逆行オイフェ   作:クワトロ体位

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第28話「虐待オイフェ」

 

「ほんとラインハルトって超薄情だと思わない? あの子将来絶対ヤクザみたいになるわ」

「はあ」

 

 相も変わらず実の無いお喋りを続けるティルテュ。

 懐かしさもありずっと聞き役に徹していたオイフェ。ちょっと辛くなってきたのもあるが、ティルテュの天然な明るさを見ていると不思議と辛さは和らいでおり。

 そして、聞き役に徹するのは、オイフェにとって手慣れた事でもあった。

 

 かつての前世ではその立場上ゆえに、解放軍の若者達からよく相談を受けていたオイフェ。

 解放軍内での立ち振舞いや、仲間同士の軋轢、そして色恋沙汰など、オイフェは子世代のほぼ全員から様々な悩みを打ち明けられ、センシティブな内容にも真摯に耳を傾けていた。

 シレジアの天馬騎士フィーなどは、恋人であるアーサーの事で良く相談に訪れており、相談事をする度に『わたしはもっと大人になりたいんです!』と可愛らしくオイフェへ助言をせがんでいた。

 

「はー。もっと素直であたしの言うこと全部聞いてくれる子がお付きにならないかなー。あ、ヴァンパあたりを今から仕込めば……」

「はあ」

「ま、ワガママなのはわかってるんだけどね。でも、そういう事もあるじゃん?」

「なるほど」

 

 どういう事があるのだろうと、オイフェは僅かに首をかしげる。

 しかし、この手の乙女の相談は、往々にして答えを求めることもなく、ただ話を聞いてもらいたいだけなのは十分承知している。

 オイフェはあくまで聞き役に徹するのみだった。

 

 ちなみに、フリージ公爵家では“お付き”と呼ばれる制度があり、これは有力家臣の子女が当主の子女に直接奉公するという、フリージ家の伝統的な近侍制度である。

 物心ついた時から当主子女へ仕える事で、精神的な繋がりを濃くし、普段から主従の絆を深めるといった意図があった。

 また、見込みがある家臣子女は、そのまま幼少の当主子女の傅役に就く事もあり、これにより互いに成長した主従は固い絆で結ばれ、フリージ家の結束を強める効果を発揮していた。

 イザーク遠征で公子ブルームに従い出征したグスタフ、ムハマドの両将軍も、幼少の時分は当主レプトールに付き弟のように可愛がられており、グスタフ将軍などはそのまま幼少のブルームの傅役にも就いている。

 

 ティルテュには前年までフリージ家の重臣であるシュナイダー家の長男、ラインハルトがお付きとなって奉公していたが、その利発さを買われテュルテュのお付きを外れ、ティルテュの姪でありトードの直系でもあるイシュタルの傅役に就任している。

 これはフリージ当主レプトールの意向が大いに反映されており、ラインハルトという優秀なお付きがいるにも関わらず、いつまでたってもフラフラしているジャジャ馬娘にいい加減堪忍袋の緒が切れたという事情があり。

 ジャジャ馬娘よりかは、将来有望なイシュタルに付かせた方がラインハルトの将来の為にも良い、という思惑もあった。

 

 ラインハルト本人としては、年上なのに色々と手のかかるティルテュの世話を途中で放棄したくないという妙な義務感もあった。

 だが、トード直系であるイシュタルの傅役という名誉、そして何よりその愛らしさを見て、ティルテュよりイシュタルへ生涯の忠誠を誓うようになる。

 

「でもラインハルトってなんだかんだで良い子なんだよねー……ケンプフのばかちんとは全然違うし」

「なるほど」

 

 オイフェ自身は、ラインハルトに関しては前回でも顔を合わせた事は無く、話でしかその存在を知らない。

 リーフ軍の前に立ちはだかった、“トードの再来”とまで謳われた一騎当千の武人。

 ラインハルトの武名は、イザークで挙兵したオイフェ達へも轟く程。そして、その武力はトールハンマーを持つイシュタルを除けば、フリージ家最強とまで評される程であった。

 

 しかし、ラインハルトはマンスター解放を目指すリーフ軍とトラキア大河で対峙し、その勇壮な生涯に幕を閉じる事となる。

 元々ラインハルトはイシュタルの右腕として武勇を奮っていたのだが、イシュタルとの主従としての親密さを闇の皇子ユリウスに妬まれ、ラインハルトはイシュタルから遠ざけられていた。

 それ故、グランベル本国ではなく北トラキアの地に追いやられていたという背景があったのだ。

 

 もし、この時ラインハルトがイシュタルから遠ざけられる事なく、そのままグランベル本国の防衛戦──バーハラでの戦いに参戦していたら。

 恐らく、解放軍はユリウスの──ロプトウスの邪悪な野望を打倒することは叶わなかったであろう。

 それ程、バーハラでの最終決戦は、互いの総力を尽くした熾烈な戦いであり、ギリギリでの勝利だったのだ。

 

 雷神の申し子イシュタル、最凶の天馬騎士メング三姉妹、古の魔戦士ロプト十二魔将、ロプトの大司教マンフロイ──そして、ロプトウスの化身であり、闇の皇子として帝国に君臨したユリウス。

 あの邪悪にして強大な敵の中に、音に聞くラインハルトまで加わっていたらと想像したオイフェは、今更ながら背筋に冷えた汗を滲ませていた。

 

「なんか顔色悪いけど大丈夫?」

「あ、いえ、大丈夫です。何でもありません」

「ほんとお? やっぱあのおっさんに何かされたんじゃ……」

「いえ、本当に何でもありません。ご心配には及びません」

「ほんとにほんとお? ちそちそとかいじられなかった?」

「本当に大丈夫ですから……ちそちそ?」

 

 心配そうにオイフェの下腹部へ視線を向けるティルテュだったが、言葉の節々に彼女が持つ生来の優しさが表れており。

 久方ぶりのティルテュとの会話は、聞き役に徹していても、オイフェにとって懐かしき日々を想起させる、優しい時間だった。

 

「そっか、アウグストおじさんが無理やりオイフェくんのちそを……」

「ティルテュ様、あの、ちそって」

「嫌がるオイフェくんだったが、そのちそはおじさんの虐待めいたテクで半びそになりやがてびそびそのちそちそに……」

「あの、ティルテュ様」

「虐待おじさん×美少年……ある!」

「ないですティルテュ様」

 

 美しく可憐なその外見とは真逆の汚く腐った世界へ旅立ってしまったティルテュとの会話も、オイフェにとって優しい時間なのだ。

 

「あ、ごめんね。エスニャがそういうの超好きだからさ、あたしもついドハマりしちゃって。あ、エスニャはあたしの妹でね、超可愛いんだけどちょっとアレな子でね」

「はあ……」

 

 しばらくして現世へと帰還を果たしたティルテュ。そして、その口からエスニャという名前が出た。

 そういえばエスニャ様はそういった男性同士の官能作品を嗜んでいたなと、オイフェは微妙にゲンナリしながら思い出しており。

 同時に、貴腐人エスニャの非業に塗れた生涯も思い出し、その表情を暗くさせた。

 

 エスニャもまた、運命に翻弄された悲劇の乙女。

 ティルテュの妹であるエスニャは、クロード神父に付き従いブラギの塔へ旅立った姉を心配し、追いかけるようにしてマディノへと至っている。

 そして、父レプトールの野心を見抜いていたエスニャは、気丈にもそのまま姉と共にシレジアへと落ち延びる事となる。

 

 それから起こる、あの悲劇。

 グラン歴761年に起きた、バーハラの悲劇。

 姉であるティルテュとは違い、エスニャはそのままフリージ家の者に捕らえられ軟禁されてしまう。

 当時のフリージ家は、アルヴィスにより前当主レプトールが謀反人の咎を課せられ、往時に比べその権勢を著しく失墜させていた。

 そのフリージ家の復権を目指し、レプトールの跡を継いだティルテュらの兄ブルームは、後のグランベル帝国皇帝であるアルヴィスの命に必死で従うようになる。

 

 バーハラの悲劇の数ヶ月後、ブルームは同じく帝国内での権力拡大を目指し、幼いスコピオを当主に据えたユングヴィ家と共に麾下の騎士団を率いシレジアへと侵攻。

 シレジア王国を滅亡させたブルームは、隠れ住んでいた妹ティルテュの拉致にも成功し、そのままフリージへと送る。

 フリージの姉妹は再会するも、そこに喜びは少なく。共に悲劇を慰め合うかのように、慎ましく痛ましい時を過ごしていた。

 

 しかし、グラン歴762年。

 トラキア大河の戦いで、レンスター王国がコノート王国の裏切りにあい、トラキア王国に大敗したこの年。

 ブルームは皇帝アルヴィスの命を受け、疲弊した北トラキア──マンスター地方へと侵攻を開始する。

 しかし、レンスターの主力騎士団、ランスリッターが壊滅しても尚、マンスター地方ではレンスターの同盟国、アルスター王国が健在だった。

 勝てぬ相手ではないが、ここでアルスター相手にいたずらに戦力を喪失しては、後に控えるトラキア王国との決戦で遅れを取るかもしれぬと考えたブルーム。

 そこでブルームが打った手は、政略婚によるアルスター王国懐柔策だった。

 

 グランベルとトラキアという二つの戦闘国家に挟まれたアルスター王国に、その政略婚を受け入れぬという選択肢はなく。

 こうして、マンスター同盟の崩壊と共に、フリージ姉妹は再び引き裂かれる事となる。独身であったエスニャはアルスター王家へ嫁ぐ事となったのだ。

 

 その後、アルスター王との間に娘を一人もうけたエスニャ。政略婚とはいえ、アルスター王から愛されていたエスニャは、それなりに穏やかな時を過ごしていた。

 だが、グラン歴765年、ブルームがアルスターを巡察した際に発生した暗殺未遂事件、そしてレンスター王家の遺児リーフを匿っていた責を問われ、アルスター王家は取り潰しとなり。

 

 エスニャはリーフ達と娘のミランダを逃した後、全ての責任を取るかのように、自らの手でその命を絶った。

 

「どうしたの? やっぱマジで具合悪いとか……」

「い、いえ。大丈夫です。本当に……」

 

 フリージの乙女達の非業の最期。

 そして、目の前のティルテュの最期。

 それは、エスニャと同じように、救いがたい哀しみに満ちた最期だった。

 

「……今度は、絶対に救いますから」

「ん? なんか言った?」

「いえ、なんでもないですよ。ティルテュ様」

「?」

 

 儚い笑顔を浮かべ、ティルテュに応えるオイフェ。

 キョトンとした表情を浮かべるティルテュ。彼女が()()()迎えた非業の死が、オイフェに痛ましい想いを抱かせる。

 それは、兄嫁であるヒルダに虐待を受け死亡するという、目を背けたくなるような哀しい最期だった。

 

 ブルー厶は叛逆者シグルドの一党とはいえ、実の妹達にはそれなりの愛情を示していた。

 妻であるヒルダがティルテュらに悪感情を持っているのも承知しており、その暴虐がエスカレートしないよう目を光らせていた。

 また、ブルー厶の息子であるイシュトー、娘であるイシュタルも、ティルテュ達にはよく懐いていたのもあり、夫の目を盗んで嫌がらせを仕掛けるヒルダをそれとなく嗜め、時には直接庇う事もあった。

 エスニャがアルスターへ嫁いだのも、このヒルダの悪意から遠ざける意味合いもあったのだ。

 

 だが、ブルー厶が北トラキア王国国王となり、フリージから本拠を移すと、イシュトーもまた父に従い北トラキアへと赴く事となり。

 イシュタルもユリウスへ直接仕えるべく、バーバラ王宮で暮らすようになり、ティルテュの盾となる“家族”はいなくなってしまう。

 ティルテュは叛逆者シグルドの元で積極的に戦い、そして皇帝アルヴィスの弟、アゼルと結ばれていたのもあり、その政治的立場も難しく。

 アルヴィス皇帝へ忖度したブルームの意向もあり、ティルテュはフリージから一歩も外に出ることは叶わず、一人フリージへ取り残される事になったのだ。

 

 そして、制止する者がいなくなったが故に、ティルテュへ向けたヒルダの度を越した虐待が始まるのは必然といえた。

 フリージに居残る家臣達は、誰一人ティルテュを助けようとはしなかった。

 下手に手を差し伸べれば、ヒルダからどのような制裁を加えられるかと恐れていたからだ。

 ティルテュを幼少の頃から知り、彼女に愛着を持つ家臣が皆ブルームと共に北トラキアへと赴任していたのも、ヒルダの加虐を増長させていた。

 

 ティルテュの娘、ティニーが語った陰惨な加虐の内容。

 それを仇であるヒルダの前で糾弾したティニーの、悲壮なまでの想い。

 悪態をつき、最期まで暴虐性を失わなかったヒルダへの嫌悪感と共に、オイフェはやりきれぬといった想いを抱いていた。

 

 

「ところで……さ。あの……話は、変わるんだけど」

 

 僅かに消沈するオイフェだったが、当のティルテュは己の非業の未来に感づくことはなく、そのまま会話を続ける。

 だが、それまでの喧しい口調とは打って変わり、ティルテュは何かを問いかけたいかのように、もじもじと口ごもらせている。

 オイフェは少々不審に思いつつも、「何でしょう?」と言葉を返した。

 

「あのさ、オイフェくん達……シグルド公子、じゃなくて、シグルド総督? のところにさ。あいつ……あいつら、いるんでしょ?」

「あいつら?」

 

 疑問を浮かべるオイフェに、ティルテュは勢いよく言葉を続けた。

 

「あいつらよ! 百枚めくりのレックスに、あいつ! 子猿のアゼル!」

 

 可憐な怒りを滲ませながら、ドズルとヴェルトマーの貴公子の名を告げるティルテュ。

 しかしながら彼女が言い放った両公子の肩書きに覚えがなかったオイフェは、思わずその意味を問いかけた。

 

「確かにレックス公子とアゼル公子は我々の元におりますが……その、百枚めくりと子猿というのは?」

 

 オイフェの疑問に、ティルテュは口先を尖らせながら、両公子との赤裸々な思い出を語り始めた。

 

「あいつら子供の頃からの付き合いなんだけど、ほんと最っっ低だったの! レックスはスカートめくりの常習犯でイヤがるあたしのスカートをめくりまくってたし! なにが『今日中に百枚めくらないといけない(使命感)』よ! 思い出すとほんとムカつく!」

「はあ」

「アゼルはアゼルでレックス(ボス猿)に従うだけの子猿みたいなヤツだったし! 見てるだけでかよわいあたしを助けようともしなかったし!」

「はあ」

「ま、あたしはやられたらやり返すのをモットーにしているから、仕返しにアゼルのスボンを百回下ろしてやったけどね! ざまーみろって感じ!」

「はあ……あの、それならアゼル公子じゃなくてレックス公子のズボンを下ろすのが筋ではないでしょうか」

「だってレックスは自分から脱いじゃうし」

「自分から脱いでいくのか……」

 

 やや困惑を露わにしつつも、オイフェは三人が幼少の頃から良好な関係を築いていたのだなと、オイフェは感慨深げに三者の幼少時分を想像していた。

 

「アゼルを脱がしたと思ったらレックスも脱いでいたなんて……何かがおかしいと思ったわ」

「何もかもおかしいと思いますが」

 

 恐らくレックスはアゼルだけに恥をかかせまいと自ら下着をさらけ出していたのだろうと、オイフェは感慨深げにレックスの篤い友情の心に思いを馳せていた。

 

「とにかくあいつら、特にアゼルがシグルド総督に迷惑かけてないかなって思ってさ」

 

 ふと、オイフェは先程からテュルテュがやけにアゼルにこだわっているように見え、思わず微笑を浮かべる。

 幼馴染を心配するには、少々顔に朱が差しているティルテュの様子がひどくおかしく、微笑ましいものに見えたからだ。

 

「大丈夫です。お二人共属州総督領ではなくてはならないお方になっておりますよ」

「そ、そう……まあレックスはいい男だからいいけど、あのアゼルがね……」

 

 オイフェの言葉を受け、少しだけ複雑そうな表情を浮かべるティルテュ。

 おせっかいとは思いつつも、オイフェはティルテュへ含んだ笑味を浮かべながら言葉をかけた。

 

「ティルテュ様はアゼル公子が心配なんですね」

「は、はあ!? あたしがアゼルなんか心配するわけないじゃん! あくまでシグルド総督に迷惑かけてないかなって思っただけだし!!」

 

 面白いくらいに動揺を露わにするテュルテュ。

 言い訳をするように言葉をまくし立てる。

 

「あんなチビで頼りなくて女々しいヤツなんか心配しないわよ!」

「でも、ティルテュ様はアゼル公子が気になってしょうがないように見えますけど」

「はああ!?」

 

 ティルテュの様子がおかしくて、やや煽るように言葉を返すオイフェ。

 フリージの乙女は増々顔を赤く染めていった。

 

「あたしがアゼルなんかを気にするわけないでしょ! あたしは神父様みたいな大人で優しくて包容力のある人が好きなの! だれがアゼルなんか!」

 

 若干語るに落ちているところも、テュルテュが持つ天性の愛嬌なのだ。

 クスリと忍び笑いをひとつ漏らしたオイフェ。とはいえ、これ以上弄るのもかわいそうだし、何より現在のアゼルは未だユングヴィ公女、エーディンに懸想している身だ。

 変に煽り立て、彼らの関係がこじれてしまうのは忍びない。

 

「これは、失礼しました」

 

 ぷんぷんと頬を膨らませるティルテュを見て、オイフェは微笑を浮かべながら頭を下げる。

 同時に、できればアゼルとティルテュには、前世と同じような関係──同じように、男女の仲として結ばれてほしいとも思っていた。

 しかし、それを今生において再現出来るよう促すほど、オイフェは男女の情愛について手慣れているわけでもなく。

 もしかしたら、今生では彼らはそれぞれ別の相手を見つけてしまうかもしれない。

 だが、オイフェはアゼルにはティルテュ、ティルテュにはアゼルが、一番の“似合いの相手”とも思っている。

 

 パズルのピースが嵌るように、アゼルとティルテュが結ばれるのは、オイフェの中で極々自然な在り方なのだ。

 だから、今生でも、彼らが仲睦まじく……そして、あのような悲劇的な運命を迎える事なく、生涯を全うして欲しい。

 そのような想いを、オイフェは抱いていた。

 

「ほんと失礼しちゃうわ。そういうのマセガキっていうのよ、オイフェくん」

「いえ、そのようなつもりは」

「そんなんだからアウグストおじさんにちそをびそられるのよ」

「まだ続けるんですかその話……」

 

 アゼルとの関係性を前に、ティルテュの性的嗜好を矯正せねばならぬかと、密かに頭を抱えるオイフェ。

 世話の焼ける“親世代”とのとりとめのない会話は、血相を変えたアマルダに見つかるまで続けられていた。

 

 

 

 

 

 




※拙作の聖戦時空ではアミッドとリンダはいません。

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