【凍結】問題児たちにチートが紛れ混んだそうですよ? 作:夜叉猫
夜鶴が十六夜のヒロインでも良いですよね!
……と、まぁ言ってみたのですが……
皆さん予想していましたよね……?
ともかく、今回からは十六夜編となります!!
それでは、本編をどうぞ♪
「あぁ~……今日はどうしようかな……」
飛鳥からの告白の翌日、飛鳥も付き合うことになったという事を耀に伝えたら嫌な
顔ひとつせずに受け入れてくれた。
今日は飛鳥と耀は二人で話し合いをするらしいので俺は暇なのだ。
しかも間が悪いことにオーミも神界で外せない用事が出来てしまって呼び出せない。
「はぁ~……」
俺は溜息をひとつ吐くと本日の計画を立てることにする。
「あ、そう言えば白夜叉ちゃんから何か届いてたよね……」
ふと、そのことを思い出したので俺は白夜叉からの贈り物を探し始める。
五分程探した頃だろうか、大きめの木箱を見つける事が出来た。
中央には【白夜叉より】と大きな文字で記されている。
「これだったよね……?」
俺はちょっとした疑問を浮かべながらその木箱を開いた。
「あ、これは和服か……しかも女性モノみたいだね……」
薄い藍色の生地にシンプルな白い四角の模様の入った和服がそこにはあった。
俺はそれをしばらく見詰めた後に、
「……よし、どうせ今日はやることが無いんだし……着てみようかな」
そう呟いて俺は久しぶりに【ギフト】を行使した。
「【
それを呟くと同時に
「ん~……やっぱり女体化は疲れるね……」
自分でやったことだがぼやきながら苦しくなった胸のサラシを解く。
「…………あれ……?」
オレはそのサラシを解いていく過程であるひとつの事に気が付いた。
「……胸が大きくなってる………」
ぽつりと呟いた覆しようのない事実。
オレはあまりにも突拍子のないことだったので今度は冷静にサイズを測ってみた。
「……やっぱり大きくなってる……」
嬉しいような嬉しくないような、そんな気持ちがオレの心中を渦巻いていく。
オレはしばらく口を閉ざして、
「……とりあえず気にしない方向で行こうかな……」
妥協案として自分にそう言い聞かせた。
~~~~~~~~~~~~~~~~
「これは…………」
オレは白夜叉からの贈り物である和服を着てみたのだが、何と言うか……正直びっくりした。
「この和服……丈が短過ぎじゃないかな……」
オレの今着ている和服について具体的に例えるとすれば……そう、黒ウサギの履いているスカート丈程でバッサリと切られた所謂ミニスカの和服というモノだ。
「まったく……白夜叉ちゃんはオレがこういうのは着ないの知ってる癖に……」
ハァ、と溜息をひとつ吐きながらオレはこのミニスカの和服から着替えようとしたその時、
「よう夜鶴!!」
部屋の襖が物凄い勢いで開き、十六夜が登場した。
「や、やぁいざy「今暇か?暇だよな?良し暇か!んじゃ今から遊びに行こうぜ!
用意は良いみたいだし今から直ぐに出発だ!」えっ?!ちょ、ちょっと待ってよ十六夜ぃぃぃぃッ!!?」
「ヤハハハハハハハ!!!」
十六夜はオレの言葉を聞きもせずにオレを担ぎあげると楽しそうな声を上げ、そのまま走り出した。
「せめてこの和服だけは着替えさせてぇぇぇぇぇぇッ!!!!」
十六夜のダッシュによりただでさえ丈の短い和服の裾が翻り、中の下着が見えそうになるのを必死に手で抑えながら防ぎ、そう叫んだオレだった。
今回はまだまだ入りと言ったところですね!
短いですが、次回はもっと長くなる予定ですっ!!
ちなみにですが……近頃十六夜と夜鶴の絡みばかりが浮かんできてしまう私なのです……
さて、それではまた次回お会いしましょう♪