ソードアート・フェイト   作:おぐけい

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岸波白野は人助けをする

この岸波白野は結局の所、前にしか進めないのだろう。皆を死なせてしまったのに。だがサチに「ありがとう」と言われた。この一言で救われてしまった。あの一言があったからこそ前に進める。まだ前に進める。

このデスゲームは皆覚悟があって参加したわけではない。あの“■■■■”とは違い、負けたら死ぬ覚悟をして参加したわけではない。巻き込まれただけだ。みんな覚悟もなくデスゲームに参加させられた。だからみんな必死で、恐く、足掻いている。

でも、だからこそ、前に進もう。それしかできないから。その途中で死んでしまうかもしれない。でも何にもせずに立ち止まってしまうことは岸波白野にはできない。

 

 

第35層-迷いの森-

「お願いだよ……私を一人しないでよ……ピナ」

 私は頬から涙が落ちる。友達が死んでしまった。友達と言っても使い魔だ。人によっては「ただのデータだ」と言う人もいるだろう。でも私にとってはこのSAOでは唯一無二親友だった。この迷いの森は一分で東西南北の隣接しているエリアへの系列が変わってしまうため走って帰ってしまわなくてはならない。何故ここに一人でいるかと言うと先ほど組んでいたパーティと喧嘩してしまった。理由は些細なことだったが今はどうでもいい。

ここは私のレベルで言えば苦戦はしないはずだった。でも先ほどの戦闘では苦戦しなかったはずの、この迷いの森最強のモンスター“ドランクエイプ”が三体に苦戦した。一体HP減らしても他のドランクエイプにスイッチされ、またHPを減らしてまた別のドランクエイプにスイッチされてしまう。そしてその間にHPが回復されてしまう。これでは何をやっても、この三体のドランクエイプを倒せない。そしてどんどん私のHPが減って行った。あと三回攻撃を受けてしまったらHPゲージが0になってしまう。このSAOで死んでしまったら現実でも死んでしまう。そこから私の体は動かなくなってしまった。迫りくる攻撃にピナは私を庇って攻撃を受けてしまった。そしてどんどんHPが減ってしまい、最後にはHPが0になって消えてしまった。

これは罰なのだろうか?自分が特別だと思ったから。パーティメンバーと喧嘩して待ったから、ごめんなさい、ごめんなさい。誰か助けてください。

そう私が心の中で何度も言う。でも現実は違った。ドランクエイプは私に止めをさそう腕を振り上げた。

「ピナ……ごめんね」

 そう呟き、目を閉じる。……でも私の意識はなくならない。恐る恐る目を開くとドランクエイプはいなく、私の目の前にいたのは学生服を着た男の人だった。

 

 良かった、目の前の女の子のHPゲージは赤だったが、何とかギリギリで助けることができた。だけど、どうやら彼女の友達は助けることが出来なかった。

「ごめん、君の友達は助けることができなかった」

 自分がそう言うと彼女は持っていた短剣を落として目の前で泣きだしてしまった。

「ピナ……ピナ」

 彼女が泣き止むまで待とう。

 

「ごめん、助けてあげられなくて」

 自分は泣き止んで落ち着いた彼女に声をかけた。もう少し自分が早く来ることが出来れば助けられた。

「いえ……私がバカだったんです……助けてくれて、ありがとうございます」

 彼女は泣くのを我慢しながら、そう言った。

「……その羽に名前はついてない?」

 自分は最近発見されたことを思い出し彼女に尋ねた。彼女はすぐにアイテムの名前を確認した。

「ピナの……心」 

 彼女は泣きながら、そう答えた。それならばまだ何とかなる。

「なら、ピナは助かるよ」

「本当ですか!?」

 それを聞くと彼女は期待をしたようにこちらを向いた。多少希望を見つけたのか笑顔だった。

「うん、確か47層に思い出の丘って言うダンジョンでピナを復活できるアイテムを手に入れることができる……うん、それなら明日でいいかな?確か使い魔を亡くしたビーストテイマーが行かないとアイテムは手に入らないんだ」

 自分がそういうと不思議そうにこちらを見ていた。

「えっと……何でそこまでしてくれるんですか?」

「いや、困っているみたいだし……それに君の友達が復活できる可能性があるなら、助けるよ……それに似ているんだ。自分をお兄ちゃんと呼んでくれた彼女に」

 うん、彼女が似ているかはわからなかった。ただ目の前にいる彼女に自分の記憶の奥底にある幼い彼女を重ねただけかもしれない。

 

 

 

「お兄ちゃん?つまり妹さんですか?」

 私はふとそう目の前の男の人に言った。このSAOでは甘い話には裏があると思っているし、男の人は下心がありそうな人は避けていた。でも私を助けてくれた人からはそう言うのは感じなかった。

「いや、そう言うのではないんだ……でも……やっぱり似てないかな?」

 私を助けてくれた人は一瞬だけ悲しそうな顔をした。でも彼は優しい人だ。なら本当にピナを助けてくれるかもしれない。

「お願いします、私はシリカと言います」

 

 自分がやっぱり似てないなと思っていると、結論が出たのか彼女が口を開けた。

「お願いします、私はシリカと言います」

 そうシリカから言われると、手にして装備していなかったアイテムを彼女に渡すためメニューを開きトレードを申し込んだ。

「お金はいいよ……俺は岸波白野、よろしくシリカ」

 そういいシリカと握手をした。

 

 

 そうして迷いの森を出て35層の主街区に向かうとすぐにシリカは色んな人から声をかけられていた。

「シリカは人気者だね」

 自分がそうふとそう言うと

「いえ、みんなマスコット代わりに誘われているだけで……それなのに竜使いシリカなんて言われて」

 シリカはそう言う。とても悲しく、後悔も混じったような声で

「大丈夫、うん、きっとピナは大丈夫だから」

 自分がそう言うとシリカは笑顔になったような気がした。そうして歩いていると

二階建てのシリカの定宿と言う“風見鶏亭”についた。

「岸波さんのホームは何処に?」

「……うーん、今は50層かな。でも面倒だし……うん、ここに泊るよ」

 自分がそう言うとシリカはどこか嬉しそうに見えた。

「そうですか!ここのチーズケーキは結構いけますよ」

 何気ない会話をしていると横から四人のパーティで赤い髪をした女の人、情報の通りならこの人が……そしてどうやらシリカが森で話していた、森に入った時のパーティの一員かもしれない。

「あら、シリカじゃない?でも変ね、あのトカゲはどうしたのかしら」

 シリカはそう尋ねられて黙っていた。何も言えないのだろう

「……」

「あらら……これで回復しれもらえないわね、でも残念もうアイテムの分配は終わったの……」

「でも、ピナは……ピナは生き返ります!」

「うん、そうだ」

 自分の隣からシリカの言ったことに頷く

「あら、あなたもその子にたらしこまれたの?」 

 この女の人の声はあまり気にならなかった。気になったのはシリカが震えていた。

「行こう」

 そうシリカに声をかけて宿に向かった。

「精々頑張って思い出の丘に行ったら」

 後ろから聞こえた声を無視して宿に入った。

ここの宿は一階がレストランになっていて、シリカに席を取って貰い自分はフロントに行きチェックインをした。そしてシリカが座っている所に座りウェイターがいたので注文した。小さな希望をのせて

「すいません、激辛マーボはありますか?」

 自分は初めて入る店だったのでそう聞いた。このSAOは店ごとにメニューも違う。そのため、もしかしたらここには記憶の奥底にある、あの味を思い出させてくれる麻婆豆腐があるかもしれない

「すみません、うちには麻婆豆腐は扱っていません」

 やはりないか。麻婆豆腐はある店は上の層には存在している。だがあの辛さ、そうあの辛そうで辛くない、いやむしろ辛かったことを脳が認識しようとしてくれないくらいの辛さは再現されていない。あの味はここでは食べることができないのか。いや、もしかしたら、まだ見ぬ上の層にあるかもしれない。いやもしかしたら、もうどこかの店にはあるかもしれない。そう希望を持ちウェイターにシチューとシリカがおすすめしていたチーズケーキを頼んだ。

「何であんな酷いこと言えるかな」

シチューを食べ終わり、チーズケーキを待っている間にシリカはそう呟いた。

「それは……ここで長く居過ぎたからじゃないかな?」

「どういう意味ですか」

「ここでの暮らしが長くなると多分攻略をしないと行けないってこと忘れて、ここを現実だと受け入れて、奪い、殺し、貪り、そして忘れるなんだ。だから悪事や最悪人殺しをするプレイヤーが増えてきている……それに自分だって……助けられなかった、見殺しにしてしまったことも……」

 思い出してしまう。あの時のことを

「岸波さんはいい人です!私を助けてくれたもん!」

 シリカはそういい、身を乗り出し、自分の手を握った。

「ありがとう……自分も確かに人は奪い、殺し、貪り、そして忘れるものだと思っているけど……それだけじゃないってことも信じていたはずなんだ。うん、ありがとうシリカ大切なことを思いださせてくれて」

 シリカにそう言うと、シリカは慌てて顔が赤くなり、手を離した。まぁこの年代の子は異性の手を握るのは恥ずかしいか

「あれー、チーズケーキ遅いなー!すいません!チーズケーキまだですかー!?」

 

 そのあと部屋に戻って自室に入りしばらくすると、シリカと明日のことを話すのを忘れていたことを思い出してシリカの部屋に向かった。幸い起きていて、慌てて部屋から出てくれた。少し悪いことをしたと思いながらもシリカの部屋に入り、明日のことを説明しようとしたが、部屋の前に誰かが居ると気づきメッセージを送ることにした。そして部屋をゆっくり開けてみるともう誰もそこにはいなかった。

 

 そして次の日、朝一で47層に向かった。

「うわぁあ!すごい夢の国みたい!」

 47層につくと花壇があり、そこには多くの花が咲いていた。

「ここはフラワーガーデンとも言われていて、フロア全体に花が咲いているんだ」

 そう話すとシリカは嬉しそうに花壇の方に行った。良かった嬉しそうだし、これでピナも復活すればもっと喜ぶだろう

「あ、あの岸波さん早く行きましょう!!」

 赤い顔をしながら、話かけてきた。そうか、周りはカップルだらけで恥ずかしいのか?

「わかった」

 頷いて、シリカとフィールドに向かった。

 

「あの、岸波さん昨日の続き聞いてもいいですか?」

フィールドを歩いていると、隣にいるシリカが話かけてきた

「現実のことを聞くのはマナー違反かもしれませんが……」

「うん、そうだね……でも自分には記憶が無いんだ……でも、シリカに似ているって最初は思ったその子は……」

 多分死んでいる。自分は何故かそう思った。

「あの、岸波さん……ごめんなさい」

「大丈夫だよ、シリカは謝る必要はないから……」

 自分は笑顔でそう言う

「覚えている限りだと、お兄ちゃんって言って、とても儚く、無邪気だったような気がする」

 そしてシリカには言わなかったが、その子はもう一人いた。そして最後に「ありがとう」と言われて消えたような気がする。

「なら、多分妹さんですよ、岸波さんの妹ですよ」

「そうかな……そうだったら良かったのにな……」

 そういい、モンスターが現れるまでシリカと何気ない会話をして先に進んだ。

 最初の方の戦闘ではシリカは不慣れで敵に捕まってしまっていたが、何回か戦闘を繰り返して行くたびに慣れてきたのか、どんどんモンスターを倒して行った。そうすると丘の頂上に着いた。着くとシリカが走りだして、頂上にある岩を見ると、シリカに反応したのか、一輪の白い花が咲いて行った。そして咲いてシリカがそれを手にする。

「これでピナは生き返るんですね!」

 嬉しそうに、安心したようにシリカは言い、自分の方を向いた。

「うん、でもこの辺強いモンスターがいるから、一回帰ってから蘇らそう」

「はい」

 自分の提案にシリカは嬉しそう、涙を目じりにためながらに頷いた。幸い帰り道は殆んどモンスターに遭遇しないで、順調だった。小川にかかる橋につくまでは

「そこで待ち伏せをしている人奴がいるだろう」

 シリカの肩を掴み、先に行かせないようにし、そう言った。元々はこのためにここに来たのだから。

「岸波さん?」

 シリカは不安そうにこちらを見ていた。そうして数秒後、昨日会った赤い髪をした女の人が木の影から姿を現した。

「ロザリアさん!?」

 シリカは目の前に現れたロザリアに反応した。彼女が何故ここにいるのか信じられないようだった。

「私のハイディングを見破るなんて、中々高い索敵スキルね、学生さん」

 自分を目にした後シリカの方を向いた。

「その様子だと、アイテムは手に入れたみたいねーおめでとう、シリカちゃん……じゃあそのアイテム渡しなさい」

「何を言っているんですか!?」

 シリカはやはり状況を掴めないようだった。

「そうはいかない……オレンジギルドには」

 自分がそう言うとロザリアは足を止めこちらを睨んだ。

「ロザリアさんがグリーンですよ!?」

 SAOでは盗み、殺人などの犯罪を行うと他のプレイヤーにもわかるようにプレイヤーの上にあるアイコンが緑からオレンジに変わる。

「多分、グリーンのプレイヤーが他のプレイヤーをおびき寄せてオレンジのメンバーが襲う……そうじゃないか?」

「ええ、その通りよ」

「それじゃあ、この二週間私達とパーティを組んでいたのは」

 状況がだんだん理解したのかシリカは驚愕したようにロザリアを見つめた。

「ええ、そうよ……戦力の確認って所かしらね。でも一番楽しみにしていたあんたが抜けて楽しみが減ったと思っていたら、レアアイテムを取りに行くって言うじゃない、でもそこまでわかっていて……もしかして本当にたらしこまれたのかしら?」

 ロザリアはこちらを向いている。

「いや、違う……シルバーフラグスってギルドを襲ったな」

「……ああ、あのけち臭いギルドね。大した仕事じゃなかったわ」

「リーダーだった男は何とか逃げ出して、ゲート広場で泣きながら、仇討をしてくれって叫んでいた……」

 本当はそうなのだ。仇討をする。それが当たり前だ。ケイタもそうしたかっただろう。でも彼はそうせず自殺を選んだ。何故この依頼を受けたのかは、定かではない

「なにマジになってんの?ここで殺したからって本当に死ぬわけって決まったわけじゃないでしょう?そんな証拠ないし、大体帰れるかわからないのに、正義とか笑わせるんじゃないよ、ガキが。私はあんたみたいのが嫌いなんだ」

 そういいながらロザリアから殺気を感じる。

「でも、あんた、その死に損ないから真に受けてくるんだから腕に自信はあるんでしょう……でも、この人数でその余裕を保てるかしら?」

 そう言うと隠れていたロザリアの仲間が次々と現れた。全員アイコンはオレンジで約10人くらいだ。

「シリカ……安心して」

 自分が不安そうにしているシリカに声をかける。シリカを巻き込んでしまってすまないと思っているし、傷つかないでほしいと思う。

「岸波さん!?」

「下がっていて」

 自分はそういい前に進む。

「雇い主は殺せとは言わなかった牢獄に入れてくれと、言っていた……」

 その気持ちはわからないだろう……

「抵抗しないなら、傷つけないって約束しよう……で、どうする?」

自分はゆっくりと装備していた片手剣を構えずに見つめている。

「岸波?」

「おい岸波って言えば、ソロプレイヤー最強の……黒制服の岸波じゃあ」

 敵の方では自分を知っているのかざわざわしている

「馬鹿か、攻略組ならこんな所にいるはずないじゃない……それに噂じゃあ、黒制服なんでしょ……あの餓鬼はどう見ても黒ではないじゃない。もし攻略組だとしてもこの人数相手に勝てるわけがないわ……行きなさい!」

 ロザリアがそう言うとオレンジの奴らが攻撃をしてきた。だが利かない。利いているが、それ以上に戦闘時回復の方が上回りダメージを受けても、このレベルの差だったらHPは減らない

 

いや、やっぱり利かないとわかっていても斬られるのは少し恐かった

「なんでHPが減らない!?」

 攻撃疲れたのかオレンジの奴らは攻撃の手を緩めた。

「これがレベルの差だ……あんたらは自分のHPを下げることはできない……」

「そんな無茶苦茶な」

「ふざけるな!あんたらだってその人数でレベルの低い奴らを襲っていたんだ!!ふざけるな!」

 自分でも不思議だった。こんなに怒鳴っているのはオレンジの奴らにではなく自分にも怒りを向けているんだと思う

「大人しくすれば……反撃はしない」

「私はグリーンだ!!もしあんたが攻撃すれば、あんたはオレンジになっちまう。それでもいいのか!?」

 自分は片手剣を構え、即座にロザリアの首筋に剣を当てた。

「もう一度言う……大人しくすれば反撃はしない」

 

 

 

 

 しばらくするとロザリアを含めたオレンジギルドは大人しくなり、この依頼の雇い主から貰った転移結晶で黒鉄宮の牢獄に転移させた。

 しかし、このために制服を変えたが思いのほか役に立って良かった。あと自分に似合ったことはしないほうがいいと思う。

その後自分とシリカは風見鶏亭につくまで黙って帰還した

「あの岸波さん」

「ごめんね、シリカ……恐い思いをさせてしまって」

 自分はそういいながら苦笑いをする。シリカを巻き込んでしまったし恐い思いをさせてしまった。

「いえ、岸波さんは前線に戻るんですよね?」

「うん、もう行かなきゃ……」

 自分は心配そうな

「シリカ……今度は現実で会おう……」

 自分はそう言う、でも自分はこのゲームをクリアできても現実世界に変えるかは想像できなかった。それは記憶が無いだけだと思いこんだ。

「はい、わかりました。きっと、きっとですよ」

 シリカは笑顔でうなずいた

「さ、ピナを蘇らせよ」

「あの岸波さん……ありがとうございました」

 

 

 

 

 

 

結局の所これは自己満足だった。彼が、必死に訴えている彼が、ケイタに見えた。ケイタにしたら自分はそうだったのだろう。だからこれは自己満足だった。でも「ありがとう」と言われた。シリカに、サチと同じように言われた。

だから自分がケイタの代わりを務めることはできないが彼等を死なせてしまったこと、この痛み、罪は自分が背負って行かなければならない。受け入れて進もう。

 

 

 

道があるのなら、自分はきっと歩いていける。

 




前の話でサチ以外が全滅したのは、多分キリトが自分のレベルを隠さなかったからと言って彼らが全滅するのを防げたのかと考えた結果












やっぱ全滅するんじゃねーのと思ったからです

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