超次元特急カレイドライナー   作:朽葉周

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04 ちさめちゃん、『魔』改造計画

 

 

修行をつけるといっておいて何なのだが、先ず最初に千雨にはオーラ(霊力)に目覚めてもらうべく、その手の事に詳しい零次の元で修行してもらう事となった。

本来であればその辺りも葵が見る、と言う選択肢もあったのだが、葵は葵で千雨のために色々と準備する必要があったため、効率を考えてその仕事を零次に任せたのだ。

――本来なら年下の女の子と二人っきりで修行なんて中々無いシチュエーションだというのに、誰が好き好んで一人で金槌を振るわなきゃならんと言うのだ。

まぁどちらにしても千雨ちゃんのためなのだと、そう自分に言い聞かせて。葵はカンカンと槌を振るう。

葵が先ず最初に手をつけたもの。それは、千雨が逃げ延びる為の補助装備だ。

千雨に課されることになる修行、これから行なわれる修行は、その全てが基本的には千雨が生き延びる為を前提にと考えられている。

戦う為ではなく、生き延びる為、逃げ延びる為のもの。

ただ最大の問題点として、千雨自身は『戦う者』ではない。見た限りでも、彼女は『考える者』なのだ。

故に、そんな彼女の欠点、身体能力を補う為に、それを補う為の装備を開発する必要があったのだ。

「………」

暗い空間にキン、キン、と金属を打つような音が響く。

そうした能力を補助する為の装備、というモノを作るのは、何も初めてではない。

葵はエヴォリュダーと呼ばれる新人類に属する。が、このエヴォリュダーが最大の力を発揮するのは、自らの勇気を無限に奮わせられるという状況でなのだ。

然し葵はその性質上、火が入るのに時間が掛かる――暖機に時間が掛かるタイプの人間なのだ。

最初から全力を出せれば、それはそれで強大な力を震えるのは間違いない。けれどもそれが出来ないのが葵であり、出来ないのなら出来ないで、それを補う術を考えるのも葵なのだ。

其処で葵が生み出したのが、SSPA、セルフサポーティングパーソナルアーマー、ストレートに訳せば『自動的に補助してくれる専用鎧』となるものだ。

異能故にGクリスタルを生産できるなんていう破格の力を持つ葵だ。全ての力を存分に振るい、自らの欠点を補うべく生み出された鎧。嘗て見た破壊神を模して、Gアーマーと名付けられたそれ。

そんな過去の技術を下地として、今度は誰かのためにその腕を振るう。

気付けば自分のために鎧を打ったときよりも、一層熱を籠めて槌を振るう自分に気付く。

「……熱血なんて似合わないんだけどなぁ」

けれども、その時、誰かのためにと、熱を籠めて槌を振るう。苛烈ではないけれども、それでもそれは間違いなく熱血に分類される感情だったのだろう。

その事に気付いた葵は、自らの感情に苦笑を零しながら、なら箱の感情を全て注いで最高の品を仕上げて見せようと、更に槌を握る手に力を籠めたのだった。

 

 

 

    ◇

 

 

 

千雨が自ら力をつけることを決めたその日、先ず最初に行なわれたのは、いきなりの実技指導――ではなく、知識面からの導入であった。

「まず、長谷川嬢……いや、あえて千雨と呼び捨てにさせてもらう。千雨には、オーラに目覚めてもらおうと思う」

「オーラ?」

「ああ。中国語で氣とか訳される力で、我々は霊力をコレに当てはめている」

ホワイトボードの前に立って千雨に言葉を話すのは、指揮棒のような木の杖をフリフリと振るう零次だ。

「千雨に霊力を修得してもらう理由に、先ず隠密性と言うものがある。この世界のファンタジーで主流となっている力は、前述の通り『気』と『魔力』だ。この二つの違いは覚えたかな?」

「えっと……確か気が生体反応から生まれるエネルギーで、肉体の強化に有利、反面火とか水とかの属性に変化させるのが難しくて、逆に魔力はそういうのが得意な代わりに生身の戦闘に使うには向いてない、だっけ」

「大体正解だな。加えて言うと、魔力は気に比べて、世界(精霊)の力を借りるため、気に比べて簡単に成果を得られやすい。その代り環境によっても多少魔法の質やらが左右されるし、同等の気と魔力をぶつけると“濃さ”で気が勝ってしまう、と言う面もある」

まぁ個人の気力や魔力量なんぞが拮抗することは先ず無いし、気にしても仕方のないことではあるのだが、とノリノリで語る零次。

「で、千雨に霊力を修得してもらうわけだが、この霊力と言う技術、実はこの世界では既に廃れてしまっている。何故だと思う?」

「えっと……他の二つに比べて弱いとか?」

「一概にはそうとも言えん。まぁ圧倒的な実力差が有る場合は難しいが、霊力と同等のその他の力をぶつけ合わせた場合、先ず間違いなく霊力が勝つ」

というのも、そもそも人間の扱っている気という力は霊力の派生した物であり、魔力と言うのは『地球と言う惑星の持つ霊力』を人間が取り込み精製したものを指しているのだ。

つまりは原油と精製油の差。燃料として優れているのは精製油ではあるが、質として重く汎用性があるのは原油なのだ。

「まぁその反面物理干渉力は魔力に負けるし、肉体強化なんかも気力には劣る。利点もあれば欠点もある」

「それじゃ……?」

「答えは修得し辛い、というものだ」

霊力の修得は難しい。基本的に霊力に目覚める人間と言うのは、『目覚めやすい血筋に生まれる』か、あるいは『目覚めざるを得ない状況に出くわす』かの二通りしかない。

目覚めやすい血筋と言うのは、それこそ霊能力が一つの力として認識している世界ではなければ早々確立しないし、千雨は当然そんな血筋ではない。見鬼の力はあくまで突然変異だ。

「じゃぁ、如何やってそんな力に……」

「実に簡単で、臨死体験をしてもらう」

「へ?」

「肉体から少しだけ魂をずらして、その魂に私の霊波を当てる。その霊波による刺激で、千雨には強制的に霊力に目覚めてもらう」

「……それって危険は無いんですか?」

「無論ある。が、『交通事故にあってあの世を見て目覚めた』だの『悪霊に取り付かれて半死半生の目に会って目覚めた』とかよりは余程安全だ」

目覚めざるを得ない状況なんていうのは、大概がそんなモノだぞ、と言う零次に、まぁ確かにそれに比べれば随分とマシなのだろうと千雨も思う。第一此処には千雨だけではなく、零次という監督者が居るのだ。偶発的に目覚めるよりは余程安全だろう。

「さて話を戻すが、修得が難しいという不利点を持つこの霊力だが、一つぶっ飛んだ性能を誇る。それが『霊能力』だ」

「……何か違うんですか?」

「霊力というのはいわば燃料だ。無論この燃料を武器にする、という手段もあるのだが、霊力を燃料として、魔力に対する魔術のような『力』をあつかうことを霊能力という」

この霊能、というのが厄介な物で、魔法のように型式が決まったものではなく、体系立てて編み出された『霊能』であっても、術者本人にもその霊能力が形になるまでは、どのような形になるかは完全には理解しきれないのだ。

とはいえ霊能の歴史と言うのを重ねた世界もある。ある程度威力を抑える事で、霊能の規格化に成功した世界と言うのも存在している為、一概にそうであると言い切れはしないのだが。

「霊能力の形成は、霊力を使えることが前提に、『技術』『意志』『願い』その他諸々の要素が絡み合って形成されるものだ。中には願望機を生み出す霊能なんてものもある」

最もその願望機を生み出すのが人間である以上、人間の全てをかけても届かないというような事は出来ないのだが、と。届かないものを届かせるからこその願望機だというのに、それでは意味があるのだろうか。

「まぁ千雨が固有霊能に目覚めるのはまだ先だ。千雨には固有の霊能ではなく、規格化された霊能である『霊子演算』を修得してもらう事を計画している」

「えっと、葵が言ってた、『頭の中に演算機を突っ込む』って奴ですか?」

「そうだ。雑な言い方ではあるが、人の思考能力を格上げする事で、基本的な制御力や、思考による未来演算などを可能にする、と言うものだ。簡単に言うクソ凄いマルチタスク能力だ」

実に解りやすく纏めた零次。唯一つ気になる点があるとするならば、その『クソ凄いマルチタスク』というのは、千雨の頭に負担を掛けたりはしないのか、と言う点だ。

確かに話を聞いていると凄い、というか便利そうな能力であるという事はわかる。ただ、それで脳にダメージを受けたとか、そういう事に成るのは千雨としては御免被りたい。この若さで認知障とか絶対嫌だ。

「錬金術師としての技量を高めて、霊子ハッカーになる、とかだとカウンターを喰らってそうなる可能性もあるが、基本的な霊子演算に関してはその問題は無いよ」

霊子演算というのは、物質として存在する『脳』に重なるように、霊的な演算装置を用意するというモノだ。多少脳に負担がかかるというのも事実だが、精々勉強するときに集中する程度の負担だ。

「勉強するとき程度の負担で、運十倍のリソースが得られるならお得だと思うが?」

確かに便利そうな力で、尚且つ負担も納得いく。問題は、それが千雨本人に修得できるのか、という点なのだが。

「その点は全く問題ない。何せ此処にはその手の知識に詳しい人間が五人も居るのだ。誰か一人でもオーバースペックだというのに、それが五人。喜ぶがいい千雨。これほど恵まれた環境など他には無いぞ!」

千雨は知らないことだが、カレイドライナーの搭乗者は、肉弾戦の戦闘能力が最下位の零次であっても、同系統のアルビレオ・イマと正面から撃ち合って無傷で完全勝利出来る程の実力者なのだ。

カレイドライナーの主である車掌はもとより、道具使いのひびき、平行世界を限定的に操るルビー、竜魔人に虚無の担い手にエヴォリュダーと、彼らが全力で行動すれば魔法世界を焦土にするのに半日、魔法世界を光にするのに一日も掛からないのだ。

『指導者として優れているか』は別として、確かに実力者としては桁外れな面々に鍛えられる事は、まぁ実力をつけたいという人間から見れば天国に見えるかもしれない。……まぁ、前述の意見はかなり奇特な人間の物だろうが。

「あぁ、そうそう、デメリットと言うわけではないが、霊力の扱いを身につけた場合、先ず間違いなく千雨の見鬼の力はその精度を増すだろう」

「見鬼……精度が増すとどうなるんですか?」

「特にどうも。力の流れとかを見取りやすくなったりする程度だろう。術の修得なんかには有利だろうな」

そう軽く言う零次に、その程度であれば今とさほど変わりないのかもしれない、と頷く千雨。然し千雨はこの時にもう少し詳しく確認しておくべきだったのだ。

霊力に目覚めてしまうと、必然的に見鬼の力が増す。目に見えないものが見えるという力が強くなるという事の意味を。

……千雨も中学生の女の子だ。オバケなんて当然にがてだった。

「それじゃ、パパッと千雨を霊力に目覚めさせるか」

「はぁ……そんな気軽な物なんですか?」

「ああ、正しい目覚め方さえ確立させてしまえば霊力に目覚めさせるのはそれほど難しい事じゃないんだよ」

言いつつ千雨を何等かの円陣に招き入れる零次。五芒星の描かれたその円陣は、所謂魔法陣と言うヤツにも見える。

「五芒星は『正しい力の流れ』の象形だ。これで周囲を囲い、霊的に無防備に成る千雨の霊体を外部から守る、というわけだ」

霊力の扱い方も知らない魂なんて、弱点丸出し以外のなんでもない、とか。

「因みに零次さん以外で、霊力を扱うっていうのは?」

「俺は専門がオカルトで、霊も魔も気も扱えるが……葵のジェネシックオーラと辰巳のドラゴニックオーラは『分類的には』霊気だ。ひびきちゃんはアルファっていうオーラ使いだけど、道具によっては魔力(祝福)も使うし……」

「霊力使いのほうが多いんですね」

「魔力は環境によって左右されてしまうからな。私達は宇宙空間で戦う事もある。宇宙空間だと地球のマナは得られないからな」

とはいえ、目視可能範囲であれば、地球や月から力を借りることも出来なくは無いのだが、アルファケンタウリだとかバーナード星系だとかで戦闘することも有る為、そもそも『旅人』である彼らは依存系の力はあえて使わないのだ。

「と、用意が出来たな。それじゃ――結界を展開、これより施術を開始する。行くぞ千雨、自分の中の力を感じ取ってみるが良い」

「えっと、宜しくお願いします」

そういって魔法陣に力を流し込んでいく零次。徐々に光り始める魔法陣は、次第にその輝きを増していく。

あふれ出す力に曝された千雨は、何となくむず痒いようなものを感じつつも、言われたとおり自分の内にあるという力に意識を集中しようと……。

「なに、大したことは無い術式だ。霊体に霊波を当てるから、ちょっと気持ちよくて気を抜いたらそのままポックリ昇天してしまうかもしれないが。何も 問題 ない。直ぐ終わる」

「ちょっと待てぇぇぇっ!!!!」

慌てて叫ぶ千雨だったが、既に時遅く。

「にぎゃあああああああああああ!!!!!」

用意された客車の一室に、千雨の愉快な悲鳴が空しく響き渡ったのだった。

 

 

 

    ◇

 

 

 

精神と時の部屋、というのがある。元ネタは某ドラゴンなボールを集める物語なのだが、これは強大な敵に対して主人公達を急遽成長させる為の、時間短縮手段として存在する。

パワーインフレの激しい物語なんかでは、この手法は度々用いられる。例えばネギま世界で言うダイオラマ魔法球だとか、GS美神でいう老師の亜空間だとか。

この『時間と空間のズレた世界』というもの。カレイドライナーの技術であれば、案外簡単に再現できてしまったりする。

まず時間。これは実に簡単で、某世界で蒐集したタキオンシステムを利用する。限定空間におけるタキオン(時流素子)の流動を加速させる事で、それに伴い範囲外との時間の流れに差異が生まれる。

コレに結界だとかなんやかんやでより明確に範囲を指定し『区切る』ことで、時間の流れのズレた空間を生み出す事ができた。

次に現実には存在しない『架空の空間』に関して。これは案外色々な方法が存在している。

例えば型月世界に存在する、魔法に最も近い魔術――固有結界。これは現実世界に重なるようにして別の世界を描く、という魔術だ。世界を上書きするという行程が世界に喧嘩を売っているため、あまり長持ちしない術式でもある。

他にも似たようなものでEX!のヒーローの持つ固有結界だとか、ちょっと違うが前原圭一の固有結界とか……は、さすがに違うか。

そうしたわけで、亜空間を作る技術と言うのは割りと存在しており、カレイドライナーにはそれら技術が幾つも蒐集されているのだ。

 

で結局の所、延々と前置きを話して、何が言いたいかと言うと……。

「でけた」

目の前に佇む深紅の機械鎧。外部時間で七時間。加速実時間で一月。

汎用基本フレームを流用して時間を短縮したとはいえ、それでも一月も掛けて完成された機体。そう、葵は延々と加速された時間の中で一人機体開発を続け、そうして外部時間で一日、一日でそれを作り上げてしまったのだ。

――名を、“アストレア”。正義の女神の名を冠した機体である。

元ネタはガンダム00外伝シリーズに登場する、第二世代ガンダム。それを元ネタとしたMS少女をモデルに開発したSSPAである。

「後はコレを千雨が気に入ってくれるか、なんだけど」

葵は開発した後から気付いたのだが、普通に考えれば、千雨に渡すのであればMS少女ではなくて魔法少女コス、せめてストパン辺りを狙うべきだったのだ。

ただそもそもの開発目的が、魔法に関わらない事、もしくはその手の案件から逃げ延びる事であるため、ぱっと見で『魔法関係』と悟られない装備である必要があったのだ。

MS少女アストレア姿の千雨。如何見ても魔法関係者とは思われない、コスプレ少女にしか見えないだろう。然しその実は最新というか異世界技術をふんだんに使って生み出されたパワードスーツなのだからもう。油断したところをバッサリ、である。

性能としては、この世界では桁はずれた物となっている。何せ本物のGNドライブと、制御回路にGクリスタルが埋め込まれている。

ビームライフル、ビームサーベルを初め、GNランチャーまで搭載している為火力は十分。機動力も竜魔人にこそ追いつかないが、仮に千雨がIS世界に行っても性能だけで戦えるレベルの代物に仕上がっている。

問題は防御性能で、中~遠距離以上からの攻撃はシールドシステムによって十分防御できるのだが、シールドシステムより内側にもぐりこまれてしまった場合というのがどうなるか解らない。

とはいっても、千雨が霊力を操れるようになれば、Gクリスタルを介してジェネシックオーラを扱える為、一切問題はなくなってしまう。

まぁ元々汎用型として設計されている為ある程度……魔法で言えば白き雷くらいまでならば直撃してもバリア無しでも耐えられる設計になっている。至近距離から千の雷を食らえばさすがに壊れるだろうが……。

「よし、それじゃアストレア、以降千雨の事をよろしく頼むぞ」

そういって、その深紅の装甲をポンと叩く葵。その途端、アストレアの胸部レンズがまるでそれに答えるようにふわりと光って見せて。

「ん。それじゃアストレア、待機状態に」

それに満足そうに頷く葵は、アストレアの深紅の装甲に手を当てたままそう命じる。と、その途端アストレアは紅い粒子光を撒き散らし、その姿を紅い金属に覆われた緑の石へと姿を変える。

所謂待機状態と言う奴だ。元ネタはインフィニット・ストラトス。ISコアの代わりにGクリスタルをコアとし、秘匿性と機動力を向上させたのだ。

更にこの状態でもアストレアに仕込まれた情報知性体(AIの類)によって自立機動が可能。待機状態でも慣性制御装置を操る事によって自由な稼動が可能。これによって万が一千雨から離れてしまった場合にも、独自に千雨の手元に帰還することが可能!

良い仕上がりである事は間違いないと内心で頷きつつ、アストレアを片手に作業室から足を踏み出した葵は、そのまま車両を移動し、零次と千雨の元へと向ったのだった。

 




SSPA アストレア
元ネタは機動戦士ガンダム00。インフィニット・ストラトスなど。
汎用骨格に科学技術の範疇で十分再現可能な技術を持って製造された、深紅の機体。
IS技術が転用されており、コレによって待機状態からの量子変換による持ち運びなどが可能。
GNドライブは小型オリジナル。Gクリスタルをコアに保有している。
GNフィールド、シールドバリア、ジェネシックオーラの三重バリアでかなり硬いが、シールドバリアはアクティブ動作で、パッシブはジェネシックオーラとGNフィールド。ジェネシックオーラは体力を消費してしまうので低燃費可動。となるとGNフィールドが最重要となるのだが、射撃装備を乱用するとエネルギー不足でフィールドが薄くなるという弱点がある。
Gクリスタル以外に、聖遺物やオカルト系の技術が殆ど使用されていないという特徴を持つ。
■霊子演算
クソ凄いマルチタスク。並列思考、直結しての高速演算も可能。
コレだけでは『頭の回転が速いだけ』で終わるが、魔術と組み合わせることで術式の高速展開、錬金術でゴーレムの多重操作など、様々に応用が効く。
千雨の場合は戦術思考とSSPAの精密操作に当てられる予定。

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