誠「真面目にやってください…ネタ帳を読んでちゃんと定期的に更新してくださいよ…」
えっ…やだ!それとここからは暫く『誠』はでないと思うよ?人格の『刃』が主役?だからね
誠「…嘘、ですよね?」
あー…我慢してね?
誠「僕の出番ーーーーッ!!」
漂着
ここはどこなんだろうか…
何の音もしない。
目をあけてみても何もウツらない…
真っ暗だ…
僕はただ暗闇の中に浮いている。
…僕って誰だっけ?
『炎城寺誠。恐怖のノアを宿すもの』
なぜか返事が返ってきた。
それにしても…うん…ごめん。さすがに自分の名と存在くらいは把握してるよ…。
それにしても…ここは死後の世界?
『否、ここは精神世界』
あの学校と同じ!?
『否、アレは他者から作られし保護の領域。ここは己の精神世界。』
あれって…保護の領域なのか?
まぁ…死んでないなら別にいいか…
ところで誰からの保護?
『保護を授けし者は自分で探すがいい。それに…そろそろ…起きたほうがいいな…』
へっ?
『どうやら新たな道が作られたようだな。お前を守りし者が道を作った。さぁ立ち止まっていないで進むがいい。』
道?
僕は周りを見渡す…。
『それと、擬似のものはいらんだろう?』
…あぁ、なるほどね。たしかに…いらないね…僕はやっと…
『これで…別れだな』
そうだね…
僕はゆっくりと光の方向へと進んだ。
………潮の香りがする…。
どれくらい時間が経っただろうか?
身体が水に浸かっている感じがする。
「……」
僕はそっと目を開けてみた。
「…また、かよ…」
僕は海に好かれているのかッ!?
なんで…“遭難”してんだよ!いや“漂流”か?
漂着して目覚めるまでに鮫に喰われなかったのが奇跡に思えるんだが…。まぁ…今回のマシなところはすでにどこかの島にいるってところかな?
「はぁ…」
僕はゆっくりと立ち上がり服を絞る。
「日野本刃…かな?今の姿は…」
=男。
「まぁ…べつに慣れれば何とかなるか」
はぁ…海水に長く浸かっていたせいか…体が重い。
「…服が磯くせぇし…」
だいたいあれから何日くらいたったんだ?
僕はとりあえず浜辺から離れる。
きっと近くに民家かなんか在るだろう…。
…それにしても…霧が出てきたな?
「…濃過ぎ…」
霧出たのって…さっきだよな?
何でこんなに早く目の前すら見えなくなってるんだよ!!
『ヌシはどこえゆくつもりじゃ?』
声…?
『その先は崖しかないのだがのぉ』
上ッ!!
「ほぅ…気配を探るか…」
何もない所に…狐!?
「そう警戒なさんな…ワシの名前は八宝じゃぁ…今降りるから少し…待っててのぉ…」
八宝と名乗る狐はゆっくりと…爪を立てながら降りてくる。
やけに降りるの遅くね?
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫じゃ…」
震えてますけど…
「本当に…大丈夫か?」
「大丈夫だと言うとろうに!!」
全然降りれてないし…
「…怖いのぉ…やっぱり…助けて…くれんか?」
「はぁ…」
やっぱり…かぁ…
刃「ところでよ?」
ん?
刃「なんで…急に前書きと後書きにおれらを登場させたんだ?」
えっ…?
刃「…どうなんだ?」
ネタがないから…だよ?
誠「僕の出番ーーーーッ!!」
刃「…お前しんでるだろ?大人しくおれに出番を譲ってろ」
『誠』と『刃』は同じ存在だぞ?
誠、刃「「そうだった…」」
喧嘩の意味ねぇ…