とある少年が、全女性ジムリーダーのおっぱいを揉むという夢を抱いたそうです   作:フロンサワー

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 ロリ回だと気合いが入る僕はロリコンだろうか? いや、違う(反語)。


10歩目 チャンピオンのアイリスちゃん

 

 ども、ライムっす。今日は龍の里って村にいます。辺りを少し見渡せばドラゴンタイプだらけ。マニアが見れば発狂ものだ。まあ、僕はしないけど。

 狙うはイッシュ地方チャンピオンのアイリスちゃんだ。ポケモンリーグが休みの期間、この村で過ごすらしい。らしいんどけど……。

 

「どこにいんだよ、アイリスちゃん……」

 

 ひとしきり龍の里を探し回ったけど、手掛かりすら掴めない。

 気づけば、空には綺麗な満月が浮かんでいる。夜になっちゃったし、今日はもう諦めるしかないかな。野営の準備でもしますか。

 さっきから複数の視線を感じるけど、多分野生のポケモンだろうな。気配の隠し方が上手だもん。寝込みを襲う気か?

 とりあえず、サッちゃんと一緒に寝ればいいか。サッちゃんの「てめえら邪魔したらぶっ潰すぞ、あ?」オーラで人っ子一人近づいてこないし。無論、野生ポケモンも例外ではない。

 まず、その辺の枯れ木を集めよう。火を付けないと寒いし。

 

「ねえねえ、何してるの?」

 

 上から声がした。見上げると、そこには雲に乗る小さな女の子がいた。

 キたああああああああああ!!! アイリスちゃんだああああああああ!! 可愛いよおおおおおおおお!!!!

 よくよく見れば、雲だと思っていたのはチルタリスだった。そりゃそうか、人間が雲に乗れる訳ないよね!! 人外の皆さんでも…… 無理だよね?

 満月を背景に、華麗に地面へと降り立つその姿はとても幻想的だった。着ている服装も合わさり、まるで天女様のように見えた。

 

「天女様……」

「んーん、天女様じゃないよ! あたしはアイリス!! よろしくね!!」

 

 KAWAEEEEEEEEE!!!!!

 早くおっぱい揉みたいよおおおおおおおお!!!!

 

「みんなー! ここはあたしに任せてー!!」

 

 アイリスちゃんがそう言うと、僕へと向けられた視線が無くなった。

 流石は龍の心を知る娘。野生ポケモンすら説得するとは。

 

「僕はライム。こちらこそ宜しくね」

「ここはねー、少し怒りん坊なドラゴンが沢山いるんだよ? そんな場所にいたらとっても危ないの!」

 

 危ないと言われてもなぁ……。

 シロガネ山と比べたら、そこまで脅威でもないし。

 

「大丈夫。僕、意外と強いんだよ?」

「強いの!? なら、バトルしよう!!」

 

 ……マジで?

 お近付きになれるとはいえ、これは悩まざるを得ないぞ。相手は現チャンピオンだし。闘ったとして、ちゃんと勝負になるのかな……?

 でも、ちょくちょく四天王に勝ってるしなあ……。意外といけるか? うん、やるだけやってみるか。

 

「じゃあ、やろっか!」

「やったー! ありがとー!」

 

 モンスターボールに手を掛ける。

 久しぶりに彼女の出番だ!!

 

「頼んだ、サッちゃん!」

「お願い、オノノクス!」

 

 僕のモンスターボールからはサーナイトことサッちゃん、アイリスちゃんのモンスターボールからはオノノクスが現れた。

 

『ライムさん、今日は私が上に―――って、ポケモンバトルですか……』

「上も下もなった覚えがないから」

 

 オノノクスか……。攻撃力がべらぼうに高いからな。注意しなくちゃ。

 さて、記念すべき初チャンピオン戦だ。出し惜しみは無しで、全力で闘いにいかなくては。

 

「てな訳で、いってみましょうメガシンカ!!」

『あっ、忘れてなかったんですね』

 

 はっはっは、忘れてなんかないさ。使う機会が無かっただけだよ、うん。

 左手の薬指にあるメガリングに触れれば、メガシンカでき―――

 

「………あれ?」

 

 メガリング、無くね?

 

「あれ、あれれれれ???」

『ライムさぁ〜ん…………』

「バックの中、バックの中にあるから多分!!!!」

 

 バックを探しても見つからない。

 どうしよう、サッちゃんが無表情なんですけど。絶対怒ってるだろ!!

 思い出せ! メガリングを外した時を思い出せ!!

 

『ライムさん、私は別に怒ってないですよ。さあ、早くメガシンカしましょうよ』

「……え、いや、キーストーンが無いとメガシンカできな」

『愛が有れば関係ないです!!』

「それはおかしい!!」

 

 サッちゃんに股がられた。抜け出そうにも、まったく動けない。全体重をかけているのか、はたまたエスパーパワー的なのを使っているのか。

 何をする気ですか!?

 

『ほらぁ、一緒にメガシンカしちゃいましょうよぉ』

「メガシンカするのはサッちゃんだけで――― むぐぅ!!??」ズキュウウウウン

 

 サッちゃんの口が僕の口を塞いだ。

 待て待て待て!! この光景はアイリスちゃんに見せられな――― オノノクスがその巨体でアイリスちゃんの視線を遮っていました。ナイス!

 口の中を触られる感覚がした。さては舌を入れやがったな!! って、何で右手がそっちに伸び【自主規制】

 

 

 

 

★☆★☆★☆

 

 

 

 僕の大切な何かを引き換えに、サッちゃんは本当にメガシンカした。だけど、時間はかかった。待ちくたびれたアイリスちゃんはすっかり夢の中だった。実際、夢の中で助かったけど。

 ポケモンバトルも開始し、メガサッちゃんとオノノクスは激闘を繰り広げた。チャンピオンだけあり、半端ない強さだった。メガシンカしなかったら勝負になったかどうか……。

 あ、メガリングはポッケに入っていました。手を洗うときに外して、そのままポッケに入れっぱなしにしてたっぽい。

 

「そういえばさ、アイリスちゃんこそ何でこんな場所に?」

「んー? あたしはねー、雲の上を冒険してたんだよー!」

 

 成る程、道理で見つからない筈だ。まさかずっと空にいたとは。

 しっかし、そんな格好で空をうろついていたら本当に天女様と間違えられそうだな。

 

「さてと、僕も野宿の場所を探さないとな。いい場所が見つかるといいけど……」

「それなら、あたしの家に泊まればいいよ!」

 

 ひゃっふぅ! チョロいぜ!!

 

「だけどさ、いきなり泊まるだなんて悪いよ」

「心配しないで! ポケモンバトルのお礼だから!!」

「そう? なら、お言葉に甘えて」

 

 チルタリスに乗り、アイリスちゃんの家へと飛んでいった。

 大きな木が見えたかと思うと、その根元に木造の家があった。あれがアイリスちゃんの家か。

 家の中に入ると、アンティークな内装が僕らを出迎えてくれた。是非、老後にはこんな家で住みたい。

 

「ただいまー…… って、ありゃ? 誰もいないみたい」

 

 イエス!!!! 実にイエス!!!!

 この好機は死んでも逃さん!!!!

 

「そうだ。この家に泊めてくれるお礼にマッサージしたいんだけど、どうかな?」

「わーい、やったあ!!」

「じゃあ、このベッドの上で横になって」

 

 横になったアイリスちゃんの腰の上に股がり、両手を置いた。

 うおおおおおおお、背徳感が半端ねええええええ!!!! 腰に座ってはいないけどね。やったら流石に怪しまれる。

 最初はちゃんとマッサージするとしよう。アイリスちゃんはピッチピチなロリッ娘だし、肩や腰にコリはないだろう。ここは純粋にリラックスできる揉み方でいくとしよう。

 アイリスちゃんの腰に少しだけ体重をかけ、良い感じに押しほぐした。

 

「んっ…… 気持ち良いかも……」

「それは結構」

 

 腰、背中、腕、足と。順調にマッサージを続けていく。

 さあ、次は――― おっぱいだ。腕を体の真正面に回し込んだ。

 

「ひゃっ!? ラ、ライム!?///」

「大丈夫、マッサージだから。何もやましい気持ちなんてないよ。本当だよ」

「な、ならいいケド……」

 

 しゃああああああ!!!!! 柔らけええええええええええ!!!!!

 おっと、ちゃんとマッサージっぽく触らないとな。効果? 胸が大きくなるんじゃないですかね(適当)?

 両手の指先をおっぱいが当たるか当たらないかの位置で留めた。そして、クルクルと円を描くように手を動かした。

 当たるか当たらないかだってのに、柔らかさがダイレクトで伝わってくる。指先だけってのもオツだよね。

 心なしか、アイリスちゃんの息が荒くなっているような気がした。あかん、リラックスできてない!!

 やり方が駄目だったのか? 実際、おっぱいのマッサージ方法なんて知らないし。仕方ない、普通に揉むか。

 少しだけ強めにおっぱい揉んだ。この他の部位より1.5倍くらい柔らかい感覚が堪らねえ!! 寄せ上げれば少しだけ浮き上がるちっぱいが堪らねえ!!

 

「ふみゅうううううう!!!!///」ビクビクビックーン

 

 五本の指を懸命に動かす。

 気分はピアニスト。アイリスちゃんのおっぱいという鍵盤で最高の音楽を奏でているんだ!!

 …………ふぅ。落ち着け、僕。流石にこれ以上は危ない。やめるべきだ。

 

「これでおしまいっと。どうだった?」

「とっても気持ち良かった!! なんか、胸の奥がきゅ〜っとして、フワフワってなって!! ねえ、もう一度やろうよ!!」

「なん……だと……?」

 

 ひゃっふぅ!! アンコールは予想していなかったぜ!! こうなったら、全身全霊でアイリスちゃんの期待に応えるしか―――

 

 

 

 ズゴォォォォォォン!!!!

 

 

 

 突然、ドアが吹き飛んだ。

 勢いは止む事を知らず、ドアは壁に激突した。渇いた音が響いたかと思うと、地面には粉々になったドアの残骸が散らばっていた。

 のそり、とドアのあった場所から壮年の大男が現れた。

 竜の下顎を彷彿させる立派な髭、鍛え抜かれた逆三角形の肉体。人外にカテゴライズされると一目で分かった。

 

「あっ、おじいちゃん!」

「なんですとぉ!?」

 

 おじいちゃんと呼ばれだ大男はゆっくりと僕に近づいてきた。あまりの威圧感に後ずさる。だけど、直ぐに背中が壁にぶつかった。

 大男はぴたりと立ち止まる。あかん、腕のリーチ圏内や!?

 

「はじめまして…… そして、さよならだ」

 

 大男の右腕がぶれた。

 本能に従い、首を横に傾ける。無理矢理な回避が災いしてか、態勢が大きく崩れた。けど、パンチは躱せた!!

 何かが砕ける音がした。チラリと壁を見ると、丁度拳と同じ大きさの窪みができていた。

 ふと、鋭い痛みを感じた。タラリ、と頬に一筋の血が伝った。大男のパンチは完璧に躱した筈。恐らくだけど、拳圧で頬を切られたんだ。

 なんて恐ろしい威力……! 直撃したら間違いなく詰む……!!

 いや、戦慄してる暇はない!! 2撃目が来るぞ!! 集中しろ!!

 今度は大男の右脚がブレた。頭の左側を庇うように両腕で防御すると、その直後に鈍い痛みが奔った。骨が軋み、肉が震える。尋常じゃない痛みだ……! あと2発くらえば折れるかも……!!

 先のドアのように吹き飛ばされた。踏ん張る余裕すら無い。壁に激突する寸前に態勢を立て直し、どうにかその衝撃を殺した。ドアみたいに粉々になんなくて良かった……!!

 

「アイリス、私は少しこの少年と話をしたいから、外で待ってなさい」

「うん、分かったー!」

 

 アイリスちゃんは外に出てった。スプラッタ映像を見せたくないからですか、そうですか。

 

「上手く捌いたな。だが、次は無い」

「っ!!??」

 

 大男が突貫してきた。その巨体には見合わないスピードだけど、どうせそうだろうと思ったよ!!

 小屋から出て全速力で走った。その筈なのに、大男との距離を詰められない。僕とタメを張るとか!! マジでスタミナオバケかよこの爺ちゃん!?

 

「YESロリータ、NOタッチの戒律を忘れたのか貴様は!!」

「僕はロリコンじゃない!! 分け隔てなく全ての女性のおっぱいを愛でてるだけだ!!」

「貴様のような者がいるからッ! ロリコンは世間から冷遇されるッ!!」

「知るかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 1日中竜の里を駆けずり回りました。まだまだ鍛錬が必要だな。

 

 

 





 さあみんな! 【自主規制】を解除するには「サッちゃんは純粋無垢超絶美麗清純美メスポケモン」って唱えるんだ!!
 どうでもいいですが、シャガは正統派ロリコンなイメージ。
 感想・評価してくれると嬉しいです。

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