縁結びの神の恋~ノラガミ   作:マニック

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文章が下手ですが、お手柔らかに批判してください笑



その男、イズモガミ

遠い昔、一人の女の子が小さな社の神に願った。

 

「どうか、あの人とずっと一緒にいられますように」

 

神は願いを聞き届けなければ、存在が消えてしまう。

 

だから、その神は願いを聞き届ける。

 

何十年、何百年と二人の縁が消えないように。

 

そういうことをしているウチに、神の名前は全国に轟きはじめる。

 

その神の名は 「イズモガミ」

 

 

 

 

 

そして現代

 

ある男の子が、真夜中にイズモガミに願う

 

男「あの子と付き合えますように、、、」

 

イ「その願いしかと聞いたぞ}

 

男「!?」

 

その瞬間、風が舞い 木々が揺れ 1人の男が現れる。

 

 

 

イ「すべての人にご縁があらんことを」

 

 

 

 

 

男「あ、あなたはだれですか!」

 

男は酷く動揺しているようだ

それもそうだろう。なにもないところからいきなり人が現れたのだから。

 

イ「俺はイズモガミ。君らが縁結びの神と呼んでいる存在さ」

イズモガミはじつにヒョウヒョウと名乗る。

 

男「イ、イズモガミ。。。?神様?」

 

男は信じられない様子を終始続けていた

 

イ「ああ、そうさ!本当はみんなの願いをすべて叶えたいんだけどね。

      俺は1人しかいないから。だから、君は幸運だよ」

 

 

イズモガミは少し悲しそうな顔でそう言った。

 

イ「で、君の願いはさっきから君の心に何度も出てくる女の子と縁を結ぶことかな?」

 

イズモガミは少し、目を細め男を見てそう言った。

 

 

男「こ、心?心が見えるんですか?

  神様には心がみえるんですか!?」

 

男は信じられないという顔でイズモガミを見た

 

イズモガミ「見えるよ。きれいな心も醜い心も。

      俺には、人の全てが見える。」

 

イズモガミはまた、悲しそうな顔した

 

イズモガミ「だから、君がね。

      とっても心が綺麗な人ってことが分かるんだ。

      君の願いは叶えるに値するって、俺には分かるんだ。」

 

イズモガミに、いや、初対面の人にこうも褒められて男は少々照れていた

 

男「あ、ありがとうございます。。。

  

  それで、、、どうやって願いを叶えるんですか?」

 

男は最も聞きたかったことを訪ねた

 

 

イズモガミ「ああ、縁を結ぶのさ

      彼女でね」

 

イズモガミが指し示す方向にはスーツを着た綺麗な女の人がたっていた。

 

イズモガミ「彼女の名前は、李愛(リナ)。

      俺の神器さ。」

 

そういうと、その李愛という女性はお辞儀をした。

それにつられ、男もあわててお辞儀をする。

 

李「イズモ!またあなたという人は勝手に自分の気分で願いを叶えるといって!

  この人のほかにもあなたに願っている人は何百万人もいるんですよ!?」

 

イズモガミは日本でもかなり有名な神である。本来なら一人の人間だけの願いを聞き入れているような神ではない。

 

しかし、、、

 

イ「いいんだよ!俺は気に入った人間の願いしか聞き入れない。

  昔からそうだろ?」

 

イズモガミはにっと笑った

 

李愛はあきらめたのか、ため息をついた

 

イズモガミ「よし、それじゃあ縁を結ぶからおまえ!ここにたて」

 

男はイズモガミに促されイズモガミの前にきた

 

イズモガミ「諱を握りて ここに留めん 仮名を以て 我が僕とす

      名は訓いて 器は愛に 我が名にて 神器となさん

 

 

      来い!李器!」

 

イズモガミがそう言った瞬間に李愛が日本刀となってイズモガミに握られていた。

その刀身があまりにも綺麗で男は見とれていた。

 

イズモガミ「あなたのご縁に祝福を」

 

そう言って、イズモガミは男の前の空間を切った。否結んだ。

 

イズモガミ「ほら、また明日からその好きな女にアタックしていきな

      そーしたら、いつかあのこはお前だけを見てくれる。」

 

男「はい!!」

 

おとこは晴れ晴れとした顔でその場を去った。

 

 

      

 

 

 

 


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