性格ですから、私には出来ない事です。

 私は努力をしなければならない。

 

「どうかしたか?」

「いいえ。なんでもありません」

 

 とりあえず、帰ってから考えましょうか。まだ焦るほどの状況ではありませんから。しかし、それは良いのですが……。

 

「あなたが居ると、ネコが来ませんね」

「む?」

 

 さっきからチラチラと姿を見せるネコ達も、ザフィーラの姿を見ると逃げていくのです。どうせなら神社に着いたら猫をかまってみたいのですが、これでは出来そうにありません。

 

「せめて子犬くらいの大きさになってもらえないものでしょうか」

「何の話だ?」

「いいえ。別になんでもありません。気にしないでください。ただの独り言です」

 

 見張りはこの際は我慢しますから、せめてシャマルあたりに代わってもらえないものでしょうか。魔力の消費量を抑える意味とハヤテに喜ばれるからという理由で犬形態……ではなく、狼形態で常にいられるのは困ります。そもそも、かなり目立つのです。リードもつけずに歩いていますから。

 

 どうしたものでしょうか……。いっそ、交代を要請してみましょうか? しかし、ヴィータがついてくると面倒ですね。なぜか練習を些細なことで邪魔をされる気がします。

 

 

 

 八神家に戻ると、夕食を待つ間に洗濯物を畳んでおきます。衣食住を提供して頂いていますので、何かをして貢献しなければ恩知らずというものです。それでは私の仁義が通りません。私は受けた恩や好意は返さなければ気が済みませんので。

 それに、借りはなるべく返しておきたいのです。それはもちろん、最後の瞬間には裏切るからですが。

 

 洗濯物が畳み終えた頃、リビングのテーブルに食事が並び始めました。そろそろ食事の支度も終えたようです。今日はトンカツのようですね。マカロニが入ったキャベツやトマトのサラダとご飯が並んでいました。ハヤテは家事が得意なようで、料理もかなりの腕前です。かなりのレベルだと言えるでしょう。我が王も料理をすればハヤテくらいには出来るかもしれません。

 

 そろそろ配膳も終わる頃、私は配膳を手伝っているシャマルの元に自分の分を受け取りに行きます。

 

「私の分を頂けますか?」

「シュテルちゃんのはこっちにあるわよ。でも、いいの?」

「はい。問題ありません」

「でも……」

 

 シャマルが続けて何か言おうとしましたが、私はそれを無視して自分の食事が乗ったトレイを受け取りました。テーブルの上に用意されているのは4人分の食事。ザフィーラは床で食事を取るので下に犬用のペットフードボールに入れて床に置いています。

 何故、ザフィーラはペットフードボールで食べるのかは知りませんが、完全に犬扱いのような気がします……それでいいのですかと言いたくなりますが、本人が納得しているようでした。

 犬形態では人が使う皿は食べにくいのかもしれませんね。

 

 狼形態でした。

 

 トレイを受け取ると二階へと上がります。ここで食べるのは4人と1匹のみです。つまり、私は別の場所で食べています。別にシグナムやハヤテに別の場所で食べるように言われたわけではありません。自発的に別の場所で食べるようにしているだけです。理由を問われれば他人から見ればちっぽけな理由かもしれません。これは私の心の問題なのですから。

 

 それに、将来的に私は彼女達を裏切る予定です。後ろめたい気持ちが無いといえば嘘になるでしょう。だから、あまり仲良くしたいとは思えませんでした。

 ですが、あまり良いことでもないのはわかっています。適度に距離を保つべきです。そもそも、別れて食べることに利が無いわけではありません。この時だけは監視がありませんから。

 

 こんな時、王が居ればこれほど悩むことはなかったでしょう。答えは簡単に導き出されますから。王の判断に任せます。もしくはレヴィが居れば、やはり簡単に解決するように思われます。あの子ならば深く考えることなく思うがままに行動してくれるでしょう。

 

 結局、私達は3人で紫天の書のシステム構築体(マテリアル)なのです。2人が居るからこそ、私は理のマテリアルとして行動できるのでしょう。今は1人ですから、ディアーチェやレヴィの分まで役割をこなさなければなりません。

 面倒なものです。

 

「そんな奴、放っておけばいいじゃん。自分で出て行くって行っているんだから、かまう必要なんて無いよ」

「でも、なんだか追い出しているみたいで、あまり気分は良くないわ」

「本人が望んでの事なのだから、我らが口を挟むことではないだろう」

 

 騎士達の私への接し方は個々別々。ただ、共通するのは好意的なものが無いということです。私は不審者ですからね……当然でしょう。

 

「申し訳ありません。ですが、私は問題ありませんので、どうかお気になさらずに」

 

 受け取ったトレイを持って2階へと向かおうとしましたが、すぐに私は歩みを止めました。進路を塞ぐ車椅子が見えた為です。夜天の主ハヤテ。王に似た姿で車椅子に座り、こちらを見ていました。

 

「何かようですか?」

「シュテルは1人で寂しくないんか?」

 

 私を心配しているのでしょう。表情が曇っています。困りましたね。何故か彼女を見ると、王の姿がちらつきます。嘘をつきたくない気分にさせられてしまう。

 

 ですが、王ではありません。

 

「そうですね……それほどでも無いですよ」

「そうか? でもな、1人よりみんなで食べた方が楽しいんよ?」

「知っています。ですが、お気遣いは無用でお願いします。ハヤテが憂いる必要はありません。では私は行きますので、これにて失礼致します」

 

 これ以上の問答は、この場の雰囲気をさらに悪くしそうです。私は頭を少し下げて礼をすると、ハヤテを避けて歩き、自分の部屋がある2階へと上がりました。我ながら、少し意地悪な言い方が過ぎたかとも思いますが、無理に夜天の主と騎士達の晩餐に入り込む気にもなりません。

 

 さて、今日も本を読みながらご飯を食べましょう。二階にもテレビが欲しいとこですね……。

 

 

 しばらくすると足元からは笑い声が聞こえてくる。明るく笑う声はハヤテですか? うるさく笑うのはヴィータですね。控えめに笑うのはシャマル。笑い声を出さないシグナム。静かなザフィーラ。家族の団欒(だんらん)とは、こうも笑い声がするものなのでしょうか?

 

 1人で寝起きするにはスペースの余った広い寝室。私の音しかしない空間。レヴィが居れば、私の音など聞こえないほどの騒音を(かな)でるでしょう。

 

「ここは、少し広すぎますね」

 

 この領土は1人では広すぎます。

 

 

~~~~~~

 

 

『どうだった、ザフィーラ?』

『いつもどおりだ。特に報告するようなことは何もない。相変わらず誘導弾の制御練習や魔力を練る基礎訓練を続けているようだ』

『そうか。どこかに連絡を取る様子もないのか?』

『少なくとも念話通信をしている様子はなかった』

 

 確か、シュテルには仲間が居るのだったな。今の所、出てくる様子はないが。

 

『わかった。一人に押し付けるようで悪いが、今後もシュテルの監視を頼む。特に通信をしていないか気をつけてほしい』

『了解した』

 

 家に帰り食事を終え、主とシャマルとヴィータが風呂に向かった後でシグナムと思念通信をして報告を終える。とはいっても、この所は特に報告することが無い。神社までの長い階段を登り、さらに裏に回って山を登る。山頂近くの休憩する為と思われる広場で魔法の練習をし、終われば来た道を帰る。その繰り返しだ。

 

 

 妙なことになったものだ。我等と共に闇の書から生まれた、我等とは違うプログラムの魔術師。使う魔法も我々と異なり、仕える主も異なるという異質な存在。闇の書が生まれた時から我等は存在するが、今までに出てきた記憶はなかった。

 

 我等ヴォルケンリッター以外の存在が闇の書に存在したとは考えられなかったが、実際に今ここに居る。この事に我等は動揺はしたが、主が受け入れると決めた事で動揺は一応の終息を見たものの、やはり疑惑は尽きない。

 

 我等は主の騎士であり、主の意志は我等の意志。主の願いは我等の願い。主がそう願い、主がそう決めるならば、我らは黙って従うだけだ。

 

 しかし、だからといって放置はできない。ゆえにシグナムの命を受け、こうして監視しているのだが……やはり、この少女が何を考えてここにいるのかはわからない。シグナムにそれとなく探ってくれと言われたが、今だに知る機会は得られていない。

 

 闇の書の起動からずっと見張ってきたが、シュテルと名乗った少女がした事といえば、こうして1人で魔法の練習をするか、猫と戯れるか、本を読むかだ。我等を無視するのかと思えば掃除や洗濯をするなど、家事には積極的に参加している。これまでのところ、主に害をなすような様子はない。むしろ、家事の手伝いをして助けられているだろう。ただ気になるといえば、我等と距離を置こうとしているところくらいか。

 

 いったいシュテルとは何者なのか?

 

 主の敵なのか、味方なのか。そこが見えてこない。

 

 判断はシグナムがする事だが……。

 

「ところで、ザフィーラ。たまには人の形態に戻ったらどうだ? その姿では不便もあるだろう」

「いや、いい。このままの方が居心地がいいのだ。それに、主の魔力消費を抑える意味もある」

 

 雑談に戻り、普通に会話を再開する。そういえば、闇の書が起動した後に服を主より賜った事があったな。

 今の狼の姿の方が本来の姿であって楽なのだが、シグナム達も主も、そうは思っていないようだ。そもそも主も今の姿を喜んでくれる。夢だったと……ゆえに、人の姿を取る事は戦闘でもない限りは無いだろう。

 

「そうか。ザフィーラがそう言うならば、無理にとは言わないが」

「ああ、そうだ。シグナム。一つ聞きたい事がある」

「ん。どうかしたか?」

 

 形態の話で思い出した。聞いておくべきだろう。

 

「子犬の方が良いのか?」

「ザフィーラ……お前……いや、すまない。私には意味がわからん」

 

 シグナムではわからないか。ならば、シャマルに今度聞いてみるとしよう。 もしかしたら、あのシュテルが事だ。何か理由があるのかもしれない。もし主に益がある事ならば、検討するのも悪くはないだろう。


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