蒼き鋼のアルペジオ もう1人の大和   作:古手雅樹

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さらば横須賀

 

 

「白鯨にアンカー接続完了!」

 

「引き上げ開始!」

 

すぐに引き上げられ爆発を回避した白鯨

居住ブロックを大和の船底に固定させ大和が補給していた

補給ドックへ移動した、海水が無くなると乗務員達が降りてきてこっちに来た。

 

「有賀艦長!助けていただきありがとうございます!」

 

「かまわないさ。それより損害状況は?」

 

「居住ブロックさえ残っていれば後は予備パーツで白鯨は復活できます・・しかし

現状予備パーツが今はございません・・・」

 

「そうか、これではまずいなぁ・・」

 

「有賀艦長」

 

「っ!?上陰さん・・どうしてここに?」

 

「君にお願いがある」

 

「・・・なんでしょう」

 

「白鯨の乗務員を戦艦大和に乗せてほしい」

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

「・・・私は軍には入りませんよ?」

 

「かまわない」

 

上陰さんは即答する。

俺はしばらく考えた結果首を縦に振る事にした。

 

「・・・わかりました。」

 

「彼らをたのむよ」

 

「了解した。」

 

2人はかるい握手をした。

 

「大和、居住区をそのまま大和の船体の中へ

大和のCICと白鯨のブリッジへ回路接続」

 

『了解しました。』

 

「有賀艦長。」

 

「ん?」

 

「これからよろしくお願いします!」

 

駒城さんと響さんは敬礼をして

そのまま敬礼を返した。

 

「ああ、よろしく・・・さて、あちらさんはどうなることやら・・」

 

401はそのまま横須賀を脱出し硫黄島へ向かっていた

こちらもすぐに追いつかなければならない

雅人は大和へ向けてヘッドセットを使い伝えた

 

「大和、発進準備。硫黄島へ向かう」

 

『了解、戦艦大和発進準備』

 

雅人達はすぐにCICに乗り込み

発進準備を開始する

 

「システムチェック」

 

「システムチェック!」

「動力部異常なし!」

「45口径46cm3連装砲塔:3基異常なし!」

「60口径15.5cm3連装砲塔:2基異常なし!」

「40口径12.7cm連装高角砲:12基異常なし!」

「25mm3連装機銃:52基異常なし!」

「25mm単装機銃:6基異常なし!」

「13mm連装機銃:2基異常なし!」

「両舷多目的VLSミサイル:前80基、後ろ64基異常なし!」

「艦底部魚雷発射管:10基異常なし!」

「艦首超重砲専用発射口通称ハヤブサ:1基異常なし!」

「すべて実弾で装備完了!」

 

「システムオールグリン!発進準備完了」

 

「まさか白鯨のシステムでここまで出来るとは・・」

 

「注水開始」

 

「注水開始します」

 

ドック内に水がたまり始め

すぐに水が満杯になった。

これで普通に発進できるかと思いきや

雅人だからこうなる

 

「大和、そこのボタンを押してくれ」

 

「このボタンですか?」

 

「ああ」

 

大和は何も気にせずそのボタンを押した

するといきなりがBGM流れる

 

デンデンデンデレデッテレー

デケデデデケデケデーデー

 

「・・・まさか」

 

ジャーンジャカジャーンジャーン

ジャーンジャカジャンジャン

 

 

「サラバーチキュ」

 

スパァン!

 

「またですか!そのネタ好きですね!まじめにしてください!」

 

普通に発進できる訳なかった

雅人たちであった。

 

「わかったよ。ゲートオープン」

 

「ゲート開きます」

 

「前進微速 戦艦大和発進!」

 

「戦艦大和、発進します!」

 

ゆっくりとゲートから出発して硫黄島へむけて

航海を開始をした。

 

 

 


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