調律者は八神家の父   作:鎌鼬

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番外編22章 ツヴァイVSオルタ

 

 

ツヴァイフォームとなったイリヤはステッキを剣の様な形体に変えて時雨のアロンダイトと斬り合っていた。普通であるなら優勢なのは時雨の筈なのだが今この瞬間はイリヤが優位に立っていた。

 

 

理由はツヴァイフォームにある。イリヤが振るうカレイドステッキは平行世界から無尽蔵の魔力を供給し、さらに平行世界の可能性を顕現した姿を現実させるという飛んでもないチート能力を持っている。本来なら二人の魔法少女がいることでこれを使うことができるのだがイリヤはステッキ二本を一つに融合させることで一人でこれを制御することを成功させていた。無論、それには代償がいる。

 

 

無尽蔵の魔力が供給されているとはいえどもそれを大出力で行うことは不可能に近い。だからこそこのステッキはイリヤの通常の魔術回路だけでなく、筋系、血管系、リンパ系、神経系・・・・・・体のありとあらゆる物をすべて擬似的な魔術回路として意図的に誤認させていた。

 

それは体が擦りきれていくことに等しい。だからステッキであるルビーとサファイアは短期決戦での決着を望んでいた。

 

 

「大丈夫だよ、ルビー」

 

 

自身の限界を遥かに越えた肉体強化によって時雨の筋力を上回ったイリヤは時雨を弾き飛ばし、魔力で巨大な槍を形成した。

 

 

「こんな戦い、すぐに終わらせるから」

 

 

イリヤの腕が振り下ろされると同時に正史において神々の盾すら貫いた魔槍が射出される。

 

 

無毀なる湖光ォォォォ!!!!」(アロンダイトォォォォ)

 

 

それの脅威に気づいた時雨はすぐさまアロンダイトの真名を解放、ステータスを上げると共に全力で魔法障壁と物理障壁を展開、それだけでは足りないと判断し、さらにナハトヴァールを起動させて魔法と物理の混合障壁を展開させる。

 

 

結果としてはそれが幸を生した。展開した六層の障壁は容易く破壊され、僅かに勢いのそれた魔槍をギリギリのところでアロンダイトで受け止め、流す。しかし大出力の魔力によって構成された魔槍を完全に流すことは出来ずに時雨は子供に蹴り飛ばされたボールのように弾き飛ばされ、ビルを二三貫通させたところでようやく止まることができた。

 

 

『御無事ですか?』

「動けないことはない。何だよあれは、前に戦ったランスロットが可愛く見えるレベルだぞ」

 

 

瓦礫から這い上がりながら体の損傷を調べる。

 

全身を強打

肋、腕、肩、足それぞれの骨にヒビが少々

 

動けないことはない、だがけして軽いともいいがたいレベルでの負傷。身体中が異常を報せるためにやってくる激痛を気にならない程度に、それでいて行動に支障の出ない程度に痛覚を遮断して鈍痛レベルまで落とす。人智を越えた力を振るうあれをどうしようか悩んでいるところに何かがやって来て爆音と共に地面に叩きつけられた。何かの正体は雀と戦っていたはずの雲雀。始まりの時とは違い全身がボロボロで、左腕はどうしたらこうなるのか分からない程にグチャグチャにされていた。

 

 

「よう、そっちはどうだい?」

「見ての通り劣勢だ。最初は勝ってたんだがあいついきなり輪廻眼とか言うのを開眼させやがった。近づこうとしたら離されたり、離れようとしたら引き寄せられたりして訳がわからん」

「なんじゃそりゃ」

「そっちはどうだ?」

「魔法少女が第二形態になった。ドラゴンボールで言うところのフリーザやセルみたいに、ドラゴンクエストで言うところのりゅうおうみたいに」

「なんじゃそりゃ」

 

 

お互い様である。要約してしまえば両方ともの相手が第二形態になったということ。つまりはゲームのラスボス戦みたいな物である。

 

 

「やれやれ・・・ガキに負けるのはシャクだがあれと殺るとなると気が重くなる」

「なら、年長者からアドバイスをくれてやろう」

「おう、寄越せや」

「自分の背負っている物を思い出せ、

負けられない理由を忘れるな、この二つだな」

「自分の背負っている物を、負けられない理由を、ねぇ・・・」

 

 

目をつむり、雲雀を言ったことを頭の中で反復する。

自分の背負っている物・・・・・・それは言うまでもなく、突発的な事故によってこの世界に飛ばされてしまった家族たち。

負けられない理由・・・・・・それは時雨にとって特に意味の無い事柄であった筈だった。

 

 

時雨は勝ち負けに執着するような質ではない。個人で負けたとしてもそれが大局としての利に繋がるのなら良しとするタイプだった。それなのに負けられない理由として思い出したのは背負っている物として思った家族たちの顔。

 

 

「・・・・・・あぁ、うん、そうか。なら負けられないよな」

 

 

負けられない理由を見つけた時雨は納得したように頷き、アロンダイトを腰に納めながらイリヤの元へと向かい出した。

 

 

「良ければ、負けられない理由を教えてもらってもいいか?」

 

 

そんな時雨に声をかけたのは雲雀。特に意味のない質問、ただ気になったから聞いてみたという簡単な理由。

 

 

「いやね、別に俺個人としては負けても良いかなぁと思っていたんだよ。でもね、俺が負けたと知ったら悲しそうな顔になりそうな家族がいるんだよ。俺がこの世界の連中に軽くやられただけで本気で怒ってくれるようなお人好しなやつらだ。そいつらには、笑ってほしい。そんな顔を俺は見たくないから負けられない」

「・・・・・・あぁ、それは良い理由だな」

 

 

自分の為と言いながら、これは誰かの為の行為である。

家族には悲しい顔をしてほしくない、家族の為に

家族には笑ってほしい、家族の為に

しかし時雨はそれに気付くような素振りを見せない。本当に気がついていないのか、それとも気がついていながら気がついていないフリをしているのか、それは時雨だけにしか分からないことである。

 

 

時雨の答えに満足そうに頷いた雲雀は再び雀の元へと向かい出した。そして時雨も止めていた足を動かしてイリヤの元へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう、ハッピーしているかい?カレイドライナー」

 

 

そこそこ時間をかけてゆっくりとイリヤの元に辿り着いた時雨を待っていたのは体のあちこちから血を流して生き絶え絶えになっているイリヤの姿だった。

 

 

「(あれだけの魔力ブン回しているから長時間の戦闘に耐えられないと思っていたけど・・・まさかここまでとは)」

「はぁ・・・はぁ・・・まだ戦うつもり?」

「あぁ、もちろん。負けられない理由を思い出したもんでな、でないとここに戻ってこようだなんて考えない」

 

 

そう言いながら時雨が取り出したのは時雨が所持していたクラスカード。それも一枚ではなく、五枚。それに嫌な予感を察したのかイリヤは動作なしで時雨に向けて砲撃を放つ。

 

 

「ーーーーーーーーー宣言しよう」

 

 

時雨の一言、それだけでそれぞれのクラスカードから魔力が溢れだしてイリヤの砲撃を掻き消す。その魔力の出量は瞬間的ながらイリヤの魔力の出量を上回っていた。

 

 

「汝が技量は我が身に、

汝が剣は我が元に、

聖なる杯に逆らい、我が意、我が理に共感するのならば従え!!」

 

 

出すのは契約の言葉、叫ぶのは離反の意思。それは天秤の担い手となった者たちに呼び掛ける反逆の思い。

 

 

「我はこの世全ての悪となろう!!

我はこの世全ての善を断とう!!

その身を狂気に委ね、遊ぶが良い!!

その混沌に首輪を付け、鎖で繋げ、我がそれを従える主となろう!!」

 

 

その声に呼応するようにカードは次々に黒く染まっていく。ただ一枚だけ、染まる速度が遅かったカードがあったのだがそれも誤差の範囲、すぐに他のカード同様に黒く染まる。

 

 

「汝ら三大の言霊に反逆せし七天!!

抑止の輪より抗え!!天秤の守り手らよーーーーーーーーー!!!」

 

 

反逆の詠唱を終えるとカードたちは形を崩して黒い泥へと姿を変え、覆い被さるようにして時雨を飲み込み繭のような形になった。

 

 

失敗か?そう思いながら警戒しーーーーーー繭が崩れたことでさらに警戒を強くする。

 

 

現れたのは時雨、しかし顔には黒いバイザーが付けられており、手にはアロンダイトとは違った黒い剣が握られていた。

 

 

その姿を確認したイリヤをとてつもない寒気が襲った。

ーーー私はあれを知っている

ーーーあのバイザーを付けた存在を知っている

ーーーあの剣を持った英霊を知っている

 

 

「ーーーーーーーーー嗚呼、なんと清々しいことか。まるで親の仇を皆殺しにして迎えた平日の朝日を浴びたかのようだ」

 

 

イリヤを現実に戻したのは今までとは別物の存在になった時雨の声だった。

 

 

『姉さん!!あれはーーーーーー』

『サファイアちゃんの想像通りですよ・・・・・・イリヤさん、気を付けてください。あの人はーーー』

「クラスカードを黒化させて使っている、だよね」

 

 

そう、時雨のしたことはかのアーサー王がこの世全ての悪性に犯されてそうであったように、五枚すべてのクラスカードを黒化ーーーーーーオルタへと変貌させて使ったのだ。そうだというのに時雨の表情ーーーバイザーで隠れているので口元しか見えないがーーーはとても晴れやかな物であった。

 

 

「さて第二ラウンドだ、カレイドライナー。お前の意地と俺の意地と、どっちが強いのかハッキリしようじゃないか」

 

 

時雨の使ったカードは、

【騎士・理想の騎士王】

【槍兵・クランの猛犬】

【騎兵・ゴーゴンの三女】

【暗殺者・剣豪の代役】

【狂戦士・神話の英雄】

つまりイリヤはツヴァイフォームになったとはいえ、五人の英雄と、英霊に匹敵する力を持つ時雨の実質六人を相手にすることになる。

 

 

それでもイリヤは引かずに自身が撃てる最大限の砲撃を返事代わりに放った。その砲撃が当たると確信した直後、時雨の姿は消え、イリヤは背後からとてつもないプレッシャーを感じた。咄嗟の判断でステッキをプレッシャーを感じた方向に差し出す。その判断は正しかった。何故ならばその直後に振り下ろされた剣を弾くことができたのだから。

 

 

【槍兵・クランの猛犬】

【騎兵・ゴーゴンの三女】

その二つはそれぞれランサー、ライダーのクラスに当てはめられており、特徴としてはその機動力があげられる。特にランサーとなったクランの猛犬ーーーアイルランドの英雄クーフーリンは英霊一の敏捷性を自負しており、さらにはライダーとなったゴーゴンの三女ーーーゴーゴン三姉妹の末の妹の英雄メデューサは宝具に生物を従える手綱を所持している。つまりは静止した状態から最高速度になることなど当たり前であり、さらにそこからイリヤ元に辿り着き斬りかかるなど容易いことなのだ。

 

 

イリヤのステッキと時雨の剣が競り合う。空を自在に飛び回り限界を越えた肉体強化を施しているイリヤに対して時雨は

 

 

「シャァァァァァ!!!!」

「嘘!?」

 

 

踏ん張りの効かない空中という状況下でありながら、腕の力のみでイリヤを叩き落とした。

 

 

【狂戦士・神話の英雄】

バーサーカーのクラスに当てはめられたギリシャ神話の中で登場する神話の英雄ーーー英雄ヘラクレスは元から高い筋力を持っていることに加えて、バーサーカーのクラスの特徴としてあげられる理性を失うことによってステータスを底上げするクラススキル【狂化】の恩恵を受け、例え白兵戦に特化したクラスのセイバーであろうとも暴力のみで捩じ伏せるという規格外な怪力を見せている。それならばいくら限界を越えた強化をしているとはいえども、幼子に負ける通りはない。

 

 

「ガァァァァァァア!!!!」

 

 

獣のような咆哮をあげながら時雨は空中を規格外の脚力で蹴り、なんとか墜落することを免れたイリヤの元へと突進する。墜落しないことに気をとられていたイリヤだったがルビーからの警告によりなんとか時雨の突進を転がるようにして回避することに成功する。目標を失った時雨はそのまま地面に衝突すると思われたが、剣を持たない手と足を支えに地面に着地、アスファルトを砕きながらも硬直時間を見せないでランサーとライダーの敏捷性を持って再びイリヤに突進した。

 

 

これにイリヤはステッキを剣の様な形体に変えて時雨に接近戦を挑むことにする。

 

 

しかしそれは悪手。イリヤの攻撃はすべて紙一重で時雨に避けられているのに対して、障壁によって防がれてはいるものの時雨の攻撃はすべてイリヤに直撃している。しかもその剣の軌道は弧を描くように遠回りのもの、しかしそれらすべてがまるで稲妻の如き速度でイリヤの首にへと襲いかかる。

 

 

【暗殺者・剣豪の代役】

アサシンという直接戦闘に向かないクラスに据えられながら、その英霊は正史において白兵戦特化のセイバーを圧倒するほどの剣技を見せている日本の剣豪ーーーーーー佐々木小次郎の代役。佐々木小次郎という名前を名乗った名も無き農民だった彼は生涯ただ一つの目標の為だけに刀を振るうことで神域とまで言われる剣の高みに登り詰めた。その剣技は打ち合うことを良しとはせず、ただ一刀で相手を切り伏せる王道とは真逆の邪道の剣。しかし、それ故に強い。

 

 

いくら障壁で守られているとはいえ時雨の剣はすべて急所を狙った必殺の一撃、障壁が持っている内は大丈夫だがそれが破られた瞬間イリヤの死は確定する。加えてツヴァイフォームによる代償のこともありイリヤは精神、肉体共々限界にまで擦りきれていた。

 

 

「ルビー・・・サファイア・・・まだ、全力じゃなかったよね」

『イ、イリヤ様!?』

『イリヤさん・・・!!』

「どっちにしろ・・・ここで負けたらお終いだよ・・・・・・だから、お願い。

筋肉も、

血管も、

リンパ腺も、

神経も、

ーーーーーーーーー私の全部を使って!!!」

 

 

決意と共に、イリヤの魔力が跳ね上がる。そして空から地面にいる時雨にステッキを向ける。

 

 

「ーーーーーーーーーハン」

 

 

イリヤの決意を聞いた時雨は嘲笑一つすると共に手にしていた剣を掲げた。

 

 

【騎士・理想の騎士王】

その剣はあまりにも有名だった。かの誉れ高きブリテンの騎士王が持つ勝利を約束する黄金の剣。理想の騎士王ーーーーーー英霊アーサー王が持った人々の理想を具現化した神造兵器、その名はエクスカリバー。

 

 

しかし時雨の持つ剣は本来のような黄金の輝きではなく、すべてに絶望したかのような漆黒を灼熱させながらその時を待つ。ーーーーーーーーー殺戮のその時を。

 

 

「技法・燕返し」

 

 

ーーーーーーーーーそれは生涯をただ一匹の燕を切ることだけに捧げた農民が会得した、平行世界に干渉するという魔法の領域の技法

 

 

剣技・射殺す百頭(ナインライブス)

 

 

ーーーーーーーーーそれはヒュドラを射殺した弓技を他の武器で行うために神話の英雄が編み出した剣技

 

 

宝具・約束された勝利の剣(エクスカリバー)

 

 

ーーーーーーーーーそれは理想に殉じた騎士王の生涯を支え続けた神造兵器

 

 

合わさることの無かったはずのそれらが、今ここで一人の魔術師の手によって、一つになるーーーーーーーーー!!!!

 

 

「アァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

イリヤのステッキから膨大な魔力が砲撃として放たれるーーーーーー!!!!

 

 

多元重奏飽和砲撃(クインテットファイア)

 

 

それは正史において顕現した英雄王が振るった天と地を分け、文字通り世界を切り裂き創造した乖離剣の一撃を撃ち破った砲撃。

 

 

その一撃を前にして時雨はーーーーーーーーー

 

 

第二魔法・(ゼルレッチェ)

是射殺す勝利の剣(エクスカリバー・ブレイドワークス)

 

 

燕返しの技法に会わせ、約束された勝利の剣で剣技としての射殺す百頭を三度振るった。エクスカリバーの剣撃が、射殺す百頭を介して九度放たれ、さらに燕返しの技法によって三度振るわれた。

 

 

イリヤの砲撃と時雨の剣撃二十七が衝突するーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衝突した結果、世界が壊れるのでは無いかと思われる程の衝撃が生まれた。現に結界はなんとか形を保っている程度。この世界の地脈を利用して張ったとはいえ、これに耐えたのは奇跡といっても良いだろう。

 

 

勝敗など語るまでもない。

 

 

敗者(イリヤ)が気絶して地に伏せ、勝者(時雨)がそれを見下ろしている。

 

 

「じゃあな、カレイドライナーちゃん。わりかし楽しめたよ」

 

 

オルタ化が解けた時雨は呑気に手を振りながらここまでの死闘を繰り広げてくれた魔法少女に別れを告げて結界内から退場していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにはいない、負けられない理由となっている家族の元に向かうために。

 

 

 






あ・・・頭が・・・・・・!!←戦闘描写で脳味噌を酷使した模様


と、言うわけで時雨VSイリヤでした・・・・・・最初は時雨を負けさせようかななんて考えたりしていたんですけど感想欄で思いの外時雨の勝利を期待していた方々が多かったこととここまでして負けるのもなんだなぁ・・・と作者が思い返した結果、時雨の勝利です。


そして時雨のオルタ化・・・・・・格好はセイバーオルタのバイザーと黒化状態のエクスカリバー所持です。アーチャーとキャスターのカードを使っていないのは時雨自身がその二つのクラスに当てはまりそうだから良いんじゃね?と思ったからです。ツヴァイフォームを圧倒するほどのガチのチートを見せてくれました。


この世界の抑止力がニートじゃなくてワーカーホリックならば間違いなく消されていました。


抑止力さん「働きたくないでござる」
時雨「あざーす!!」


実際リリカルの世界の抑止力は働いて無いしね・・・・・・ジュエルシードの時限震しかり、闇の書の暴走しかり。


感想、評価をお待ちしています。


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