『ノーヒントですよ?どうせすぐにわかりますから』
「えっ…」
『試しに自分自身に宿るノアと戦って下さい。イノセンスが適合してしまったのでイライラしているので…でも、大丈夫です。どちらが勝っても死んだり消滅したりはしませんから安心してください。』
「真実の鏡って…戦闘可能何ですか?」
『真実の鏡は戦闘不可能ですよ?』
あっ…なんだろう。ムカつく…。
完全に挑発的なんですけど…コレ。
『アナタはまだ正しい能力を使っていない。正直…他の適合者よりイノセンスを使えていない。シンクロ率が100%以上になっているのに…。真実の鏡は心鏡の仮の姿というよりも真実の鏡は…』
ギィィ…
「マコト?精神世界で戦闘練習するのか?良いぜ…相手になってやるよ!!」
ゼロは鎖をちらつかせながら近づいてくる。
「ちょ…まだやるなんて…ッ」
ジャラッ!!
「クッ!」
ゼロは鎖を操りマコトに攻撃したがギリギリ避けた。
「早く武器を構えろよ…!ワクワクしてしかたねぇんだよ!!」
ジャラッ…。
「このッ戦闘狂ガァ!!」
ガンッ
マコトは近くにある机を投げて鎖の攻撃を防ぐ。
『…いや、君も変わらなくみえるよ?いきなり襲われて笑顔で机投げたんだからさ…?イノセンス使う気あんのかな?話し途中で終わったし?』
「ッ!!」
ガギィン!!
ドガッ!!
マコトは話を聞いていないようだ。
『…これ?自動で発動しないとダメ?』
「まだまだっ!!」
「オラオラオラオラ!!余所見すんナァ!!」
「うっ…らぁ!!」
「まだまだいくぞ!」
「うぁッ!!」
ドガンッ!
『なんだこれ…。教室が…この教室だけ…』
マコトは今、壁に衝突したはずなのに立ち上がりまた笑顔ゼロとで殴り合っている…。
正しくはマコトはゼロの鎖を避けながらゼロに近づき素手で攻撃してたまに鎖が当たりそうなときは体を捻りその勢いで鎖を蹴飛ばしている。
こんな事になっていれば…壁をぶち壊
てしまいそうなんだが…机や椅子も転がっているだけで壊れていない。
『楽しそうだね?お二人さん…疲れないのかな…』
「まだまだぁ!!」
ギイイイン!!
「鎖多いよ!!仕方ない!真実の鏡 発動!!」
マコトは真実の鏡で鎖を弾いたが弾かれた鎖の他に後ろから別の鎖がマコトを襲う。
『ちょッ!!危ない!』
真実の鏡は突然姿を変え、マコトを守った。
『心鏡…発動です。』
「服…変わってますけど?」
今のマコトの服装は…前世でよく着させられていた、腰にピンクの大きなリボンのある薄い水色のフリフリメイド服(膝上)だ。
ついでに今靴をなぜか履いていないで裸足だ。
「これは…僕への嫌味なんですか…」
『アナタの精神に一番近い服です』
「僕がロリだとでもいいたいのですか!?」
『実際…身体がそうでしょ!』
「やっと発動させたかここれで戦闘練習(イノセンスの破壊)が本気でできるな…。いくぞ!」
『マコト!』
「クッ…」
マコトはゼロの攻撃を受け止めた。
「だいぶ…マシになったな…。イノセンスを発動させなくても強かったが…ではこれならどうだ!」
ゼロは鎖を操りマコトを襲わせる。
これはさっきと同じ気がするが鎖の先端には刃が出現している。
「本数も多くなってるし…教室からでるしか…」
「オラオラ!!考えごとなんてしている暇なんてあんのか!?余裕だなぁ!!」
「くっ!!」
バリンッ!
マコトは窓からグラウンドに逃げる。
だが…マコトは格好をつけたように窓ガラスを割り飛び出したようだが…ここは一階なので…。
「カッコわりぃ…」
「………ウッサイ。」
グサッ
「いッ!」
マコトの足の裏にガラスの破片が刺さったようだ。
「だせェな…」
『(笑)』
マコトはいまだにガラスの破片の影響で立ち上がれない。
「今度は靴を履きます。裸足では戦わないようにします。」
「そうしろ…。イノセンス…いつまで笑ってんだ?」
『だって…ダサすぎんだもん(笑)』
「お前それが素だろ…」
『アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ』
「「笑いすぎ!!」」
アドバイスください。