調律者は八神家の父   作:鎌鼬

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第伍幕 征服王

 

 

結界内の状況は三つ巴となっていた。一つはなのはを襲ったヴィータとそれを助けに来た仮面の三人組、一つはなのはを助けに来たフェイトとアリスとユーノとアルフ、そして残った一つは結界を破壊して乱入してきたイスカンダルとライダーを名乗る戦車(チャリオット)に乗った偉丈夫。二つの陣営がライダーを警戒している中で銃剣の仮面を被った御門とアリスは、

 

 

「「(なんで征服王さんがいらっしゃるんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?)」」

 

 

絶賛混乱中だった、それこそ心の声が同音になるほどに。

 

 

ーーーーーー征服王イスカンダル、名前としてはアレクサンダー大王の方が馴染みがあるのかもしれない。僅か二十歳にしてマケドニアの王となり東方遠征を行って行く先々にある国を次々と征服していった王。

 

 

「そこの娘!!」

「な、何だよ!!」

 

 

そんな彼がヴィータを名指しで呼んだ。ライダーに威圧されてかヴィータは御門の背後に隠れて顔だけ覗かせてそれに応じる。

 

 

「先の戦い、誠に見事であった!!」

「ーーーーーーは?」

 

 

誰が言ったのか分からないがそれはこの場にいた全員の言葉を代弁していた。突然乱入してきたかと思えば出てきたのが賞賛の言葉となれば呆気にとられても無理はない。

 

 

「それほどの齢にしてあれほどの戦いを行えるとは・・・・・・実に素晴らしい!!我が軍門に下り、共に戦う気概は無いか?」

 

 

続いて出てくる勧誘の言葉でさらに場が混乱することになる。それもそうだろう、いきなり現れたかと思えば出てきたのは勧誘の言葉。まともな常識を持つものからすれば頭が可笑しいのではないかと思われても仕方のない。

 

 

「無論貴様だけではない、この場にいる全員に問う!!我が軍門に下り、余と共に剣を振るわないか?」

 

 

そして勧誘の対象はこの場にいた全員に向けられることになる。それはそうだろう、敵だというそんな些末なことはライダーに取っては関係ない。気に入った者を軍門に加える、それだけなのだから。

 

 

「・・・・・・それはすなわち、我らに主を裏切れと言うことか?」

 

 

口を開いたのは烈火の仮面を被ったシグナム。ライダーの堂々たる風格に威圧されることなく答えられたのは彼女が歴戦の騎士であったからであろう。

 

 

「ふむ・・・・・・まぁぶっちゃければそうなるわな。それが嫌だというならば、その主共々我が軍門に加えよう」

「・・・・・・愚問だな。我らが忠誠を捧げたのは主のみだ」

「同感だ、我は主の牙となり盾となると誓った。それを他の者に捧げるつもりはない」

「同じく、俺はあの人の思いに共感して(こうべ)を下げたのだ。それなのに勧誘されたからはいそうですかと容易く鞍替えするつもりはない」

「誰がてめぇ何かの部下になるかよ!!」

 

 

シグナム、ザフィーラ、御門、ヴィータの口から出てきたのは否定の言葉。それはそうだろう、闇の書の騎士たちの主は時雨とはやてであるし、御門は時雨の意思に従うと決めているのだから。誘いを一蹴されたライダーは気まずそうにポリポリと鼻の頭を掻き、

 

 

「・・・・・・給金(コレ)は相談応なのだがーーーーーー」

「「「「くどい!!!」」」」

 

 

指で輪っかを作ってシグナムたちに向けたがそれも再び一蹴される。二度も断られるとは思ってもいなかったのか、ライダーは困り果てた様子でガシガシと頭を掻いていた。

 

 

「オ~ホッホッ!!オ~ホッホッ!!」

 

 

そんな中で高らかに笑い声があがる。音源を確認すればそれはライダーの巨体の後ろから発されていた。ライダーを押し退けるようにして現れた声の主は少女、金髪ドリルにノースリーブの青いドレスを着た彼女はどこの貴族だと突っ込みたくなるような格好なのだがこれで本物の貴族なのだから質が悪い。

 

 

「自信満々だった割にはあっさりと断られていますわね、ライダー」

「取り合えず勧誘せんことには始まらないだろう、断られることは・・・・・・考えてなかったな」

「って、取り合えずで真名までバラしましたの!?いったい何を考えているんですの!?」

「  征  服  」ドヤァ

「ムッキィィィィィィ!!!」

 

 

何やらコントが始まった。全員が呆気にとられていることに気がついた少女ーーーーーールヴィアは咳払い一つして先ほどとは打って変わって真面目な顔で宣言をした。

 

 

「魔術師協会所属、ルヴィアゼッタ・エーデルフェルトが宣言しますわ!!闇の書の封印、もしくは完全破壊を!!」

 

 

ルヴィアの口から闇の書の名前が出たときにシグナムたちは僅かながらに動揺した。時雨の指示により出来る限りの隠密を行い、闇の書の存在を管理局から隠そうとしていたのにルヴィアはあっさりと闇の書の存在を言い当てたのだ。これでルヴィア個人か所属している団体が闇の書の存在を認知していることが判明した。そしてライダーが戦車の手綱を握り、振るおうとしたところでーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはやらせんよ」

「ヌゥッ!?」

 

 

上から何かがライダーに向かって降っていた。ライダーが腰に下げていた剣を一閃、ギャリィと耳障りな音をたてながら何かは弾かれる。しかし何かにとってはそれも想定内だったようだ。弾かれた勢いを利用して加速、

 

 

「きゃぁ!?」

「なっ!?」

「フェイト!?」

 

 

進行方向にいたフェイトとアリスを捕らえてビルにぶつかっていった。高層ビルの中腹に風穴が空き、もくもくと粉塵が上がっている。そしてその中から現れたのはーーーーーー

 

 

「いかんな征服王と魔術師よ・・・・・・今宵の歌劇に君たちの出演予定は無いのだがね」

 

 

【祟】(たたり)と書かれた仮面を被り、貴族が着るようなフリル付きの服に身を包んだ男性、そう時雨の【思考独立幻像】(ザバーニーヤ)によって顕現した時雨の分割思考の一部、ワラキアだった。

 

 

「・・・・・・ライダー、あれには誘いをかけませんの?」

「いや・・・・・・ああいう頃合いは人の話を聞かんと相場が決まっておるからな・・・話すだけ無駄だろうよ」

「引くぞ、とく去ね」

 

 

ワラキアの声と共に結界が解かれる。それと同時にシグナムたちは弾けるようにして散開した。時雨の用意した隠密用の魔術礼装を見破れる者はこの場におらず、ルヴィアとライダー、アルフはシグナムたちを見失ってしまう。

 

 

「引き際まで心得ておるとは・・・・・・益々欲しくなったわい!!」

「あ、貴方って人は!!」

 

 

残されたのはルヴィアとライダーとアルフ、そして魔力の源であるリンカーコアを欠損したなのはとフェイトとアリスとユーノだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・時雨、シグナムから脱出に成功したと連絡が」

「りょーかい、あと呼ぶなら仮面に書いてある名前で呼んでくれ。誰が聞いてるか分からないからな。警戒しておくにこしたことはない」

「申し訳ありません、主」

 

 

スノウからシグナムたちが脱出に成功したとの知らせを受けるが矢を放つ手は止めない。

 

 

「それにしても、流石は英霊と言ったところか」

 

 

矢の目標である四人だか、その矢すべてがセイバーとアーチャーに叩き落とされてしまっていてマスターらしき二人には届いていない。それでも当初の目的である足止めは果たせた。最後に大きいの一発撃って帰るか。

 

 

「I am the bone of my sword.」(我が体躯は螺旋に至る)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーーーーフッ!!」

「ーーーーーーハァッ!!」

 

 

突然の襲撃者を前に二体の英霊は怯むことなく立っていた。アーチャーは手にした黒と白の夫婦剣を振るって、セイバーは目には見えないが確かにそこに存在する何かを振るって高速で飛翔してくる剣群を蹴散らしていた。

 

 

「ーーーーーーすごい」

 

 

呟くように吐き出された言葉の主は凜だった。英霊がどの様な存在であるかは知っていたがここまでであるとは思っていなかったのだ。狙いを外さずに雨のごとき連射を続けている襲撃者の腕は間違いなく一流であるのだろう、しかしここにいる英霊には届かない。雨のように降り続く剣群は赤と青の暴風によって吹き飛ばされていた。

 

 

「ーーーーーーこのままではらちが開かないな。セイバー、この剣群を退かせるか?」

 

 

剣群を打ち払いながらアーチャーはセイバーに訪ねた。

 

 

「愚問ですねアーチャー、この程度の剣群ならば容易い」

 

 

それにセイバーは是と答えた。

 

 

「ーーーーーー風よ」

 

 

セイバーが呟いた瞬間に暴風が吹き荒れる。セイバーの武器を隠していたのは超圧縮された空気の塊、それを解き放つことで暴風を産み出し剣群を弾き飛ばした。

 

 

「ーーーーーー投影開始」(トレース・オン)

 

 

それにアーチャーが動く。手にしていた夫婦剣は姿を消し、代わりに黒塗りの弓が握られている。そして矢の代わりにあるのは一本の刀身の捻れたいびつな剣。

 

 

「I am the bone of my sword.」(我が骨子は捻れ狂う)

 

 

アーチャーの視線は剣群を放ち続けていたビルの屋上に向けられていた。そして【鷹の目】とも呼ばれているアーチャーの目が襲撃者を捉える。襲撃者の数は二人、どちらも顔を隠す為か仮面を被っていてさらにどうしてだが認識がしづらい上に剣群を射出していたであろう弓をこちらに向けている。だが問題ない、アーチャーはしかと襲撃者の全貌を捉えていた。

 

 

「偽・螺旋剣」(カラドボルグⅡ)

 

 

アーチャーの手から放たれた螺旋剣はギャリギャリと不可解な音をたてながら真っ直ぐに襲撃者の元へと飛んでいく。

 

 

ーーーーーー劣・螺旋剣(レプリカント・カラドボルグⅢ)

 

 

そして襲撃者の弓からも螺旋剣が放たれた。二つの螺旋剣は空間を削りながら衝突しーーーーーーーーーーーーアーチャーの螺旋剣が襲撃者の螺旋剣を砕いた。その為か狙いは襲撃者その者だったはずが僅かにずれて足場になっているビルの屋上に着弾、爆音と共に屋上が吹き飛んだ。

 

 

「やったの!?」

「ーーーーーーいいや、敵の攻撃で軌道が逸れた。恐らく生きているだろう」

 

 

凜の希望測に満ちた疑問は会えなくアーチャーの言葉で一蹴される。襲撃者によって放たれた螺旋剣をアーチャーの螺旋剣は確かに打ち砕いた、しかしその為か狙いが逸れて襲撃者に直撃しなかったのだ。怪我をしていないとは言いがたいが生きていないとも言えない。そして何よりーーーーーーーーーーーー

 

 

「(奴が使ったのは私の剣製・・・・・・何故だ?そして私は何故奴が生きていると確信している?)」

 

 

直感のスキルを持っていないはずのアーチャーが、襲撃者の生存を確信していたのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーいってぇ・・・・・・スノウ大丈夫?」

「ありがとうございます・・・・・・しかし貴方が」

「俺は大丈夫、寸でナハトヴァール起動したから」

 

 

現在俺たちはさっきまでいたビルから離れた路上にいる。まさか俺の螺旋剣がアーチャーの螺旋剣に打ち負けるとは・・・・・・やっぱり真作の贋作の方が贋作の贋作よりも上なのか。

 

 

「万能よりも特化の方が優れるって訳ね」

「主?」

「独り言だよ。よし、このまま歩いて帰るか」

「歩いてですか?それよりも転移をした方が安全かと思いますが」

「襲撃騒ぎで管理局が敏感になってる中で魔法なんて使ってみろ、あっという間に駆けつけてくるぞ。堂々と胸を張って歩け、下手に警戒していると怪しまれる」

「・・・・・・はい」

 

 

未だに砂埃が晴れていないビルを背後に俺たちは帰路に着く。そして一度だけ、魔術師たちとサーヴァントがいるだろう方角を見て、

 

 

「邪魔立てするなら潰すだけだ」

 

 

小さく口を動かしてそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーてヴィータ、何か言いたいことはあるか?」

「うぅ・・・・・・」

 

 

久しぶりとなる我が家に帰ってきてまずすることは勝手なことをしてくれたヴィータへの説教タイム。椅子に足を組んで座って威圧感タップリ出して床に正座しているヴィータを見下す。色んな世界で蒐集をしている中で無理矢理地球に呼び出されたシグナムたちは大なり小なりの疲労は見られるが怪我は無さそうだ。

 

 

「ごめんなさい・・・・・・あたしもはやてを助けたかったから・・・・・・」

「・・・気持ちは分かるが一言言ってほしかったな。そして勝手な行動をしたものには罰を与えねばならない、シャマル」

「アイサー!!」

「ヴィータの為にフルコースを作ってあげなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、家にヴィータの悲鳴が響くことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ・・・・・・色々とヤバイな、これは」

「そうなんですか?」

 

 

問い掛けてきたのはユニゾン状態で未だに大人姿の御門君。そうか、御門君には計画を話してなかったっけ?

 

 

「蒐集するに当たって条件を三つ出してな、

一つ、蒐集は出来るだけ人以外の生物から

二つ、人を出来るだけ傷付けない

三つ、蒐集は地球以外の世界で行うこと

一つ目二つ目はわかると思うがもしも管理局に捕まった時に人を蒐集対象にしなかったことを理由に情状酌量の余地ありと判断してもらうため。三つ目は地球で蒐集をしないことで地球に俺たちの存在はないと思わせたかったから。でもヴィータの暴走のお陰で練り直しになりそうだな・・・・・・いっそのこと管理局襲撃して蒐集しちまうか?」

「止めてください時雨さんなら平気でやりそうで怖いんですよ・・・・・・」

 

 

冗談だって・・・・・・半分ぐらいは。

 

 

「さてっと、俺はそろそろ出るよ」

「・・・今日も外泊ですか?」

「あぁ、万が一に備えてね」

 

 

闇の書はシグナムたちの呼び掛けに応じて転送することができるらしいが基本は俺が管理することになっている。そうすればあれだ、最悪闇の書の存在を的確に察知されることがあってもこの家じゃなくて他の場所で対応することができる。はやてが元気になったときに家が無いですじゃ怒られるからな。

 

 

「それとついでに覗き魔の掃除でもするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アリア、出てきたよ」

「分かっているわよロッテ」

 

 

八神家からそう遠く離れていない場所から八神家を監視している者たちがいた。アリア、ロッテとお互いを呼びあった彼女たちは一見すれば似たような顔つきをしている。そして八神家を見る表情も同じように憎悪に包まれていた。

 

 

「取り合えず今日はここまでにしてお父様に報告をーーーーーー」

「ーーーーーーーーーーーー不行」(いかせず)

 

 

アリアがこの場から立ち去ろうと提案したと同時にそれを遮るように声をかけられた。気配を感じさせずに現れた何者かを警戒している彼女たちの前に二つの人影が現れる。幸か不幸か、月明かりによって人影は照らし出されていて二人は相手を確認することができた。

 

 

一人は【不忍】(しのばず)の面を着けたスーツの男性。

一人は【獣】(けもの)の面を着けたフードを被った人間。

 

 

「さて、貴様らは何と言って死ぬ?」

「グルルルゥ・・・・・・ルゥァァァァァァァァァァァア!!!!」

 

 

アリアとロッテの前に、不忍(しのばず)の忍が獣性を宿した暴力を引き連れて現れた。

 

 

 

 






~征服王
ライダーのクラスで顕現、二十歳で王様になってひたすら東に向けて征服を成し遂げたすごい人。しかしその目的がオケアヌス(海のこと?)を目指していただけ。そんな理由で征服された国は堪ったもんじゃない。


~ライダーとルヴィアのやり取り
やりたかっただけ、ウェイバーさんの方が切れがあるね。


~勧誘
シグナムたちにくどい!!!を言わせたかった。シグナムたちからすればライダーの勧誘に応じることは背信行為に当たるので断られるのは当たり前。切られなかっただけありがたいと思ってほしい。


~祟の面
ワラキアの面。ワラキア→ワラキアの夜→タタリ→(たたり)という安直なネーミングセンスだが本人は気に入っている模様。


~フェイトたちの蒐集
影に隠れていたシャマルがユーノ、なのは、フェイト、アリスの順でこっそり蒐集をしていた。リンカーコアから魔力を取っただけでまだ闇の書に蒐集はしていない。現在は時雨の指示の元でシャマルが管理している。


~時雨の足止め
遠距離からの狙撃+投影の掃射でセイバーとアーチャーを足止めしていた。これが無かったら結界内はさらに混沌としていただろう。実際には士郎と凜を狙いながらの足止めだったから成功していた。もしも二人がいなかったらアーチャーに狙撃を阻害されている間にセイバーが接近していて大変なことになっていた。


~時雨の螺旋剣VSアーチャーの螺旋剣
今回はアーチャーの勝ち。作中であったようにアーチャーの螺旋剣は真作の贋作、時雨の螺旋剣は真作の贋作の贋作に当たるために劣化の差で負けた。


~ヴィータへの罰
シャマル特製フルコースをプレゼント。ヴィータは犠牲になったのだ・・・・・・


~シャマルのフルコース
最近シャマル本人も罰ゲームで使われると分かっていながら嬉々として料理を作るようになった。


~時雨の企み
最悪の事態に備えて罪が軽減できるように模索していた。


~管理局襲撃して蒐集しちまうか?
時雨なら出来そうだから恐い。


~アリアとロッテ
いったい何処の猫姉妹なんだ・・・・・・


~不忍の仮面と獣の仮面
前者はきっとこの小説を読んでいるならわかるはず。後者は今回初登場です。


感想、評価をお待ちしています。



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