ミッドに移り住むことを決めた僕は物件探しにミッドへやって来た。ついでに聖王協会にも寄ったり色々用事があるんだ。仕事がオフのフェイトちゃんとなのはさんが案内してくれることになってたんけどね。
それがどうしてこんなことになってるのか……見渡す限り辺り一面火の海。地獄の様相と化したミッドチルダ臨海空港。今更思い出したけどこれって臨海空港火災事件じゃないか。ナカジマ姉妹が取り残されて、なのはさんとフェイトちゃんに救出されるあの事件。
原作ではやてちゃんが凍結魔法で空港の外から一気に熱を奪って消火していた。だけど僕は空港の中。また時空管理局にも正式局員として所属していない。原作との差異と世界のシナリオのギャップに僕は巻き込まれてるわけだ。
『はやて、大丈夫?』
おっと、フェイトちゃんからの念話が来た。こっちは大丈夫だよ、一般ピープルの避難も完了してるからね。
『なのはから連絡があったんだけど、陸士108部隊長の娘が二人まだ見つかってないんだ』
『名前と容姿は?』
『データ送るね。名前はギンガ・ナカジマと妹のスバル・ナカジマだよ』
『わかったよ、僕も探す。フェイトちゃんも気をつけてね』
『うん、それじゃ』
やれやれまた原作と差異が出来そうだ。なのはさんとフェイトちゃんが二人を見つけてくれるといいんだけど。
「ロード!」
丁度いいタイミングで呼び寄せたアギトが合流してきた。これで消化活動が出来る。
「アギト、道中の火は消してきたかな?」
「もっちろん!」
原作では全員避難してから凍結魔法で一気に消していたけど、そんな悠長に待っていられない。
「一気に消してしまおうか」
「流石に一気には出来ないよ」
ふふ、アギトは自分が消火しなければいけないと思ってるね。確かにそれは間違っていないけど、間違っている。
「いや、一気にやるよ
「えっ⁉︎」
「リインには内緒だよ」
アギトは信じられないといった表情で僕を見ている。それもそうだ、今までアギトとはしたことなかったからね。
「えっ? えっ? あたしと……してくれるのか?」
「そうだよ。今まで待たせてゴメンね、アギト」
アギトはポロポロと涙を零し始めた。ありゃりゃ泣かすつもりはなかったんだけどなあ。これは待たせすぎたみたいだね。
「うっうっ、はやてぇ〜」
アギトは泣きながら僕に縋り付く。キャワいいな、ペロペロしよう(変態)
「ほらいつまでも泣いてないで、早くしないとリインが来ちゃうよ」
「わ、わかったよ」
「さあ、いくよ」
「あっ待ってくれ」
「ん? どうしたの」
アギトは目を逸らしモジモジして人差し指をツンツンと付き合わせながら恥ずかしそうに呟く。
「ユニゾンするときに……その……して欲しいんだ」
「ん、何? 聞こえないなあ(ゲス)」
「あの、だから……ユニゾンする時に……あたしとキスしてくれ!」
目をギュッと閉じて真っ赤な顔で叫ぶアギト。何この可愛い生き物、もう我慢出来ない!
「ちゅっ」
「あっ♡」
ピカッと光ってユニゾンイン。全くアギトは可愛いなあ、帰ったらペロペロしよう。
スレイプニールの漆黒の翼は炎に変わり、髪と瞳は炎髪灼眼となった。何処のくぎゅだよ!
「アギト、張り切りすぎだよ。もっと抑えて」
『イエス、マイロード』
烈火の剣精たるアギトは二つ名の通り炎に関する能力を備えている。それは炎の生成・操作だけでなく、消火も可能。ここまで言えば分かるよね。アギトとユニゾンすることにより、この空港の火を全て支配下に置いて消してしまおうという魂胆さ。凍結魔法で消火するよりはるかに安全。精密操作の必要もないから手加減不要だよ。
『
僕を中心として広がる球状は炎を消し去る特性を持たせた結界だ。中に囚われた炎は全て例外なく消火される。
『火は消しといたよ。これで焼け死ぬことはないから安心だよ』
『流石だね、はやて』
『あたしのロードだぞ。当たり前じゃないか』
念話で僕を讃えるフェイトちゃんに、当然だと言うアギト。ぶっちゃけアギトがいないと出来ないんですけど……まあアギトがご機嫌だしいいか。少なくとも火でどうにかなる可能性は無くなったし、ゆっくりは出来ないけど探し回る余裕は出来たはずだ。
「アギト、来る途中で背の高い石像みたいなのなかった?」
『うーん、いや見てないな』
僕が探すのはスバルのほう。足場が崩れて落っこちるギンガはフェイトちゃんが助けてくれるはず。それにナカジマ姉妹にはウイングロードという固有魔法がある。それにギンガは陸士候補生、魔法が使えるからスバルより生存率は高い。一般人を守るために魔力切れだったら笑えないけど……でももう火は消したからこれ以上魔法を使う事態にはなりにくい。やはり僕はスバルを探すべきだね。
『ロード! あそこに女の子が!』
おお、何と言うご都合主義。なのはさんとフェイトちゃんは見つけてくれなかったか、あれはどっちだろう。泣きながら歩いているところを見るとスバルっぽいね。あ、あれが例の崩れる石像さんですか。
『危ない!』
アギトの声と同時に石像が倒れかかる。どう見ても直撃コースです、本当にありがとうございました。
『
あらら、ユーノくん謹製のチェーンバインドを使ったつもりが、炎熱変換で違う魔法になっちゃったぞ。ぱっと見、バインドの拘束に火属性の攻撃力を持たせたような感じだ。石像だから燃え千切れたりはしないだろうけど、魔力をもっと通せば焼き切ることも不可能じゃないかな。今度、次元犯罪者に使ってみよう(鬼畜)
女の子は迫り来る石像に目を閉じて身を硬くしていたけど、いつまで立っても来ない衝撃に目を開けた。魔法を維持するのめんどうだから早くそこからどいて欲しいな。ふわりと飛んでスバルらしき女の子の前に着地。所々煤で汚れてるけど、怪我はないみたいだ、よかったよ。
「やあ、大丈夫かい。君はスバルちゃんでいいのかな?」
「う……うん」
このちっこい女の子がスバルらしい。というか本当に小さいな。このくらいの年齢ならもう少し身長があるはずなんだけど。ま、地球基準の話だし、戦闘機人のこの子には当てはまらないんだろうね。
「アギト、ユニゾンアウト」
『ええーもう終わり』
アギトの至福の時間を奪うのも気が引けるけど、火の恐怖に晒されていた子に対して炎髪灼眼に炎の翼とかどんな嫌がらせだよ。トラウマってレベルじゃねえぞ。
「さ、もう大丈夫だからね。外でお父さんが待ってるよ」
僕はなのはさんみたいに安全な所まで一直線とかやりません。だって火はもう消えてるからね。僕がいれば瓦礫が落ちて来ても大丈夫だし、フロアごと崩落したら流石に消し飛ばすけどね。
「ロード! 上から女の子が!」
「何だって⁉︎」
親方!空から女の子が……じゃねえよ!どう言うことだオイ!フェイトちゃんは間に合わなかったのか⁉︎ウイングロードはどうした?まさか魔力切れ⁉︎不味い!原作との差異がここに来て悪い方に傾いた⁉︎
「アギト! スバルちゃんを守れ!」
「イエス、マイロード!」
「羽ばたけ、スレイプニール!」
フェイトちゃんみたいにブリッツアクションやソニックムーブを使い慣れていれば、シーダをすれ違い様に空中キャッチするパズーの真似が出来たのに。
「
ベルカ式の高速移動魔法で距離を詰める。間に合うがキャッチは危ないからしないよ。カッコつけたいけど僕には無理だ。リインフォースがいれば出来るけど。
「フローターフィールド!
ベルカ式魔法陣のフローターフィールドで衝撃を和らげて、ホールディングネットのベルカ版とも呼べる魔法でキャッチ。どうやら気を失っているようだね。落ちてる途中で気を失ったのか、魔力の使いすぎで気を失ったのかわからないけど。
髪が長いし、顔立ちも似ている。この子がギンガで間違いないだろう。ギンガも地球基準と比べるとやはり小さい。とは言ってもスバルよりはマシだ。そして小さい割に重い。女の子に重いっていうのも失礼だけど、基礎フレームとかそのあたりの重量があるんだろうね。
「ギン姉!」
僕が女の子を抱えて戻ると、スバルが名前を呼びながら近づいて来た。
「大丈夫だよ、気を失ってるだけだから」
スバルはそれでも気を失ってるギンガが心配みたいだ、姉妹愛だね。
『フェイトちゃん、聞こえる?』
『うん、聞こえるよはやて』
『捜索中の二人を保護したよ。姉の方は気を失ってるけど、外傷なし。妹のほうも無傷で意識はハッキリしているよ。今から戻るって伝えておいてくれるかな』
『了解』
さあ、二人を抱えて戻ろうか。アギトは小さいから抱えるのは無理があるし、僕が抱っこするしかないか。ギンガを背中に背負いなおす。
「スバルちゃん、おいで。外に出るから飛んで行くよ」
「うん!」
ギンガが見つかって一安心したのか、元気が良くなった。近寄ってきたスバルを抱っこして自分ごとバインドで固定する。これで落っこちることはない。
「飛ぶよ、羽ばたけスレイプニール」
「わぁ、凄い」
「ん? 空を飛ぶのは初めてかな?」
「うん! ありがとう、お兄さん!」
ギンガが起きてたら少しはサービスするんだけど。気絶してる人にアクロバットな飛行は良くないからね。しばらく行くとフロアが一部崩落して道を塞いでいた。進むにはこの瓦礫を消し飛ばすしかない。他の道探すのもめんどうだし時間がかかる。
「あ、行き止まり……」
スバルが塞がった道を見て呟いた。なのはさんみたいにぶち抜くと、建物が崩壊する二次災害が起きる可能性があるから出来ないよ。なのはさんは類稀な空間把握能力で、ここをぶち抜けば大丈夫という計算の元にやってるらしい。流石、主人公だね。
なのはさんのディバインバスターを僕の空間攻撃適性にアレンジした砲撃魔法を使う。名付けて
「フォトンランチャー!」
「凄い! 凄い!」
「あたしのロードなんだから当然だろ!」
スバルちゃんが喜んでくれて何よりです。アギトはさっきもフェイトちゃんに似たような事言ってなかった?
僕の魔力光で白く輝く太めのレーザービームが瓦礫を消し飛ばす。なのはさんのより威力は低いけど、持続性・操作性・貫通力に優れているんだ。
砲撃魔法に操作性?と思ったドクシャ=サンはいいところに目をつけたね。なんとこのフォトンランチャーは掃射出来るのだ!考えてほしい、ディバインバスターが追いかけてくる様を!悪夢以外の何物でもない(鬼畜)
因みにこのフォトンランチャーを同時に複数、全方位に一斉掃射するノ○ディ○ショ○ル・レーザーなる魔法も用意してある。まあ、使い所が全く無いんだけどね。味方ごと撃つ魔法とか使えないよね、あはは。
控え目に僕達が通る分だけ瓦礫を消して進んで行く。その後は順調に進み、外に出ることが出来た。外は既に暗くなっていて、夜空は星が満天だ。
「うわぁ綺麗……」
スバルはギンガが一緒にいるから結構余裕があるっぽい。原作ではなのはさんに憧れるフラグがあったけど、僕が助けちゃったから僕にフラグが立つの?
「ありがとう、お兄さん」
「どう致しまして」
どうせフラグが立つなら立たせようじゃないか。
お っ ぱ い フ ラ グ を な !
「そうだ、スバルちゃん。お礼として大きくなったらおっぱい触らせてくれないかな?」
「うん! いいよ!」
「ロード! 触るならあたしの触れよ!」
「アギトは小さいからなあ……」
「そ、そんな……」
「大きくなったらお兄さんにおっぱい触らせてあげる!」
「うん、お兄さんとの約束ね。他の人には内緒だよ(真ゲス」
「わかった!」
その後は陸士隊・隊長ゲンヤ・ナカジマ氏に姉妹を届けて別れた。フェイトちゃんとなのはさんと合流するまで妖精サイズのアギトのちっぱいを指でグニグニして遊んでいると、またやってるの。となのはさんに呆れられた。ア、アギトが触れっていったから触ってるんだからね!勘違いしないでよね!
合流した二人は何処に泊まるか聞いてきたので聖王教会に泊まるようになっていると告げて解散。原作みたいに三人一緒のベッドでにゃんにゃんしてお泊りとか出来ないよ。だって僕が男の子だからね。出来たら出来たで問題だけど。
なのはさんとフェイトちゃんも年齢と共にいいおっぱいになった。けどなのはさんにはユーノくんがいるし、フェイトちゃんとやっちゃうとすずかちゃんに申し訳ないからね。残念だね。
教会に行くと守護騎士たちがお疲れ様でしたとお迎えしてくれたよ。ついでに廊下に教会騎士がズラリと並んでた。そういえば僕は人命救助して来たんだった。忘れてたよ。
出迎えにカリムまで出て来るなんて珍しいね。いつもはお堅いシャッハも素晴らしい、さすが夜天の王すばらしいと大絶賛。労いにおっぱい揉ませろって言ったらヴィンデルシャフトで殴りかかって来たよ。周りの教会騎士が必死で止めてたけど(ニヤニヤ
偶然居合わせた夜天の王が空港火災を一瞬で鎮火。避難活動に尽力。取り残された管理局員の娘二人を救助!聖王教会の人気は鰻登りだね!
管理局もなのはさんとフェイトちゃんをワッショイしてたけど、僕が派手なことしちゃったからあんまり目立ってない。なんかかなり余計な事仕出かしたかも。もうミッドを歩けないんじゃないかな……
消火活動に当たってアギトとユニゾンしたことがリインフォースに暴露ちゃってさあ大変。ユニゾンデバイス同士仲良くしないといけないよ。ツヴァイもオロオロしているから仲良くしてあげてね。
仲良くなるようにベッドの上で二人まとめて可愛がってあげたら解決した。さすが僕だね、自画自賛だよ。
翌朝、起こしにきたシャッハが裸のまま同衾している僕たちを見て破廉恥だのなんだのと煩かった。なのでちょっとおっぱいモミモミしてあげたら顔を真っ赤にして走って逃げて行ったよ。あれは処女だね。あんまりからかうなってカリムに注意されちゃった。反省反省。
この日は教会内で昨日の救助活動を評価されて叙勲されちゃった。これで何個目だったかな?闇の書事件で管理局と教会から一個ずつと、夜天の書と守護騎士たちの歴史的発見で教会から一個、次元犯罪者を血祭りにあげて管理局から一個、今回の救助活動で一個、管理局からも何かあるらしい。式典とかめんどいから出たくないんだよ。あ、歴史的発見はユーノくんも一緒にしてたからユーノくんのおかげでもあるんだけど。
教会の偉い人の相手をするめんどうな仕事をしてたら一日が終わってしまった。あれ?物件探してないよ……
後日行われた式典でなのはさんとフェイトちゃんに会ったけど自分の部隊うんぬんの話は誰もしなかった。だって誰もそんなこと考えてないもんね。話し込んでたらなんか雑誌とか記事に使うとか言って三人一緒に撮影させられたよ。もちろん僕が真ん中、なのはさんとフェイトちゃんのおっぱいが僕の腕に当たってラッキー。後日その写真でミッドのインターネット掲示板が怨嗟の声で凄かったとは聞きたくなかった。
そのまま両手に花でフェイトちゃんとなのはさんの男除けになってたらクロノくんがやってきたよ。本局じゃなかったの?え、今回の事件は高エネルギーのロストロギア暴発によるもの?それに即対応する部隊を作りたい?何を言っているんだお前は?
寝言を言うクロノくんをくろかわっ!して別れると地上本部レジアス・ゲイズ中将がやってきた。ハイエースみたいな名前のおっさんだ。むさ苦しいけど力士的な身体つきは評価出来る。加えてミッドチルダの守護者的な位置付けの要人だ。それが何故、僕のところに?
なんの話かと思ったら局員の娘を救ってくれてありがとうとか言われたよ。横にはゲンヤ・ナカジマ氏もいて僕びっくり。僕は原作はやてちゃんみたいに犯罪者扱いされてないから変な事は言われないよ、リンディママさまさまだね。もしかして地上本部にスカウトしにきたの?と思ったら絶対に局員にならないでくれと言われた。どうやら局員になると本局に引っこ抜かれると思ってるみたいだ。
そもそも教会所属の僕を無理矢理本局になんか引っ張ったら教会が黙っていない。教会から騎士の出向とかして上げてるのに金や権力にものを言わせて優秀な騎士を取り上げたりしてる本局の黒い上層部。レジアス氏は同じ局員として申し訳なく思ってるみたいだ。レジアス氏は詫びを、ゲンヤ氏は礼が出来ないかと申し出てきた。断っても悪いからアレをお願いしようか。
「パンプアップ!」
「むおおおおおおおおおおおおおお!」
「はああああああああああああああ!」
「ああ、主はやてのいつものアレが始まった……」
「諦めろシグナム。あたしはもう諦めた」
「主が楽しそうで何よりです」
「ザフィーラも脱いだ方がいいんじゃないかしら?」
「うむ」
「ロード……」
「凄い筋肉ですぅ〜」
守護騎士たちの呟きも僕には届かない。バリバリ、ビリビリと力任せに制服を破りながら筋肉を膨らませて、長年鍛え上げられた身体を晒す二人。レジアス氏は服の上からは肥満とも思える体型だがその実態は違う。肥満に見えるほど筋肉が搭載されているのだ。腹は出てしまっているが腹筋は衰えておらずブヨブヨなどではない、カッチカチだ。ゲンヤ氏はぱっと見、中肉中背かと思いきや僕の睨んだ通り訓練は欠かしていないようで、引き締まった肉体をしている。
「ブラボー! おお、ブラボー!」
二人の年齢を感じさせない肉体に僕は大絶賛。何故か他の陸士隊員までも脱ぎ出してポーズをキメる始末。本局に魔法資質が優秀な局員を引き抜かれる地上本部は、足りない魔力を物理で補う必要がある。故にこの肉体。魔法資質に胡座をかいて研鑽をしない本局上層部の脂肪の塊ども見ているか!これが力だ!これが筋肉だ!これが地上本部だ!僕の声を聞けえええええええええええええ!
「さあ、記者ども! 存分に撮るがいい! これがミッドチルダを護る力だ! 魔力資質に恵まれない彼らが弛まぬ訓練によって辿り着いた境地! 魔法が使えない? それがどうした! 彼らは護っている! 魔法が使えなくともこのミッドチルダを守っている! その証拠が彼らの身体に志と共にある! 刮目せよ! 地上を護る彼らの勇姿を! オォォール、ハイィィル、マッスルゥゥーウゥ!!」
「オール、ハイル、マッスル! オール、ハイル、マッスル!」
「集え戦士たち! 地上本部は魔法が使えなくても君たちを歓迎する! 守りたい思いに魔法資質は関係ない! その思いを筋肉に乗せて戦えば如何なる強敵も打ち破ることが出来るぅ! 筋肉万歳!」
「オール、ハイル、マッスル! オール、ハイル、マッスル!」
こうして未来への平和は紡がれるのだ。筋肉に向かって……
「あの……これ生放送……」
筋肉マスターはやて 〜ミッドチルダの戦士たち〜 完
たまには筋肉もいいよね
ご愛読ありがとうございました。