【凍結】問題児たちにチートが紛れ混んだそうですよ? 作:夜叉猫
最近夜鶴をハーレム的な状況においやっている気がするのは果たして気のせいなのでしょうか……。
それにしても、オーミに出番が無いよぅ……。
そして、受験が近いよぅ……。
皆さん!そんな私に感想という名のエネルギーを下さいませぇ~!!!
それでは、本編をどうぞ♪
店を出た俺を包んだのは、今までいた東側とは違う熱く少し乾燥した空気だった。
高台に位置する【サウザンドアイズ】の支店。そこからは街全体を見渡すことが出来た。
辺りを囲むのは天に届くかという程に巨大な赤壁の境界壁。
街にある建物は東側とは造りの違う……そうゴシック調の建物だ。
【火龍誕生祭】という祭時だからか、はたまた日常的になのかは分からないが街のいたる所が飾りつけられている。
光を反射するカットグラスは色彩鮮やか。それによって飾られた歩廊は幻想的だ。
まだ昼時にも関わらず黄昏時を感じさせるのはおそらく此処の特徴なのだろう。
十六夜たちも街を見下ろしながら、未知なる土地へ気持ちを滲み出していた。
「へぇ……流石に980000kmも離れてる東とは随分文化洋式が違うな。
【歩くキャンドルスタンド】なんてもんを実際に目にする日が来るなんてな……」
「ふふふ……しかし違うのは文化だけではな いぞ。
其処の外門から外に出た世界は真っ白な雪原でな。それを箱庭の都市の【大結界】と【灯火】で常秋の様相を保っているのだ」
やはりこの黄昏時を感じさせるのには、理由があったようだ。
「なるほど……厳しい環境だからこその発展ってやつか?
さっき【精霊】とか【鬼種】とか言ってたのはこういう環境の事も影響してんのか……」
十六夜がそのように呟きながら考えるような顔をしていると、飛鳥の元気な声が響いた。
「そんなことより十六夜君!早く、今すぐ降りましょう!
あの歩廊に行ってみたいわ!!!」
「ヤハハ、元気だなお嬢様」
カラカラと笑いながら飛鳥の話を聞いている。
俺もしばらく散策しようかな……。
街を見ているとそういった考えが浮かび一人のんびりと向かおうとしていると、誰かに裾を引かれた。
「ねぇ、私も夜鶴と一緒に行きたいな」
後ろを振り返ると耀が裾を掴み、こちらを見詰めている。
若干顔が紅いような気がするが……やっぱり暑いからじゃないよね……。
「……駄目……?」
耀は上目使いでこちらを見ながら首をコテンと横に倒した。
「俺なんかで良いなら勿論良いよ」
ニコリと笑うと耀に手を差し出した。
すると、耀はパァッと明るい笑みを浮かべて俺の腕にしがみついた。
……鈍感系の主人公ってなんでこんな風にされても相手が自分に好意を持っているって分からないんだろうか……。
「……まぁ、続きは夜に話そう……。
それまで、遊んでくるとよいわ……フン」
白夜叉は少しトゲのあるような口調で俺たちにそういうと腕を組み、そっぽを向いた。
なんだろう……耀が俺の腕にしがみついたくらいから白夜叉の機嫌が悪くなった気がする……。
……まさかとは思うけど……【フラグ】……建てちゃったかな……?
そんなことを考えていると黒ウサギの気配が猛スピードで迫っているのを感じた。
「不味いな……耀ちゃんごめんね」
「え?夜鶴なにw……キャァッ!?」
捕まってしまえば散策は出来なくなる。
そう考えた俺は耀をお姫様抱っこをすると十六夜たちに気づかれないように街へと降りて行った。
……十六夜……君への仕返しは黒ウサギ(怒)の相手で済ませてあげるよ。
心の中でそう呟きながら、街へと急いだ。
まぁ余談だが、お姫様抱っこされた耀は嫌な顔はしていなかった。
むしろ、頬を染めながら笑って俺の胸板に引っ付いていた。
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Side 十六夜
夜鶴と春日部の姿を見て白夜叉が見るからに不機嫌になったり、微妙にお嬢様も機嫌が悪くなったりと、ほぼ夜鶴がらみのことがあったが……アイツは何だ、歩く【フラグメイカー】か?
「それじゃあ十六夜君行きましょう!!」
白夜叉の許可を得たお嬢様は今にも飛び出そうだ。
そんなお嬢様を見ているとフッと笑みが溢れる。
それにしても無邪気にはしゃいでいるなと、穏やかな気持ちが出てくるのと同時に、空から空気を震わせながらナニカが降って来た。
「――見ィィィつけたァァァァァのですよォォォォォぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」
ドップラー効果を持った絶叫とも怒声とも取れる声を響かせながらナニカは着地した。
土煙を巻き上げながらの着地に俺たちは目を細めた。
「……ふふふ……フフフ……FuFuFu……ようやく……よぉぉぉぉやく見つけたぁぁぁのですよぉぉぉぉぉぉ!!!問題様方ァァァァァ!!!!」
土煙が収まると、ナニカの姿が露になった。
――緋色に染められた長い髪を振り乱し、怒りのオーラと黒いオーラを滲み出す黒ウサギ――――否、【
あれが【帝釈天】の眷属と言われても信じがたいモノがある。
ここは夜鶴たちを牲に捧げ逃げようとするが、すでにその姿は見えない。
――――謀ったな!夜鶴!!!
「逃げるぞッッ!!!!」
「い、十六夜君??!!」
その事実を確認した俺はすぐさまお嬢様を抱き抱えて、街へと跳び出した。
本能が告げている――――全力を持ってして逃走しろと。
俺が全力で跳んでいると、お嬢様が暴れ始めた。
「十六夜君!なんで貴方は私を抱えているのかしらっ?!!!」
「暴れるんじゃねぇよ!!!
じゃあ聞くがお嬢様はあの黒ウサギだったモノに捕まりたいのか?
俺は御免だぜ!!!!!」
「……………」
俺の言葉に静かにそして大人しくなるお嬢様。
やはり、お嬢様も捕まりたく無いようだ。
あのおそらく【魔王】にも負けずとも劣らないオーラを放つ黒ウサギには正直勝てる気がしない。
俺は出来る限り変則的に動き、未だ追ってきているであろう黒ウサギを撒く。
しばらく逃げ回った俺たちは、先程見えていたガラスの歩廊に逃げ込み、人波に紛れて黒ウサギから隠れた。
適当な所でお嬢様を降ろすと、不自然さを極限まで消しながら店と店の間の細い横道に入り込んだ。
息を整えると、俺は少し顔を道に出しながら辺りを窺う。
黒ウサギの姿が見えないのを確認すると、ホッと息をついた。
「……とりあえずは逃げ切れたらしいな……」
「そう……。
だけどこんなに早く追いつかれるなんて……」
「ま、黒ウサギを焚き付ける餌としては冗談でも効果抜群だったってことだな」
まぁ、あそこまでの気迫が出るとは思わなかったがな。
むしろ【ノーネーム】は黒ウサギだけでも【魔王】を討伐出来るんじゃなかろうか。
「さて、お嬢様これからどうする?
隠れているか?それとも……」
「勿論散策に行くわ。
此処まで来たんだものじっとなんてしていられないわ。
さぁ、エスコートして下さるかしら?」
お嬢様は俺に向かって手を差し出した。
「へぇ~野蛮で凶暴そうだと思われていた筈だけどなぁ?」
「あら、細かいことを気にしていては素敵な紳士にはなれなくてよ?」
「それでは僭越ながら私めがエスコートさせて頂きますお嬢様」
お嬢様側にある腕を少しあげると、お嬢様はそこに手を掛けた。
俺は歩幅を合わせながらゆっくりと歩み始めた。
Side Out
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街に降りた俺と耀は軽く散策していた。
「……ねぇ夜鶴」
「ん?何かな耀ちゃん」
俺がそう呼ぶと頬を膨らませた。
何か不満があるようだ。
「なんで私だけ【耀ちゃん】なの?
十六夜と飛鳥は呼び捨てなのに……」
「別に深い意味は無いよ。
十六夜は成り行きだし、飛鳥は呼び捨てにしてって頼まれたから呼び捨てにしてるんだ」
すると、耀はその場で止まると俺を見詰めながら呟いた。
「だったら、私も【耀】って呼んで……?」
「分かったよ
これからは呼び捨てにさせてもらうね」
俺が『耀』と呼ぶと顔を緩ませ笑った。
手は両の頬を押さえており、紅く染まった顔が可愛さをかもしだしている。
そんなことをしていると、何処からか楽器の音色と歌声が聴こえてきた。
耀も気がついたらしく、俺と同じ方向を向いている。
「行ってみようか耀?」
「うん。そうだね」
俺は自然と耀の手を握り引きながら歩き始めた。
「あの音色の発生源はここみたいだね」
そこには、ステージが作られていた。
ステージには楽器を演奏しながら歌を歌う人がいる。
「……何かなこれ。演奏会?」
「プロのミュージシャン?……にしては歓声がすくないね」
耀と俺がそう呟くと、隣に立っていた男性が笑いながら説明をしてくれた。
「あはははは。違う違うこれは【ギフトゲーム】だよ。
素人参加や、飛び入り参加OKなね。
ほら、これが【
手渡された【契約書類】を読んでみる。
「ギフトゲーム【演奏者の宴】か……」
「招待状に書いてた通りいろんな【ギフトゲーム】があるんだね」
大まかにルールを説明すると、楽器を演奏しながら歌を歌い、審査員を最も感動させた者の勝利。
なかなかシンプルな【ギフトゲーム】のようだ。
俺と耀が会話をしていると、ステージにいる司会者風の男性が喋り始めた。
「さぁさぁ!
次のチャレンジャーは居ないのか~!!」
ふむ……俺も楽器と歌は好きだ……ひとつやってみようかな。
「耀、ちょっとチャレンジしてくるね」
「うん。分かったよ。
行ってらっしゃい」
耀に見送られ、ステージに近づいて行く。
「居ないのか~?居ないのk「俺がやるよ」……おぉっとチャレンジャー現れたぞ~!」
テンションが高い司会者風の男性は俺の言葉に過剰に反応した。
そしてそのままステージ上に押し上げられる。
「今回のチャレンジャーは可愛い女の子だ~!!」
「「「「ウオォォォォ!!!」」」」
あれ?!観客ってこんなにテンション高かったかな?!!
俺がそう思っていると、司会者風の男性が軽い煽りを入れていく。
今のうちに【ギフト】を作っておこうかな。
【
【
【
今までは口に出しながら発動していた【ギフト】だが、このように心の中で呟き発動させることも可能になった。
創った【ギフト】は、ただモノを創る能力。
楽器、家具、武器、服などを無から創り出す能力だ。
「――さぁ、チャレンジャーに演奏してもらおう!!!」
ちょうど司会者風の男性の話しも終わったようだ。
俺は司会者風の男性に頷くと、男性はステージから降りて行った。
ステージの中央に設置されたマイクまで歩んでいくと、ギターを創り出す。
いきなり現れたギターに観客から声が少し上がるが、気にせず口を開いた。
「初めまして皆さん。
私は【ノーネーム】所属、不知火夜鶴と申します!」
「「「ウオォォォォ!!!!」」」
大きな歓声があがる。
【ノーネーム】でも馬鹿にしないということは純粋に演奏を楽しんでいる人ばかりなのだろう。
俺はニコリと笑いながら再び口を開いた。
「では、皆さんお聴きください!
【二息歩行】!!」
俺はギターを演奏し始めた。
☆~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~☆
「「「「「ウオォォォォォォォ!!!!!!」」」」」
演奏を終えた俺を開始の時の二倍程はあるであろう歓声が包んだ。
「「「「「アンコール!!アンコール!!」」」」」
その声に俺は笑顔を浮かべると、マイクに向かって言った。
「ありがとうございます!!!
では、皆さんのアンコールに応じてあと一曲演奏させて頂きます!!」
俺の言葉にたくさんの歓声と拍手が響いた。
再びギターに手を添えてすぐに弾けるようにする。
「それでは二曲目!!!
【ハッピーシンセサイザー】お聴きください!!」
俺はそう叫ぶとギターを弾き始める。
☆~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~☆
「……あぁ~!面白かった!」
「夜鶴ってなんでも出来るんだね」
俺と耀はそういいながら歩いていた。
先程の【ギフトゲーム】は俺の満点優勝。
その商品として【ギフト】も貰っていた。
「ギフトネーム【
「確か、声を音波にして攻撃する【ギフト】だったよね」
耀がそう言ってくる。
俺は【ギフトカード】から【歌手の美声】をとりだし、手に取ってみる。
白銀のブレスレットの形状をしている、装備型の【ギフト】。
「綺麗なブレスレットだよね」
耀はブレスレットを見ると、そういった。
確かに綺麗だが、どう考えても女性用の代物である。
俺は一瞬考えるように目を瞑ると立ち止まって、耀に手招きをした。
「?何、夜鶴」
こちらに寄って来た耀の手を取ると、そのブレスレットをつけてあげる。
「よ、夜鶴?これ……」
「プレゼントだよ。
俺の今の気持ち。受け取って貰える?」
俺がそう言うと、耀は一瞬目を見開き微笑んだ。
ブレスレットを大切そうに胸に抱える。
「ありがとう……夜鶴。
大切にするね」
耀は今まで見た中で一番の輝きを放つ笑顔を見せてくれた。
耀がもし、気持ちを伝えてくれたら……その時はかならず……。
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Side 十六夜
歩廊を少しばかり歩いて行くと龍のモニュメントがそびえたっていた。
お嬢様は少し屈むと、書いてある説明書きを声に出しながら読んでいく。
「『出展コミュニティ【サラマンドラ】
タイトル《霊造のテクタイト大結晶によって彫像された初代党首【星海龍王】様》』……」
「あぁ……【霊造】ってことは人為的に作り出した【テクタイト結晶】ってことか」
「【テクタイト結晶】……?」
俺の言葉にお嬢様は首をかしげながらこちらを見てくる。
「天然ガラスの一種さ。
隕石の衝突で生まれたエネルギーと熱量によって合成した希少鉱石」
少し説明臭くなってしまったが、お嬢様は嫌な顔もせずに静かに聞き、納得してくれた。
なかなか理解と飲み込みが早いな。
「前から思っていたのだけど……博学なのね、十六夜君」
「そうでもねぇさ。雑学程度だ」
お嬢様のお褒めの言葉だが、俺は自嘲気味に笑ってそういった。
「十六夜君!見て見て!歩くキャンドルスタンドと浮かぶランタン!
カボチャのお化けは居ないのかしら。
【ハロウなんとか】というお祭りに出てくる!」
「おいおい……カボチャのお化けって【ジャック・オー・ランタン】のことだろ?
それに【ハロウィーン】ぐらい今時……ってそうか、お嬢様は戦後間もない時代から来たんだっけ?」
半身を向けてお嬢様に質問をした。
【ハロウィーン】という祭が日本に認知してきたのは確か1990年代頃だったな……。
戦後間もない時代から来たお嬢様に【ハロウィーン】の知識があるだけでも凄いな。
ましてやあやふやになるのも無理は無いことか。
となると、お嬢様が俺を博学だというのにも納得がいくな。
俺の時代ではインターネットなんかを使えば一発で知識を手に入れられるし、お嬢様が居た時代では手に入れられなかった本なんかも簡単に手に入れられる。
改めて俺とお嬢様が違う世界線から来たのが分かるな。
「……そう、十六夜君はもう少し未来から来たのね……。
……私が居た所は本当につまらなかったわ。
【人心を操る力】なんてモノを持って産まれたせいで……【隔離】のような形で寮制の学校に閉じ込められていたもの……」
そう語るお嬢様には哀愁漂う雰囲気があった。
閉じ込められていた……か。
本当につまらない人生にさせられていたのだろう。
お嬢様は知識なんかに貪欲なのが良く分かる。
それも、お嬢様が歩んで……いや、歩まされて来た人生のせいなのだろう。
「……そうか……」
「もし、あの手紙が無ければ私は逃げ出すつもりだったわ」
無理したようなおどけた笑顔。
お嬢様にしてはらしくないモノだ。
「……私、【箱庭】に来て本当に良かった。
こんな素敵な事に出逢えたんですもの!
それに素敵な友達にも出逢えたわ」
くるり、くるり、くるり、とその場でステップを踏むお嬢様。
先程までの哀愁漂う雰囲気は払拭され今はいつも通りに戻っている。
ニコリと笑みを浮かべたお嬢様。
ヤハハ!その友達に俺は入ってるんだかね。
「時にお嬢様?
【ハロウィーン】は元々【収穫祭】だってことは知ってるか?」
「えっ?」
「その他にも【死者の祭典】とも呼ばれているが、今は関係無いな。
今は【ハロウィーン】は【収穫祭】だと分かってくれれば良いんだが……大丈夫か?お嬢様」
瞬きしながら、お嬢様は首をコクリと縦に振った。
「なら、話を続けるぞ?
【ノーネーム】の裏手には夜鶴の復活させた莫大な農地が広がっている。
ここに作物を植えて育てて行けばコミュニティも大助かりって訳だ」
「え、えぇ。確かにそうね……」
お嬢様は未だに分かって居ないようだから、俺は話の核を口にする。
「でだ、その作物を育てていき、いつかは――
――『
っていう提案なんだが……いかがかな?お嬢様」
「私達の……コミュニティで?
……つまりは【ハロウィーン】の【ギフトゲーム】を行うって事?」
「ああ。
箱庭で過ごす以上、【
お嬢様はその言葉を聞くと、瞳を輝かせながら両手を合わせ嬉しそうに口を開いた。
「えぇ!えぇ!とても素晴らしい提案だわ!
それならコミュニティも助かるし、とても楽しそうだもの!」
「だろ?じゃあ俺達が最初に【主催者】をする【ギフトゲーム】は【ハロウィーン】で予約して おこうぜ。
あと、どんな【アレンジ】をするかも考えておかねぇとな」
頬を緩ませ、はにかみながら笑うお嬢様を見ていると暖かい気持ちが湧き、自然に微笑が溢れた。
「では、黒ウサギも案を出させて頂きますね?」
「おう、勿論だぜ。
それより黒ウサギ、夜鶴たちは見つかったのか?」
「私たちよりも早くに逃げていたようだけど……」
「いえ、まだ見つけておりません。
今から探さないといけませんので御二人様にも手伝って頂きたいのです。
だから……黒ウサギニオトナシク捕マッテクダサイマスヨネェ……?」
「「だが、断る!!!!!」」
壮絶なまでに黒い笑みを浮かべる黒ウサギに即答で拒否を表す俺とお嬢様。
それにしてもいきなり現れて会話に参加するとか器用な奴にも程がある。
俺とお嬢様はそれぞれ反対方向に走り出したが、お嬢様は待機していたレティシアに捕まったようだ。
「十六夜君!簡単に捕まったら許さないわ よ!」
「了解!任せとけお嬢様!」
お嬢様の声援を背に黒ウサギとの鬼ごっこが再開された。
つか、夜鶴と春日部は何処に行ったんだよ!!
さて……なんだかやってしまった感がありますが……おそらく気のせいでしょう。
それにしても音楽って良いですよね♪
私はギターを少しだけ弾けますが、やはり憧れるのは弾き語り……。
歌に気を取られて所々失敗するんですよね……。
さて、気をとりなおして、
夜叉猫の料理話~♪
もう、コーナーのようなモノになりましたが、私が料理好きなので仕方がありません!!
さてさて、昨日は給食に影響されて肉じゃがを作ってみましたが、やはり良いですね和食♪
和食に限りませんが日本の料理って良いですよね~♪
和菓子とかも私は大好きですよ~♪
お饅頭とお茶でほっこりしていると婆臭いなんて言われますが気にしません!!
では、また次の更新をお楽しみ下さいませ♪
感想などお待ちしています♪