IS《インフィニット・ストラトス》~やまやの弟~   作:+ゆうき+

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31話 模擬線~ふるぼっこの巻~

「さて、それでは山田君のISの準備も終わった様なのでこれから模擬戦を行う。織斑、鳳、オルコット、ボーデヴィッヒ、デュノア、ISを展開して戦闘の準備を始めろ!」

 

 1対5で模擬戦を行うという千冬の言葉に皆固まる。それもそうだろう、仮にも今名前が挙がった5人は代表候補生なのだ。いくら専用機持ちの元代表候補生が相手だとしても、これは余りに酷なのではないか。

 

 そんな中、セリシアとラウラ両名は顔を青くして対策を練り始める。

 

「……まずいな。おい、私が上官になる。作戦を練るぞ。今だけでいい、私に協力しろ」

 

「ええ、同意致しますわ」

 

 しかし、残りの3人は何故? といった表情で首を傾げていた。

 

「いくらなんでも1対5だぞ? 作戦なんか必要ないと思うけど……」

 

「そうよ、私達5人でさえ国を相手取って戦えるくらいの戦力が有るのよ? 心配し過ぎだと思うけど」

 

「油断しないに越したことはないけど、ちょっと考えすぎかな?」

 

 

 

 

 

「……ふぅん」

 

そんな5人の会話を聞いていた真琴は、目を濁らせてながら真耶と緋蜂のフォーマットを始めた。真耶の意識に膨大なデータが直接送られてくる。

 

 情報と言う名の奔流が真耶を襲う。そして眼前に現れては消えていく大量のウインドウ。一度に大量の情報が頭に直接叩き込まれ、真耶は一瞬顔を顰める。それを見ていた真琴は、予めこうなる事が分かっていたのか、真耶に一言謝ると作業を続けるのだった。

 

「ごめんねお姉ちゃん、ちょっとだけがまんして」

 

「……大丈夫だよまーくん。これぐらいだったら、なんとか処理できるから」

 

「お姉ちゃんがどれだけ凄いか、みんなにしってもらうんだ。……フォーマット終了まであと10びょう」

 

「もう、しょうがないなぁ……っと時間が足りないかな。フィッティングは模擬戦の最中にやるしかないね」

 

「うん……ごめんね」

 

「あやまらないの。お姉ちゃんはまーくんが専用のISを作ってくれた事だけでも嬉しいんだから」

 

「うん、わかった」

 

 代表候補生達が作戦を練る中、姉弟の心休まるのか休まらないのか分からない会話は続く。その最中も、真耶の周りを廻っていた二体の緋蜂に忙しなくデータを送り込む真琴。一体、どの様な仕様になっているのか、真琴と束以外に理解できるはずもない。

 

 二体の緋蜂は、生みの親と女王の降臨に歓喜、戦意をどこまでも高めていく。ヴヴヴ、ヴヴヴ、と羽を鳴らし、真耶の周りを回りながら何時でも戦れると言わんばかりに時折真耶の元を離れて、真琴へとすり寄るのであった。

 

 

 機材の撤去が完了。模擬戦の準備が全て終わり、戦いに参加しない千冬と真琴は指令室に、その他の生徒達は観客席へと移動していた。真琴からの信頼を得ている千冬は、予め緋蜂の詳細データを受け取っていたのだ。そのスペックを見て千冬は愕然とする。それもそうだろう、この仕様だと観客に被害が及んでしまう。そのため、今回はわざわざアリーナを借り、このような処置を取ったのだ。

 

『準備はいいか、それでは、これより模擬戦を始める』

 

 試合開始のアラームが鳴り響く。ついに、世界最強の名声を早くも勝ち取ろうとしている第4世代のIS「緋蜂」が動き出した。

 

「……行きます!」

 

 対する5人は、ラウラが司令塔となり各々に指示を出している。しかし、まだ何処か心の中で油断が会ったのだろう、明らかに統率が取れていない3基のISが居た。

 

『とりあえずは様子見かな? 僕は援護射撃に回るよ』

 

『あたしと一夏は突撃をかけるわ。一夏、遅れるんじゃないわよ!』

 

『ああ、わかっている!』

 

 勢い良く真耶目がけて突撃を掛ける一夏と鈴。そして、追従するシャルル。しかし、それは悪手。相手のスペックが判明してない以上、無闇に突撃を掛けるなど愚の骨頂だ。

 

『くっ……馬鹿が!』

 

『ちょ、お待ちなさい! 先ほど遠距離から様子を見ると申したではありませんか!』

 

 代表候補生達は先ほどある程度の作戦を練っていたみたいだが、ラウラに良い感情を持っていない一夏や鈴は、それに従うのを良しとしていなかった。シャルルもどちらかというとラウラに良い感情を持ってはいない。

 

 連携が取れない味方はある意味敵より厄介だ。最悪フレンドリーファイアし兼ねない。

 

 ラウラは5人が中、遠距離から威嚇射撃をし、相手の武装を確認するという作戦を立てていたが、いきなりその作戦は潰えてしまった。早くも足並みが乱れてしまった代表候補生達の隙を逃すはずもなく、真耶は冷静に対処を行う。

 

『『えっ?』』

 

当然、受け止められる。それも、二人の攻撃を同時にだ。

 

 一夏と鈴が放った斬撃は、4本のマニュピレーターで難なく防がれ、一瞬ではあるが無防備な瞬間を相手に曝け出してしまう。

 

 戦いに置いて、一瞬の隙は命取りだ。それこそ格上の相手に対しては特に。

 

 真耶がそれを逃すはずもなく、二人に収束率を限界まで下げた粒子砲を撃ち込みながら、スカートに装備している針で一夏を突き刺した。

 

―――ERROR! ERROR!

 

 瞬間、一夏のハイパーセンサーが誤作動を起こし、彼のディスプレイに大量のエラー表示が浮かび上がった。

 

『きゃあっ!』

 

『うわっ! なんだこれ!』

 

『一夏、大丈夫!?……うわわ!?』

 

 直後に襲いかかるシャルルの銃撃を難なくかわし、シャルル目がけて一体目の緋蜂が弱めの弾幕を放つ。散弾銃の様に纏まった弾丸が、高密度尚且つ不規則な弾道を描きながら高速で襲いかかるそれを、初見で避ける事など不可能に近い。戦闘開始僅か10秒足らずで、一夏は一時的に戦闘不能、鈴はシールドエネルギーを2割、シャルルもシールドエネルギーを1割程削られていた。

 

『……驚いたね。これが真琴が開発した最先端のISかぁ』

 

『馬鹿が、あれ程油断するなと言っただろう』

 

『あなた達は真琴さんと山田先生を甘く見過ぎですわ。……しかしこれで近距離での戦闘は難しいと言うことが分かりましたわ。一夏さん、下がっていなさい』

 

『分かった。……しかしなんだこれ、ハイパーセンサーがやられちまったみたいだ』

 

『蜂らしい攻撃だね。毒というか、ジャマーみたいな物なのかな? ……迂闊に接近できないね。中距離でもあの弾幕を張られたらかなり厳しいと思う』

 

 未だ全ての武装を見せていない緋蜂を目の前に、代表候補生達は攻めあぐねていた。

 

 

 一方、指令室では研究員が慌ただしく、そして忙しなく動いていた。緋蜂とその専用機のデータ取りを行う為だ。

 

「相変わらず、真琴君が作るISは馬鹿げた性能を持っているな」

 

「まだ一次移行していないですし、ぜんりょくを出しているというわけではないんですが」

 

 千冬と真琴は模擬戦を冷静に観察、解析を行っていた。未だ一次移行していない緋蜂に少し振り回されている様子の真耶を見て、真琴は溜息を洩らす。

 

「まだふたつの緋蜂がぜんりょくでこうげきしていない訳ですし、ほんりょうを発揮するのはこっからですよ織斑先生。一次移行しないと、緋蜂はぜんりょくでこうげきできないんです」

 

「……そうらしいな。スペックを見る限りでは、二体の緋蜂が弾幕を張ったら回避は難しい。国家代表レベルになっても被弾は免れないだろう」

 

 ディスプレイに映し出されている映像は、5人の代表候補生が一人の教員に翻弄されているという画だった。面白いように回避先や移動先を読まれ、的確に集束砲と緋蜂による弾幕を喰らい、代表候補生達のシールドエネルギーはグングン減って行く。攻撃を仕掛けようにも、緋蜂が的確に反撃、相手の移動先に弾幕を置いている。唯一対抗できているのは、真琴自ら改造を手掛けたブルースカイくらいのものだ。

 

 そして戦闘開始から数分立って、パソコンを弄っていた真琴の表情が変わる。

 

「そろそろ一次移行するとおもいますが、セシリアさんとラウラお姉ちゃんいがいの方はボロボロですねぇ……」

 

「……このタイミングで一次移行か。さて、どうなる事やら」

 

「一次移行するとき、たぶんですけどじゃっかんの違和感があると思うんです。そのときに攻撃をうけなければいいんですけど」

 

「5人相手に被弾ゼロで勝つつもりなのか? それはさすがに無理だろう」

 

「う~ん……」

 

 

(やっぱり代表候補生って言ってもまだ一年生、色々と動きに無駄があるかな。……それにしてもまーくんが作ったISはすごいなぁ、さすがまーくん。世界一の研究者だね!)

 

 5人を相手にしながら、真耶は冷静に観察を行っていた。……それと、真琴へ対する賛辞。戦闘中にも関わらずブラコンぷりを発揮する辺りが、真耶が真耶たる所以なのだろう。戦局的には、圧倒的に真耶が有利。一夏、鈴、シャルルは既にシールドエネルギーの残りが2割を切っていた。ラウラは冷静に対処し、被弾を極限まで削っているが、それでもエネルギー残量は半分を切っている。

 

(こっちの武器のエネルギー消費はそれほどじゃないし、打ち続けても問題ないかな。収束砲のエネルギーが切れたら本体かのエネルギーが取られちゃうから気をつけないと。それに……セシリアさんが予想以上に、やる)

 

 ここで健闘を見せているのがセシリアだ。ピンポイントバリアのおかげもあり、彼女は被弾しつつも積極的に反撃を行っている。今の所ダメージを与える事はできていないが、徐々に対処できるようになっているため、このままいけば一矢報いる事くらいはできるだろう。

 

(問題なのは何時一次移行が来るかって事かなぁ。まさかそれまでに模擬戦が終わるってことは……くっ!?)

 

 このまま真耶のワンサイドゲームで終わるのではないかと誰もが思い始めた時、緋蜂の動きが一瞬止まった。

 

そう、一次移行が始まったのだ。

 

 他のISと違い特殊な構造をしているため、一次移行の際どの様な挙動を見せるのかは誰にも予想できていなかった。そのため「一次移行が来る」という事しか分かっていなかったのだが……

 

 その隙をラウラやセシリアが逃すはずもなく、一斉に砲撃を浴びせる。

 

 ラウラはレールカノンを。セシリアはブルースカイによる一斉射撃を。シャルルは両手に構えたライフルによる掃射を。鈴は龍砲による衝撃砲を。

 

 皆の攻撃を一気に浴び、真耶は爆炎に包まれる。逆転劇の始まりを告げるであろうその轟音を皮切りに、アリーナに歓声が響き渡った。

 

 

『やったか!?』

 

『油断するな。あれくらいで弟君が作ったISが堕ちるわけが無いだろう』

 

『……しかし規格外よね、緋蜂って。あたしのISも改造してもらおうかなぁ』

 

『すごいね真琴のISは。5人相手にしても互角以上、ううん。圧倒的な強さを見せつけられた気がしたよ』

 

『……皆さん、お喋りはそこまでですわ。どうやらセカンドステージが幕を開けた様です』

 

 5人は様子を伺いながら、緋蜂の性能の高さに舌を巻いていた。しかしセシリアの言葉を皮切りに慌てて臨戦態勢に戻る。

 

 煙で視界がゼロになっていたが、次第に景色が晴れて行く。完全に煙が無くなり視界が元に戻った時、5人の表情は絶望に染まっていた。

 

 何せ、外見でダメージが入ったかどうか分からない程、緋蜂は無傷に近かった。そして何より、今までの機械翼と違い、光の翼を装着した緋蜂が佇んでいたのだから。

 

 その時、5人のISがプライベート・チャネルが通信受諾のサインを示し、真耶の声が脳内に響き渡った。

 

『皆さん一年生で良くここまで耐えたと思います。でも、これ以上模擬戦に時間を割いてしまうと他の生徒さん達に教える時間がなくなってしまいますので、そろそろ終わりにしますね』

 

『『『『『えっ?』』』』』

 

 一次移行が完了したことにより、緋蜂の単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)の発動が可能になった。

 

 真琴が真耶の事で知らない事などない。それこそ相性の事など、手に取る様に分かるのだ。一次移行、相性の最適化を行ったことにより、それは発動した。

 

 

「絶対包囲」

 

 

 緋蜂を中心とした半径数十メートルに、シールドエネルギーを消費して脱出不可能な球状の結界を展開。その上で、緋蜂による一斉砲撃を行うと言う物だ。

 

 真耶は一瞬で5人の中心に位置取り、素早く絶対包囲を発動。

 

『用意はいいですか?』

 

 彼女の言葉と同時に二体の緋蜂が激しく公転を始め、絶望とも言えるほどの一斉掃射を行い始めた。

 

『ちょ、何よこれ!? こんなの避けられる訳ないじゃない!!』

 

『真琴の奴、相変わらずすげぇISを作るなぁ……』

 

『呆けてないで避けろ馬鹿! ……くそっ、弾幕が厚過ぎる!』

 

『くっ……これはちょっと厳しいね』

 

『こんな馬鹿げた攻撃、そう長くは続きませんわ! とにかく距離を離して回避行動を取らないと!』

 

 

 距離を取れば弾幕の隙間が大きくなり、逃げ出せると判断した皆は次々に距離を取ろうと試みるが、一定の距離を取った所で不可視の壁に阻まれ、愕然としていた。

 

 圧倒的なエネルギーの奔流をその身に受け、5人の専用機持ちはなす術もなく被弾、次々に堕とされていく。

 

 

『『『『うわああああっ!?』』』』

 

 唯一、ピンポイントバリアを搭載していたセシリアは次々に被弾しながらも反撃を試みていたが、8体全てのブルースカイが緋蜂によって落とされてしまい、ムーンライトでの反撃を試みることしかできなくなっていた。

 

 真耶は更に追い打ちをかける。二体の緋蜂による砲撃の最中も、可変集束粒子法での追撃を行っていたのだ。一瞬の油断すら見せない彼女の瞳には、真琴を守って見せるという強い意志の元、静かに炎が燃え盛っていた。

 

 

 こうして模擬戦は、5人全員の撃墜という結果で幕を閉じたのであった。

 

 

 

 模擬戦が終わった後、一夏を始めとする専用機持ちはがっくりと肩を落として皆の元へと戻って行った。

 

「なんだよあれ……真琴すごすぎだろ」

 

「痛たた……あんなんどうやって勝てっていうのよ!」

 

「だからあれ程油断するなと言っただろうが……」

 

「凄かったね……うん、これなら真琴にお願いできるかも」

 

「わたくしのブルースカイを持ってしてもワンサイドゲームで負けてしまいましたわ……」

 

 真耶もISを解除し皆の元へと向かって行ったのだが、スカートの裾をくいっくいっとい引っ張られて後ろを見やった。そこには「ねぇ、ぼくがんばったよ! ほめてほめて!」と言わんばかりにウサギの耳をピコピコと忙しなく動かし、何かを期待するような眼差しで彼女を見上げる真琴が居た。

 

 今、もし仮に真琴に尻尾が付いていたら、千切れんばかりの勢いでブンブンと振っていたであろう。そんな真琴をみて真耶が放っておくはずもなく、手を繋ぎながら彼の頭を撫で、皆の元へと向かっていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、これで真琴君のISと山田先生の腕が如何に優れているか納得できただろう。貴様らなどまだひよっ子にすら慣れていない卵だと言う事を理解しておけ。以後、鍛錬に励むように」

 

 むしろ世界最強レベルのISを相手にしてあそこまで健闘できた5人を褒めるべきなのだろうが、勝っても負けても善戦しても兜の帯を締めすぎて窒息しろと言うことなのだろう。千冬からは辛辣な言葉しか出てこなかった。

 

「ちなみに、真琴君にISの開発を依頼したい場合、私に連絡を取れ。そこで許可が降りたらIS学園で会議を開き、更に許可が降りたら真琴君へと連絡が行く手はずになっている。……もしくは、直接真琴くんに依頼するんだな。出来れば、の話だが」

 

 この話を聞く限り、真琴に直接依頼を掛けたほうが遥かに楽に思えるが、実はそうではない。彼がIS学園に居る時は常にセシリアとラウラ、そして一夏に簪、更には鈴というボディーガードが付いているのだ。事実、それを知らない生徒がちらほらと見受けられ、真琴に直接会いに来ているのだが、真耶公認のボディーガードであるセシリアがことごとく追い返している。ここにラウラが加わるのだ、それは更に苛烈を極めるだろう。ならばその護衛を懐柔するのが手っ取り早いが、彼女らは世界の裏を熟知している。よほどの事が無い限り、それも難しい。

 

 真琴は緋蜂の調整をするために、再び機材を搬入し始める。生徒達は何やらグループを作って実習を行うみたいだが、真琴はそれを気にするでもなく研究員達と共に先ほど採取したデータを解析し始めた。

 

 が、ここで実習に使うISの事を思い出した。実習に使うISは打鉄が3機、ラファールが2機なのだが、その中に真琴が改造を施して性能が著しく上がってしまったラファールが紛れ込んでいるのだ。

 

 それに気付いた時は時すでに遅し。シャルルの班が既に持って行ってしまい、実習を始めていた。

 

 どうやって声を掛けようかな~と思っていた真琴だが、まぁいっか。と自己完結し、解析したデータを照合し始める。予想通り、シャルルの班から悲鳴が巻き起こった。想像以上のスペックを誇るラファール・リヴァイヴmk2を生徒が機動してしまい、地上を猛スピードで駆け巡っていたのだ。

 

「きゃあああああああ!」

 

「あ、あれ? ラファールってこんなにスペック高くないはずなんだけど」

 

「……しまった」

 

実習用のISに紛れ込んでいたラファール・リヴァイヴmk2の事を思い出し、頭を抱える千冬。そして困惑の色を隠せないシャルルを見て、真琴はクスリと笑うと再び作業に戻るのであった。

 




―――そういえば、この前改造したラファールってどこにいったんですか?

―――……あれがそうだ

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