逆行オイフェ   作:クワトロ体位

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第05話『夜勤オイフェ』

 

 グラン暦757年

 ヴェルダン王国

 エバンス城

 

 寡兵でありながら見事ヴェルダン侵略軍を打ち破ったシグルド軍。

 エバンス城を制圧した兵士達は皆口々にヴェルダン蛮族如き口ほどにも無いと気炎を上げ、勝利の美酒に酔いしれている。

 だが、シグルドら主だった者達は、素直にその勝利の美酒に酔いしれる事が出来なかった。

 オイフェが事前に予想していた通り、エバンス城にエーディン公女の姿は無く。

 依然として、ヴェルダンとの戦は継続することとなる。

 

 エバンス城占領後、バーハラより遣わされた使者により正式に“王国聖騎士”として叙勲されたシグルド。

 同時に、使者はアズムール王の勅命も携えていた。

 

 “神聖なる盟約を破棄した、不遜なるヴェルダン王国を征伐すべし”

 

「シアルフィ公爵家が長子、シグルド・バルドス・シアルフィ。アズムール陛下の御勅命、謹んで拝命いたします」

 

 一地方での武力紛争が国家間の戦争にまで発展した瞬間、そして聖騎士誕生の瞬間であった。

 

 

 攻城戦の片付けがある程度終わり、夜の帳が下りるエバンス城。その大食堂。

 現在、大食堂ではユングヴィ奪還、エバンス城制圧、そしてシグルドが王国聖騎士に叙勲されたことによる祝宴会が行われていた。

 といっても、占領したばかりの敵勢力地。エバンス城周辺の制圧は完全に果たされたとは言い難い状況であり、戦勝の宴というには些か慎ましいものとなっている。

 

 とはいえ、抜くべきところは抜き、明日への闘志へと変える術は、シグルド含め全員が備えている。

 エーディンの姿がエバンス城になかった事でひどく落胆していた弓騎士ミデェールも、この時ばかりは沈んだ表情を見せず。逆に、エーディン救出に魂を燃やしているかのように、用意された果実酒を一気に飲み干し、宴の空気を明るくさせていた。

 

 オイフェは若年という事もあり、酒ではなく果実を絞った水が用意されていた。だが、オイフェはそれを少しばかり口をつけた程度に済ませ、あとはシグルドの給仕を甲斐甲斐しく務めていた。

 嬉しそうに、そして生き生きとした様子でシグルドの給仕を務めるオイフェに、周囲は二名を除き微笑ましいものを見るかのように目を細めていた。

 

「……」

「……」

「お、なんだよノイッシュ、アレク。おめえら全然飲んでねえな。腹でも壊してんのか?」

 

 杯を片手に押し黙るノイッシュとアレクに、顔を赤らめたアーダンが呑気な調子でそう言った。

 それを無視する二人の騎士。黙って杯を傾ける二人の視線は、甲斐甲斐しくシグルドの世話をするオイフェに向けられていた。

 

「なんだか、オイフェはシグルド公子の女房みたいだな」

 

 そのようなオイフェに、僅かに顔を赤らめたドズルのいい男ことドズル公国公子レックスが、茶化すようにオイフェに声をかける。

 

「ハハ、言われてみれば確かに女房みたいだな。シグルド、良い嫁さんを持てたじゃないか」

 

 レックスに同調するように、同じく酒に酔ったレンスター王国王子キュアンが、顔を赤らめながらシグルドへそう言う。

 隣に座るキュアンの妻エスリンは、夫とレックスの軽口を嗜めるように口を開いた。

 

「キュアン、そんな言い草はオイフェに失礼よ。レックス公子もいい男なんだからイジメちゃだめよ」

「私は良いのか……」

 

 エスリンの説教じみた言葉を受け、キュアンといい男は二人揃って悪戯がバレた子供のように肩を竦める。オイフェだけを気遣い、実兄を無視するようなエスリンの口調を受け、シグルドまでがバツの悪そうな表情を浮かべる。

 それがなんとも名状し難いおかしみを見せ、場の空気を更に和ませていた。

 

「エスリンは手厳しいな……オイフェ、すまないな」

「い、いえ、私は大丈夫です」

 

 苦笑いを浮かべたシグルド。オイフェは酒を一滴も飲んでいなかったが、少々顔を上気させていた。

 

「そ、それに、私なんかじゃなくて、シグルド様はきっと素敵なご婦人と出会えます。ええ、間違いありませんとも」

「オイフェ、それは少し気が早いのでは」

「いいえ。きっと、素敵な出会いがあります」

 

 上気しつつも、そうはっきりと断言するオイフェ。

 世辞とは言い難い何か確信を持った言い様のオイフェ。シグルドは苦笑を浮かべつつ、自身を慕う少年の柔らかい髪をくしゃりと撫でていた。

 

「オイフェの予想は当たるからな。シグルド、ヴェルダン征伐のついでに嫁探しをしたらどうだ?」

「キュアン……」

「お前もそろそろいい歳だろう? 結婚はいいぞ。女房は身代の薬とも言うしな」

「あら。じゃあ私はあなたの薬ということになるのかしら?」

「もちろんだエスリン。良薬口に苦しとも言うが」

 

 キュアンの減らず口に、エスリンは思わず夫の肩をぺしりと叩く。だが、それでもキュアンの勢いは止まらない。

 

「そうだ、フィン。お前もオイフェに嫁探しを手伝ってもらったらどうだ?」

「えぇ!?」

 

 素っ頓狂な声を上げたのは、レンスターが誇る槍騎士団ランスリッターの若き才能、フィン。

 まさか自分にまで矛先を向けられるとは思ってなかったのか、上ずった声でキュアンに応えていた。

 レンスター主従に、オイフェはにこりと笑いながら口を開く。

 

「フィン殿にもきっと素敵な奥方が見つかりますよ。もしかしたら、アグストリアで出会えるかもしれませんね」

「アグストリア?」

「おお、そうかそうか。よかったなフィン。アグストリアの深窓の御令嬢を嫁に迎えられるそうだぞ」

「いや、オイフェはそこまで言ってないんですが……」

 

 困り果てるフィンに、一同は思わず笑い声を上げる。

 終始和やかな空気が、エバンス城の大食堂を包んでいた。

 

(深窓の御令嬢ではなく、金色の雌獅子ですけどね……)

 

 かつてのフィンの妻、ノディオン王家のわがまま姫の姿を思い浮かべながら、オイフェはそう心の中で呟いていた。

 

 

 

 


 

 深夜。

 オイフェは、大立ち回りを演じた政務室に一人籠もっていた。

 寝静まったシグルド達、寝ず番の警護兵にも気付かれぬよう、燭台の明かりを最低限に落としている。

 

「……神よ、感謝致します。再び、シグルド様に会わせてくれた事を」

 

 政務室に備えられた机の上で、オイフェは祈るように両手を組み、どこかにいるであろう神に対し感謝を捧げる。

 最初は、夢かと思った。

 だが、夢にしてはやけに生々しく。

 しばらくして、オイフェは己の“時”が巻き戻っていた事に気付く。

 

「……感謝、します」

 

 感謝を捧げ続けるオイフェ。そのあどけない瞳から、一筋の涙が流れる。

 求めてやまなかったシグルドの温もり。それを再び味あわせてくれた事。

 そして、悲劇を回避する為の、やり直しの機会を与えてくれた事。

 

 そして、何より──

 

「あ奴めを……アルヴィスめを、この手で殺せる機会を与えてくださった事に、感謝致します」

 

 涙を流す少年。しかし、少年らしからぬ怨念混じりの低い声で、そう呟く。

 燻ぶらせ続けた復讐の炎。

 それを思う存分仕果たせる機会を与えてくれたことを、オイフェは黒い感情を込めながら感謝を捧げ続けていた。

 

「……」

 

 しばらく祈りを捧げていたオイフェであるが、やがて机の上に二枚の地図を広げる。

 一枚はヴェルダン王国の地図。ジェノア、マーファ、そして王都ヴェルダンの詳細な情報が記載されている。

 これも、敵方の重要書類滅却を免れた貴重な情報だ。ヴェルダンを効率良く攻略する為に必要な物である。

 

 もう一枚は、ユグドラル大陸全土を俯瞰するように描かれた大地図。

 これからオイフェが持ち得る全ての知識、全ての知力を総動員した“悲劇回避”のシナリオを練る為に必要な物である。

 

「……」

 

 オイフェは黒い感情を滾らせながら、鋭い目つきで地図を睨む。

 エバンス城に至る前、宿敵と邂逅する事を失念していたオイフェ。溢れる殺意を漏らさぬよう、必死の思いで感情を殺していた。

 その後のエバンス城で、ヴェルダン軍残党にその黒い感情を思わずぶつけてしまったのも、オイフェにとって不覚であり。

 ノイッシュ達に“殺し”を見られたのは、昂ぶった感情をぶつける為とはいえ流石に迂闊すぎる振る舞いであった。

 

(いっその事、全てを話すか──いや)

 

 オイフェは己が経験したこれから起こる何もかもを、シグルド達へ打ち明けようかとも考えた。

 だが、直ぐに頭を振り、その発想を打ち消す。

 何もかもを打ち明けるには、今の状況はあまりにも危険であると認識していた。

 

(ロプトの手先が、どこに潜んでるとも分からぬ)

 

 現在進行系で大陸全土を覆う暗黒教団の影。

 各国の中枢に入り込み、邪神復活の野望を成就せんべく暗躍する暗黒司祭共。それを警戒したオイフェは、今はまだ打ち明ける時ではないと判断する。

 

「……ああ、くそ。神よ、何故もっと前に時を戻してくれなかったのですか」

 

 先程の感謝の念とは正反対に、今度は神への文句を垂れるオイフェ。

 ユグドラル大陸全土を巻き込んだ大謀略。

 それを成し遂げたロプト教団大司祭マンフロイ。かの大司祭がユグドラル大陸全土を俯瞰して練り上げた陰謀に、今のシグルド達で対抗するにはあまりにも無謀と言えた。

 

「もっと前に戻してくれれば、お祖父様のお力をお借りする事が出来たのに」

 

 オイフェは自身の祖父、スサール卿の姿を思い浮かべ、そう呟く。

 名軍師スサール。その経歴に見合う、その大智謀。

 その助けがあれば、マンフロイの陰謀にも十分に渡りあえるのに。

 

「お祖父様が生きていれば……」

 

 だがそのスサールは、グラン暦755年、ちょうど今から二年前に老衰により亡くなっている。

 スサールはシアルフィ家の縁戚でもあり、当主バイロンの指導役として若き日を共に過ごしている。そして、グランベル士官学校の教官を経て、アズムール王に直接仕えその補佐を務めていた。

 隠居した後でもその智謀が重宝され、グランベルの要人はスサールの知恵を借りるべくこぞって隠棲先を訪ねている。士官学校時代の教え子でもあるフリージ家当主、そしてグランベル宰相でもあるレプトールですら、時たまスサールの元へと訪ねていた。

 同様に士官学校の教え子でもあったドズル家当主ランゴバルトも、スサールの葬儀では号泣してその亡骸に縋り付いている。それ程、スサールの智謀と人徳は、政治の利害関係を超え、絶大な影響力を及ぼしていたのだ。

 

 つまるところ、スサールさえいればクルト王子を擁立するバイロン派と、クルト王子を廃嫡しようとする宰相レプトール派との政治闘争を仲裁し、挙国一致で暗黒教団の陰謀に立ち向かう事が出来たであろう。

 そう思い、オイフェは深い溜息をひとつ吐く。

 当然、ロプト……聖者マイラの血を引くアルヴィスの追放、少なくともロートリッターの指揮権、そして炎魔法ファラフレイムの所有資格は剥奪出来たとも。

 直接的な軍事力さえなければ、アルヴィスを殺害する事は不可能ではない。

 

「……」

 

 オイフェは再び頭を振ると、大陸地図へと視線を戻す。

 無いものをねだってもしょうがない。今は、己が持つ全てを用い、悲劇を回避する方策を立てるしかなかった。

 

「……敵ながら見事な計画だな」

 

 オイフェはマンフロイが立てた陰謀の全容を、その立場になって考える。

 リボーの族長によるダーナの虐殺、ヴェルダン王バトゥによるユングヴィ侵攻、アグストリア王シャガールによるアグストリア動乱。

 その全てを裏で操っていた暗黒司祭の執念にも似た大陰謀に、オイフェは思わず感嘆の声を漏らしていた。

 大陸全土を俯瞰した謀略、そして針の穴を通すような緻密な計略。これを計画出来うる人間は、ユグドラル全土を見渡しても、恐らくマンフロイだけだろう。

 

「だが、結局はアルヴィスさえいなければ、奴の計画は全て破綻する」

 

 マンフロイの陰謀の要。それは、かつてユグドラル大陸を暗黒の時代に陥れたロプト帝国、その皇族である聖者マイラの血を引くヴェルトマー家当主アルヴィスの存在。

 アルヴィスの母シギュンは、呪われた血を持つマイラの子孫。その血を近親交配により色濃くし、生み出された子を暗黒神ロプトウスの依代とする。

 そしてロプト帝国を復活させ、ユグドラル大陸を再び暗黒の時代へと戻す。

 それが、マンフロイの悲願であり、陰謀の最終目的であった。

 

 だが、言い換えればマイラの血を引くアルヴィスの存在がなければ、その野望を達成する事は不可能となる。

 

「ディアドラ様……」

 

 そして。

 オイフェは悲痛な表情を浮かべながら、ヴェルダン王国の地図に記された“精霊の森”を見つめる。

 かつて主君が愛した女性の名を呟きながら、自身の胸から湧き上がる様々な感情に囚われ、オイフェはみしりと拳を握りしめていた。

 

 シギュンの子、ディアドラ。アルヴィスと同じく、聖者マイラの血を引く娘。

 シギュンは隠れ住んでいた精霊の森の隠れ里を飛び出し、ヴェルトマー家前当主ヴィクトルに見初められアルヴィスを産んだ。

 だが、好色家であるヴィクトルはシギュン以外との女性と何度も関係を持ち、シギュンの心を荒ませる。

 それを憐れんだグランベル王国王子クルトがシギュンを慰め、いつしか二人は恋に落ち、関係を持ってしまう。ヴィクトルは二人に対し、怨念が籠もった遺書を残し、当てつけるようにして自ら命を絶った。

 

 悲痛な思いに囚われたシギュンは幼いアルヴィスを残しグランベルから姿を消す。

 精霊の森へと帰ったシギュンは、クルト王子との間に授かったディアドラを産み、そのまま静かに息を引き取っていた。

 

「……」

 

 思えばこれもマンフロイの計画の一環であったのかと想像したオイフェは、とてつもなく周到で巨大な敵を相手取るのだと再認識し、内なる闘志を燃やす。

 執念ならば、こちらも負けはしない。

 

 知恵比べだ。

 マンフロイ狂気の謀略と、オイフェ執念の計略。

 どちらが上か、決着を付けてやる。

 

「今度は……今度は、絶対に……!」

 

 グラン暦757年。

 運命の日ともいえる、シグルドとディアドラの出会い。

 呪われたマイラの血。そして、シギュンを想い、子を成さなかったクルト王子のただ一人の娘。

 それが、世に現れた時。

 そこから始まる、悲劇の物語。

 

 オイフェは血がにじむ程拳を握りしめる。

 今度こそは、今度こそはディアドラがロプト教団、そしてアルヴィスによって奪われぬよう、決死の覚悟を持って守り通す事を誓っていた。

 

 守る。守り通す。

 シグルド、ディアドラ。

 そしてセリスが、幸せな未来を迎えられるように。

 バーハラで散った、聖戦士達の運命を変える為に。

 

 オイフェは、その為に逆行したのだ。

 その為に、もう一度己の命を燃やす時が来たのだ。

 自身の命と引き換えても、それは絶対に成し遂げねばならない、オイフェ絶対の使命であり、絶対の宿命なのだ。

 

「……申し訳ありません、ユリア様」

 

 ふと、オイフェはアルヴィスとディアドラの子……セリスの異父妹である、ユリアの名を呟く。

 オイフェの悲願が果たされる。つまり、オイフェが目指す未来では、ユリアは生まれる事は無い。

 

「ふ、くふふ……」

 

 オイフェはまだ芽吹いてもいない命に謝罪する自分がひどくおかしなものに見え、自嘲めいた笑いをこぼす。

 全てを救う。しかし、それにより本来犠牲とならない者の命が必要である事が、オイフェの心を僅かに乱していた。

 

『私は、お父様の罪を償わなければなりません』

 

 生前、ユリアからそう告げられたオイフェ。

 その言葉通り、ユリアは聖戦の犠牲者達の冥福を祈る日々を過ごしていた。

 自身の幸せなど、全く望まぬその姿勢、その覚悟。

 それは、同じく自身の幸福を捨て、生涯グランベル、そしてセリスへと尽していたオイフェと同じ生き様。

 オイフェはある意味、ユリアに対し同志ともいえるシンパシーを感じていた。

 

「……」

 

 だが、オイフェは冷たい表情を浮かべると、ユリアの一切を己の心から消した。

 ユリアならわかってくれると、己に言い聞かせながら。

 

「……ヴェルダン攻略は、前と同じ。アイラ殿、エーディン様、デュー殿、ジャムカ殿……シャナンは、まだ当てには出来ぬか」

 

 ヴェルダンの地図を見る。ヴェルダン攻略は、前と同じようにすればいい。いや、前よりも状況は多少改善されている。

 以前と同じように仲間を増やし、戦力を拡充させるのは既定路線。それ以上に、戦力を増やす。

 ヴェルダン制圧後の事も考え、出来るなら早めに攻略を開始したい所だ。

 

 以前は、グランベルから派遣された役人……おそらくは、アルヴィスの息がかかった者達による占領統治が施行され、その生産力の恩恵をシグルドが十分に受けることは無く。

 元々のシアルフィ留守部隊、エバンス領で募兵した兵力、そしてマーファ領の一部を継ぐことが許されたジャムカ王子の手勢のみで、シグルドはハイラインとノディオンの紛争から始まるアグストリア動乱へと巻き込まれていった。

 

 それを、此度はもっとマシな形にしたい。

 アグストリア動乱の終局、シグルドを追討する為に派兵された大軍勢に対抗する為にも。

 ヴェルダンの国力を可能な限り、そして早急にシグルドの物としなければならない。

 

「ディアドラ様にも、早くお会いしたいしな……」

 

 昂ぶるディアドラへの想い。

 恋心とはまた違う、親愛の感情。

 生まれたばかりのセリスを抱くオイフェを、優しく包むように抱きしめてくれたディアドラの温もり。

 

 母とも姉とも思えた精霊の森の少女を求め、オイフェはその熱き血潮を燃やしていた。

 

 

 オイフェによる全てを守り、全ての恨みを晴らす為の計画は、朝日が登るまで続けられた。

 

 

 

 

 


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